北の国から2011(北野広大先生の故郷を訪ねて) 前編

 昨年の秋にリッターバイクに復活したO氏と3年振りに北の大地に繰り出しました。この北の国からシリーズもいい加減飽きてきてきたので、今回は敢えて王道コースを外して今まで訪れたことが無い所を中心に巡ってみました。サブタイトルの北野広大先生といえば、ドラマ「熱中時代」で水谷豊が演じる熱血教師ですが、その北野広大先生の故郷と言えば何と言っても「みねっこぉ〜」の礼文島でしょう!(本当は北野広大先生の故郷は小樽らしいのだが、細かいことはこの際目をつぶって)ということで初めての利尻・礼文に繰り出します!
 ボクの先生はぁ〜♪ フィーバー 嵐を巻き起こすぅ〜♪ フィーバー どんな時だぁって〜♪ 口笛を吹いてぇ〜く〜じけないオトコぉ〜♪



8/23(火)AM9:30 新潟港 【画像下左】
 行きのフェリーは毎度の新潟→小樽便です。北海道行きを決めたのが7月中旬と遅かったものの、シーズン終盤で週末便じゃなかったので余裕で確保することができました。高速料金上限1000円は無くなったけど、深夜割引を使えば半額だし、ガス代と高速代を差し引いても大笑い便(大洗便)よりも全然お得です。でもO氏とのツーリングは何で初日に雨に降られるかなぁ〜(泣)
マリンガール 【画像上右】
 いやぁ〜船旅はいい! ひげ男爵のようにビールで旅の始まりを乾杯します。「ルネッサ〜ンス!」でも雨が降っているので甲板での宴会は程々にして、お約束の制服を着てマリンガールと記念撮影したりして過ごします。でも、船長というよりはキャプテンハーロックみたいな感じがしなくもないけどね(笑)


8/24(水) 小樽港 AM4:30 【画像下左】
 定刻通りに早朝4時半に小樽港に入港しましたが、シーズン終盤で2003年ほどじゃないけどこの時期は結構寒いです。下船したら小樽運河をさらりと見学して、すき屋で朝定食(納豆と焼き鮭が最高!)を食べてオロロン街道で最北端を目指します。
小樽運河 AM5:00 【画像上右】 
 早朝は車も少なく快適に走れますが、小樽の街外れではナビから取り締まり警報が頻繁に発せられます。今回は巻き無しということで法定速度+αのペースですが、このガーミンのPOI機能は便利だなぁ〜(詳しくはNAVI参照)警報が発せられるとすぐに無線で前を走るO氏に報告します。



風車 AM9:30

 もう、全国各地に設置されて珍しくも何とも無くなった風力発電ですが、補助金が交付されることから全国各地に建設され、近年では景観や環境問題等の新たな課題も浮き彫りになっています。しかし、今回の震災で原子力発電の危険性について身をもって体感することになり、今後、太陽光発電と共に自然エネルギーとして見直されてきています。人間なんて身勝手な生き物だ・・・



にしん文化公園 AM9:30 【画像下左】
 留萌のおびら鰊番屋の向かいのにしん文化公園には、トワイライトアーチと間宮林蔵の銅像があります。その隣には終戦後の昭和20年8月22日に樺太(サハリン)からの引揚げ船が旧ソ連の潜水艦の攻撃を受けて多数の犠牲者を出した「三船遭難慰霊之碑」があり綺麗な花が飾られていました。
吉里吉里 AM10:00  【画像上右】
 羽幌にあるライダーご用達のカフェ&宿の吉里吉里で、1981年から訪れるライダーの写真を撮ってファイリングしています。昔はもっと小汚い建物(ジョニーのアルバム北海道編参照)だったのですが、綺麗にリニューアルされていました。時間があればファイルを見たかったのですが残念ながら定休日でした。



幌延ビジターセンター AM11:45 【画像上】
 サロベツ原野の幌延ビジターセンターの裏には長沼があります。てっきりパンケ沼かペンケ沼かと思ってたんだけど(苦笑) ビジターセンター前の道路を挟んで向かい側には展望台があり広大なサロベツ原野を見渡すことが出来て、今日は天気も良いので延々と続く草原に真っ青な空と白い雲のコントラストが美しいです。


Nのモニュメント PM12:15 【画像上】
 オトンルイ風力発電所から道道106号線を少し北上すると、街道沿いに北緯45度を示すNのモニュメントがあります・・・よってNのモニュメントだけにM字開脚!ってMじゃなくてNだって(汗) ちなみにこのショットは福井ナンバーのTWの青年に撮って貰いました(苦笑)


サロベツ湿原センター
 
 サロベツ湿原センターは移転して今年の4月にリニューアルオープンしたそうです。サロベツ近辺は食事をする場所が無いのでここで昼飯を摂ることにします。湿原センターの裏には泥炭を採掘する浚渫船なるものが展示してあり、O氏は禁欲生活から帰ったら速攻で浚渫船になると言ってました。(意味不明なんだけど)



稚内駅 PM2:30  【画像上】
 日本最北端の駅の稚内駅ですが、綺麗にリニューアルされていました。う〜ん 綺麗になったのはいいけど逆に味は無くなってしまったな・・・駅のリニューアルに併せて最北端の線路も短くされてしまったようです。



宗谷丘陵 PM3:30
 
 稚内市街にある最北端のホクレンで給油したら宗谷丘陵に向かいます。本当は、夕方のフェリーで礼文島へ渡る予定でしたが、サロベツ原野もゆっくり見たいし宗谷岬にも行きたいので、今日は礼文に渡るのは諦めて明日の朝一のフェリーで渡ることにします。宗谷丘陵から眺める海はとても綺麗です。



宗谷岬 PM4:00 【画像上】
 稚内から宗谷岬って近いようで結構距離があるんだよなぁ〜 往復すると観光も含めて2時間位かかります(汗) でもせっかく稚内まで来たなら宗谷岬は来ないとね(笑) 近くの土産物屋の外壁には北緯45度31分14秒と本日の日付が表示されています。




ノシャップ岬 PM6:20 

夕日が綺麗なことで有名なノシャップ岬は、岬近くの水族館にご丁寧に本日の日の入り時間が表示されています。岬には夕暮れ時ともなると夕日を見ようと大勢の人が集まっており、今日は快晴なので左手には利尻富士を望むことが出来ます。夕日の中を利尻島から稚内へと向かうフェリーが航行しており、まるで夕日に吸い込まれていくかのようです。



稚内ドーム PM8:15

 今日の宿泊地は稚内ドームです。ここはキャンプ場ではないので本来ならキャンプ禁止だとは思うのですが、黙認されているようで他にもテントを張っている方が何人もいました。O氏はガード下のホームレスになった気分になると嫌がっていましたが、明日は朝早いのでフェリー乗り場に近いということで渋々了承していました(笑)



8/25(木)ハートランドフェリー 【画像下】
 今朝は6時20分発のフェリーで礼文島に向かいますが、8時15分に礼文島に着くので昨日の最終フェリーで来ても行動時間はさほど変わりません。そのせいか船内は大勢のツアー客で溢れており、その殆どがお年寄りでALSOKに任せなくて大丈夫かぁ? ALSOK〜♪お爺ちゃんを見守りメールする〜♪ ALSOKのCMの吉田沙保里はヤバイ(汗)
香深港 AM8:30 【画像上右】
 港ではYH桃岩荘のヘルパー達の歓迎を受けます。裸足で「ギンギン ギラギラ 夕日が沈む〜♪」とか歌いながら踊っています(汗) 桃岩荘は北海道を代表する珍ユースホステルですが、この芸風は代々受け継がれているみたいです・・・まぁ、昭和の時代ならともかく現在では少々キモイ感じがするノリではありますが、熱烈なファンがいるようです(苦笑) 



久種湖 AM9:00 【画像上下】
 礼文島北部にある久種湖は利尻礼文サロベツ国立公園内にある淡水湖で、日本最北端にある湖だそうです。湖畔にある久種湖畔キャプ場はとても芝生が綺麗に整備された美しいキャンプ場で、もし礼文島でキャンプする機会があれば是非利用してみたいキャンプ場のひとつです。



廃校

 かつて久種湖畔にあった道場牧場は熱中時代(教師編)の舞台となった場所だそうである。しかし、悲しいかな過疎化のせいか島内では廃校となった学校が何校も見受けられました。もしかしたら、この中には「みねっこ」が学び、北野広大先生が教鞭をとった学校もあったのかもしれません。



スコトン岬 AM9:30 【画像下】
 礼文島の北の外れにあるスコトン岬(スポコン岬ではない)である。サロベツ原野を縦断して稚内に辿り着くと北の外れに来たことを実感するが、ここは本当に最果ての地に来た気分になる。そんな最果ての岬の断崖下には最果ての宿と思しき民宿がありました。しかし、もっと驚いたのは最果ての土産物屋のネーチャンが可愛かったことだ・・・あ〜もったいない!



 
高山植物

 礼文島は高山植物で有名ですが、シーズン終盤なので残念ながら殆ど見ることが出来ませんでした。通常、高山植物は標高の高い山に生育していますが、ここ礼文島は森林限界が低いために海抜0mで高山植物を観ることができます。確かに礼文島にはハゲ山のような丘が続いており、熱中時代のワンシーンを思い出します。


ゴロタ山 AM10:30 【画像上】
 スコトン岬の西側にあるゴロタ山に立ち寄ります。道幅が狭く車がすれ違えないような細い道が続いていますが、絶景ポイントのせいか観光バスも通ったりしています(汗) 礼文島はバイクで走る場所ではないとの先入観がありましたが、バイクでも十分楽しむことが出来きました。


ゴロタ岬 AM10:30 【画像上】
 ゴロタ山の向こう側にゴロタ岬があるようですが、残念ながら徒歩でしか行けないようです。このゴロタ岬のことを「天国に一番近い岬」なんて言う人もいるくらいですから、相当、綺麗な景色が広がっていると思われますので、機会があれば是非訪れてみたいと思います。



澄海岬 AM11:00 

澄海岬(スカイ岬)って名前が凄いな・・・もしかしてSKY岬とか?という名前に負けないくらい綺麗な場所で、湾内の海水は青く透き通って底まで見えます。この澄海岬まではスコトン岬からのハイキングコースが人気だそうで、これだけ綺麗だと歩きたくなる気持ちも理解できます。



桃岩 AM11:45 【画像上】
 島の南西部にある桃岩です。桃の形に似ているから桃岩というのだろうけど、管理人達には釣鐘オッ○イにしか見えなっかったけどね(苦笑) ここ桃岩猫台下の砂利道を海に向かって下って行くと、港で踊っていたヘルパーがいるキチガイ宿・・・いや失礼! ユースホステル桃岩荘があります。



地蔵岩 PM12:00 【画像上】
 桃岩猫台から海岸沿いに少し北上して元地海岸を通り過ぎると地蔵岩があります。縦に大きく割れた岩はヒワイな感じもしなくもないけどね(苦笑) 13:05発のフェリーで利尻島に渡らなければならないので軽〜く遠目から撮影してフェリー乗り場に戻ります。あ〜忙しない!



 利尻行きのフェリーでは朝の年寄りのツアー客とまた一緒になりました(汗) その年寄りから餌を貰いにウミネコが追いかけてきます。朝のフェリーで一緒だったチャリダーの方が礼文でデジカメを拾ったそうで「この画像の方を知らないか?」と聞かれました。ピンクの平塚ナンバーのアメリカンバイクに乗っている方で新潟→小樽便のフェリーで一緒だった方だと思うのですが、もしこのHPをご覧になって知っている方がいましたらご連絡お待ちしております!



ミルピス商店 PM2:00 【画像上】
 利尻島に上陸したら時計と反対周りに島を一周します。まずは利尻島の手作り乳酸飲料のミルピス商店へ おつまみはお約束のかっぱえびせんがサービス! でも二人でひとつしか出てきませんけど・・・ちなみにミルピスの味はというと名前から想像されるようにカルピスみたいな感じですが一本350円は高くねーかぁ?


沓形岬 PM14:30 【画像上】
 お次の立ち寄りスポットは沓形岬で、公園内には小振りですがキャンプ場も整備されています。今日は快晴ですが残念ながら利尻富士の頭には雲がかかっています。雲が無ければ利尻岳の山頂まで見えてきっと綺麗な利尻富士が見えることでしょう!


御崎公園 PM3:00 【画像上】
 ツーリングマップルによると御崎公園にはあざらしがいるそうです。てっきり野生のアザラシかと思いきや、海辺の柵の中で飼われていました・・・(苦笑) ここでまた年寄りのツアー客と一緒になったことから、管理人達の行程は利尻・礼文観光の王道コースみたいです(笑)


南浜湿原 PM3:30 

 南浜湿原は目の前の沼に利尻富士が逆さに映り大変綺麗です。駐車場が狭くバスが止められないにも関わらずツアー客が来ていたので人気のスポットみたいです。他にもオタトマリ沼や姫沼など湖面の向こう側に利尻富士が見える同じような絶景スポットはあるものの、天気が悪くて利尻富士が見えなければ何も見所がないのが利尻島とも言えます。よって天気が悪ければ礼文島のみって選択も有りかと思います。


稚内港 【画像下】
 17:10分発のフェリーで稚内に戻ります。利尻で泊まるツアーもあるみたいですが、朝のフェリーで一緒だったお年寄りも乗っています。一日で礼文・利尻観光って結構ハードだな〜(汗) 稚内港には18:50分着で、画像下右は本日の宿営地、稚内公園キャンプ場から見た明朝の朝焼けです。


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