北の国から2011(北野広大先生の故郷を訪ねて) 後編





8/26(金)トロッコ王国

 稚内から国道40号線で美深のトロッコ王国にやってきました。途中ゲリラ雷雨に遭うこともありましたが、なんとか始発のトロッコにギリ間に合うことが出来ました。乗り遅れると単線なので戻ってくるまで最長40分ほど待たなくてはなりません(汗) このトロッコ王国の楽しさは動画の方を観て頂いた方が伝わるかと思いますので、是非そちらを参照して下さい。

トロッコ王国動画

    往 路(Vol.1)        往 路(Vol.2)         復   路




母子里クリスタルパーク AM11:00 【画像上】
 幌加内町にある母子里クリスタルパークは日本の最寒記録−41.2℃を記念して造られた公園です。今日の気温は19.5℃で8月としては低めで、今回の北海道は寒暖の差が大きく(15℃〜30℃)ウェアの選択も迷いましたが、寒いのを我慢して走ることほど惨めなことはないですからパンチングレザージャケットの持参は見送りました。



幌加内交流プラザ
 
 幌加内町は蕎麦の生産量が日本一の町です。ということで幌加内交流プラザで蕎麦を食します。管理人は夏季限定の納豆キムチ蕎麦って(汗) ゲテモノっぽいけど意外とこの組み合わせは有りでしたよ! 食後は2階の鉄道資料館の見学で、ここは平成7年に廃線となった深名線について展示されています。



幸楽 PM4:30 【画像下左】
 芦別町の名物といえばガタタンラーメンでしょう!ということで幸楽さんで頂くことにします。ちなみに同じ名前でも泉ピン子や角野卓造、グルコサミンの中田喜子さんは居ません(爆) ガタタンラーメンはとろみの利いた塩味のラーメンで、画像では解り辛いですが幸楽さんのどんぶりは洗面器ほどもある大きさでした(汗)
ガタタンラーメン 【画像上右】
 今日は何度もゲリラ雷雨に遭い、食事が終わっても雨が上がらないことから芦別の泉ピン子(失礼!)さんが、「雨上がるまでゆっくりしていきなさい!」とアイスコーヒーをサービスで出してくれました。よって雨宿りして作戦会議です(笑) 結局、本日はハイランドふらの素泊まり5000円に決定!



8/26(土)トマムアルファリゾート」 AM6:00 【画像下】
 今日は朝4時に出発してトマムリゾートの雲海テラスに向かいます。しかし、早朝や日が暮れてからの走行は鹿に注意が必要で、昨夜の買出しでは10頭程の鹿が目の前を横断しており、今朝は飛び出してきた小鹿がO氏のZRXにぶつかりそうになっていました(怖) 管理人には当ったように見えたんだけどね(汗)
雲海テラス AM6:00 【画像上】
 トマムリゾートのゴンドラ乗り場は早朝にも関わらず大勢の人が並んでいました。乗り場案内によると今日は低い雲海が出ているそうな・・・とカップルと相乗りにてゴンドラで雲海テラスへ! 眼下には雲海が広がっていました(秀樹〜感激!) 高い雲海だと雲の上にまるでテラスが浮かんでいるように見えるそうで、そんな光景も是非見てみたいです。



保存鉄道施設

 かつての南大夕張駅跡地にはラッセル車と客車、夕三菱(鉱)バスが展示してありました。これらの展示物は長らく放置されていたようですが、三菱大夕張鉄道保存会が修復活動を行っているせいか大変良いコンディションが保たれていました。また、三笠鉄道記念館近くにはかつての幌内線の唐松駅も残されています。



三笠鉄道記念館
 
 う〜ん、やっぱこのキハ82系特急「おおぞら」は格好いいなぁ〜 6両編成だけどグリーン車や食堂車まで編成されているところが泣かせます。昔は特急や急行にも食堂車やビュッヘが連結されてたけど。今じゃ新幹線でさえ食堂車は無いもんなぁ〜 また塗装の状態も大変良いのですが、投石によりライトや窓ガラスが割れているのが残念でした(泣)


S-304

 三笠鉄道記念館では多くの車両が展示されているだけでなく本物の蒸気機関車も動態保存されています。車両は工場専用線で使われていたものでS-304というステンレスの材料みたいな名称です。ちなみに、日本で唯一本物のSLの運転体験が出来る施設だそうで、レンタルの機関士の制服を着た方々が熱心に説明を受けていました。)


食堂車 A11:30 【画像上】
 食堂車ではセルフサービスですが食事をすることが出来ます。カウンターで注文して席に戻ろうとすると、おばちゃんが1番と書かれた札を出して「これ持ってって〜」と・・・っていうか俺らしか客いないんだからいらないっしょ! その後、土曜日の昼時にも関わらず他に客が入って来ることはありませんでした(苦笑)


三笠トロッコ鉄道
 
 昨日、美深のトロッコ王国に行ってきましたが、せっかくなので三笠トロッコ鉄道にも乗ってみました。料金は運転者\1200で送迎のトゥクトゥクは別途\200が掛かります。正直言って内容的にも美深の方がお勧めです。ちなみに画像上右の管理人は進行方向の指差し確認しているのであって、ダンディ坂野のモノマネをしている訳ではありません ゲッツ!



札幌市時計台 PM2:00

 せっかくなので月並みですが3大がっかり観光地の札幌市時計台(高知のはりまや橋ほどじゃないけどね)を押さえることにします。しかし、札幌へ近づくにつれて車が多くなりペースが上がりません!しかも、朝と打って変わって気温は29℃・・・よって高速を使って時間短縮を図ります。こういう都会での走行ではナビは重宝するよなぁ〜 さて、肝心の時計台はというと・・・まぁ、話しのネタに一回見れば十分かな(苦笑)



レトロスペース坂会館 PM2:30 【画像下】
 今まで敢えて都会札幌には足を踏み入れることをしませんでしたが、今回、初めて札幌に繰り出して知る人ぞ知る札幌のB級スポット! レトロスペース坂会館を訪れてみることにしました。
リカちゃん人形 【画像上右】
 まず入口を入ると亀甲縛りのリカちゃん人形が多数並んでいます。当然、タカラからこのようなリカちゃん人形が発売されているはずもなく、館長が生身の女性に試す前に練習したものでしょうか? まぁ、本を見ながらいきなり試すっていうのも何だから相当練習を積んだんだろうなぁ〜


怪しい展示物(その1) 【画像下左】
 この医療器具らしいものはどこから仕入れてきたのでしょうか? その他にも注射器やら得体の知れないものが多数展示されており、怪しい館であることは間違いありません! しかも、初老の老人が「ゆっくり見て行って下さいな」と・・・もしかしてこの人が坂館長か?
怪しい展示物(その2) 【画像上右】
 このずらりと並べられたガスマスクの面体も超不気味です。その下の棚には江戸時代にでも使われていたような高枕が並んでおり、他にも昔ながらの金属製湯たんぽも大量に展示してありました。う〜む、ガラクタと言えばガラクタだし少々意味不明なものもあるけれど、全て坂館長の感性なのだろう・・・


ヌード 【画像上】
 有名女優のヌードも壁一面に貼られています・・・水沢アキや田中美佐子、亡くなられた大原麗子など う〜ん 今じゃ、おばさん(失礼!)女優ばっかりですが、若い頃の皆さんは大変お美しい・・・現代の若い子のヌードじゃないところに昔ながらのエロスを感じます。


下着コーナー

 階段下は下着コーナーとなっており、下着用のマネキンも多数展示されています。しかし、個人的には派手なハイレグっぽい下着より、両横が幅広の昔ながらの下着の方がレトロなエロスを感じると思うのだが・・・水着に関してはそのような古いタイプのものが展示してあったけどね(笑)


使いかけのシャンプー 【画像下左】
 何故か使いかけのシャンプ゚ーが多数並んでいます。う〜む この使いかけのシャンプーにエロスを感じるなんて流石は坂館長! しかし、あれだなぁ〜 このピンクのエメロンシャンプーには昭和の時代の湯上り女性を連想させるよなぁ〜 凡人には思いつかないエロスです。
 広大な北海道ですが何度も訪れていると同じ場所を巡り飽きてきたりしますが、探せばまだまだ知らない北海道があるもんですなぁ〜 個人のエロスを隠すことなく無料にて公開している坂館長には大変感銘いたしました。ということで割ビスケット100円を購入して帰ります。実はレトロスペース坂会館は札幌では有名な坂ビスケットの工場敷地内にあるんですよ〜!



羊が丘展望台 PM3:30 【画像上】
 札幌近郊の観光スポットである札幌ドーム近くの羊が丘展望台へ 土曜日なので観光客で溢れていますが羊がいるだけのただの公園です。なのに入園料\500って高くね? 見所はクラーク像くらいしかないんだけど・・・ということでお約束のポーズ「Bovs, be ambitious(少年よ大志を抱け)」で決めてみました。でも少年って歳じゃないんだけどね(苦笑)



ポロト自然休養林 【画像下左】
 道内最後の夜なので今夜は焼肉大会! しかし土曜日のせいか道内キャンパーで溢れています(汗) しかも、アメリカンスクールの生徒と思しき若者数十人が明方近くまで大騒ぎ! あまりに酷いので奴らが寝静まった明け方に奇襲攻撃してやろうかと思いました。ちっくしょ〜 憎っくき鬼畜米英どもめ〜 しかし、チキンなので真珠湾攻撃は中止してトラトラトラを打電することなく大人しく撤退します・・・耐えがたきを耐え・・忍びがたきを忍び・・・
ホタル生息地 【画像上右】
 ポロト自然休養林は綺麗な小川が流れるキャンプ場でホタルが生息していたりします。受付で聞いたところ「2〜3日前にはいたけどいるかなぁ〜」と言っていましたが、昨夜は最後の残党を見つけることが出来ました。観賞シーズンは7月中ということですからとてもラッキーです。画像でお伝えできないのは残念ですけどね(苦笑)



8/27(日) 地球岬&白鳥大橋 AM9:00 【画像下】
 今日は道内最終日で、ポロトコタンを見学してから室蘭に向かう予定でしたが、いつものように早起きしてしまったのでポロトコタンは後回しにして室蘭に向かいます。地球岬は霧で何も見えないことも多いのですが今日は快晴で遠く本州まで見渡せます。その後は白鳥大橋で洞爺湖方面へ



昭和新山&有珠山 AM10:30 【画像下】
 昭和新山は有珠山の側火山で赤い山肌が特徴的である。その向かいには駐車場を挟んで有珠山がありロープウェイで山頂まで行くことが出来ます。山頂からは眼下に昭和新山や洞爺湖を望むことが出来ますが、2000年の噴火では近隣住民や洞爺湖温泉街に多大な影響を及ぼしたことは記憶に新しい。



ポロト湖 PM2:00  【画像下】
 ポロト湖側から見たアイヌコタンで、ポロトとはアイヌの言葉で大きな沼という意味だそうです。湖畔のインフォメーションセンターではボートではなくカヌーの貸し出しも行っています。時間に余裕があれば管理人達もカヌーに乗ってみたかったんだけどなぁ〜


ポロトコタン
 
 ポロトコタンはアイヌ民族の歴史や文化を紹介する屋外博物館で、ヒグマなんかも飼育されています。入場料は大人\750なのでとても良心的な料金だと思います。たた、ポロトコタン手前の交差点では一時停止の取り締まりをしており、駐車場のおじさん曰く文句を言ったら、帰りの客をターゲットにしているので帰りは必ず止まって下さいとのことでした。行きに気付いてよかったなぁ〜O氏!


燻製 【画像下左】
 茅葺のチセ(家)の天井には鮭がぶら下げられており、煙で燻して保存食となる燻製を作るっているのだそうである。この天井にぶら下げられている鮭は全て本物で、踊りや唄の披露が終わると囲炉裏に薪をくべてここで燻製を作っているそうです。
唄と踊り 【画像上右】
 チセ(家)ではアイヌ文化の解説と唄と踊りが披露されています。でも唄を歌っているおばちゃん3人組みは、虫コナーズのCMのおばんちゃん3人組にそっくりだったのは笑ったけどね(笑) また、ムックリの音色はど根性ガエルのオープニングの歌っぽかったのには笑いました。ピョコ〜ン♪ ペタ〜ン♪ ピッタンコ〜♪



トラックドライバー専用エリア 【画像下】
 帰りのフェリーは苫小牧→大笑い便(大洗便)ですが、船室は何故かトラックドライバー専用エリアです・・・もしかしてガラの悪いライダーは一般客と隔離かぁ? とはいうもののトラックドライバーとは別エリアだし、ベットもシングルタイプでラッキーです。本来、カジュアルは2段ベットだかんね! 新日本海フェリー的に言うとS寝台ってやつです。
航路 【画像上右】
 船内では現在の航行場所をGPSモニターで確認することができます。う〜む この距離なら原発30km圏内に入ってるかも? 甲板からも山や陸地の大きな建物を視認することが出来るので震災直後なら完璧に被爆航路です(汗) ということでこの航路の安全性についてはノーコメントで!



編集後記

 北の国から2011(北野広大先生に故郷を訪ねて)は如何だったでしょうか? 今回は王道の修学旅行コースは敢えて外して、今まで訪れたことがない場所を中心に巡ってみました。来るたびに新しい発見がある北海道ですが、長いようで短い一週間の旅もあっという間に終わり、道内最終日になるともっと旅を続けていたいような、早く帰りたいような複雑な心境になります。きっと帰る家があり、待っている家族がいるから旅に出たくなるのかもしれない・・・うん、きっとそうに違いない。それは港があるから船が航海に出るのと少し似ている。そして母港に戻ればまたこの大海原に繰り出したくなる。次はどんな航海が待っているのだろう。







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