ジョニーのアルバム(北海道編)

 今回はジョニーのアルバムとして北海道編をご紹介してみたいと思います。以前、北海道今昔物語(OTHERS参照)で、近年の北海道の画像と1987年当時の画像を比較してみましたが、今回はその1987年の北海道ツーリングの様子を、北海道今昔物語で紹介していないところを中心に紹介してみたいと思います。勿論、この時が初めての北海道で大学3年の夏でした。中学の同級生とそいつの大学の級友の3人旅で、学生だったので2週間も北海道に滞在していました。その割にはあまり巡れてないんだけどね・・・それでは1987年夏の北海道にクルクルバビンチョ パペッピポ ヒヤヒヤドキッチョの モーグタン!(まんがはじめて物語なんだけどわかっかなぁ〜





7/27(月)出発当日 【画像下】
 
北海道出発当日です。当時は既にCOURSEの防水バックはありましたが、買えなかったので小学校の輪姦学校・・・じゃなくて林間学校で使用したリュックサックです。当然、防水性能なんて無いから雨が降るとゴミ袋被せて走ったっけ その様はまるでゴミ収集車のようだったけどね(苦笑)


大洗港 【画像下】
 
大洗港にはSRX600に乗る友達のサークルの先輩が見送りに来てくれました。その先輩は「二輪浪漫倶楽部」なるものを主宰しており、ステッカーをくれったっけ! 道中は我々3人を撮影してくれて、出港時には紙テープを投げたっけな・・・もちろん岸壁にいたのはその先輩一人だったけどね(苦笑)


集合写真 【画像下】
 
出港前には同じフェリーに乗るライダーを集めて記念撮影です! この頃は今と比べるとライダー同士の絆が強かったような気がします。この中のメンバーには道内で偶然同じ宿になったりした者もいました。みんな、これから始まる旅にワクワクする様子が窺えます。


7/28(火)2等船室 【画像下左】
 
船室は2等の雑魚寝ですが、暇なので隣にいた母子2組の子供(小学生2人)を捕まえて一緒にトランプしたり、メット被せてみたりして楽しかったなぁ〜 子供らには俺らライダーがどう映ったか分からないけど、2等の雑魚寝は知らない人との交流が楽しみでもあります!
甲板にて 【画像上右】
 
当時は既に成人してたけど、今みたいに酒飲みじゃなかったので甲板ではただの日光浴です。すっかり打ち解けたガキ共を勝手に連れまわして、ガキなのをいいことに売店行って「ラブラブ」(エロ本)買って来いとか言ってさぁ〜 もちろん本当に買いに行かせたりしてないけどね(笑)


ポロト湖 【画像上】
 
室蘭港に上陸して最初の夜は白老町のポロト湖でテントを張ります。フェリーで知り合った茨城の農協に勤めるAさんも一緒です。しかし、我々の他には誰もいないなんて一人じゃおっかなくてとても泊まれません! 翌朝やっとキャンプ場の全景が確認出来て小川が流れる綺麗なキャンプ場でした。


7/29(水)門別町役場 【画像上】
 
門別町役場に立ち寄り安全旗を戴きました。最近はあまり見かけないけど観光バスの正面に付けてあったり、沿道に掲げてあったりしたあの旗です。この旗を荷物の上に被せて道中知り合った方にマジックでサインやコメントを戴きました。おかげで注目度抜群で会話が弾み中々先に進めなかったなぁ〜


ケンタッキーファーム 【画像上】
 
フェリーで一緒だった茨城農協のAさんとは門別町役場で別れてケンタッキーファームにやってきました。園内ではパターゴルフを楽しんだりして、今はもう閉園して無くなっちゃったけどこの頃はとても活気がありました。ケンタッキーファームからは富良野を目指します。


平取町 【画像上】
 
富良野へ向かう途中の平取町にあったハヨピラ民芸です。ここはアイヌの古民家があり民族衣装を着せてくれたりして熊も飼っていました。店内の壁には訪れた人のサインやコメントで埋め尽くされており、親切な夫妻に泊まっていけと言われましたが、後日再び訪れることを約束して富良野に向かいました。画像右上はアイヌの楽器のムックリです。


7/30(木)富良野市役所 【画像下左】
 
富良野市役所でも安全旗を戴いて富良野で一泊するものの翌日はずっと雨・・・よって留萌にある友達の親父の知り合いの「共働学舎」という、知恵遅れの方が自給自足で共同生活しているトコに泊めてもらうことに・・・廃材で自ら建てたと思われる3階建ての家に風呂は沢の水を引いて・・・晩飯のおかずは葉っぱの上に出てきた凄いトコです。朝食の飲み物はヤギの乳だったな・・・
7/31(金)吉里吉里 【画像上右】
 
留萌からオロロン街道を北上して羽幌町の吉里吉里へ、ここはライダー大歓迎のカフェ&宿ですが1981年から訪れるライダーの写真をファイリングして残しています。ここに立ち寄り写真を撮って貰い、何十年後かにまた訪れるのも楽しいかと思います。確か当時は撮って貰わなかったよな・・・


金比羅岬 【画像上】
 
金比羅岬では飛行機で来たVTのおじさんと滋賀大の3人組と会話します。ここでカメラマンにポスター用の写真のモデルを頼まれてジャンケンで3名がモデルに・・・管理人は当然負けたけどね(悲)。この滋賀大の3人組とはその後、道内各地で再会することに!


サロベツ原野 【画像上】
 
サロベツ原野にあるパンケ沼に続く道はぬかるんでいました。そんな訳で友達はVF400Fをこかしてしまいました。最北の街、稚内の手前にあるサロベツ原野は見渡す限りの平原で、とても荒涼としており北の外れに来たことを感じさせてくれる場所です。


8/2(月)能取岬 【画像上】
 
稚内で一泊して最北端を経由してオホーツク海沿いに南下して日没後にサロマ湖近くでキャンプです。この時は4人用のドームテントに野郎3人川の字になって寝るなんて今じゃ考えられないね!荷物入れるとぎゅうぎゅうだったし、それで2週間生活って有りえねぇ〜 翌日は網走方面を巡ります・・・よって能取岬の写真です。


8/3(火)カムイワッカの滝 【画像下】
 
カムイワッカの滝は言わずと知れた天然温泉の滝ですが、入浴するには湯温の高い上流に登らなくてはならない。今でこそウォーターシュズなるものがあるが、当時はそんなものがあるはずもなくビーチサンダルです。でも、滑りやすいのでわらじを貸し出していました。まぁ違法業者らしいけどね(苦笑)
カムイワッカの滝 【画像上】
 
今でこそシャトルバスで大量に人が訪れるようになったが、当時は路線バスしかありませんでした・・・当然、今みたいに水着着用ではなく野郎はタオル一枚のスッポンポンで入っていたっけ(笑) 流石に女の子はスッポンポンじゃなかったけど時間帯や場所によってはそういう露天風呂もあるとか?


高砂 【画像上】
 
知床峠を越えて羅臼側へ下ると雨に・・・羅臼ではトド料理を食べさせてくれる高砂屋へ、気さくなおじさんは一緒に記念撮影に応じてくれました。店内は多くのライダーで賑わっており、近年まで道の駅らうす近くで営業していたそうですが現在はありません。


8/4(水)硫黄山&ホクレン 【画像上】
 硫黄山から屈斜路湖方面に向かう県52号線ですがとても寒いです。皮ツナギの上にウィンタージャケットって殆ど関東の真冬の格好じゃん! 画像右は北海道でお馴染みのガソリンスタンドのホクレンですが、金比羅岬で出逢った滋賀大の3人組と再会です。


8/6(金)釧路方面 【画像上】
 場所は分かりませんが道東方面の湖畔のようです。この年は天候不良でずっと雨に降られっぱなしでしたが久しぶりの快晴です。釧路湿原の展望台では土浦ナンバーのVT250Fに乗る女の子2人組と写真を撮りました。ダイネーゼのスペンサーレプリカのツナギの娘からは後日、手紙が来たっけ・・・年上っぽかったけどね(苦笑)


8/7(土)帯広方面 【画像上】
 雨ばっかりでずっと合羽着て走ってたけど、やっぱバイクに乗るなら晴天じゃないとね! 晴れると気分もノリノリで足だし走行は鈴鹿8耐のピットインする時の合図を真似てみたんだけどね(笑) 帯広方面も快晴で何も無い田園風景も綺麗だったなぁ〜


ジンギスカン 【画像下左】
 最後は再び平取町のハヨピラ民芸へ、「おまえらジンギスカン食ったか?」と聞かれたので「食べてません!」と答えたら「おまえら北海道に来てジンギスカンも食ってないのかっ!」と言って早速、夕方に振舞ってくれました。何でもアイヌネギというのが珍しいらしいです。
盆踊り 【画像上右】
 夜は近くの小学校で盆踊りやってるから行って来いって車を貸してくれました。また、土産屋だけでなく民宿も営んでいるのに庭にテントを張らせてくれたり、ジンギスカンだけでなく翌日の朝食や昼食も出してくれてました。(もちろん全部タダ!) 北海道の人はとても親切でみんな心が温かいです。


8/8 (日)パトカー 【画像下左】
 翌日は雨でしたが今夜の室蘭発のフェリーで帰らなくてはなりません。夕方の出発までの間はアイヌの木彫りを作らせて貰ったりしました。彫刻刀なんて使うの小学校の図工以来だったな・・・また地元警察のマムシのホンカンなるおまわりさんにはパトカーに乗らせてもらい安全旗にサインも書いて頂きました。
ハヨピラ民芸 【画像上右】
 長いようで短い2週間の旅もあっというまに終わり別れの時がやってきました。この平取町にあったハヨピラ民芸ですが、2004年に再度訪れた時には無くなっていました。確か国道237号線沿いの富良野方面に向かって右側にあったはずなのですが・・・もう一度逢ってお礼言いたかったな・・・


門別町交通安全推進協議会 【画像上】
 市町村合併により現在は日高町となってしまった門別町の安全旗です。



編集後記

 ジョニーのアルバム(北海道編)は如何だったでしょうか? 内容的にはジョニーのアルバムというよりはただのツーレポのような気がしなくもないのですが、なんせ23年も前のことなので分類としては、OTHERS内のジョニーのアルバムとさせて貰いました。安全旗に書いて貰ったコメントやサインは、旅の終盤には書く場所が無くなるくらい一杯となり、そのおかげで会話が弾み中々前に進めませんでした。(一日の走行距離が250km以下の日も・・・チャリダー並か?)結局2週間も行っていながら予定していた利尻・礼文にも渡れず、近年の北海道ツーリングの半分程度のペースだったかと思います。そう言やぁ 幸福駅に貼ってあった青切符は小学生時代の同級生のものだったなぁ〜 後日、10年振りに連絡してみるとバイトしながら1ヶ月も北海道にいたそうな・・・今は滋賀県に住んでるらしいけどどうしてっかな? PC壊れてメルアド分かんなくなって一昨年のクラス会は呼ぶこと出来なかったな・・・滋賀県の琵琶湖近くにお住まいの通称ブーちゃん! 次回のクラス会で遭いましょう。















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