NAVI

 車ではもう当り前のように普及しているナビですが、バイクに装着しているのはまだまだ少数派である。大変便利であることは車で実感済みではあるものの、「バイクにナビですかぁ〜」と正直言って否定的でした。理由としてはビジュアル的にハンドル周りがゴチャゴチャしてすっきり取り付けが出来ないところでしょうか? しかし、最近は低価格のポータブルナビが普及しているようなので少し研究してみることにしました。本当はナビよりレーダー探知機の方が興味あるんだけどね(苦笑)




ユピテルYERA 【写真下左】 
 通常バイク用品店で売られているナビはバイク用に開発されたモノで、防水で振動にも強く、ヘルメット内蔵スピーカーやブルートゥースが装備されていたりして大変便利です。管理人的にはレーダー探知機能が追加できるユピテルYERAが大変魅力的ではありますが、悲しいかな・・・数が出ないせいか市場価格は殆ど定価です(泣)

コストコ 【写真上右】
 しかし、よくよく考えると今まで車にレーダー探知機を付けていて助かった事なんてないし(ステルスや光電管には無効!)、GPS機能があれば十分な気もするので一般的なポータブルナビに的を絞ってみると、ガーミン社の1365がコストコにて\13,980(バイク用レーダー探知機より全然安いです:汗)で買えることから後輩に頼んで買って来て貰いました(笑)



ガーミン1365

 画像のものがナビ部品一式ですが、ACアダプター・シガーアダプター・USBケーブル・クレードルも付属もしています。しかし、凄い時代になったよなぁ〜 ナビがこの値段で買えるんですから(笑) この際、防水機能や多少の使い勝手の悪さは無視して使い捨てと割り切ります。基本的に車で使用することを前提としているようですが、徒歩モードもありますので自転車やバイクでの運用も可能だと思います。



バージョン情報

 購入したらまずバージョンを確認します。ガーミン社のHPによると最新バージョンは2.90ですが購入品は2.80・・・って(汗) でも安心して下さいガーミン社のHPからダウンロードしてバージョンアップが可能です。肝心の変更内容はというとプログラムの安定化ということですから体感は出来ないかな(苦笑)





アイコン


 次にアイコンを選択しますが、最初から登録されているものに加えバイクや車など色々な種類のものをダウンロードして使用することが出来ます。アイコンは凝ったデザインのものよりシンプルなモノを選んで色を変えた方が視認性が良いと思うのですが、残念ながらアイコンの色のみを変更することは出来ません。



 ガーミン社のナビはPOI Loaderというフリーソフトを使用してカスタムPOIをGPSに登録することが出来ます。POIとはオウム真理教の殺人正当化論理(そりゃポアだ!)でもなければ、あやまんJAPANのギャグでもなく【Point Of Interface】(相互接続点)の略である。
全国ねずみ捕りマップ 【写真上】
 つまり、この機能を使えば「全国ネズミ捕りマップ」の位置データをGPSに記憶させることができ、ネズミ捕りポイント手前で警報を鳴らすことが出来るのだ! な〜んて素晴らしい機能でしょう(笑) ガーミン社とねずみ男さんに感謝して早速POIデータを記憶させます! ポイポイポイポポーポイポーピー♪(byあやまんJAPAN)



エクセルデータ

 ネズミ捕りポイントのエクセルデータとアイコンをダウンロードしたらPOI Loaderを使用してGPSに転送します。注意点としてはエクセルデータとアイコンのファイル名称を同じにすることくらいでしょうか? 管理人は設定速度を50km/hに設定したのでポイント500m手前で警告音が鳴るはずですが、速度と距離を別々に設定することは出来ません。



地図画面 【写真下】
 データーの転送が完了したら地図画面で確認します。ネズミ捕りポイントでは画像のように黄色い<!>マークのアイコンが表示されているのが確認できます。また、アイコンにタッチするとアラート情報が表示され、50km/h以上の速度でポイント手前500mで警告が発せられることが分かります。



シガーソケット

 管理人がナビ装着に否定的だったもうひとつの理由として電源があります。ナビ本体には内蔵バッテリーが装備されているものの、2時間程度しか持たないので外部電源は必須で、ただでさえ発電量の少ない旧車に乗っているくせに、ETCや無線機装着と消費電力が増える一方です(汗) とはいうもののHIDで消費電力を減らしているから何とかなるかな(笑)という判断でシングルからダブルソケットのシガーライターに変更しました。



試験運用(その1) 【写真下左】
 取り合えずナビの設定も終わったので試験運用を試みます。本体自体は薄型なのでタンクバックのマップ入れに収まりますが、電源コネクターの接続が本体裏側なのでその部分が出っ張って据わりが悪いです(泣) また、予想はしていたものの屋外では液晶画面が殆ど見えません(ガ〜ン)
試験運用(その1) 【写真上右】
 ハンドル周りに設置したくなかったのでタンクバックに入れてみましたが、液晶画面は斜めから見ると著しく視認性が低下します。よって正対して見えるようにバック手前に移動させてみましたが、視認性は向上するものの今度は前方不注意に(汗)という訳でバイク用品店でナビバックを物色します。



ヘンリービギンズ 【写真下】
 最近はナビ収納が付いたタンクバックもラインナップされていますが、残念ながら容量が少なくタンクバックの機能としては今ひとつです。ということでデイトナのナビポーチを購入しました。本来ならタンクに吸盤で直接装着するタイプですが、タンクバック上部に重ねて装着できるように改造します。

 本来は画像上左のように3つの吸盤でタンクに直接固定しますが、吸盤を取り付けるベルトに画像上右のように前側にフックを後側にワンタッチバックルを取り付けてタンクバックに固定できるようにします。これなら今までのタンクバックも使えるし容量も確保することができます。また、取り外しも簡単なので使い勝手によりフレキシブルに変更することができます【画像右】



バイザー 【写真下】
 デイトナのナビポーチを選んだ理由としてバイザーがあります。このバイザーにより直射日光を遮ることができて日中の視認性がかなり改善されます。また、このバイザーは折りたたみ式になっているのでナビを使わない時は画像上のよう収納することができて大変便利です。



ミキシングアンプ 【写真下左】
 音声案内はボリューム最大でトップギアなら60km位までならなんとか聞き取れますが、それ以上の速度では内容までは聞き取ることは出来ません。ミキシングアンプを使えば無線機用のスピーカーに音声案内をミキシングすることは可能ですが、残念ながらガーミン1365には音声出力端子がありません。
ブルートゥース 【写真下】
 ガーミン1635とVX-8(無線機)はブルートゥースによる運用が可能ですが、何とかこの機能を使って音声案内をミキシングできんもんかな・・・う〜む、誰か安価な方法にて無線機用スピーカーに音声案内をミキシングできる方法があればご教授願います。せっかくネズミ捕りポイントで警報が鳴っても聞こえなければ全く意味がありましぇ〜ん!


試験運用(その2)

 一応完成形になったのでロングツーリングにてテストしてみました。まず、ルートを間違えた時の再検索が遅く、どんどんコースを逸れてしまいます。また、側道がある高速道路では中々高速道路を走行していることを認識してくれません。しかし高速道路を100km/hで走行中に側道のネズミポイントの警報音を聞くことが出来ました。よって多少の不満はあるもの購入金額を考えれば十分な性能を有していると言えます。



編集後記

 今回、バイクにナビを装着してみましたが、実際のところどうしても必要かといえば無きゃ無いで何とかなります。昔はナビなんて無かった訳だし、必要性に関しては方向感覚にもよりますので個人によって異なります。でも、いくら方向感覚に優れていても稀にさっぱり解らなくなる時ってあるんだよね・・・パイロット的に言うとロストポジションってやつ(汗) 自分のいる位置が解らない訳だからいくら地図を見ても駄目で、こんな時にナビは便利! 現在位置と目的地を相対的に表示してくれる訳だから(笑) よってタンクバックに入れてロストポジションになった時だけバッテリー運用って使い方も有りだと思います。あまりナビに頼りすぎると方向感覚が鈍るし、ナビの指示通りのツーリングというのもつまらないと思います。よってナビは道を間違えないための確認用として運用していきたいと思っています。だったらナビなんていらねーじゃん!と突っ込まれそうですが、点数が少ない管理人としては「全国ネズミ捕りマップ」のGPS運用できるから購入したというのが正直なところです(苦笑)







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