●HAM(ハム)

 HAM(ハム)とは? プリマハムでもなければ伊藤ハムでもなく、ましてや日本ハムでもない! 中学の修学旅行の晩飯で初めてハムカツなるものを食べた・・・わざわざ衣で揚げてトンカツモドキにすることないのにと思った15の夜・・・最終日の夜は「すき焼き」だったけど周囲の同級生が生卵を白飯にかけて卵掛けごはんにして食べてしまったのには参った(苦笑) もっと参ったのは部屋のテレビの何百円入れても映らない成人向ビデオだった。うちの学校しか泊まっていないのだから早く気付けよっ!って浅はかな中学生だっだ・・・と話が随分横道に逸れてしまいましたが、HAM(ハム)とは食べるハムではなくアマチュア無線のことである。


なぜ無線? 

 何故にアマチュア無線かというと、ツーリングでのコミュニケーションの手段として使うのである。バイクという乗り物は実に不便である・・・暖房も冷房も無ければ、ナビやTVどころかラジオすら無い。だからと言って快適性を追求したい訳ではなく、不便なところがバイクの楽しいところだと思っている。快適性を求めるならゴールドウィングやトライクにでも乗ればいいし、音楽を聴きながらバイクに乗りたい訳でもない。そんなことすれば聴覚から得られる情報が欠如して益々あの世に近づくことになる。しかし、仲間と一緒に走っていて多少なりとも意思疎通が出来るようになれば、お互いに共有できる景色や感動が増えるような気がする。そんなことを考えてこの度バイクに無線機を搭載してみることにしました。




動機

 
管理人の世代だと無線といえば毎週末に夜な夜な繰り広げられる箱根でのローリング・・・じゃなくてドライブ(笑)やスキーでの必須アイテムでした。イメージとしてはまさに「私をスキーに連れてって」そのものの時代でした。そんな訳でパーソナル無線なんかも凄く流行っていたよね。勿論、当時は携帯電話なんて無いから彼女との連絡は家電(カデンじゃないよイエデン!)です。でも無線があれば通話料も掛からず親の目も気にせずに彼女と長話し放題じゃん!とアマチュア無線家が聞いたら気が狂うような不純な動機でアマチュア無線の従事者免許を取得したのでした。勿論、彼女(今のカミさん)と共に免許を取得したものの、1台しか無線機が買えなかったので専ら盗聴器(コードレス電話とか・・・)としてしか使われず、これまたアマチュア無線家が聞いたら呆れるような運命を辿ったのでした。



無線機

 
さて、十数年振りに無線機(KENWOOD TH-79 一応デュアルバンド)を引っ張り出して電源を入れてみたところ・・・液晶が表示されねぇでやんの! よって現行機種を調査してみると、当時はコレでも随分小さかったはずなのに、今じゃトリプルバンドでタバコの箱に毛が生えたようなサイズの無線機が当り前(シングルバンドならショッポの箱に毛が生えたようなサイズ)になっており、この際、無線機は新調することしました。バイクに搭載するなら防水タイプで航空祭でもエアーバンドが聞けて、仲間内で使われている特定省電力トランシーバー(通称:特省)も同時受信(送信は不可)出来るようにデュアルバンド機に的を絞りました。猫に小判という感じがしなくもないのですが、スタンダード社のVX-8がVX-8Dにマイナーチェンジするのに伴い、相場が一気に8千円も値下がりしたので思わずネットでポチッと衝動買いしてしまいました。



左から携帯・VX-8・TH-79


無線従事者免許

 アマチュア無線を使用するには無線従事者免許(一応国家資格)と無線局免許が必要です。従事者免許は出力に応じて1級から4級(昔は4級は電話級・3級は電信級なんて言ったっけ)まであり、バイクで使うなら4級(最大20W)で十分です。どっちにしろハンディー機は5Wまでしかラインナップされてないしね! 従事者免許は以前は試験のみでしか取得出来なかったと思うのですが、現在は2日間の講習でも取得出来るようです。試験は東京なら晴海で月1回〜2回行われているようで(試験日は財団法人日本無線協会のHP参照)、試験合格の最短手段は完全丸暗記(通称:完丸)という過去問題集を理屈や理論抜きに丸暗記してしまうことです。何故なら4アマ試験はほぼ全問が過去問から出題されるからで、何でも最年少取得者は3歳とか・・・?!まぁ、良いか悪いかは別として難しいことは考えずに問題と答えを丸暗記してしまうのが免許取得の一番の近道です(笑)



完全丸暗記


無線局免許

 従事者免許が取得出来ても無線局免許が無ければ電波を出す(送信する)ことが出来ません。逆に受信(聞くだけ)なら何の資格も必要ありません。従事者免許はバイクで言うところの運転免許みたいなもんで、無線機をバイクに例えるならば局免許は陸運局に登録してナンバーの交付を受けるようなものです。無線機を購入して開局申請をするとコールサイン(呼ぶ時に使うハンドルネームのようなもの)が交付されます。コールサインは古い順にJAから始まり、その後に関東の場合は地域番号1が付き、更にその後ろにアルファベット3文字で表されています。関東では一時期コールサインが不足して7〜で始まるコールサインが割り当てられました。よって管理人のコールサインもその時期の7K4GZQです。現在は使われていないコールサインの再割り当てがされており、JG1〜で始まるコールサインが交付されているようです。また、局免許が期限切れの場合、昔使用していたコールサインの再割り当てがされていなければ、過去の局免許の写し等を添付することにより昔のコールサインを交付して貰えます。よって管理人も昔のコールサインを復活させました。昔はJの次のアルファベットが若い程ステイタス(免許取得が古い)でしたが、現在は再割り当てしているので有り難味も薄れました。ちなみに従事者免許は一生物ですが無線局免許の有効期限は5年間です。(詳しくは総務省のHP参照)


無線従事者免許



無線局免許状


無線の種類

 
無線の種類についてですが、何もわざわざ勉強してお金を払って資格を取得しなくても使える無線機があります。特定省電力トランシーバー(通称:特省)と言って申請すらいりません。仲間内ではみんなこの資格不要の特省を使っているようなので、だったらそれでエエやん!と思うかもしれませんが、アマチュア無線と特省の両方持っているトラッカーのYさん曰く、通話距離はせいぜい数百メートルしか届かず所詮はオモチャとのこと・・・やはり資格が不要なのは不要なりの能力しかないようです。ちなみにアマチュア無線はアンテナや周波数・出力にもよりますが、最低でも1〜2Kmは届くようです。ちなみに電波の届く距離は一般的に出力が大きくなればなる程遠くまで届くようになりますが、アマチュア無線のハンディ機が最大5Wあるのに対して、特省は10mWとアマチュア無線の1/500の出力しかありません。



特定省電力トランシーバー


KTEL

 
無線機があっても車と違いヘッドセット(ヘルメットに内蔵するスピーカーとマイク&送信スイッチ)がないとバイクでは使用することが出来ません。ヘッドセットは色々なメーカーから発売されていますが、フォーミュラーカーレースでの実績もあるKTEL(ケテル)が風切り音のあるバイクには適しているようです。(国内レーサーのヘルメットやレーシングスーツを良く見るとKTELのロゴが確認出来ます。)何んでもマイクに秘密があるらしく特許も取得しているようです。ということでKTELの代理店でもある秋葉原の三協特殊無線さんでヘッドセットを購入しました。三協無線ではKTELの部品を使って様々なバイク用ヘッドセットをラインナップしており、別途料金で取り付けもしてくれます。



脇坂 寿一


ヘッドセット

 ヘッドセットは三協無線鰍フイージー&スタイリッシュBIKE用ヘッドセットのHM1000を購入しました。HM1000シリーズはwp・kt・ezの三種類あり、マイクの性能はwp・kt・ezの順に良いそうでwpは防滴マイクだそうです。だったらwpが一番いいじゃんと思うかもしれませんが、マイクが大きくメットの内装に埋め込む必要があります。また一番マイクが薄いのはktで、ステレオツインスピーカーに出来るのはezと、それぞれ長所と短所がありますので目的に応じて選択すると良いでしょう。このHM1000シリーズはボリュームが無いので、管理人は聞き取り易さを重視してツインスピーカー仕様のezを購入しました。HM1000シリーズは取り付けが比較的簡単なのでヘルメットを買い換えても移設が容易です。



HM1000-ez


ヘッドセット取付

 
ヘルメットはアライのラパイドSRの新品を用意しました。せっかく取り付けるのですから、この際、新品ヘルメットを用意しましょう(笑)。アライのへルメットはインナーパットが取り外せるので比較的に簡単に取り付けが出来ます。頬パットを外しカバーをめくったら、耳の位置の衝撃吸収材(発泡スチロール)をカッターと彫刻刀を使用してえぐって、その中にスピーカーを両面テープで固定します。スピーカーはえぐらなくても取り付け出来ますが、その状態で被ると耳に当たり違和感があります。マイクは頬パットのカバーに穴を開けてそこから口元に出します。



PTTスイッチ(その1)

 
無線は電話と異なり話しながら相手の話を聞くことが出来ません(その代わり1対1ではなく同時に不特定多数の人にメッセージを伝えることが可能です)。こちらが話している時は相手側の音声を聞くことが出来ず、相手が話している時はこちらの音声を伝えることが出来ない仕組みになっています。電話を相互通行の道に例えるなら無線は交互通行の道と考えて頂ければ良いかと思います。その為に無線機にはPTTスイッチ(送信スイッチ)があり、話す時にはPTTスイッチを押さないと送信されません。しかし、走行しながら無線機本体のPTTスイッチを押すことは不可能なので、遠隔スイッチをハンドル周りに設置する必要があります。この遠隔スイッチにはプッシュ式とレバー式の二種類があり、プッシュ式は送信中はずっと押していなければなりませんが、レバー式はON−OFFスイッチなので押し続ける必要がありません。しかし、OFFにし忘れると他の人が送信出来ないだけでなく、独り言や鼻歌も皆に聞かれてしまいます(笑)。よって管理人は防水タイプのプッシュスイッチ(CPP-150)を選択しました。操作しやすい場所には既にスイッチ類が占領してしまっていますが、左スイッチ前側に設置して人差し指でピストルの引き金を引くように押せるように取り付けしてみました。



プッシュスイッチ(CPP-150)

 プッシュスイッチはマジックテープで左側スイッチの前側に取り付けしました。


PTTスイッチ(その2)

 
さて、OFFにし忘れ防止を考慮してプッシュ式スイッチを選択したのですが、実際に使用してみると送信時間が長い時はずっと押し続けていなければならず結構疲れます。また、左スイッチ前側に設置したので低速時の半クラ時には操作(送信)できません。ということでレバー式のロック・アンロック2回路実装タイプのPTTスイッチに変更しました。このスイッチは片側(管理人の場合は左側になるように取付)に倒すとロック(レバー式と同様)反対側(右側)に押すとアンロック(プッシュ式と同様)に操作出来るスイッチです。付属の取付ステーはミラーに共締めするタイプですが、場所的に操作しづらいのでアルミアングル材で取付ステーをワンオフ製作し左スイッチ下側に設置しました。



レバー式スイッチ(CLP-150)


電源

 
無線機には充電式電池パックが付属されていますが、ロングツーリングや泊まりのツーリングでは電池パックの容量が不安です。よってバイク用防水蓋付のシガーソケットを設置しました。直接バイクのバッテリーに外部電源用ケーブルを接続する方法もありますが、イグニッション関係のノイズを拾う可能性がありますので、ノイズフィルターが内蔵されている無線機メーカー純正のシガープラグ付電源アダプターで電源を取ります。ただバッテリーに直接シガーソケットを接続すると常に電源が入ってしまうので、リレーを介してメインキーに連動して電源が入るようにしました。また、無線機の取り扱い説明書によると、充電式電池パックを付けた状態で7時間以上の外部電源接続は避けるようにとのことなので、電池パックに変えて乾電池ケースも購入しました。 う〜ん(悩)なんだかんだ言って細々と金が掛かるなぁ〜(ハァ)




シガーソケット&シガープラグ


ノイズ

 
今回バイクに無線を取り付けるに当り色々調べてみると、イグニッションやHIDのノイズを拾うとの情報がありました。早速、無線機の搭載場所を決める為にシート下でFMラジオを受信していると、HIDを点灯させた瞬間に音声が無くなりました・・・パチパチとかザーでは無く全く音声が無くなりノイズというレベルではありません! 予想はしていたもののちょっとショックです(泣)。ネットで調べてみると周波数により(144MHz帯のみとか)ノイズが・・・なんて記載がありましたが管理人の場合は全域全滅です(ガ〜ン)。対策としてはHIDのバラストやケーブルをシールドチューブで包む方法が一般的みたいですが、完璧な対策は難しいようです。よってハロゲンに戻すか夜間の運用は諦めるしかなさそうです(グスン)。しかし、よぉ〜く調べてみるとHIDのノイズはイグニッションノイズと異なり、電源からではなくアンテナから入るとのこと・・・だったらHIDユニットとアンテナを離せばもしかして解決するかも?・・という訳でテールエンドにアンテナを設置したら解決しましたぁ〜(笑)。あとは運用テストをして本当にノイズを拾わないか確認するだけです。



     シールドチューブ

 
ポリエステルの糸に金属箔を巻いて編組みしており通電性に優れています。


アンテナ(その1)

 
アンテナは第一電波工業のダイヤモンドアンテナAZ504FXです。フレキシブルタイプで全長390mmの144MHz・430MHz共用です。しかしノンラジアルではないので144MHzを使用するにはアンテナ基台をボディアースする必要があります。また、アンテナ基台は、一般的にはナンバープレートに共締めするタイプで、角度調整できるステンレス製のステーが付きますが、個人的にはエーモンステーみたいで格好悪いので、コメットのルーフサイド基台を加工してライセンスプレートに取り付けしました。この辺は好みの問題ですが重みと振動で自作フェンダーレスキットが折れないか少しばかり心配です。3mm厚なので簡単には折れないとは思うのですが・・・・



AZ504FX


無線機搭載位置

 
無線機の搭載位置ですが使い勝手を考えるとハンドル周りがベストですが、走行中に操作は出来ないし、運用としては余程混信しない限り途中で周波数は変えないそうなので(携帯電話の普及で空バンドが多い?)シート下にウオタニSPUユニットと共用の防振マウントを製作してマジックテープで貼り付けしました。こうすることにより取付・取り外しが楽なだけでなく、マジックテープが衝撃振動を吸収してくれます。また、管理人は航空祭での使用も考慮してハンディ機を選択しましたが、バイクのみの使用であればスタンダード社のFTM-10Sというバイク専用の無線機もあります。このFTM-10Sは本体と操作部がセパレートになっているのでとても設置や操作性に優れています。でも、ツアラーのBMWやハーレーじゃないんだから、あんまりハンドル周りに余計なものがゴテゴテ付くのもね・・・ということで管理人的にはハンディ機です。




無線機搭載位置


ヘルメットとの接続

 
無線機本体とヘルメットは専用ケーブルで接続します。ということはメットを脱いだり被ったりする度にケーブルジャックを付けたり外したりしないとダメじゃん! それって面倒くさいぃぃぃ〜! そんな場合はブルートゥース(近距離無線通信)で飛ばすという手もあります。管理人のVX-8はオプションでブルートゥースによるワイヤレス運用が可能ですが、当然ワイヤレスだけにヘルメット側にバッテリーが必要となります。せっかく無線機本体の電源をバイクから取っても、肝心のメット側のバッテリーが無くなって無線機と通信出来なくなったら意味が無いのでケーブル仕様です。また、先程のPTTスイッチ(送信スイッチ)は、音声に反応して送受信切替が出来るVOX機能が付いたヘッドセットもあるようですが、風切り音があるバイクには誤作動して不向きなようです。まぁ、便利な機能には便利なりに落とし穴があるみたいなので、今回は最もオーソドックスで堅実な仕様としました。




ケーブルジャック


試験運用(その1)

 
バイクへのセットアップも終わったので、トラッカーのYさんを誘って試験運用を試みます。待ち合わせ場所で周波数を合わせたら湾岸に乗ります。湾岸では先行したり速度を上げたりして通信距離やマイクの風切り音を軽くテストして大井PAに入ります。ここで、Yさんには待ってて貰いどこまで通信出来るかトリップメーターで通信距離を測定します。途中トンネルがあったりして通信出来ない場所もありましたが、最大出力5wにて8km以上離れても十分通話できることが確認出来ました。(それ以上の距離は未確認) 浮島本線料金所先の超高速ステージではハイスピード域でのマイクの風切り音をチェックします。流石にフォーミュラーカーのレースで使用されるだけあって○$×%△&Km/h(笑)の速度域でも会話が聞き取れて必要にして十分な性能を確認することが出来ました。また、心配していたノイズもYさん曰く全く問題無く、今回は寒くてあまりテストが出来ませんでしたが、暖かくなったら山間部や市街地での通信距離をテストしてみたいと思います。




湾岸にて


試験運用(その2)

 
先日、仲間20台程で暴走ツーリング・・・じゃなくて房総ツーリング(笑)へ行ってきたので山間部や市街地、特定省電力トランシーバー(以下特省)との交信テストをしてみました。高速道路では8km以上離れても十分通信することが出来たにも関わらず、山道では一気に通信距離が縮まってしまい、状況によっては通信距離は1kmを切ってしまうようです。よって山間部では逸れてしまった場合の連絡用には使えないようす。事実、今回逸れた仲間と連絡を取ろうとしましたが、山一つ隔てると全く交信出来ませんでした(ガッカリ)。やはり障害物があるのと無いのとで著しく通信距離が変わるようです。また、特省との交信(受信のみ)ですが通常の隊列(今回の場合は20台程いたので500m位)では全く問題なく交信出来るようで、山間部においてはアマチュア無線と通信距離の差は感じられませんでした。よって通常の集団走行の使用ではこの特省でも能力的に十分かもしれません。
 
 そう言やぁ 先日は430MHz帯で朝っぱらからブルーハーツの「トレイントレイン」を ♪ち〜ん ち〜ん擦ってゆけ〜♪ ち〜ん ち〜んどこまでもぉ〜♪と歌っているアホがいたな(笑)




暴走ツーリング・・・
じゃなくて
房総ツーリングにて


アンテナ(その2)

 
初めてロングツーリング(北の国から2011)で無線を使用したところ、何故か高速でも通信距離が300m程度になってしまいました・・・何でだろう〜♪ 何でだろう〜♪(テツ&トモ) 恐らく荷物でアンテナが隠れてしまったことが原因かと思われます。よって現地ホームセンターにてエーモンステーを購入してアンテナ位置をナンバーからより上部のキャリアに変更したところ、多少は良くなったものの根本的な解決には至りませんでした。よって設置位置の変更とアンテナをAZ504FXからAZ507FXに変更しました。これで全長が390mmから750mmになります。でも、あんまり長くするとブレーキングで鞭打ちの刑のようにメット後頭部をアンテナで叩かれたりしてね(苦笑)


AZ507FX


試験運用(その3)

 
アンテナをAZ504FX(39cm)からAZ507FX(75cm)に変更したので、再度ロングツーリング(北陸ツーリング2012)にて使用してみました。AZ504FXの時はキャリアに移設しても荷物上部から10cm程度しか出っ張りませんが、AZ507FXは40cm以上出っ張ります。よって、荷物満載時ではAZ504FXとは比較にならないくらいの通信距離を確保することが出来ました。ルックス的にはアンテナはできるだけ短かくしたいものの仕方ありません。通信距離はロケーションとアンテナ及び出力により影響を受けますが、移動局ではロケーションは選べませんし、出力もMAXが決まっていますので通信距離を稼ぐにはいかにアンテナが重要か解ります。


荷物満載にて



編集後記

 今回、無線機を搭載してみて新たなバイクの楽しみ方を発見したような気がします。今までコミュニケーションが取れなかったのが取れるようになるのって凄く楽しい。特にロングツーリングでは活躍しそうなので今からとても楽しみです。もう、ガス欠を心配したり小便を我慢しながら走る必要はありません。これからは小便やガス補給等バンバン自己主張していきましょう! な〜んて、みんな自己主張が強くなって統率がとれなくなったりして(苦笑) バイクは不便なところが楽しいと言いましたが、無線とETCとHIDはバイクの必須アイテムで一度使ったならもう手放せません。皆さんも、これを参考にアマチュア無線を始めてみては如何でしょうか? でもコレばっかりは相手が居ないと一人ではツマラナイけどね・・・よって交信相手随時募集中! なお、良識ある社会人なら運用に当ってはちゃんと免許を取得してから行いましょう! 無免許運用は電波法違反になりますよ〜 って罰則は電波法110条によると1年以下の懲役または50万円以下の罰金だそうで結構重い罪になるみたいですな・・・。








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