北陸ツーリング2012(元祖おっさん春物語)

 今年は4月になっても中々、暖かくならず寒い日が続いていましたが、GWにZRXのO氏と北陸ツーリングへ行ってきました。北陸といえば2002年に九州を目指しO氏と初めてロングツーリングへ出かけたものの、台風襲来により四国にて大幅にルートを変更し、山陰から北陸を経て長野を巡る強行軍のツーリングになってしまいましたが、あの時は輪島の朝市くらいしか見ないで勿体無いことしたな・・・ということで、今回は東尋坊から能登半島をゆっくり一周する旅に出かけみました。それでは北陸ツーリング2012(元祖おっさん春物語)のはじまりです。




4/27(金)AM5:00 清水SA 【画像左下】
 雨の中、市川ICから京葉に乗ったら433.×××MHzでコールします。今回は管理人が先行しており錦糸町料金所ではO氏はまだ原木IC付近を走行中とのこと。第一待ち合わせ場所の東名港北PAを過ぎたところで合流できたので、そのまま走行し新しく開通した新東名の清水SA で最初の休憩です。新東名の駿河湾沼津SAにはクシタニも出展しているそうですが、どうせこの時間じゃ開いてないしね(苦笑)
新東名 AM5:50 【画像右上】
 新東名は140km/h走行が可能なように設計されているせいかコーナーの曲率が緩く、片側三車線でとても走り易いものの、トンネルの多い山間ルートは景色的にも面白味に欠けます・・・まぁ、今回は夜間走行の為、真っ暗で景色なんて殆ど見えなかったけどね(苦笑) 名古屋まで来るとすっかり雨も上がり西の空には青空も見えてきました。


近江神宮 AM9:15  【画像上】
 京都東ICを降りる頃にはすっかりピーカンの天気となりましたが何だか肌寒いです。おっかしいなぁ〜 天気予報では23℃位まで気温が上がるはずなんだけどなぁ〜 ということで、西大津バイパスを経由して近江神宮へ立ち寄りこれからの旅の安全を祈願します。


比叡山ドライブウェイ AM9:30 【画像上】
 比叡山ドライブウェイは京都と琵琶湖を隔てる山の尾根に造られた有料道路で、右手には琵琶湖、左手には京都市街を望むことができます。山はまだ寒いせいか桜も咲いており、晴天の中、桜の花びらが散るワインディングロードを走行するのは楽しく、料金が高いのも忘れてしまいます。


 
 京都には何度も来ているけど比叡山は中学の修学旅行以来だなぁ〜 確か当時は板の間に正座させられ30分くらい坊主の説教を聞かされたっけ(苦笑) お約束の集合写真では管理人の隣りではにかむ君・・・な〜んちゃって いやぁ〜 若い 若い(笑) 画像左の浄土院の庭は綺麗に整備されており、まるで竜安寺の石庭のようです。比叡山は京都市街とは対照的に静かな雰囲気で都会の雑踏を忘れさせてくる場所です。


国道477 【画像上】
 国道477号線から京都府道38号線で「かやぶきの里」を目指します。はっきり言って477号線はとても国道とは思えないくらい道幅が狭いです(汗) しかし、何かいいなぁ・・・この道・・京都市街とは対照的に片田舎を感じさせる風景は素朴な京都を感じさせます。途中、雪が残っているのに桜が咲いていました。


かやぶきの里 PM1:15 【画像上】
 道が狭いせいで予定より随分時間が掛かってしまいましたが、なんとか目的地の「かやぶきの里」に到着しました。まぁ、テレビでも紹介されているので知っている方も多いかと思いますが、かやぶきの里は京都北部の山間にある茅葺の民家が立ち並ぶ集落です。この景色を見ると寺巡りをするだけが京都の魅力ではないことが解ります。時間も時間なのでここで給油と昼食を済ませることにします。


三方五湖 PM3:00
 
 「かやぶきの里」から日本海を目指し小浜から三方五湖へ、三方五湖は原発で有名な福井県三浜町と若狭町にまたがる五つの湖の総称で、すべての湖はつながっており湖によって海水・汽水・淡水湖となっているそうである。三方五湖の全景をみるのには三方五湖レインボーラインがベストですが、今時、こんな通行料を徴収しているようじゃ福井県の観光産業の将来はないな・・・


三方五湖レインボーライン PM3:30  【画像上】
 三方五湖レインボーライン頂上ではリフトとケーブルカーで展望台へ行けるようですがリフトに客が乗っている様子は全くない・・・はっきり言って電気代の無駄かと(汗) 展望台をスルーして下っていくと、若狭湾を見下ろすように桜の木が立っていました。う〜ん、真っ青な海とピンクの花吹雪が絵になるなぁ〜


敦賀駅 PM4:15 【画像上】
 敦賀駅周辺には銀河鉄道999と宇宙船艦ヤマトのブロンズ像が並ぶ松本零士ロードなるものがありますが、境港の水木しげるロードと異なり松本零士とは縁もゆかりも無いらしい・・・まぁ、水木しげるロードのようなキャラクターにあやかり一儲けしようとしている商店街の雰囲気が全く無いところは好感がもてるけどね(苦笑)


 
 敦賀から東尋坊へ向かう国道306号線は左手に海を見ながら快適に走れて大変お勧めです。さて、肝心の東尋坊はというと、平日の5時過ぎというのもありますが東尋坊タワーや土産物屋も閉まっており寂れています(汗) 幅を利かしている観光客は中国人のツアー客くらいか・・・しかし、自殺の名所と聞いていたけど意外に小さく、とても飛び込める雰囲気ではありません! もっと人気が無いトコかと思ってた(苦笑) 


4/28(土) 雄島
 
 さて、昨夜は海浜自然公園近くの東屋でテントを張りましたが寒かったなぁ〜 おかげで今朝は風邪気味です(泣) 画像の雄島は心霊スポットとしてテレビでも紹介されているところじゃなかったっけ? 確か逆周りで島を一周しちゃいけないとか・・・? 島では沢山の海女さんが何やら採っていましたがタライの中を見るとヒトデでした(汗) 何故にヒトデを??


兼六園 PM12:00 【画像下】
 東尋坊から日本自動車博物館を見学して兼六園へ! 日本自動車博物館は日本最大級の自動車博物館であり、とてもここではスペースの関係上、紹介しきれませんので別の機会にご紹介したいと思います。しかし、途中道を間違えたりして随分時間おしてるな・・・
兼六園 PM12:00 【画像下】
 日本三名園である兼六園を訪れるのは約20年振りです。しかし、今日は昨日と打って変わって暑いくらいの陽気で真っ青な空と緑の木々のコントラストがとても美しいです。画像一番上は兼六園を象徴する徽軫灯籠と霞ヶ池で、画像上左は日本最古の噴水だそうです。多分高低差を上手く利用して水圧を確保しているんだろうな・・・


千里浜なぎさドライブウェイ

 千里浜なぎさドライブウェイは日本で唯一波打ち際を走れることが出来る道路であり、固く引き締まった砂浜は思いのほか走行性に優れています。でも、海だけにバイクを大切にしている人は走らない方が無難かな? 昔、定期観光バスに乗った時もここを走る営業所には中古の車両しか与えられないって言ってたし(苦笑) あー 管理人達は気にせずに走りますよ! 思い出ですから(笑)


コスモアイル羽咋 PM14:45 【画像下】
 石川県の羽咋市はUFOが目撃される町として有名だそうで、町起こしの一環としてこんな施設まで造ってしまった(苦笑) 一体、町民のどれくらいがUFOを目撃したことがあるのか疑問であるが、早稲田大学の大槻教授を連れてきてバトルトークさせたら面白そうだ!
 とは言ったものの展示物に関してはこんな片田舎に似つかず全てモノホン(予備・試作品を含む)だったりします(驚) 明らかにニセモノなのは、このロズウェル事件の宇宙人の模型くらいか・・・もはや、こいつを愛せるのは地球のオトコに飽きちゃったピンクレディー位しかいないなきっと(爆) しかし、地球のオトコに飽きちゃうとは凄い男性経験だ! 恐るべしピンクレディー


旧福浦灯台 PM3:00  【画像下左】
 画像は日本最古の木造の灯台の旧福浦灯台ですが、はっきり言って場所が解りづらく道も超〜狭いので車であれば軽じゃないとキツイです(汗) 肝心の灯台はというと・・・まぁ、正直言ってショボイかな・・・(苦笑)
巌門 PM3:45  【画像上右】
 巌門は能登を代表する観光地で、岩肌に波で侵食されて開いたと思われる穴があるのが特徴的です。遊覧船で海側から見ることも出来ますが、土産物屋でさざえのつぼ焼きを売っていた奥さんが何気に綺麗でO氏は一瞬買いそうになったと言ってました(爆)


世界一長いベンチ&義経の舟隠し PM5:00  【画像下】
 増穂浦海岸にある460mの世界一長いベンチはギネスにも登録されているそうである。なんでも830人のボランティアで造ったとか? 画像下右の義経の舟隠しは義経が追手から逃れるために船を隠したと言い伝えられているそうです。ムーンライトマージック♪ 入り江の奥は♪ 誰も〜 誰も〜♪ 知らない〜 秘密の花園〜♪


琴ヶ浜 PM5:15 【画像下左】
 琴ヶ浜は鳴き砂の浜として有名ですが一見すると普通の砂浜です(苦笑) しかも、歩いても砂鳴かないし・・・う〜む、数々のオンナを鳴かしてきた管理人とO氏ですが(嘘です!)砂ごときを鳴かせることが出来ないなんて・・・って思ったら鳴かすのにはコツがあるみたいです。実際に鳴く様子はこちら
夕日 PM6:30 【画像上右】
 今日のキャンプ地は輪島の袖ヶ浜キャンプ場です。GW初日のためか多くのライダーで賑わっており、単機のライダーやチャリダーばかりで家族連れや煩い若者グループが全くいないのが嬉しいです。しかも、日が長くなっておかげで設営も楽だったしね(笑)


4/29(日)AM8:15 棚田と塩田 【画像下】
 白米の千枚田は日本海に面した急斜面に小さな田んぼが幾重にも重なっています。う〜ん 古き良き日本の農村風景ですが展望駐車場では沢山の人で溢れており観光地化されています(汗) 画像下右は塩田で昔ながらの製法で塩を作っており直売所で購入することも出来ます。


窓岩 AM8:30 【画像下】
 輪島の曽々木海岸にある窓岩で板状の岩の真ん中に直径2m程の穴が開いているのが特徴的です。駐車場やトイレも整備されておりますが、他に観光客もいなかったので集合写真を撮ってみました。この近辺には千体地蔵や垂水の滝といった見所が他にも沢山あります。


接吻トンネルと鯉のぼり AM9:00 【画像下】
 接吻トンネルは大昔の映画のキスシーンで使われたことから接吻トンネルと呼ばれているそうな・・・朝っぱらから野郎二人で接吻とは少々キモイ気もするが、断面に関してはハート形状になっているわけではなく遠近法でハートに形状に見せているだけのインチキです。禄剛崎に向かう途中の川では鯉のぼりが泳いでいました。


禄剛崎灯台と空中展望台 【画像下】
 禄剛崎灯台は道の駅狼煙(のろし)から山を少し登ったところにあり、何でも日本の灯台50選にも選ばれているそうです。画像下右は空中展望台スカイバードで眼下にはランプの宿があります。でもなぁ〜 この展望台は有料(\300)なんだよなぁ〜 よって展望台には登らずサラリと流します。


見附島 AM11:15
 
 さて、先端の禄剛崎を過ぎて能登半島の東側へ、見附島は珠洲市にある無人島で別名「軍艦島」とも呼ばれており、島の近くまで岩伝いに海を渡って行くことが出来ます。半島東側には他にも恋路海岸やのと海洋ふれあいセンター、九十九湾等の見所が沢山あります。一応、全て制覇しましたがスペースの関係上こちらの紹介は割愛します。


西岸駅 PM1:00 【画像上】
 海岸沿いを走っていると味のある駅を発見! 無線でO氏に連絡してUターンしてみるとマニアらしき人達が大勢います・・・暫くして入線してきた電車にはラッピングが施されていました。どうやら、「花咲くいろは」とかいうアニメキャラをラッピングしているみたいで痛車ならぬ痛電ってトコですかね?


 時間がかなり押してしまったので小杉ICから北陸自動車道に乗り帰路を急ぎます。上信越自動車道は渋滞していそうだし、長岡JCT経由の関越は遠回りなので上越ICを夕方5時に降りて一般道の山越えで関越湯沢ICを目指します。この時間に山越えとは萎えますが、流石に十日町は豪雪地帯だけに沿道には沢山の雪が残っていました。湯沢ICからは北関東自動車道経由で東北自動車道ルートとした為、殆ど渋滞に遭うことなく9時頃には帰宅することができました。



編集後記

 さて、北陸ツーリング2012(元祖おっさん春物語)は如何だったでしょうか? 今回は主に能登半島を観光中心で一周してみましたが、初日こそ出掛けに雨に降られたものの、その後は晴天に恵まれ2日目・3日目は初夏の陽気で最高のツーリング日和となりました。まぁ、初日に雨に降られるのはO氏とのツーリングではお約束ですから仕方ありませんね! 今回はGW中にも関わらず殆ど渋滞に巻き込まれることもなく快適に走れたのは、やはり行程と日程選択が良かったからでしょうか? 唯一残念だったのは、あまり食事に恵まれなかったことで、せっかく北陸に来たのですから美味しい魚でも食べたかったなぁ〜 よって 時間に余裕があれば輪島の朝一で食材を買ってキャンプなんていうのもいいかもしれません! といいうことで皆さんも機会があれば北陸ツーリングへ出かけてみては如何でしょうか?







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