ホンダ コレクションホール (市販車編)

 栃木県にあるツインリンクもてぎは言わずと知れたホンダのホームサーキットですが、ロードコースとオーバルコースの他にも北コース(カートとミニバイク用)やダートトラック、南コース(ジムカーナとモタード用)など多数のコースがあるだけでなく、ファンファンラボやアクティブセーフティトレーニングパークといった施設やハローウッズというオートキャンプ場まで設置されています。今回はそんな施設の中でホンダ車を中心に、市販車やレーシングマシンを動態保存しているホンダコレクションホール
を紹介してみたいと思います。それでは、まず市販車編からいってみようかぁ〜!




ピット工房 & ASIMO 【画像下】
 
コレクションホールの裏手にはピット工房があり、電動カートを組み立てて走らせることが出来ます。以前この場所はレストア工房でしたが、現在は各地の工場でレストアや修理調整を行っているそうです。コレクションホール1階では歴代のASIMOが展示されているだけでなく、デモストレーションも行われていました。


ここからホンダコレクションホール市販車編です。
 

CBシリーズ

 ホンダといえばやっぱSOHC4気筒のCBシリーズだよなぁ〜 とマフラーエンドのラッパ形状が特徴的な500FOUR(ラインナップには550もあったっけ)や、ヨンフォアのベースとなった350FOURも展示してあります。赤タンクのヨンフォアは管理人が中坊の頃の憧れだったなぁ〜 これは赤サイドカバーだから前期型の408ccですね!(黒サイドカバーは免許制度に合致させた398cc)


CB750FOUR(K0) 【画像下】
 
CBシリーズの大将といえば何といってもこの初期型CB750FOUR(K0)でしょう!ど初期はクランクケースが砂型だったりして、CBはドライサンプで右サイドカバー内にオイルタンクがあるのが特徴的です。マニアには初期型のK0が最も人気高く、コレクターズアイテムでもありますが、750ライダー世代の管理人としてはK2が一番好きだけどね(笑)


Z1 & GL1000 【画像下】
 
CB750FOURに対向して(というかホンダがそんなの開発しているのを知らなかった・・)カワサキが満を持して投入したZ1(展示車はど初期じゃないZ1Bです。)も展示してあります。画像下右はゴールドウィングGL1000で、水平対向4気筒エンジンを搭載しており、この当時としては超ど級の大型バイクでしたが、今見るとたいしたことないなぁ〜


CB750F & CBX1000 【画像下】
 
二世代目のCBはDOHCになって、画像左のCB750FはFZかFAで、初期型FZからハロゲンランプに変更になってFAとなりました。CBX1000は並列6気筒エンジンで、当時は逆輸入なんて無かったから雑誌の中だけのマシンだったなぁ〜 でも当時の8耐では走らせているプライベーターもいたけどね!
CB1100F & CB1100R 【画像上】
 
個人的にCB1100Fは900Fや750Fに比べてスタイリングが良くないように感じるのは気のせいかな・・・CB1100Rは当時200万以上して、車でいえばフェラーリみたいなもんで、その頃はまだ珍しいオーナーズクラブなんかも存在したっけ・・・画像のはハーフカウルだから漫画「キリン」でも登場したRB型のようです。


VF750F & マグナ 【画像下】
 
画像と全く同じカラーのVF750Fは大学の級友が乗ってたから乗らせてもらったことがあります。当時はまだ限定解除してなかったので、中免ライダーとしては速いというよりトルク感を感じたなぁ〜 画像下右のVF750マグナは昔、演歌歌手の尾形大作が乗っていて月刊「オートバイ」にも登場してたっけ(笑)


ホークV(CB400N) 【画像下左】
 
ホークV(CB400N)はCB750Fの弟分みたいなスタイルだったけど、エンジンはホークU(CB400T)の3バルブエンジンを5速から6速にしただけだったよね(苦笑) このスタイルで250のホーク(CB250N)もあったけど、鉄っちんコムスターホイールで、確か400のホークVより車重が重かったはず。(ホークVはアルミコムスターね!)
CB250RS 【画像上右】
 
CB250RSはXLベースのエンジンで、軽量スリムな車体から元祖女性ライダー用マシンだったなぁ〜(堀ひろこも乗ってったっけ)片山敬済がヒラリ感覚!なんてキャッチコピーで雑誌の広告に出てさぁ〜 ヒラリヒラリで鈴鹿でコケたなんて噂もあってさぁ〜 でもオフ車ベースのエンジンの為キックしかないのが不評で、後にセル付のRS-Zが発売されたんだよね(笑)



GLカスタム & ウィング
CX500ターボ


 爆走!ドーベルマン刑事の黒沢年男隊長の愛車GL500カスタムもあります。確か限定解除前のマッチ(近藤真彦)も400のGLに乗ってなかったっけかなぁ だいたい400にも関わらず乾燥重量が200kg超だったんだよね〜 エンジンも非力と思われるOHVだったし・・・その後のターボブームで何故ホンダがこのエンジンにターボを付けたか不思議でした。やっぱ非力だからとか・・・


Z400FX & CBX400F 【画像下】
 
ヨンフォアが生産中止になって、400ccクラスのマルチが無くなったところにカワサキがFXを投入してマルチ戦争が勃発!ヤマハがXJ400、スズキがGSX400Fを発売して最後にホンダが投入したのがCBXでした。当時の管理人は、インボードディスクと6気筒じゃないのにCBXというネーミングに違和感を感じました。でも管理人の違和感と裏腹にベストセラーに(苦笑)


RZ250

 RZ250は馬力戦争の火付け役だったなぁ〜 TZ譲りのエンジンとサスペンションで一気にレーサーレプリカブームになるきっかけとなったマシンです。この後、更に過激な350も発売されて、筑波サーキットで750と戦ってラップタイムで勝ったことから、元祖750キラーと言われたんだよねぇ  最もメーカー同士の競争が激しくなる頃です。


VT250F 【画像下左】
 
RZの登場に対向すべくGPを唯一4ストのNRで戦ってきたホンダは4ストのVTで対向しました。当時としては高回転型のエンジンでスポーツ性を追及したマシンのはずでしたが、いつからか女性ライダー御用達マシンになってしまった・・・そういやO誌の渕野純子が乗ってたっけ(バリ伝のみいちゃんもだけどね)O誌には川口リカなんてのも居たけどね(笑)
MVX250F 【画像上右】
 
2ストのRZに勝てないもんだから?ホンダが次に投入したのは2ストのMVXでした。GPでも結局4ストのNRでは思ったような成績が残せず。あっさりと2ストV型3気筒のNSにスイッチしたことから市販車も2ストにチェンジです。でもV型3気筒なのに180度クランクで、後ろの1気筒を前2気筒と同じ重量にしてバランス取ったけど、結局欠陥バイクとのレッテル貼られたっけ(苦笑)


RG250γ 【画像下左】
 
元祖レーサーレプリカは何と言ってもこの初期型γだろうなぁ〜 タイヤも当事としては珍しいミシュランが標準装備だったし、つい最近までカタナ狩(ノーマルが耕運機ハンドルの750カタナのハンドル交換取締り)をしてたのに、こんなの発売していいのかよぉ〜といった感じでした。初めてバイク屋の店頭で見たときは衝撃的だったなぁ〜!
NS250R 【画像上右】
 
NS250Rは大学の級友が乗ってたなぁ〜 GP譲りのV型3気筒でさぁ 友達のは片山敬済仕様のロスマンズカラーでバギーのツナギとショウエイのメットも揃えて、まんま片山レプリカだったけどね(笑) このRをノンカウルにしたSもあったっけ バリ伝のグンが乗ってたのは400のNSだったけどね、スズキにゃぁスクエア4の400γと500γもあったっけ(笑)


モンキー
ゴリラ & DAX


 カブ系の横型エンジンと言えばモンキー・ゴリラ・ダックスの3車種でしょう! ということで 画像のは初期のモンキーみたいですが、ゴリラはモンキーのタンク容量を増やしたスタイルで正式的にはZ50JVって言うんだよね! ダックスはフレームとガソリンタンクが一体化したモノコックフレームで今見てもユニークなスタイルです(笑)


ロードパル & パッソル 【画像下】
 
バイクは男の乗り物!という固定観念を破ってファミリーバイクの火付け役となったのがホンダのロードパルです。この当時の原チャリはノーヘルOKだったしね! その後ヤマハからパッソルとパッソーラが発売されて原付スクーターのはしりとなりましたが、それと同時に、ヤンキー系の方にも好まれました(苦笑)


MB-5 & ビート 【画像下】
 
馬力戦争は原付クラスにも飛び火しました。まぁ、当時はGPにも50ccクラスがあったしね(笑) 50ccのレーサーはパワーバンドが狭くて十数段も変速ギヤがあったっけ そんな時代の原付クラスですがホンダのMB-5は空冷2サイクルの7馬力で、ビートはスクーターにも関わらず馬力規制上限の7.2馬力もありました。


XL250S 【画像下左】
 
まだ、プロリンク化される前のツインショクのXLです(プロリンクになったのがRね!)。確かフロントホイールが今みたいに21インチじゃなくて23インチだったよなぁ 江戸川の河川敷でジャンプしている光景も良く見かけたっけ! XL飛んだぁ♪ 屋根まで飛んだぁ♪ 屋根まで飛んで〜♪ 落っこちて廃車〜♪(シャボン玉飛んだより)
シルクロード 【画像上右】
 
真っ白な車体のオフ車が珍しかった時代のシルクロードです。管理人の世代だと車両イメージから久保田早紀の「異邦人」を口ずさみたくなるなぁ〜 子供たちがぁ〜♪ 空にむかい〜♪ 両手を広げ〜♪ 当時はなんとも思わなかったけど、今見るとこんなのに乗ってのんびりとシルクロードを旅してみたいよね 美容番長のシルク姉さんちゃうぞー(笑)


バイアルス & イーハトーブ 【画像下】
 
昔はナンバー付の公道仕様の市販トライアル車ってあまりなかったような気がするのですが、管理人が記憶している中でもこのバイアルスとイーハトーブくらいしか思い浮かびません。こうやってあらためて見るとトライアル車もモトクロスとは違ったスタイルで、街乗りに使っても結構お洒落でいいかもしれません。


N360

 子供の頃のホンダ車と言えば軽自動車というイメージで、今のダイハツやスズキよりも小メーカーのイメージでした。その頃の代表的なホンダ車といえば、このN360で同年代では管理人の同級生の松さんが乗っているホンダZもありました。このN360が走っている頃はまだマツダのオート3輪のトラックが走ってったっけなぁ(笑)


S600 & S800 【画像下】
 
赤色の方がS600クーペで黄色の方がS800みたいですが、はっきり言ってエスロクとかエスハチって管理人の世代的にはあまり知らないんだよなぁ でも確かエスロクは駆動方式がプロペラシャフトじゃなくて、車には珍しくチェーン駆動じゃなかったけかなぁ?(スミマセン漫画「GTロマン」の受け売りです。)


ライフ & ステップバン 【画像下】
 
この型の真っ赤なライフに従姉妹の姉ちゃんが乗っていたので、管理人も助手席でドライブに連れて行って貰ったりしました。今でこそサーファーに人気のワンボックスですが、このステップバンもスタイルと使い勝手から当時のサーファーに人気で、Fineというサーファー雑誌にも出ていました。


シビックRS & シビックCVCC 【画像下】
 
シビックRSはホンダの中でもスポーティーな車だったよね! でも今調べてみると普通のシビックをパワーアップして足回り強化したものの、エンジンはSOHCなんだよね・・・なんかホンダっぽくないなぁ もう一台のCVCCのシビックもホンダを代表するような車で CVCCは複合渦流調整燃焼方式の略で低公害エンジンなんだと・・・



編集後記

 さて今回はツインリンクもてぎにある、ホンダコレクションホールを紹介してみました。サーキットというとレース観戦というイメージがありますが、このコレクションホールはレース開催日でなくても見学が可能です。逆にレース開催日だと入場するのに高いレース観戦券が必要になりますので、レース観戦のついでに見学する場合は良いですが、コレクションホールのみを見学したい場合は、レース開催日でないことを確認する必要があります。今回は管理人の独断と偏見により数あるコレクションからピックアップしてご紹介しましたが、今回ご紹介したもの以外の車両も沢山展示してあります。まぁ、もっと古〜い車両も沢山展示してあったけど、はっきり言って自転車に毛が生えたような時代のバイクなんて管理人の世代じゃ知らないしね(笑) ということで市販車編の次はレーサー編をご紹介したいと思います。


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