●キャンプのススメ

 「学問のススメ」ならぬ「キャンプのススメ」とありますが、はじめに断っておきますが管理人はキャンプのプロでも達人でもありませんので、あくまでも軽〜いノリで参考にして頂ければと思います。くれぐれも本格的にキャンプを楽しもうという方は参考になりませんので宜しくお願いします。


なぜキャンプ? 

 まず、はじめに何故いい歳してわざわざ外で寝なければならないのか?ということですが、第一の理由として金が無い・・・若しくは金を使いたくないからです。誰も好き好んで外で寝たいはずもなく布団で寝られることに越したことはありませんが、その為には大枚を払わなければなりません。しかし、キャンプなら北海道なんかだと無料のキャンプ場が沢山あるし、比較的料金が高い本州のキャンプ場ですら、せいぜい1人1泊千数百円程度で済ますことが出来ます。風呂をスーパー銭湯なんか利用すると宿泊代より風呂代の方が高いなんて事もある位です。第二の理由としては宿を予約したくないからです。宿を予約するということは雨が降ろうが途中で日が暮れようが、何が何でもそこまで行かなければならない訳で、キャンプなら何も予約していないので天気が悪けりゃ行かなきゃいいし、天気が良い方面に行き先を変更することも可能です。事実、広大な北海道では場所によって全く天候が異なるなんてことがありますから、その日のルートは天気次第で決めたりします。また、予定より早く宿泊予定地に着いてしまったり、逆に遅くなってしまう場合など臨機応変に宿泊地を変更できる機動性がキャンプの最大のメリットだと考えております。なので、昨今のアウトドアブームにより半年以上前からオートキャンプ場を予約して、一泊5千〜1万円も料金を払ってキャンプをするファミリーキャンパーの気が知れないのです。管理人にとってキャンプとはあくまで旅を続ける為の手段であり、決してキャンプをすること自体が目的ではないのです。(注:別にキャンプ自体を楽しむことを否定しているわけではありません!あくまでもツーリングの手段としての個人的見解なので誤解なさらぬようにお願い致します。)




クッチャロ湖キャンプ場



十勝岳白銀荘


設営場所

 
管理人が学生の頃、北海道でキャンパーといえばライダーでした。(当時は、みつばち族なんて呼ばれていましたね!)テントの定番はダンロップの三角形1人用で、大きくてもせいぜい4人用のドームテントといったところでした。しかし、最近はアウトドアブームのせいかファミリーキャンパーが道具自慢とばかりに、バカデカイテントとタープを広げ、ダイニングばりのテーブル&椅子といった感じで、まるでコールマンのカタログそのものの世界を現場で繰り広げて喜んでいます。日没近くまで走り続けてようやく設営する頃には、ファミリーキャンパーが占領してしまって設営する場所が無ぁ〜いなんてことが多々あります。そんな時、かろうじて空いてる場所は便所の前とか斜面だったりする場合が殆どです。画像はそんな富良野のキャンプ場での1コマですが、夜になって1人のチャリダーがトボトボと歩いて来たかと思うと、ファミリーキャンパーのテントの間にボトっと荷物を落とし、そのままゴソゴソと寝袋みたいなテント(顔の部分だけ骨組みがあり空間がある)に潜ってそのまま寝てしまいました。その様子はまるでFBIの死体袋が転がっているみたいです。この時ばかりはグレイト!とてもじゃないけど真似できないと思いました・・恐るべしチャリダー! 



     死体袋じゃないよ!

この状態で一人で寝るのは勇気がいる。しかも頭の方にはちゃんとペグ打ってるし・・・


食事&風呂

 
キャンプ場を選ぶのにあたり、まず注意しなければならないのは風呂の確保です。別に2〜3日風呂に入らなくても全然平気だよぉ〜んという方は結構ですが、一日中バイクで走り廻ると汗と汚れでとても気持ち悪いです。よって何が何でも風呂だけは確保する必要があります。なのでツーリングマップルでキャンプ場を探す時は必ず温泉マークとセットで探します。しかし、これで安心してはいけません。場所によっては早い時間(8時半)に入浴を締め切るところもありますので、入浴時間の確認をすることは必須です。入浴時間によっては晩飯より風呂を先にしなければならない場合もあります。
 次に食事についてですが、はっきり言って管理人は殆ど自炊をしません。一日中走って疲れて自炊する気力や時間が無いというのもありますが、せっかく遠くに来てキャンプで宿泊代を浮かしている訳ですから、この際、美味しい痔の物・・・じゃなくて地の物を食べる事にしましょう。まぁ、たまに気分でバーベキューをしたりする場合もありますが、大抵は外食で済ませてしまいます。また、外食にすることで調理器具が不要になり荷物を減らすことが可能となります。



  熊野瀬温泉キャンプ場の風呂

 このような立派な風呂が完備されているキャンプ場は珍しい。大抵はあってもコインシャワーだったりする。


道具の予算

 まずテントですが値段的にも3千円の在庫処分品もあれば何万もする山岳用までピンキリですが、考え方によっては使い捨てと考えれば安物でも一回使えば十分元取れる訳だし問題ないといえば問題ないです。管理人も最初は在庫処分品のLOGOSの3千円のテントでした。しかし、ポールがカーボン製だったので割れてしまってポールを購入するのに4千円以上かかったと思います。カーボン製のポールは経年劣化で竹のように縦に割れてしまうので、ポールがカーボン製のテントは避けた方が賢明かもしれません。予算的には名の通ったメーカーの通常グレード品なら、テントが2万円、マットとシュラフがそれぞれ7〜8千円位なので、全部揃えても4万円でお釣りがくるといったところですが(高いってか?)、今後も使い続けるかどうか分からないものに大金を掛けたくないという方は、ホームセンターの在庫処分品やテント・マット・シュラフの3点セットになった物から始めてみても良いかもしれません。ちなみに何でも良ければ、テント・マット・シュラフの3点購入しても5千円〜1万円で済むなんてことも十分可能かと思います。



 最初に購入したLOGOSのテント

2シーズン使用した後、某オークションにて売却


テント(その1)

 管理人のテントはDAXIM(ダンロップ)の1人用ツーリングテントです。その昔、DAXIMはヨシムラのスポンサーをしていたので、ヨシムラのカタログに載っていた製品で新品を某オークションで1万5千円くらいで購入したものです。使い勝手としては1人用なので荷物を置くとはっきり言ってお世辞にも広いとは言えません。もし購入するなら1人用ではなく1〜2人用テントを選ぶと良いかもしれません。また、前室はペグを打つ必要があるのでペグが打てない場所では前室が作れません。とは言うものの、もうかれこれ5年以上20泊以上使用しているので十分元は取ったかと思います。最近フライシートの縫い目の防水テープが剥れてきていますので、そろそろ寿命かなとも思いますが、何だかんだ言っても気に入っているので当分は使用するつもりでいます。



テント(その2)

 DAXIMも気に入っていたのですが、インナーテントの一部に穴が開いてしまっているし、フライシートの縫い目の防水テープも剥れてしまっているので新調するか悩んでいました。そんな時、ダンロップのツーリングテントRシリーズがモデルチェンジして1kg以上(2人用で)も軽量になりました。何でもフライシートの素材を変更したそうで、これにより2人用ながら旧モデルの1人用テント(R134)に迫る収納時の大きさと重さになりました。今までの1人用テントは幅が80cmしか無かったのですが2人用は120cmもあります。これにより荷物を置いても余裕で寝られだけでなく、女の子を招き入れることも可能となります(笑)。そんなオンナどこにおるんじゃ・・・ということでネットで格安の展示品を見つけてしまったので思わずポチッと購入してしまいました。



グランドシート

 グランドシート(メーカーによってはフットプリントとも言う)はテントの下に敷くマットのようなものです。目的はテントフロア(底面)が痛むのを防いだり防水性を高めることです。今までグランドシートなんて使ったことなくて特に問題無かったので、必要無いといえば無いのですが、今回、購入したダンロップR225は前述の通り非常に薄い生地を使用しているようなので、念の為に購入しました。テント自体を相場より4千円程安く購入出来たので、グランドシート代が賄えたっていうのが正直なトコでしょうか(笑) グランドシートはテントメーカー純正のものであればサイズ的にピッタリで、当然、管理人はプロモンテ(ダンロップ)製を購入しました。正確にはVLシリーズ用なのでRシリーズには若干寸法が合わないんだけどね(苦笑) グランドシートはテント底部よりすこし小さめを選ぶのがセオリーで、大きいものだと雨が降るとプールになってテントが水没する可能性がありますよぉ〜(って誰か実証済?)
まぁ、グランドシートの必要性については荷物も増えるので個人の考え方次第ですけどね!



マット&枕

 
マットと枕はプロモンテ(ダンロップ)を使用しています。一般的にはマットは収納時に小さくなった方が良いと思われますが、バックに収納しない場合は長い方が積載しやすい(縛りやすい)場合もあるので状況によりダンロップやコールマンを使い分けしています。学生の頃は若気のいたりで銀マットも持たずに2週間も北海道に行き、砂利の上にテントを張ったりしてよく寝れたもんだと思いますが、マットが有ると無いとじゃ全く寝心地が違いますから最低でも銀マットは持って行くようにしましょう。値段も銀マットなら千円程度で購入できるはずで、もし忘れたら途中のホームセンターで購入しましょう。



シュラフ(寝袋)

 シュラフ(寝袋)はSOUTH FIELD製を使用しています。別に特に拘りがある訳ではなく、たまたま収納サイズが小さくて安かったということで購入しました。本格的なものだと使用温度帯により細く区分されていますが、管理人は寒い時期にキャンプをしないので通常のスリーシーズンもので十分です。シュラフにはマミータイプと封筒型タイプがあり、封筒型は布団に近い形状ですが収納時に大きいものが殆どです。逆にマミー型はミノ虫のようですが物によっては収納時にかなり小さくなります。キャンプ用品は収納時にコンパクトで且つ軽い製品ほど値段が高いようです。なので収納時のコンパクトさや軽さを求めるなら必然的に山岳用になり、逆にコールマン等のファミリー用キャンプ製品は収納時に大きい物が殆どです。よって管理人はコールマン製品を殆ど使用しません。(逆に家族用はコールマンが主流だったりします。)かと言って山岳用やトレッキング用ほど重量や大きさを気にする必要もないので、キャンプ用品はほどほど小さくなり値段の手頃なものを好んで使用しています。



コールマンの封筒型シュラフとSOUTH FIELDのマミー型シュラフの比較


ストーブ

 
ストーブとありますが、別にこれで暖をとる訳ではありません。簡単に言うと携帯用ガスコンロと思ってくれれば結構です。先ほど自炊はしないと言いましたが、これがあると調理することも可能となります。管理人の場合は調理ではなく、缶詰を温めたり、お湯を沸かしてイシイのハンバーグ(朝食に食パンに挟んで食べると激旨!)を温めたり、カップヌードルのお湯を沸かすのに使用しています。別にどうしても必要なものではないですがあった方が何かと便利なアイテムです。燃料はガソリンタイプとガスタイプがありますが、ガスタイプの方が取り扱いが楽なのでガスタイプを愛用しています。ガスボンベはコールマンが一番出先で入手しやすいと思われますが、先程述べたようにいかせん製品自体が大きい(ボンベサイズはどのメーカーも同じです。)のでEPI製のものを愛用しています。ボンベはメーカー毎に互換性がないため、管理人の仲間内は全てEPI製品で統一することによりお互いにボンベの使い回しが出来るようにしています。



コッヘル&網

 
ストーブがあれば当然コッヘルも必要となります。コッヘルはお湯を沸かす鍋として使うだけでなく蓋は食器やフライパンとして使うこともできます。また、ロシアのお土産マトリョーシカのように大小セットで中子になった物もあり、中はガスボンベがすっぽり入るサイズになっています。管理人はスノーピークのアルミ製を使用していますがチタン製の物もあります。当然重量はチタン製の方が軽いのですが値段も倍近くするので、登山やトレッキングで使用しないのであればアルミ製のもので十分かと思います。また、画像のような網があれば手軽にバーベーキューを楽しむことが出来ます。この網は下側の目の細かいメッシュのおかげで、遠赤外線で焼くことが出来る優れものです。ただし、肉汁が垂れて燃えるとストーブのつまみが溶けてしまうので注意が必要です。




コッヘル&網


バーベキューコンロ&イス

 
基本的に自炊をしない管理人ですが、2泊3日程度のツーリングでは荷物も少ないので、行き先によってはコンパクトバーベキューコンロを持っていったりします。特に海方面に行く場合は現地の海鮮市場で食材を仕入れて海鮮バーベキューをやったりしており、肉に関しては海・山を問わずどこのスーパーでも購入可能ですが、冷凍された真空パックの焼肉は味付け済みでタレの必要もなく大変便利です。たまに夕飯時にまだ解凍されてなくて食べられないときがありますが、そういう時は肉と一緒に入浴して解凍しましょう(笑) また椅子は折りたたみ式を持って行くと荷物にもならずとても便利です。


ランタン

 
ランタンはマントル(マンショントルコじゃないよ!古い?)という熱に反応する薬品を染込ませた繊維が、ガスの燃焼熱に反応して発光する仕組みになっています。しかし、はっきり言ってあまりお勧めのアイテムではありません。何故ならマントルはバイクで移動中に振動で割れてしまう(ショックの抜けたO氏のフニャフニャ忍者で60%、管理人のバイクでは95%の確率で割れます!)ので毎日新品のマントルが必要となりコストがかかるのと、明るさを求めるとかなり大きいランタンが必要になるからです。また、マントルのセットもメンドーで空焼きしないと使えないので、電池式の小さいランタンがあればそちらの方が便利かと思います。小型のランタンは実用性というよりはあくまで雰囲気で、ランタンの灯りの下で愛を語りたい方は購入してもよいかもしれません!ただし、くれぐれもテント内で使用しないようにして下さい。一酸化炭素中毒の危険性があるだけでなくランタンがテントに触れると溶けて穴が開きますよぉ〜(O氏実証済み!)



SBランタンオート(L-2008)


LEDランタン
 
 ガスランタンは前記の通りマントルがすぐ割れてコストが掛かるのと、使う前に空焼きしないといけないので、日暮れ後に設営する時などすぐ使えず大変不便です。よってLEDランタンに変更することにしました。最初は家族用に使用してるコールマンのフローティングランタンを使用していましたが、いかせん大きいのでバイクツーリングには不向きです。よってパナソニックのBF-444Pを購入してみました。サイズ的には単一乾電池2本分以下で、折りたたみのフックも付いていてテント内で吊るせるようになっています。明るさは2段階調整が可能で、HIGHでガスランタンのガス全開に比べれば若干暗いですが、コールマンのフローティングランタンとは大差ないように感じます。よって使い勝手と大きさを考えるとバイク向きかと思います。また光源は電球色なのでとても温かみのある光です。


パナソニックBF-444P


ヘッドライト
 
 ヘッドライト(管理人達は勝手にモグラと呼んでいますが)はあるととても便利なアイテムです。電球式のやつは大きくて炭鉱夫のようですが、最近のはLEDなのでコンパクトで消費電力も少なくしかも明るいです。日没後に設営する場合など手がフリーで使えるし、テントの中で明日の準備するのにもライトがないと真っ暗で何も出来ませんので、ヘッドライトは必需品といえるでしょう。ガスランタンなんかよりよっぽど役に立ちますが、予備の電池を忘れて電池切れになると役立たずになってしまうので注意しましょう。


シガーソケット
 
 ロングツーリング(5〜9日間)なんかに行くと携帯電話やデジカメのバッテリーを充電することが出来ません。ずっとキャンプ生活をしていると、コンセントを使えるのはフェリーの中や止むを得ず宿に泊る時位しかありません。携帯に関しては電池式の充電器がありますが、デジカメのバッテリーは充電することが出来ません。車ではAC100Vコンセントのある車種もありますがバイクにはありません。そこでバイク用防水シガーライターを設置することにしました。バッテリー上がりを防止する為に、メインキーに連動してON−OFFするようにリレーを介して接続します。このシガーソケットに市販のコンバーターを接続すればDC12V→AC100Vに変更出来るので100V用充電器が使用出来るようになります。




シガーソケット


電池式虫よけ

 
夏のキャンプは蚊などの虫に悩まされ眠れなかったりしますが、昔ながらの蚊取り線香はテントが燻されて臭いがとれないだけでなく、テントを焦がしたりする危険性がありますので電池式の虫よけがお勧めです。アース製薬の「おそとでノーマット」やフマキラーの「どこでもベープ」は電池でファンを回して薬剤を拡散させ火を使わないだけでなく、臭いも殆ど無いのでテント内で使用できて大変お勧めです。


防水バック

 
防水バックは管理人が学生の頃からあるCOURSEと山岳用品メーカーのMONBELの2種類を使っています。COURSEに主に衣類関係を入れMONBELの方にはキャンプ道具を入れるようにしており、積載を考えてあえて異なる形状のものを選んでいます。最近のパニアケース等のハードゲイじゃなくてハードケースは容量も大きく荷物も潰れないので大変便利なのですが、管理人にはビジュアル的にNGです。(パニアケースユーザーの方々ゴメンナサイ)どうも正統派すぎるというかオヤジ臭いというか、やっぱZはアウトローじゃなくっちゃ!というわけでビジュアル的にも昔からあるCOURSEの防水バックなのです。(MKUの年代にはまだ無かったけどね!)またベテランキャンパーお得意のプラスチックケースも管理人的にはビジュアルNGだなぁ〜



タンクバック(その1)
 
 
タンクバックは学生の頃からコロナを愛用しています。実は管理人はコロナのタンクバックしか買ったことがなく現在使用しているもので4個目になります。コロナのタンクバックは昔から全くデザインと構造が変わっておらず。ゴムバンドで台座をタンクに固定してその台座にバックを取り付けるようになっています。(今で言うところのシートバックに近い?)なぜコロナのタンクバックに拘るのかというと、バイクが古いのでビジュアル的にも似合うというのは勿論ですが、マグネット式タンクバックのマグネットがタンクのサイドラインを隠してしまうのが許せないのです。はっきり言って他人からするとクダラナイ理由ですが、いくらツーリングとはいえどもビジュアルを犠牲にしたくないのです。(完璧アホやこの親父イカれてる!)でもこないだバイク用品店でサイドにマグネットが無いタイプのマグネット式タンクバックを見つけてしまい心揺らいでいます。コロナのタンクバックは台座の取り付けがメンドーなのと給油の時が不便なんだよねぇ〜 あとゴムバンドが緩むし ちなみにまだ使ったことないけどUSアーミーの振り分けバックも持ってたりします(サイレンサーがカチ上がってるから当って付かないんだけどね! ただの懐古趣味のアホ親父???)




タンクバック(その2)
 
 
コロナ産業鰍ウんスミマセン、結局誘惑に負けてマグネット式のタンクバックを購入してしまいました。コロナのタンクバック(L)は管理人のサブマシンのKDX125SRの合羽入れとして使用することにします。現在もKDXにはコロナのタンクバック(M)を装着しておりますが、雨に濡れてバックルが錆びてかなり傷んでいますので交換することにします。さて購入したのはTANAXのタンクバックGT(MFK-001)で、このタンクバックは可変容量で10L→16Lに容量がアップ出来て途中でお土産なんか購入した時に大変便利です。使用した感じとしては給油時のタンクバックの取り外し取り付けがとても楽で、尚且つ走行時のタンクバックのズレもなく大変使い勝手が良いです(コロナ産業さんスミマセン)。欠点としては、やはりビジュアル的にはコロナの方がカッコイイかなということでしょうか?



タンクバックGT


タンクバック(その3)
 
 
タンクバックGT(MFK-001)はサイドにマグネットが無いのでタンクのラインを隠すことも無く、使い勝手もとても良いのですがルックス的には布で今一です。この使い勝手で合皮タイプなら格好イイと思うのですがラインナップにありません。ところが、同じTANAXでもf12(MFK-107)やST-2(MFK-105)なら合皮タイプがあります。結局ルックスに負けてST-2(MFK-105)固定容量11Lを購入してしまいました。容量アップ出来ない点ではではタンクバックGT(MFK-001)に劣りますが(f12なら可変容量16L→22Lできますが大きすぎます)、ルックスは管理人的には許容範囲で、これならコロナのタンクと比べても使い勝手でトータル的に負けてないと思います。(クドイようだけどコロナのタンクバックの方がルックス的には好みです!)



タンクバックST-2


キャリア

 
キャリアは荷物が二つ以上となるなら必要になるでしょう。キャンプ道具も含め一個の荷物で収まる場合はタンデムシートに積載すればよいですが、それ以上になるとキャリア無しでは背負うしかありません。短時間なら我慢できても長時間の走行では疲労が溜まってきますから荷物は体に触れないようにするのが基本です。タンデムシートに荷物を積載する場合も走行しているうちにズルズル下がってきて、背中を荷物に押されるなんて場合がよくありますが、キャリアを装着することにより車体後方に荷物を積載できるようになるのでそのようなことも防止できます。ちなみに管理人のバイクは車種専用キャリアが発売されてないのでワンオフで製作しました。この辺は強度も必要とされる部分なので市販品があれば金額的にもそちらを購入したほうが良いでしょう。




ラフ&ロード製アルミキャリア


ゲルザブ

 
キャンプツーリングというと連日の長時間走行(多い日で800km超、少ない日でも400km超)でお尻が痛くなります。そんな訳でEFFEXのゲルザブを装着してみました。ルックス的には今一ですが背に腹はかえられないので仕方ありません。まぁ、簡単に脱着出来るしね! 使用してみた感想としては、シート自体もいつも装着しているアンコがぺらぺらのクラスフォー製の幅狭S1タイプのシートではなく、ノーマル改のアンコ抜きシートに変えてるので何ともいえませんが、若干効果があるかな?というのが正直な感想です。このゲルザブは表皮下に装着するタイプもあるので、座り心地やポジションに拘るならばスポンジの材質や硬さ、形状を変更しシート屋にフルオーダーするのがベストかと思います。この製品はあくまでロングツーリングオンリーの簡易的なものとして、ルックス的にも常時装着するものではないというのが個人的意見です。



EFFEX ゲルザブ


バックの中身(その1) 【画像下】
 さて色々とアイテムを紹介してみましたが、実際どのように収納しているのかバックの中身を見てみましょう。テントやシュラフ・マット・コッヘルといったキャンプ用品は主にモンベルドライダッフル(45L)に収納しており、いつも画像の物全てを持って行く訳ではありませんが、行き先や日数によってはコンパクトバーベキューコンロや着火用のガスバーナーを追加して持って行きます。マグカップについては以前カワサキコーヒーブレークミーティングで無料で配っていたものを愛用しています。


小物入れ 【画像下】
 小物入れの中身はライター・ストーブ・ランタン・風防・割り箸・マントル・LEDヘッドライト・ガス抜き穴開パンチ・LEDペンライト・虫除けといったものをバラけないようにまとめて入れています。使う場面は意外と少ないのですが万能ナイフはレザーマンを愛用しており、現地でワインを購入しても飲めるようにコルク抜きが付いたものを選択しています。また、食器洗浄用のスポンジと洗剤はタッパにを入れることにより濡れていても収納が可能になります。


バックの中身(その2) 【画像下】
 コースの防水バック(60L)には主に衣類や洗面用具といったものを収納しています。風呂セットはボディソープとリンスインシャンプーに、管理人的には普通のタオルだと洗った気がしないのでザラザラの健康タオルは必需品です。トイレットペーバーは使いかけのものを芯を抜いて潰すとかなり小さくなります。靴はサンダルだとバイクに乗れないので万能なウォーターシューズが便利で、衣類は使用済みと使用前と色別に分けてモンベルのスタッフバックに収納しており、容量も色々あって防水タイプなので大変便利です。


タンクバックの中身 【画像下】
 タンクバックにはツーリングマップを筆頭に貴重品や使用頻度の高いものを入れています。レインウェアや折りたたみ傘、ウィンドプロテクター・サングラスといった身に着けるものの他、カメラや携帯電話も充電器とセットで100Vコンバーターも忘れずに持って行きます。シガーライターが無い方は電池式の携帯電話用充電器があると便利で、カワサキ純正のソラネコは正直あまり役にたたないのでお勧めできません。デジカメは防水機能付だと露天風呂や海での撮影も可能で、ミニ三脚は集合写真やソロツーリングでは必需品です。またキーの紛失に備えてスペアーキーも忘れずに持って行きましょう。


工具他 【画像下】
 Zなんて古いバイクに乗っているとロングツーリングではトラブルが不安です。よって最低限の工具や補修部品は持って行くようにしています。工具は通常車載しているものにプラスして不足品を追加します。ボルトナットや圧着端子はケースに入れて、汎用のタイラップも必需品です。ウィンカーやテール・ヘッドランプといった電球類にパンク修理セットも持っていきます。また画像にはありませんがヒューズやクラッチやアクセル・メーターケーブルは当然のこと、その他にも電装部品なんかを持って行けばより安心です。まぁ、何もトラブルが無いのが一番なんだけどね(笑) その為に日頃のメンテナンスは完璧にしておきましょう。


編集後記

 さて色々と能書きを書きましたが参考になりましたでしょうか?外で寝泊りするのに抵抗のある方も多いかと思いますが、一回経験してみると、な〜んだ大した事ないなぁ〜なんて感じるかもしれません。(勿論個人差はありますが・・・)天気さえ良ければ好きな時に自由に行けるキャンプツーリングは、高速料金の割引と合い間って更に行動範囲が広がるのではないのでしょうか!さあ、皆さんも勇気を出してキャンプツーリングに出かけてみましょう! ただし、テントには冷暖房がありませんから夏は高原等の涼しい場所を、春と秋は暖かい場所に行くことをお勧めします。間違っても真夏の海なんかが初キャンプだったりすると暑くて二度とキャンプに行きたくなくなるかもしれません。








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