ちょいバカオヤジ世界の旅(中華民国編)2015

 昨年末に初めて中華民国(通称:台湾)に行ってきました。台湾は日本最西端の与那国島からは111kmしか離れておらず最も身近な国になりますが、今迄、訪れる機会がありませんでした。今回も格安ツアーを見つけたのでこの度初めて訪れる機会に恵まれました。昨今の中国情勢を考えると中華人民共和国は行く気がしませんが、台湾人は親日家と聞くので初めての中華圏の国ですが楽しめるかと思います。という訳で、ちょうバカオヤジ世界の旅(中華民国)のはじまりです。





 今回は3泊4日の旅ですが、ツアー代は二人分で7万円でお釣りが来ます。海外旅行も身近になったもんですな〜!これでは国内旅行や個人旅行が衰退するのも頷けます。まぁ、値段が値段だけにホテルは期待できないけどね・・・まともなホテルに泊まりたい方はそれなりの金額のツアーをお勧めします。



トランスアジア航空

 今回利用したのはトランスアジア航空の605便、所要時間は桃園(台北)まで約4時間のフライトになります。天候も良く絶好のフライト日和で眼下には富士山が広がっていす。機内では台湾ビールを飲みながら機内食を楽しみ映画鑑賞をして快適な空の旅でした。機材のA330−300も全席モニター付きの日本語対応なので退屈することはありません。




士林市場

 ホテルにチェックインしたら夜の街に繰り出します。台北の街では夜遅くまで夜市が行われており、その中でも最大といわれる士林市場になります。平日にもかかわらず多くの人で賑わっており、年末のアメ横みたいな雰囲気が漂っています。出店や屋台も多く「金魚すくい」ならぬ「海老釣り」も行われていました。釣った海老はどうするのかな・・・



朝食 【画像上】 
 
台湾の朝食はやっぱお粥でしょう!ということでホテルのバイキングで済ませますが、台湾では朝から屋台等で朝食を摂る方を多く見かけます。値段も安いので外での朝食もいいかもしれません。ホテルの目の前はカメラ屋さん街で多くの日本製カメラの看板が並んでおり、かつての新宿西口を連想させます。



 
 朝食を済ませたら徒歩にて台北駅へ向かいます。ホテルからは15分くらいでしょうか? 台北駅では12番窓口で台湾のローカル鉄道の平渓線のフリーパスを購入します。ここで注意しなければならないのは、このフリーパスは平渓線の瑞芳から終点の青桐点間しか使えず、台北から瑞芳までは別途切符(プラスチックコイン)を購入する必要があります。



瑞芳 【画像上】 
 
瑞芳駅に着いたら平渓線に乗り換えますが、ローカル線だけに1時間に1本ほどなので近くの食堂にて早めの昼食を済ませます。何を頼んだらよいのかさっぱり解らなかったので、隣の台湾人が食っていたのと同じモノを頼みました。2点で250円ほどで、とってもリーズナブルでした。



平渓線 【画像上】 
 
瑞芳駅からは派手な色のディーゼル列車に乗って山を登っていきます。何故か日本のローカル列車とダブる気がしましたが、それもそのはず、我等が川ア重工鰍ェ製造した車両でした。流石に沿線に停車していた電気機関車は異国情緒が漂ってたけどね




菁桐

 瑞芳駅から終点の菁桐駅までは1時間ほど掛かります。菁桐駅は白い壁の木造の駅舎で風情があり南国情緒が漂っています。この平渓線は元々炭鉱の運搬用として敷設された鉄道で、現在は観光用ローカル列車として多くの観光客で賑わっています。平日にも拘わらず混んでいたので殆どは外国人観光客と思われます。



鉄道ショップ 【画像上】 
 
駅前には鉄道グッツを販売するショップもあり、日本の鉄道ファンにも有名な路線みたいですね。でも、何故か軒下には日本の〒マークやヤクルトの看板が吊り下げられています。郵便ポストも日本の丸型ポストと似ていますね!この辺は日本統治時代のなごりでしょうか?



菁桐 【画像上】 
 
菁桐では竹に願い事を書いたものが橋の欄干や線路脇の柵に沢山ぶら下げられています。まぁ、日本で言えば絵馬みたいな感じでしょうか? 値段は40元(約150円)とのことなので、せっかく来たので購入してぶら下げてみました。



平渓 【画像上】 
 
菁桐で1時間ほど散策して一駅戻って平渓駅へ ローカル線だけに1時間に一本しかありませんので、必然的に散策時間は決まってしまいます。平渓駅周辺も日本の古き良き時代の観光地を感じさせる土産物屋が立ち並ぶ街になります。



ランタン

 こちらでは願い事を書いたランタン(単色150元:約550円)を飛ばしてみました。色によって願い事が異なっているそうで、黄色(金運)、青(仕事)、赤(健康) 、紫(学業)なんだそうです。よって、4つの願いごとが出来るランタンは値段も高いようです(200元:約750円) ゆっくりと青い空高く昇っていくランタンを見ていると何故だか幸せな気分になります。




 
平渓駅から3駅戻って十分へやってきました。平渓線沿線の中では一番混雑している場所になります。菁桐や平渓でもランタンを飛ばせますが、ここ十分ではひっきりなしに空に舞い上がっていきます。また、線路脇には商店が立ち並び列車が通り過ぎるとすぐに線路に人が溢れてきます。一応、線路内には入らないように看板もありますが、実際は関係ないみたいですね(苦笑)



十分瀑布 【画像上】 
 
十分は混んでいるだけに観光スポットも数多くあります。でも、駅から結構歩かなければなりません・・・ということで、電動スクーターを借りることに!2時間で200元(750円)しかも免許不要なのでとっても便利です!ただ2ケツだと坂道登らないけどね(苦笑)




 丸1日台湾のローカル線を楽しんだ後は台北の街でフカヒレの姿煮とアワビのオイスターソースを食べます。この他にも小籠包や炒飯・サラダもついてビールを飲んでも二人で一万円でお釣りがきます。やっぱ、台湾は安くて美味しい店がありますね!食後は歩き疲れた足を休めるためにマッサージ屋に立ち寄ります。足裏マッサージ少々痛いですが値段は他のアジア諸国と比較すると高い気がします。



台北101 【画像上】 
 
台湾3日目は朝一で台北101へMRTで繰り出します。かつて、世界一高いビル(509.2m)として建設されましたが、現在はドバイのブルジュ・ハリファに抜かれています。しかし、設置されている東芝製エレーベーターは世界最速でギネス記録にもなっており39秒で展望階まで行くことができます。



中山国中 【画像上】 
 
台北101の後はMRT中山国中駅近くの免税店で買い物をして、北京ダックのお店へ繰り出します。つまみと炒飯が付いてビール飲んでも二人分一万円でお釣りがきます。北京ダックなんて日本じゃ食べる機会が中々ないからね〜



九分 【画像上】 
 
食後は台湾観光で人気の九分へ向かいます。MRT忠孝復興駅から高速バスで1時間ちょっとで行くことができます。ここも古き良き時代の日本の観光地を思わせるような土産物屋が数多く立ち並んでおり多くの人で賑わっていました。
千と千尋の神隠し 【画像上】 
 
千と千尋の神隠しに登場する湯屋にそっくりだと観光ガイドに載っている建物ですね!もう少し早い時間に来れば建物も綺麗に写せたろうに・・・お勧めは暗くなる前の夕暮れ時ですね!しかも、自分が行った時は雨も降っていたので残念でした。



 帰りはトランスアジア航空の606便で朝早いんだよね〜 暗いうちにホテルを出発して台湾桃園国際空港まで!帰りは行きと異なりジェット気流に乗り3時間ほどで成田まで帰って来られます。台北を飛び立って2時間半ほどすると眼下に大島が見えてきますので台湾がえらい近くに感じられます。トランスアジア航空は行きは遅く帰りが早い時間なので実質的に中2日しか使えないのが欠点です。まぁ、効率よく運行するには仕方ありませんな・・・





編集後記

 さて、ちょいバカオヤジ世界の旅(中華民国編)は如何だったでしょうか?初めての台湾旅行でしたが、台湾人はとてもマナーが良く親切な人ばかりで感心しました。街中にもゴミも落ちておらず、東南アジア諸国ではシンガポールに次ぐ美しさかと思います。某国の人民のマナーがあまりのも酷いので、そのギャップに驚くばかりですが、全く異なる民族と思った方がよさそうです。小さい国なので見所は少ないですが、美味しい食べ物と暖かい気候、そして親切な人々と日本に最も近い国として、機会があればまた訪れたいと思える国でした。という訳で皆さんも機会があれば行ってみては如何でしょうか?















inserted by FC2 system