ちょいバカオヤジ世界の旅(トルコ共和国の巻)後編





7/12(日) バムッカレ遺跡 【画像下】 
 
翌朝の観光一発目はヒエラポリス・バムッカレ遺跡へ 石灰棚の丘の一番上にある遺跡で、ローマ帝国の温泉保養地として栄えたそうです。これぞ、まさしくテルマエ・ロマエの世界ですが、2世紀頃にこのような都市が存在したなんて文明的にいかに進んでいたか解ります。



石灰棚 【画像上】 
 
世界遺産にも登録されている石灰棚です。真っ白い石灰に棚田のように幾つもの温泉棚が広がっており、エメラルドグリーンの温泉と相まって幻想的な景色が広がっています。個人的にはもっと湯量があれば美しい景色だったと思うのですが、実際の温泉棚はごく僅かだったりします(苦笑)



ファッションショー 

 ツアー旅行定番の土産屋強制連行第3弾は革製品のお店、革製品というから財布やバックなどの小物を想像していたものの、実際は革のジャケットのみで、いきなりファッションショーが始まりました。気に入ったものがあれば番号を控えてとのことですが、ジローラモじゃあるまいし似合う客なんているわけないじゃん!ワインで酔わせたところで財布の紐は緩くならないぞ!



アルテミス神殿 【画像上】 
 
昼食後はアルテミス神殿を観光! ローマ帝国の建物跡と思われる支柱のてっぺんでは、こうのとりが巣を作っていました。しかし、どこもかしこも土産売りが片言の日本語で売りつけてきます。当然、シカトするんですが気の良いオヤジは買わされていましたね(苦笑)



エフェソス遺跡 【画像上】
 
エフェソス遺跡は古代都市で紀元前に建てられた建物跡が多数残っています。かつての世界三大図書館のひとつのセルシウス図書館も残っており、いかに文明的に進んでいたかが理解できます。初めて古代遺跡を見ましたがスケールの大きさに圧巻です。
 長いすに穴が開いたような遺跡は当時のトイレだそうです。川のように下には水が流れており水洗便所になっていたそうで、この時代としては画期的だったに違いない。ある意味、現代の某国のニイハオトイレよりまともかもしれません。画像上右の足跡は当時の売春宿の案内表示だそうです。



エーゲ海 【画像上】
 
本日の宿泊地はエーゲ海のリゾート地アイワルクになります。ビーチには白いパラソルが並びいかにもヨーロッパのリゾート地らしい雰囲気です。流石に夕方なので水着に着替えて海に繰り出す気にはなりませんでしたが、こんなビーチのんびりしたいもんです。



7/13(月) イリオス遺跡 【画像上】
 
旅も終盤に差し掛かりましたが、本日一発目の観光はイリオス遺跡へ トロイの木馬の複製があることで有名ですが、エフェソス遺跡があまりにも素晴らしかったので感動は殆どありません。記念撮影用の民族衣装を纏った古代兵士たちも暑さのためベンチで休んでいます。



ダーダネルス海峡 【画像上】
 
長いアジア大陸に別れを告げてダーダネルス海峡をフェリーで渡りヨーロッパ大陸へ トルコ共和国はアジア大陸とヨーロッパ大陸に跨る珍しい国で、アジア文化とヨーロッパ文化の交差点とはよく言ったもので、エキゾチックな独特の雰囲気があります。



スタンド 【画像上】
 
途中の休憩所は土産屋や飲食店の場合もありますが、ガソリンスタンドで休憩する場合も結構あります。日本のスタンドと違って売店が併設されている場合も多く、トイレも無料で使えます。画像上右のピンクのコカコーラは、日本だと白いパッケージのライトになります。トルコのコカコーラはお洒落ですね!



 やっとイスタンブールにやってきました。首都はアンカラですがイスタンブールの方が都会の雰囲気があり、道も大変渋滞しています。鉄道や路面電車も走っており中央分離帯には綺麗な花が植えられておりヨーロッパらしい雰囲気が漂っています。でも、さすがに都会だけに注意するようにガイドに言われましたが、イタリアなんかに比べれば全然安全だそうです。まぁ、日本より治安がいい国はないでしょうからこればっかりは仕方ないですね・・・



飛んでイスタンブール 【画像上】
 
夜はイスタンブール随一の繁華街 の イスティクラル通りに繰り出します。古い路面電車が走り多くの人で賑わっています。日本で言えば銀座の歩行者天国といった感じですかね?みんな楽しそうな笑顔が印象的でした。
 通りではアコーデオンを弾いて金を稼ぐ少女や赤ちゃん連れのお母さんもいて、この国の貧しさを感じます。弾いている曲はみんな同じで哀愁が漂っていました。最寄の地下鉄の駅は地下に続くケーブルカーのよう・・・今回の旅で唯一夜の街を堪能しました。



7/14(火) アヤソフィア 【画像上】
 
本日はトルコ最終日! 一発目はアヤソフィアへ 元々はキリスト教の大聖堂だったらしいが現在は博物館となっています。外観上も内部もモスクとどう違うのか宗教に詳しくない自分にはよく解りかねますが、これもアジア文化とヨーロッパ文化の融合といったところか・・・



ブルーモスク 【画像上】
 
アヤソフィアの向かいにあるブルーモスク(正確にはスルタンアフメト・モスクと言うらしい・・・)トルコを代表するモスクで世界遺産にもなっています。内部は一部改修中で足場が掛かっており残念でしたが、スケールの大きさといい神秘的なモスクです。



路面電車 【画像上】
 
ブルーモスク近くの通りには路面電車が走り、真新しい車両はヨーロッパの雰囲気があります。改札や駅も現代的で都会の洗練された町並みを感じさせます。同じトルコ国内でもアジア大陸側とは異なった雰囲気が漂っています。



グランドバザール 【画像上】
 
カパルチャルシュは屋根付き市場を意味しイスタンブール有数のバザールでなります。土産物屋はもとよりあらゆるものを売っており、まさに巣窟といった感じです。イスタンブールを代表する観光地ですが、ボッタクリは当り前で現地ガイドも補償はできないとのこと・・・



 
 バザールの中はこんな感じ・・・眩いくらいのゴールドばかりを扱う店や、銀製品ばかりを扱う店、ランプばかりを扱う店もありますが、流石に高価なものは買うのに勇気がいります。他にも骨董品ばかりを扱う怪しい店もあり見ているだけでも楽しい場所です。このような店が約3千軒もあり迷路のようになっているので、あまり調子のって巡っていると迷子になるので注意が必要です。




 イスタンブール最後の観光はボスポラス海峡のクルーズ、このアジア大陸とヨーロッパ大陸を隔てる海峡には日本の大成建設が建設した海底トンネルや石川島播磨重工業と三菱重工が建設したファーティフ・スルタン・メフメト橋も掛けられており、まさに地図に残る仕事です。遠く離れたこの地で日本の技術が発揮されたことを誇りに思うと同時にトルコとの友好の架け橋と言ってもいいでしょう。
ボスポラス海峡 【画像上】 
 
さて、このクルーズでは、若干1名がグロッキーになり終始船の中で潰れていました。調子に乗ってはしゃぎ過ぎだって・・・奴にとっては地獄のクルーズだったろうに(苦笑) しかし、最後の最後にクルーズとは運が悪い・・・土産屋で買ったトルコ国旗の帽子は奴以外被っているのを見たことがありません(爆)



帰国 【画像上】 
 
帰りはイスタンブールからドーハ経由で成田まで、ドーハまでの機材はA330になります。夕暮れのイスタンブール市街は赤い屋根が赤く染まり哀愁が漂っていました。ドーハは上空は砂漠に輝く夜景が綺麗でしたね。ということで、無事成田まで到着しました。





編集後記

 さて、ちょいバカオヤジ世界の旅(トルコ共和国編)は如何だったでしょうか?過去の歴史から親日家と言われるトルコですが、実際はさほど親日家とは感じませんでした。また、今回のツアーは全食事付きのツアーでしたが、食事は酷かったですね・・・トルコ料理がマズイのかツアーだからマズイのか解りませんが、食事に関してはハズレでした。まぁ、全部で8万円のツアーなので文句は言えませんが・・・また、鉄道が発達していないこの国では移動手段はバスが主体であり、移動時間が長いのが欠点です。とはいうものの、この金額で8日間も異国文化に触れられるなら安いと思います。心配される治安も自分が感じたところでは全く問題ないですし、機会があれば皆さんも訪れてもいいかと思います。まぁ、自分は1度と行けば十分ですけど・・・ということで、ちょいバカオヤジ世界の旅(トルコ共和国編)完結















inserted by FC2 system