ちょいバカオヤジ世界の旅(トルコ共和国の巻)前編

 「兼高かおる世界の旅」ならぬ「ちょいバカオヤジ世界の旅」として、今回はトルコ共和国の巻をご紹介したいと思います。トルコ共和国は親日家としても有名ですが、オスマン帝国(現在のトルコの一部)の軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町で遭難した時に助けたことが由来とされています。また、イラン・イラク戦争の時にはトルコ政府の計らいによりターキッシュ航空(トルコ国営航空)が日本人を特別機で救出して恩返ししたという時代背景があります。今回、そんなトルコ共和国を訪れる機会に恵まれました。ということで、初めてのトルコ共和国に突撃〜!





7/8(水) カタール航空QR807便 【画像下】
 
今回は全行程8日間のツアーで食事付き観光付きで8万円という格安ツアーの為、カタールのドーハ空港にて乗り継ぎです。機材はB777―300ERで日本語対応モニター付きで、超〜ガラガラだったせいもあり快適なフライトでした。流石、裕福な国の航空会社は違うやね!
 
 午前3時半ハマド国際空港に到着!タラップを降りると夜中とはいえ砂漠特有の暑さを感じます。初めての中東ですが、案内表示のアラビア文字といい異国情緒が漂っています。空港もとても綺麗で、早朝にも拘わらず免税店も営業していました。やっぱオイルマネーによる力は偉大ですね!一説によるとカタールにいる殆どの人は出稼ぎの外国人で、カタール国民は13%しかいないのだとか・・・ということで、5時間ほど空港内に滞在



高級車 【画像上】 
 
裕福な国だけに空港内の展示車両も一味違います。マセラッティやマクラーレン・・・こんな車が普通に展示されています。やっぱ普通に買う人がいるんだろうなぁ・・・この国は(汗) それどころかランボルギーニアヴェンタドールをB787に積み込む姿も・・・愛車と一緒に旅行でも行くのでしょうか? 流石裕福な国は違います。




 ドーハ発アンカラ行きのQR255便からみた景色! ハマド国際空港を離陸すると眼下には高層ビルやヨットハーバーが確認でき中東ならではの景色が広がっています。その後、ペルシャ湾を縦断してイラン上空へ 岩肌むき出しの山岳地帯を抜けてトルコ上空へ向かいます。トルコ国境近くのオルーミーイエ湖はイラン最大の塩湖になります。遠回りになりますが、流石にイラク・シリア上空は避けて飛行ルートを設定していました。



 
 トルコの首都アンカラからバスに乗りカッパドキアに向かいます。距離にして約300km位か・・・途中、何度かトイレ休憩がありましたが真っ白い湖畔が広がる湖はトルコ最大の塩湖のトゥズ湖になります。トルコの塩は殆どがトゥズ湖産だそうです。初めて塩湖を見ましたが、ここがかつては海底だったなんて信じられません。アメリカのソルトレイク程ではありませんが広大な景色が広がっています。



車窓 【画像上】
 
延々と続く車窓からの景色はこんな感じ・・・はげ山が多くひまわり畑も数多く見受けられます。何でもひまわりの種は食用なんだとか・・・まさに、砂漠と緑溢れるヨーロッパの中間といった景色です。トラクターの干草もいい感じです。




7/10(金)
カッパドキア

 カッパドキアのホテルのバルコニーから見た景色はこんな感じ!目の前に遺跡っぽい洞窟や、きのこのような岩が広がっています。早朝には上空からカッパドキアを見学する沢山の気球が舞い上がります。2時間くらいのツアーで1万8千円位するらしいのでパスしましたけどね(苦笑)



カイマクル 【画像上】
 
本日は終日カッパドキアを観光します。 まず一発目は地下都市の見学!どこの国でもそうだけど入口近くのお土産屋では、片言の日本語で呼び込みする土産屋のオヤジが多数います。しかし、よく日本語を知っているよなぁ 彼らから見れば我々は中国人や韓国人と似たようなもんだろうけど、よく見分けが付くもんだ・・・



地下都市 【画像上】
 
岩をくり貫いたような地下都市はまるで蟻の巣のように地底まで伸びています。壁が真っ黒にすすけた部屋は、かつての台所だそうです。電気がある現代ならまだしも当時はどうやって暮らしていたのでしょうか? この地域では岩肌をくり貫いた住居跡が多数見受けられます。



トルコじゅうたん 【画像上】
 
地下都市観光の後はトルコじゅうたんのお店へ こういう場所への連行はツアー旅行ではお約束ですね!説明を聞くと納得の品質と価格なのは理解できますが、流石に何十万もするモノを買う訳ないじゃん!と思いきや2組程購入者が・・・(汗)



ウチヒサル 【画像上】 
 
ウチヒサルはカッパドキアで一番高い岩だそうで、岩肌の無数の穴はまるで蟻塚のようです。てっぺんにはトルコ国旗がなびいていることから城みたいですな・・・この洞窟住宅は現在でも実際に住んでおり、岩肌には窓や手摺、パラボラアンテナなんかも確認できます。



洞窟レストラン 【画像上】 
 
昼食も真っ白な岩肌をくり貫いた洞窟レストランに案内されました。外とは違って涼しげな空気が漂っており、雰囲気もとってもいいのですが、肝心の料理は味が無く今一でした。世界三大料理とか言われているトルコ料理ですが、この店だけでなく全てにおいて味がなく今一でした。



ユチ・ギュゼルレル 【画像上】 
 
ユチ・ギュゼルレルの土産屋のアーケードでトルコアイスを食うことに・・・しかし、この兄ちゃんアイスを差し出して、取ろうとすると引っ込めること数回繰り返しやがって、完全におちょくっています。こっちも、金払う時に引っ込めて、おちょくってやれば良かったな・・・



キノコ岩 【画像上】 
 
アーケードを抜けると3本のキノコ岩があります。「3人姉妹」と呼ばれる3岩ですが、キノコ岩と呼ぶのは日本人だけらしい・・・その次は連れて行かれたのはデヴレントのラクダ岩、流石に朝から岩ばかり見せられると飽きてきたな(苦笑)



パシャバー地区 【画像上】 
 
本日最後の観光も岩・岩・岩のパシャバー地区へ 一番最初に訪れれば感動も大きかったろうに・・・でも、小高い岩の上から見る景色は絶景です。最もカッパドキアらしい景色と言ってもいいでしょう。結論から言うとカッパドキア観光は岩見学しかないぞ・・・と



 最後はツアー旅行お約束のトルコ石のお店に! 一緒に行った後輩が最近彼女ができたらしく、自分もカミさん向けに物色することに・・・でも意外と高いんだよな〜宝石の価値なんか分からんので、摂りあえず一番安いの持ってこい!と・・・それを更に値切ってシャンシャンシャンしたものの、トルコリラに換算した時点で誤魔化された気が(汗) やっぱ交渉した通貨で支払うべきだったな(泣) ということで6組ほどご購入!



7/11(金) シルクロード 【画像上】 
 
本日はパムカッレまで約600kmの移動! 延々と続くシルクロードの草原の中を進みます。地平線まで続く草原の中で遊牧民族と思われるテントが多数確認できました。まさに久保田早紀の「異邦人」のような景色だなぁ・・・



休憩 【画像上】 
 
トイレ付きバスとは言っても緊急時しか使用させて貰えないので、2時間おき位に休憩所で済ませます。でも、大抵有料なんだよね休憩所のトイレ・・・1回1リラ、出ても出なくても1リラ、ということで本日一回目の休憩所はどこぞの宮殿の脇のお土産屋でした。



メヴラーナ博物館 【画像上】 
 
本日、唯一の観光はメヴラーナ博物館で、メヴラーナ教団の創始者ジェラルディン・ルーミーの霊廟とのことですが、現在は博物館となっています。中にはお偉いさんの棺桶なんかも展示してあり撮影も可能でしたが、一部、礼拝スペースだけは撮影禁止だったりします。あまり宗教的なことは良く解りませんが、とても綺麗に整備され美しい博物館です。



バムッカレ 【画像上】 
 
バムッカレのホテルは周囲を畑に囲まれた長閑な立地条件ですが、温泉が近くにあることから温水プールも完備され多くの欧米人で賑わっていました。食事もプールサイドのテラスのバイキング形式でリゾート気分が味わえます。また、ベリーダンスも披露されますが、この日は急な雷雨のためロビーにて披露されました。



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