サーキットの狼ミュージアム

 サーキットの狼といえば管理人が小学生の時に少年ジャンプに連載された漫画で、当時のスーパーカーブームに乗って大人気でした。スーパーカー消しゴムも超〜流行っていてボールペンで飛ばしてよくレースもしたっけな・・・当時はスーパーカーなんて夢の遥か遠い世界の車で、その車で惜しげもなくレースを繰り広げる繰り広げる「サーキットの狼」に夢中になったもんさ 今じゃフェラーリが走っていたところで珍しくも何ともないけどね!ということで神栖市にサーキットの狼ミュージアムに大学の級友と行ってきたのでご紹介したいと思います。



 東関東自動車道の終点の潮来ICで降りたところに「サーキットの狼ミュージアム」はあります。駐車場はとても広くオフ会やジムカーナ程度なら出来そうな広さです。外壁にはこでもかっ!と登場人物や愛車達が描かれていますが、何でも漫画家40周年を記念して開館したそうな。


入場券 【画像上】
 
開館日は土日祝日限定という何ともやる気のない施設だったりします。入館料も800円とリーズナブルでありJAF割引がありますがカード提示しなくても勝手に700円にしてくれました・・・個人的には潰れないのが不思議で仕方ない施設ですが、個人の趣味で建てた施設としか思えません。



名車 【画像上】
 
入口を入るとサーキットの狼に出てくる名車たちが出迎えてくれます。風吹裕也の愛車ロータスヨーロッパにディーノ246GT、早瀬左近のポルシェRSとメインのキャストの車両がで〜んと勢揃い!特にロータスヨーロッパはボンネットに撃墜マークも再現されており正に風吹裕也レプリカです。ちょっと勿体無い気もしなくもないけど・・・



マンガの中の名車たち

 各車のスペック表を見るとディノ246GTは車両重量1080kgの195PS、ロータスヨーロッパは730kgの126PS、ポルシェRS2.7は1075kgの210PSだそうで、漫画の中では対等に戦っていましたがロータスヨーロッパに勝ち目はないとと思うのだが子供にゃあ解んないよね



ディーノ・
レーシングスペシャル


 うぉ〜!コッ コレは幻のディーノレーシングスペシャルではないか!流石島サーキットレースに出場するために308GTBのV8エンジンを積んだ架空のマシンですが、パイプフレームにハリボテで再現したようです。エンジンは何を積んでいる解りません!



カウンタックLP400S 【画像上】
 
おぉぉぉ ハマの黒ヒョウの愛車ランボルギーニのカウンタックじゃあ〜りませんか! ガルウィングに角ばったデザインは今見ても十分格好いいです。中学1年の頃、近所にカウンタックLP500Sがある家があって雨の中見にいったけ・・・シャッターの下の隙間から覗いてぶっといタイヤしか見られなかったけど(苦笑)



エンジン 【画像上】
 
ランボルギーニのカウンタックとミウラのエンジンルームね! 同じV12ツインカムエンジンでも縦置きと横置きで違っています。出力は370PS前後で当時としては夢のハイスペックエンジンですが今となっては大したことないです・・・まぁ、馬力があればいいってもんでもないしね!



 
ミウラP400S

 カウンタックがあれば飛鳥ミノルの愛車ミウラのP400Sもあります。エンジンはカウンタックとほぼ同じものの、車両重量はカウンタックの1380kgに対し1180kgと随分軽量ですが、1200kg弱の車体に4000ccのエンジンって現行車と比べるとかなり軽いよな〜 エンジンパワーに対して性能スペックがいいのも納得できます。



BMW3.0CLS&パンテーラ 【画像上】
 
悪役のピーターソンの愛車BMW3.0CSLも・・・1270kgの車体に3000ccOHCエンジン200PS! 同じく悪役イメージ四国の獅子のデ・トマソ パンテーラもイタリア製の車体にアメリカンV8を積んだ車体は異色ですが車重が重いのが欠点か・・・




トヨタ2000GT

 外車だけでなく国産のトヨタ2000GTも・・・サーキットの狼ではピーターソンの愛車として富士で風吹ヨーロッパと早瀬のポルシェとバトルして3台同着、その後ホームストレートでゼロヨン勝負(なんかサッカーのPKみたいだな・・・)で風吹のヨーロッパが勝ったのだとか? 高速サーキットとヨーロッパが同着してゼロヨンで勝利なんて有り得ないと思うのだが子供にゃ解らんねーし



 
ランチャストラトス

 風吹の3台目の愛車ストラトスが2台も・・・と思ったら1台はレプリカだって(汗)ホンモノはディーノのエンジンでV6DOHC190PSに980Kgの車体、それに対してレプリカは直4DOHC130PSエンジンの870Kgなんだって!素人目にはどっちがホンモノだか解らないけど音を聞けば解っちゃうのかな? 現在でもレプリカのキットカーは何社か発売されているようです。




スーパーカーブーム
 コレクションは実車だけでなく池沢先生(敢えて先生と呼ぼう!)のメットや写真・トロフィーなども・・・またミニカーも多数展示されています。そして何と言ってもスーパーカー世代にとって忘れてはいけないスーパーカー消しゴムが! 小学生の頃に両面開きの筆箱の中に沢山のスーパーカー消しゴムを隠し持っていた人も多いのでは? 勿論、レース用のBOXYのボールペンも忘れてはいけません(笑)



ロータス107C 【画像上】
 
うぉぉ ロータスのF1マシンもあ〜るじゃないか! これはジョニーハーバートが乗っていた頃のやつかな? 確かタミヤのプラモやラジコンのボディ用としてもあったはず。大抵はこの手展示用F1はエンジンレスだったりするのだが、カウルの隙間から覗く限りエンジンはあるようです・・・



マセラッティ&928 【画像下】
 
スーパーカー世代にとってはマセラッティも忘れてはいけません! 確か昔はボーラとかメラクとかあったような気が・・・王冠のエンブレムはマセラッティの証! 画像右は懐かしのポルシェ928ね! 最近は見なくなりましたがやはり911シリーズ以外は人気無しといったところか



アルファ&ロータス 【画像上】
 
隣のガレージにはアルファロメオとロータスとロータスも・・・こちらのガレージはシャッターで外へすぐ出られるので実用車も置いてあり、画像にはありませんがメルセデスのAMGのSLSも有りました。その後、外へ引っ張り出して駐車場を何度も周回してたけど・・・



 
コスモスポーツ&GTR

 帰ってきたウルトラマンのMAT専用車「マットビハイクル」として登場したコスモスポーツも・・・こいつは確か10Aロータリーだったよなぁ 今見ても内装といいスポーツカーっぽい雰囲気がぷんぷんします。そしてもう一台はお約束のスカイラインGTR・・・もうこいつの説明はいらないですね




その他


 その他にも古いBMWやらメルセデスやらも保管されていました。個人的には価値があるのか無いのか解らんけど・・・と思いきやT型フォードといった超〜古い車もあったりして!まぁ、世界初の量産車ですからねT型フォードは・・・走るかどうかはわからんけど動態保存されている個体も多数あるようです。




360&900SS 【画像上】
 
軽自動車もあり!ってことでスバル360も・・・てんとう虫の愛称やキャロル時代の矢沢永吉も乗ってたんじゃなかったっけ? また、ドカの900SSも・・・敢えてマイクヘイルウッドレプリカじゃなくて900SSってところが玄人好みといったところでしょうか?






編集後記

 さて、サーキットの狼ミュージアムは如何だったでしょうか? ミュージアム自体は御殿場辺りに沢山ある何とか博物館と比較して少ないものの(ってもうみんな閉館してしまって無いらしいが)入館料は格安でなので近くに行く機会があれば寄ってみるのもいいかもしれません!子供の頃にあんなに熱中して読んだ「サーキット狼」ですが、大人になって冷静に実車を見ると有り得ね〜だろというスペックだったり・・・勿論、漫画の内容を忘れてしまった方にも漫画や雑誌が多数置いてありますので漫画喫茶代わりっていう利用の仕方もありだと思いますよ! ということで機会があれば皆さんも一度足を運んでみては如何でしょうか・・・閉館になってしまう前に(苦笑)







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