メガ ウェヴ in お台場

 
メガウェブはお台場のパレットタウン内にあるトヨタのショールームで、トヨタが販売する新車が展示されているだけでなく、屋外にはクローズドの試乗コースも完備されています。また市販車だけでなくレーシングカーの展示もされており、ヒストリーガレージではトヨタ車だけでなく、世界のビンテージカーが展示されており、車好きには堪らない空間となっています。今回はドリームドライブ ドリームライブという車と音楽の融合(はっきり言ってどこが融合なのかよく分からんが・・・)というイベントの模様も併せてご紹介してみたいと思います




シェルミュージアム 【画像下】
 
ゆりかもめのお台場海浜公園駅からパレットタウンに向かう歩道橋の途中にあるビルの1階には、昭和シェル石油のショールームがあります。ここには、カフェやフェラーリのグッズを販売するショップがあるだけでなく、F1も展示してありますので興味のある方は是非覘いてみてはと思います。
フェラーリF1

 さり気なぁ〜くF1が展示してありますが、モーターショーやサーキットでも中々フェラーリのF1を間近に見られることって少ないと思います。しかも、ここはあまりお客さんがおらずゆっくり見学することが出来ますので、大好きなF1を眺めながらカフェでお茶でも飲みながらゆったりとした時間を過ごすなんていうのもいいかもしれません。


メガシアター & エネオスSC430 【画像上右】
 
トヨタシティショウケースのメガシアターはGTカーで富士スピードウェイの走行が体験できるアトラクションです。グランツーリスモのプロデューサーとのコラボでシートが動くことにより臨場感溢れる走行体験が味わえます。ディズニーランドで言えばスターツアーズみたいなものですが、近くには本物のGTカーのエネオスSC430も展示されています。


フォーミュラニッポン & ストックカー 【画像下】
 
フォーミュラニッポンの車両も展示されており、画像はローソンチームインパルのマシンのようです。フォーミュラニッポンは現在、同一シャシーにホンダエンジンとトヨタエンジンで争われていることから、これは当然トヨタエンジンでしょうね! ストックカーの方はあまり日本では馴染みがありませんがアメリカで走らせているカムリのようです。


ドリームドライブ ドリームライブ
 ここからは、ドリームドライブ ドリームライブの模様ですので、いつもこんなコトが行われている訳ではありません! 試乗コースを往年の名車と名ドライバーが疾走して、都会の真ん中のアスファルトジャングルにエキゾーストノートが響きわたります。


カストロール
トムス スープラ


 全日本GTカー選手権で活躍したカストロール トムス スープラ36号車をドライブするのは、日本人初のルマンウィナーのミスタートムスこと関谷正徳選手です。うひょ〜 ドライバーが関谷さんってトコが泣かせるよね! でもスープラって市販車のエンジンは3,000ccの2JZですが、このGT仕様は2,000ccの3SGだったりします。同一メーカーならエンジン換装OKなので多分ウェイトハンデ対策かな?


トヨタ7

 トヨタ7は1968〜70年に活躍したレーシングマシンだそうである。そう言やぁガキの頃図鑑で見たような形だなぁ〜っていうか管理人の世代だとマッハGO GO!のイメージだけどね(笑)でもこんなコンパクトなボディに搭載されるエンジンはV8の5,000ccで、最終的にはツインターボ化されたものまで作られたそうな・・・当時としてはバケモノだな・・


トヨタ800スポーツ & フォーミュラニッポン 【画像下】
 
浮谷東次郎仕様が駆ったトヨタ800スポーツ(通称ヨタ8)も走っています。浮谷東次郎は市川市出身のレーサーですが、はっきり言って管理人の年代では良く知らないんだよなぁ〜 フォーミュラニッポンの車両も走行していましたが回転半径が大きくロータリーを転回出来ないので切り返して戻ります。

 しかしなぁ〜 レーシングカーの走行とミュージシャンの演奏を交互に行うのが融合かぁ? 川村隆一や大黒麻季といった大物ミュージシャンも来ていますが、あまり興味のない管理人としては唄なんかどうでもいいから早く車を走らせろよぉ〜といった感じでした。まぁ、無料のイベントなので文句言える立場じゃないんだけどね(笑)

カシオトヨタTS010

 トヨタTS010は小川等とジェフリース組のドライブでモンツァで優勝したマシンだそうです。エンジンはV型10気筒3,500ccで600馬力以上を発生させるそうで、今回ステアリングを握るのは関谷選手です。関谷さんはTS010で1992年のルマン24時間耐久レースで日本人初の表彰台の2位に上っています。


ガズーレーシング
レクサスLFA


 ガズーレーシングのレクサスLFAもデモ走行していました。飯田章・脇坂寿一・大嶋和也・木下隆之の4人で昨年のニュルブルクリンクの24時間耐久レースでクラス優勝していますが、木下隆之選手はモータースポーツジャパンでもデモ走行していたのでダブルヘッダーですね! 耐久レース仕様だけにライトが綺麗です(笑)

ZENT SC430 【画像下】
 
GT500のZENT SC430は立川裕路(談志じゃないよ〜ん)選手のドライブで、立川選手もモータースポーツジャパンとダブルヘッダーです。このデモ走行はこの両脇がガードレールで囲まれたピットレーンを狭くしたようところ走りますが、ピットレーンのように速度制限はありませんから全開走行で最高速は200km超ですかね?


 メガウェブのメインのトヨタシティショウケースからビーナスフォートを抜けていくとヒストリーガレージがあります。ここは、世界のビンテージカーが展示されておりノスタルジックな空間が広がっています。トヨタ車だけの展示ではないのはモテギのホンダコレクションホールと同じで、トヨタの懐の大きさを感じます。自車が発展したのはライバル車あってこそと敬意を払っているようにも感じます。


KPGC10 & Z432 【画像下】
 
日産の名車ハコスカGTR(KPGC10)とフェアレディZ(Z432)も展示してあります。この当時の通常のスカイラインやZはSOHC直6のL型エンジンですが、GTRと432はS20というDOHC直6エンジンを搭載しておりレースで活躍しました。確か車両重量は432の方が軽かったはずで、生産台数が少ないので共に希少価値が高いモデルです。


スバル360コスモスポーツ 【画像上右】
 
スバルの名車の通称てんとう虫と呼ばれるスバル360とマツダの名車コスモスポーツも展示されています。コスモスポーツというと管理人の世代だとウルトラ警備隊のイメージだなぁ〜 フルハシ隊員は毒蝮三太夫だっけか? エンジンは2ローターの10Aロータリーエンジンで、その後12A→13Bと排気量が上がっていきます。3ローターの20Bなんてのもあったけどね!


キャロル & セリカLB 【画像下】
 
マツダキャロルは前記コスモスポーツと異なり360ccレシプロエンジンの軽自動車で、軽自動車初の4ドアセダンだそうである。セリカのLB(リフトバック)は子供の頃に憧れたなぁ〜 エンジンはDOHCの2T- G(1,600cc)と18R-G(2,000cc)の二種類があります。スタイルは今見ても十分格好イイよね!


クラウン & カローラ 【画像下】
 
画像下左はむか〜しのクラウンでパトカーにも採用されていたモデルだったと思います。管理人の世代だと映画やドラマでクラッシュ用によく使われていた記憶があります。画像下右のカローラは3億円事件で使用されたのと同じモデルですかね? 当時の管理人は府中刑務所の近くに住んでいたので近所のカローラオーナーは捜査の対象だったな・・・


ディーノ 246GT

 うぉぉぉ ディーノじゃないか! 管理人の世代だと漫画「サーキットの狼」の風吹裕矢だよなぁ〜 まぁ、風吹裕矢のはレーシングスペシャルとかいう架空のモデルだったけどな・・・このディーノ、実はフェラーリ特有の跳馬のエンブレムがありません。一説によると12気筒じゃないとフェラーリじゃない!とのことで、跳馬のエンブレムがないとの説がありますが、車名は若くして亡くなった最愛の息子の名前だったりします。


アメリカンゾーン 【画像下】
 
書籍やミニカーが並ぶショップのショーウィンドウの通りを抜けると、アメリカンゾーンになり映画「アメリカングラフティ」に出てくるようなカフェも設けられています。ガソリンスタンドに関しては当然ダミーで古き良き時代のアメリカの町並みが再現されています。


C2コルベット & シボレーインパラ 【画像下】
 
アメ車といえばなんと言ってもコルベットでしょう!ということでC2型ですかね? 鮮やかな緑の大きな車はシボレーインパラで、アメリカが最もアメリカらしかった時代の車たちです。この他にも巨大な白いオープンカーのキャでラックや、初代マスタングといった古き良き時代のアメ車たちが展示されています。


アルファロメオスパイダーフィアット500 【画像上右】
 
痛車・・・じゃなくてイタ車も展示してあります。真っ赤な2シーターはアルファロメオのスパイダーですね!アルファ特有のヘビのマークのエンブレムが素敵です。画像下右のスバル360のような車は漫画「ルパン三世」にもよく出てくるフィアット500です。スーパーカー世代の管理人はフィアットというとX1/9のイメージが強いけどね(笑)


メルセデス380SL & BMWイセッタ300 【画像下】
 
独車といえば何といってもメルセデスでしょう! ということで縦眼のドロップヘッドじゃなくてハードトップの380SLです。画像下右のカリメロみたいな車はBMWイセッタ300という車だそうです。なんかBMWのイメージとは違いますが、よぉ〜く見ると映画「カーズ」出てくるタイヤマンのモデルとなった車みたいです。


ジャグヮーEタイプバンプラプリンセス 【画像下】
 
英国車も展示です。画像下左の綺麗なボディラインの車はジャグヮーのEタイプですね! エンジンは初期型のDOHC直6から最終的にはSOHCのV12まで搭載されたそうである。画像下左はバンプラ(バンデン・プラス)のプリンセスですかねぇ? これもいかにも英国車といった雰囲気の車です。


ロータスエラン

 浮谷東次郎が駆ったロータスエランだそうです。エンスージアストの皆様にとってはヨダレが出るような車ですが、はっきり言って管理人の世代だとピンときません。エンジンはDOHC1500cc〜1600ccで車重は600kg強なので元祖ライトウェイトスポーツといったところですが、こうやって見るとユーノスロードスターはまんまエランのコンセプトを真似た気がします。


トヨタF1 【画像上右】
 
残念ながらF1から撤退してしまったトヨタですが、ノートPCとステアリングのモニターから走行状況が確認出来るようになっています。液晶にギヤポジション、LEDでシフトアップポイントなどがで表示され、見ていてもコックピットの走行状態が分かり楽しいです。こうやってみると現代のF1がいかにハイテクなのか解ります。


トヨタTS020 【画像上右】
 
画像は1999年仕様のトヨタGT-ONE TS020です。トヨタが必勝体制で挑んだルマンで、最も前評判が高く(ポスターにも起用された)優勝候補と言われたにも関わらず結局勝てなかったマシンです。事実予選ではフロントロウ独占したもののマシントラブル等により1・2号車がリタイヤ! 3号車の日本人トリオの追撃も及ばず結局総合2位で終わったマシンです。


カストロールGT-FOUR & カローラ 【画像上右】
 
屋外のテラスにはWRCのマシンも展示してあり、トヨタがWRCで絶好調の頃のマシン、セリカGT-FOURも展示してあります。その後、WRCではショートホイールベースのコンパクトな車両が主流になり、トヨタもGT-FOURからカローラにスイッチしました。ということでカローラも展示してありました。

au セルモスープラ

 2004年モデルの全日本GTカー選手権(現在のスーパーGTの前身)で立川裕路と荒聖治組のauセルモスープラも展示してあります。関谷がドライブしたカストロールトムススープラと比較して、ライトの形状が変るだけで随分イメージが変ります。スープラというとデカくてずんぐりムックリしているというイメージですが、このスープラは何故だか性感・・・じゃなくて精悍に見えます。



台場小香港 【画像下】
 
さて、ひと通り見学も終わり、お腹も減ったので羽田から国際線に乗って香港で食事と洒落こみます。というのは冗談で台場小香港と言ってデックス東京の中に香港の町並みが再現されています。まぁ、気分だけでも香港を味わうということで(笑) しかし、あれだなぁ〜出来た当初はアグネスチャンの店なんかもあって、活気に満ちていたものですが、現在は空きテナントが目立ちます。



台場1丁目商店街

 香港(ニセモノだけどね)で食事を済ませたら、今度は昭和30年代末の東京にタイムスリップしてみましょうか! ということで台場1丁目商店街です。ここは、昭和30年代末〜40年初頭の町並みが再現されており、昔懐かしい駄菓子屋等の店が建ち並んでいます。でも、ここも以前に比べて規模が縮小されていて残念だったなぁ〜



編集後記

 さて今回はパレットタウン内のメガウェブを中心にお台場周辺の施設を紹介してみました。お台場というと若い男女のデートスポットというイメージで、管理人のようなカーキチには縁が無い場所のように思われますが、意外に車関係の施設が充実していたりします。また、今回ご紹介しませんでしたが、お隣の東雲まで行くとスーパーオートバックスとライコランドがあるので、カー用品やバイク用品の買い物をするにも便利な立地条件です。今回ご紹介した施設は全て入場無料ですから、あまりお金を使わず一日楽しめることが出来るので、寒くてバイクで出掛けるには辛い時期には、こんな施設に足を運んでみては如何でしょうか?






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