クラシックカーフェスティバル(松戸市民まつり2017)

 アップするのが随分遅くなりました昨年の10/7(土)に松戸市民祭りで開催されたクラシックカーフェスティバルの模様をご紹介したいと思います。頭の固い役所がこのようなイベントを併催すること自体大変珍しいですが、毎年恒例のイベントとして市民祭りと併催で開催されており、パレード走行も行われていることからクラシックカー文化の定着と市民権を確保しているようです。ということで、松戸市民祭り2017クラシックカーフェスティバルの様子をご紹介思います。






 今回は生憎の雨模様ですが、例年会場が駅前の地下駐車場ということでクラシックカーフェスティバル自体の開催は全く問題ありません。屋外では屋台も数多く出店されておりビール片手に食べ歩きを楽しむことが出来ます。西口はペデストリアンデッキがあるので雨でもデッキ下は影響を殆ど受けないしね(笑)でも、甲冑を着た集団は可哀想に雨の中を行進してますな(汗)



S130Z&SR311 【画像上】
 新旧フェアレディZが仲良く並んでいます・・・といっても、どっちも相当古いんだけどね(苦笑)黒いS130Zは2by2なので2シーターと比較してホイールベースが長いです。自分のFCは2シーターのアンフィニでもホイールベースは変わらないけどね。



KPGC110 【画像上】
 歴代のスカイラインGTRの中でも最も台数が少ないのがこのケンメリGTRになります。10年前に1千3百万円で売られていて高いなぁと思っていましたが、今では5千万以上で取引されることも珍しくないので超プレミア車両です。



KPGC10 【画像上】
 フハコスカGTRも多数展示してあり、ハコスカからケンメリになって重量が増えてしましましたが、台数が少ないことからハコスカより高値で取引されています。バイクで言えばZ1とMkUといった関係でしょうか?



トヨタVSマツダVS日野 【画像上】
 トヨタ2000GTは1億円越えの車両もあるそうですが、トヨタ800スポーツ(通称:ヨタハチ)は台数が多いせいか比較的手が届く価格です。画像下左は白色が定番のコスモスポーツですが赤色は珍しいです。そして画像下右は日野自動車のコンテッサ1300でRRエンジンが特徴的です。




 自分と同じ年齢のホンダS800も大量展示、黄色はドロップヘッドクーペ、赤色はハードトップのクーペでしょうか?昔から4サイクルエンジンが得意だったホンダが1966年から1970年まで製造した車両で、DOHCの直列4気筒に京浜の4連キャブレターに4速マニュアルミッションを組み合わせています。また、駆動にローラーチェーンを用いた後輪独立懸架のサスペンションが特徴的です。




ホンダの軽


 ホンダの軽カーも勢揃いしています。カエルのような愛くるしいマスクはT360で1963年から1967年に製造され、エンジンはこれまた水冷直4のDOHCと軽トラらしからぬスペックです。そしてアーミーカラーの初代バモスは、1970年から1973年製造とT360より新しいにも関わらず空冷直2のSOHC、画像下のN360も同様のエンジンを搭載しています。




 ホンダ以外の軽自動車も多数展示、画像上左はマツダポーターバンで1968年から東洋工業(現:マツダ)が製造していました。その隣のスバル360は言わずと知れた富士重工が製造した軽自動車ですが、これはバンタイプの360コマーシャルというモデルで珍しいですね! そして画像下の真っ赤なスズキのマイティボーイはセルボベースで軽トラというよりは、エルカミーノの和製軽自動車版といったところでしょうか?




 今ではトヨタのラインナップから消えてしまった新旧セリカも展示してあります・・・って、これもどっちも古いけど(汗)モスグリーンのオリジナルカラーはリフトバック、ガルウィング化してオリジナルラインとカラーを生かしてカスタマイズしたのは通称ダルマになり、エンジンは双方とも1600ccの場合は2T−Gになります。そして、真っ赤なダブルXについては2Lは1G−G、2.8Lは5M−Gを搭載しています。




 80年代のハイソカーで石を投げればMKUに当たるというほど走っていたGX71も展示されています。エンジンは言わずと知れたツインカム24の1G−GEUですが、こいつは珍しい5速マニュアル車になります。GX71に対抗するのはY30のセドグロでしょうか?バンパー下のフォグランプが時代を感じますなぁ〜 そして大衆車のカローラU・・・いまだに大事に乗っている人がいるんですね(汗)よっぽど思い入れがあるのだろうか?



FC3S 【画像上】
 めっきり町中で見かけることが無くなったFC3SのRX−7ですが、その中でも珍しい前期型、しかも2シーターのアンフィニということで、めったにお目にかかることはありません。しかも、フルオリジナルのグッドコンディションというのが貴重です。



水陸両用車 【画像上】
 かつて水陸両用車を製造していたドイツのRMAライナウのアンフィレンジャーです。昭和63年式で排気量は3000cc、全国の市町村の消防署に導入されていました。右の赤い車両は水陸両用車ではなくバギーカーでしょうか?




ヨーロッパ車VSアメ車

 緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ(by山口百恵)は930ターボでしょうか?そして右は元上司のメルセデス・ベンツ500SLですね! そして、バカでかい車は1980年代頃のキャデラックになります。この頃までは、高級車と富の象徴といえばアメリカのキャデラックでしたが、その後はヨーロッパ車に押されて今では見る影もありませんね(泣)




 これぞクラシックカー!と言わんばかりの車両も展示してありますが、画像上左は昭和54年式のパンサーJ72で、光岡自動車のハリボテクラシックカーほどではありませんが思ったより古くありません。右側は軽自動車規格のスーパー7でしょうか?こちらも近年の車両になり、画像下だけが年代物のクラシックカーになります。11ナンバーなところを見るとトラック登録ですね!




 ゴールドウィングのトライクも展示してあります。クラシックカーのジャンルではありませんが、バイクと車の合いの子といったところでしょうか?個人的にはバイクと車のデメリットを集めたような乗り物という印象ですが、とにかく目立ちたいという方にお勧めです。ヘルメットも被らずサングラスのみでカーステをガンガン掛けて走行しましょう!きっとヒーローになれること間違いなしです・・・自称だけど(苦笑)



バイク 【画像上】
 以前より多少バイクの展示が増えたようで、ヨシムラカラーの油冷GSX−Rとミニバイクレースで一世風靡したTERAカラーのNSR80も展示してあります。もっと、クラシックバイクのイベントが増えてもいいと思うんだけど中々浸透しないようです。




 ホンダドリームCB750FOURのK1〜2辺りのモデルと昭和35年式のCB92になります。ドリームナナハンの方はノンレストアでオリジナルのヤレた感満載ですが、92の方はピカピカのフルレストアが施されています。どっちがいいかは好みもありますが、最近の傾向としては当時のままノンレストで状態がいいものが好まれ最も価値があるようです。自然なヤレ感がいいんだと最近は・・・





編集後記

 さて、松戸市民祭りのクラシックカーフェスティバルは如何だったでしょうか?前回訪れたのが3年前で、その間、他のイベントも色々見ていますが、参加車両のマンネリ化というのは否めないようで、どこのイベントでも見かける車両が散見されるようです。まぁ、エントリー自体は参加者の自由ですし、来場者を楽しませるだけでなく出展者自体が楽しむという目的もあるので仕方ありませんが、もう少し違う車両も見てみたいというのが正直な感想だったりします。とはいうものの無料のイベントですし初めての方は結構楽しめますので興味のある方は足を運んでみては如何だろうか?







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