お台場旧車天国2016

 昨年に引き続き11/20(土)にお台場で行われた旧車天国に大学の悪友と行ってきました。今年は級友に広く告知したことから参加者も1名増となり、恒例となった新橋での打ち上げも盛り上がりました。基本的には昭和の車・バイクのイベントですが、それ以降の車両も地獄エリアとして出展可能です。でもこんなの見てしまうと目の毒で、昨年このイベントを訪れたことをきっかけにFCを購入することになってしまいました(苦笑) まぁ、90‘s車両ならまだ手が届く価格で入手可能だからいいんだけどさ(笑)という訳で、今年もお台場旧車天国に突撃です!





お台場旧車天国 
 入場料は当日券大人1500円ですが、前売り券(1200円)を持っていないと長蛇の列で何時入場できるのか解らないほどなので、セブンイレブン等で前売り券を購入されることをお勧めします。ちなみに今年は前売り&招待券の入場口は当日券とは別に設けられていたのでスムーズに入場することができました。


 映画「トラック野郎」の一番星号も展示されており、歌麿会が東日本大震災のチャリティーを行っていました。ただ単に出展するだけでなくチャリティーを行うところは流石ですね!一番星グッズの販売もしており大盛況でした。その他には「望郷一番星」の中で梅宮辰夫のカムチャッカ丸として登場した日野のトラクターやマクドナルドにあるような2階建てのロンドンバスも展示されていました。



メーター 【画像上】
 レストアされる前なのか?する気がないのか全く分からないようなボロボロのトラックも展示されています。まるで映画「カーズ」に出てくるメーターのようですが、錆び具合がいい感じです。まぁ、ここまで酷いと下手にレストアしない方が雰囲気ありますね!実用性はないけど・・・





 可愛いライト軽トラはマツダポーターキャブで色といい今の軽トラにはない雰囲気があります。荷台のホーロー看板もいい感じですが、旧車天国では車両だけでなく小物で当時の雰囲気を演出していたりします。画像下の車両は名古屋にあった日本オートサンダル自動車が製作した車両になり、たった2年間しか存在しなかったことから希少車になるかと思います。




 特徴的な楕円のインテークに十字グリルはプリンス・クリッパーになります。ガキの頃は沢山走ってたっけなぁ・・・今で言うところのいすゞのエルフといった感じでしょうか?その他にも北の国からで五郎さんの愛車に似たプリンス・ミラーも多数展示されています。同一車種がずらりと並んでいることからオーナーズクラブもでもあるのでしょうか? 画像上右はメーカー出展と思われるいすゞのボンネットトラックになります。




 ハッチバックを開けるとお寺の本堂のような車も展示されていますが移動寺院でしょうか? 内装やステアリングの装飾も凝っていますが、何故出展しているかは意味不明・・・寺院車両があれば霊柩車もあるってことで、1954年製のクライスラー・ウィンザーだそうです。何でも北陸地方の葬儀屋さんの自家用車を改造して霊柩車して使われていたものだそうです。まぁ珍しいっちゃ珍しいけど世の中には変わったコレクターの方がいますね(苦笑) 




 ハーレーのトライクなんて珍しくないじゃん!と思ったらツインエンジンやんの(驚)ツインエンジンなんて初めて見ましたが、ハーレーの場合はエンジンとミッションが別体でコックベルトにて伝達されていることから、比較的簡単にツインエンジン化できるんでしょうね! タイヤむき出しのシボレーは星条旗カラーにペイントされアメリカンな雰囲気満点ですが、一応、公道を走れるみたいです・・・車検は脱法っぽい気がしますが(汗)




ナイトライダー

 「やぁ、マイケル」「キッド」で有名なナイトライダーのトランザムも展示してあります。その昔、ホームセンターでナイトライダーキットなるものが売っていて、グリルに埋め込んで赤く光らせて喜んでいる輩が結構いましたね〜!その他にもハイフラキットでウィンカーの点滅を早くするコントローラーもあったけど、今となっては化石カスタムですな(笑)70‘sカスタム好きの方にはウケそうだけどね!



プリンス・スカイライン 【画像上】
 箱スカの前のプリンス・スカイラインGTですね!通称GTA(54A)だのGTB(54B)とか言われている車両で、ボンネットの砂子義一のサインが泣かせますな(泣)1964年の第2回日本グランプリをイメージして製作した車両でしょうか?生まれる前のことだからよく知らんけど・・・




 プリンス・スカイラインS54Bは4ドアセダンしかないのだが、切った貼ったして2ドアに改造したんだと・・・まぁ、箱スカの4ドアを2ドアにするようなイメージでしょうか? エンジンはツインカムのRB26ヘッドに換装されており、いい音していましたね! いくらノンターボとは言えども軽量ボディに3.3Lエンジンはオーバースペックなような気もしますが、理想を現実にしてしまう情熱にアッパレです!
1963年式のメッサ



TSサニー 【画像上】
 オーバーフェンダーが装着された310サニーはレイトンハウスカラーというのが泣かせますな(泣) シャコタンブギのステッカーやサイドマフラーもいい感じですが、当時のツーリングカーレースを思い出します。まぁ、公道を走ることはできませんので旧車レース等で活躍している車両になるでしょうか? 個人的には今回の展示車両の中で最も気に入った1台になります。



レイズ 【画像上】
 この手のイベントでは定番のS30Zですが、レイズのブースにあるだけあってホイールが決まってますね〜!個人的には今回展示してあったZの中では一番かと思います。TE37のガンメタって意外と旧車にも似合うんだよね〜 最近は旧車専用サイズのラインナップも充実しているしね! まぁ、ハミタイがどうのとか車検がどうのとか気にせずに格好いいのが一番です。



ロッキーオート 【画像上】
 ロッキーオートで製作されたS30ZはエンジンがRB26に換装され、しかもターボチューンが施されています。その辺はロッキーオートの得意分野ですな・・・そんなの邪道とかL型メカじゃなければZじゃないとの意見もあるかと思いますが、公認まで取って堂々と安心して乗れるところが凄いです。



レプリカ 【画像上】
 旧車のエンジンを現行エンジンに換装するだけでは飽き足らず、ロッキーオートはついにボディまで造ってしまった(汗)トヨタ2000GTのレプリカはエンジンは色々選べるそうです。完全オーダー制で手付金、中間金、完成金と三段階で支払いを行うのだとか? こうなるとまるで注文住宅だな・・・ってプライスも家並だけどね(苦笑)



レビン&カリーナ 【画像上】
 カローラレビンと言えばTE27を思い浮かべますが、こいつはマニアックなTE51レビンもあります。画像上右は千葉真一が「アシのいい奴」のキャッチフレーズで有名なAA63カリーナでカリーナ最後のFR車になります。



AE86 【画像上】
 真っ赤なAE86は後期型レビン3ドアハッチバックですね!自分もこの型のレビンに乗っていたので好きなんだよな〜!エンジンはオリジナルの4AGではなくAE101辺りの5バルブエンジンに換装されておりダイレクトイグニッションが特徴的ですね!



軽自動車 【画像上】
 スバルと言えばインプレッサを思い浮かべる方も多いかと思いますが、スバルの元祖?スポーツカーのアルシーオーネも展示しています。直線的なデザインは今の車にはないですね!画像上右のエルカミーノみたいな荷台をもつプラットは海外で人気でした。



シルビア 【画像上】
ワークスカラーの240RSとS12シルビアですね!この真っ赤S12はS13との狭間で影薄いけど、今見ると結構格好いいですね!ハッチバックの他にも2ドアもあったけど、個人的には3ドアの方が好きです。ボンネットの盛り上がりはインタークーラーではなくエンジンがCA18からFJ20になって納まらなくなったためとか?




 今回展示してあった唯一のFCは前期型になります。後期型は平成車だからね〜(NG)しかし、前期型というだけでも珍しいのに、こいつはアンフィニだかんな〜! 純正のバケットシートと純正BBSも健在です。まぁ、自分はレカロとLMに交換しちゃったけど、この手のイベントではカスタム車より純正の方が受けいいのかな? 純正シートバケットと純正BBSは残してあるので戻そうと思えば戻せますが、戻すことはないだろうな きっと(笑)。 



ヤンキーカスタム 【画像上】
 オートサロンでも出展しているハロースペシャルもワークスカラーのツリ目のローレルとアルトを展示!その他にもロケットカウルと風防を装着したクーラーボックスなんかも展示してあり、ヤンキーカスタム文化も着々と根付いている感じがしますね(汗)




360Z


 S30のマスクに顔面移植されたのはスバル360ですね・・・こんな名車を惜しげもなくモディファイしちゃうのは勿体無いような気もしますが良く出来ています。確か所さんもスバル360ベースでポルシェルックの車両を造っていましたが、ベース車両がポルシェに似ているだけに、前後左右のフォルムんも決まっていましたが、こいつは顔面だけというのが残念です。





 YSR80ベースのサイクロン号やモンキーベースのCB750FOUR(K0)やZ2のミニモトレプリカも展示しており、いい感じに仕上がっています。こんなに精巧に造られたミニレプリカなら実車を持っている方なら是非欲しいところですが、足代わりに使うには勿体ないですね・・・恐らく製作費用もレプリカ価格ではなく実車価格に負けず劣らずの金額が掛かっているはずですからね!



部品屋 【画像上】
 旧車のイベントだけにリプレイス部品も販売されており、ウェザーストリップや足回りのリンクやブッシュなんかも販売されています。ゴム部品だけは劣化するので、こういう部品があると助かります。ウェザーストリップは断面さえ合えばどんな車種にでも使えるんでしょうね きっと



レトロ食 【画像上】
 展示会場の横にはフリーマーケット行われていますが当時モノのファンタグレープやミリンダも販売されています。勿論、飲むことはできない展示用としてでしょうけどいい値段しますね(汗)こんなの買う人いるのでしょうか? イベントが昭和の車なら昼食も昔懐かしい学校給食で(笑)





編集後記

 さて、今年のお台場旧車天国は如何だったでしょうか? 年々、旧車人気は高まる一方で会場内の混雑も増すばかりですが、その一方で会場外に集まるのが目的となっている方たちが会場内とは別に大盛り上がりしているようで、今年は会場周辺で陸運局職員立会いのもと大規模な検問も行われたようで、整備不良による切符を切られた方が多数いたようです。かつてのオートサロンも一時そのような時期がありましたが、警察の取締りにより現在ではそのようなことはないようです。このイベントにおいても来年以降も末永く続けられるよう来場者には節度を持って参加されることを今後願います。







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