第6回サクラ・オートヒストリーフォーラム

 5/14(土)に佐倉草ぶえの丘で行われた第6回サクラ・オートヒストリーフォーラムにかつての上司が出展するということで平成の旧車FCで行ってきました。昨年は向かいにある市民の森と草ぶえの丘が会場でしたが、今年は草ぶえの丘オンリーとなっています。よって会場が2分割されることがありませんでしたが、290円の入場料が必要となりました。まぁ、290円で楽しめるのなら安いといったところかですが、例年無料だっただけにどうなんでしょうか?という訳で、第6サクラ・オートヒストリーフォーラムの様子をご紹介したいと思います。




さくらの丘公園 
 佐倉草ぶえの丘は「ミニ鉄道」「ふれあい動物園」、「バラ園」がある市民の憩いの場所となっており、園内には地下鉄都営三田線の6000形車両の展示もされています。今回は入口を入ってすぐのメイン広場が展示会場となっています。園内の売店ではアイスやドリンクなんかも買うことができます。


 オートヒストリーフォーラムの開催ということで園内では飲食物出店やフリーマーケットも行われており、ステージではトークショーも行われていました。トークショーのゲストは毎度おなじみの飯田裕子さんです。GTレーサーだった飯田章さんのお姉さんになりますが、レースを始めるきっかけはお姉さんとのことなので、やっぱ兄弟で車好きなんですな〜




 白い車両は1968年式の初代スプリンタークーペでしょうか?丸善石油のステッカーと合わせ鉄っちんワイドホイールが泣かせる演出ですな・・・この頃はアルミホイールなんて普及していなかった時代なので加工ワイドホイールが定番です。そして真っ赤車両は初代パブリカでフロントマスクが愛くるしいですな・・・2台共、フルオリジナルではなく自分なりのカスタムを施しているところがグットです。




 日産ディーゼル製のボンネットバスも展示されており、こんな大きい車両を個人で持っている方がいるんですね〜!しかも、日産ディーゼル製のバスというのが珍しいです・・・現在はUDトラックスという名称になっており、トラックオンリーでバスの製造はしていないみたいです。この手のイベントではどうしても乗用車が主体となってしまいますが商用車の展示は個人的には大歓迎です。



プリンス・グロリア 【画像上】
 1964年式のプリンス・グロリアでしょうか?とっても綺麗にレストアされており、まるで新車のような輝きですな・・・1964年の東京オリンピックのロゴとステッカーもいい雰囲気で、まるでタイムスリップしてきたような車両です。





 国産メーカーの歴代2シータースポーツ車も展示されており、ホンダはS800(通称:エアスハチ)、日産はフェアレディSR311、そして我等がマツダはコスモスポーツが展示されていました。今の時代2シーターのスポーツ車なんてフェラーリやランボなどの一部の車両しか流行りませんが、この時代はニーズがあったんですなぁ・・・今発売してもきっと売れないな(苦笑)





  前回のオートヒストリー・フォーラムは軽自動車コーナーのみ草ぶえの丘で入場料が必要でしたが、今年は同一会場なりました。ということでホンダN360ずら〜り・・・オーナーズクラブのN360エンジョイクラブだそうです。その他にはバモスとモトコンポイも展示されていましたね・・・しかし、バモスは現在の安全基準では絶対販売できない構造ですが、当時はオッケーだったんでしょうね(苦笑)



軽自動車 【画像上】
 N360軍団がいればスパル360の「てんとう虫」軍団もずら〜りと展示されています。この辺は軽カーエンスーには定番ですね!それより自分が気になったのが気になったのはスズキのフロントクーペGXとマイティボーイでしょうか!オレンジと真っ赤なボディが印象的です。




 80年代と思しきトヨタのクラウンも展示されていますな・・・まぁ、これといった特徴の無い車両ですが大事に乗っている方がいるんですね!画像下の1970年式と思われクジラクラウンで、この時代のクラウンは4ドアと2ドアモデルが混在していました。現在では車両コンセプトが車種によって明確になっていますのでこのようなモデルはありません。これも時代の変化ですな
・・・




 クラウンがあれば当然セド・グロも・・・というわけでブルーメタは230辺りでしょうか?シルバーのY31はセダンでまるで覆面パトカーのような雰囲気ですな・・・事実、地方の警察ではまだ現役で使われたりしていますからね!ブラックセドリックは1986年式のY30VIPモデルになりますが、Y30はあまり警察車両のイメージがないなぁ




 車だけでなくバイクや自転車も展示されており、赤白モンキーは初代のリジットサスモデルですかね?自転車は今では見かけることがなくなった商用チャリで垂れ看板がいい味出しています。そしてホンダシティに積まれているのは黄色いモトコンポ!そういえば、昔にそんなCMがありましたかね〜!今、思えば車に積めるバイクの需要ってあるの?って感じですがモンキーもゴリラもコンセプトは同じですからね!




 昭和のラブマシーンのプレリュードとセリカXXもありますね!当時はプレリュードかソアラに乗っていれば必ずヤレる・・・な〜んて言われるほどナンパマシンでした。そんなナンパマシンと対照的なAE86レビンGTVが自分の初代愛車でしたが、このハチロクはツートンカラーながらアペックスではなくGTVだったりします。真っ白な鉄っちんホイールが当時のラリー車っぽいイメージでグッドですな!



カマロSS

 この手のイベントでは少数派のアメ車も展示してあり、真っ赤なカマロSSコンバーチブルはエンジンルームまでピカピカですな!とても1969年式とは思えない仕上がりですが内外装共にフルレスアしたんでしょうね!とても格好いい一台です。



ポンティアック・ファイアーバード 【画像上】
 ブルーのボディに白いレザートップが映える車両は1968年式ポンティアック・ファイアーバードですが内装の白いシートもいい雰囲気です。管理人の時代でファイアーバードというと1970年代のボンネットにファイアバード描かれたトランザムですけどね



 
 1973年式の2ドアキャデラックですね!こちらもレザートップが時代を感じさせます。この時代の高級車といえばメルセデスでもBMWでもなく、やっぱりアメ車のキャデラックでしょう!今見ると無駄にデカいですが、まさにアメリカの象徴ってな感じの車ですね(笑)車内のベンチシートもいい感じで、こちらの車両も前車と同様に綺麗にレストアされています。



フォルクス・ワーゲン 【画像上】
 オレンジのフォルクス・ワーゲンは1968年製のカルマンギアみたいですが、これはタイプ3というモデルだそうです。自分のイメージだとカルマンと言えばタイプ1のイメージが強いです。ジープみたいなワーゲンはタイプ181という軍用車両から派生したモデルです





 1963年式のメッサーシュミットKR200と1957年式のBMWイセッタになります。イセッタはカーズにも出ていたので見たことある方もいるかと思います。メッサーシュミットは第二次世界大戦でも活躍したドイツの戦闘機として有名ですね!両者ともドアの開閉が特徴的でイセッタは前面が開くようになっています。両車とも事故ったらダメージが大きわな(汗)





 黄色い車両はケータハム・セブンとロータスエリーゼの英国車2台です。セブンの方は車体隊ズが小さいので660ccの軽自動車規格の車両みたいですね・・・まぁ、軽エンジンでも車体が軽いので十分楽しめるといったところでしょうか?エリーゼの方も年式が新しく両車ともに2010年以降のモデルということでエントリーリストの記載はありませんでした。



デトマソパンテーラ 【画像上】
 ボディがパールホワイトに塗装されたデトマソパンテーラ、とっても綺麗でとても1971年製とは思えません。この時代にパールカラーなんてなかったし、インチアップホイールで現代風にアレンジされています。管理人の世代だとパンテーラーというと潮来のOXですな!





編集後記

 今回も、かつての上司が愛車を出展するということで6回目のサクラ・オートヒストリーフォーラムを訪れてみましたが、昨年からは毎年のように会場が変更になっており、今年度は初めて全会場で有料となりました。まぁ、イベントの入場料というよりは草ぶえの丘の入園料ですけどね(苦笑)入場料自体は安いので、どうせ有料にするならロケーションの良いDIC川村記念美術館で開催して貰いたいところですが、入場料はイベントの規模からして500円くらいまでが限界でしょうな・・・この手のイベントは各地で開催されていますが、雑誌社主催の大きなイベントはともかくとして入場料を徴収しているところってあるのでしょうか?この辺の問題が来年以降の課題となるでしょうね・・・とはいうものの、そこそこ楽しめる内容なので、皆さんも機会があれば訪れてみては如何でしょうか?







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