2015 百里基地航空祭(さようなら305飛行隊)

 10/25(日)に2年振りに百里基地で開催された航空祭に行ってきました。今年の航空祭は百里基地、岐阜基地、築筑城基地の3か所同時開催で果たしてブルーインパルスはどこで飛ぶのか?ということでブルーの飛行展示が行われるのは築筑城基地のようです。まぁ、ブルーファンではないのでいいのですが・・・。それより、305飛行隊が宮崎県の新田原基地へ移動となるので今年の航空祭がイーグルの見納めとなるようです。ということで、さようなら305飛行隊と題して今年の百里基地航空祭の模様をご紹介したいと思います。





 毎度お馴染みの百里基地ですが相変わらず周辺の道路は大渋滞です。まぁ、いつもバイクなんで何とかなるんですが道が狭いのですり抜け出来ないところもある訳で、E氏のナビで裏道を選択するもののあまり効果がなかったりして・・・汗。 しかも、今回の駐輪場は最も遠い北ゲートに案内されました・・・しかも、場外だし この辺の扱いは毎回変わるので紛らわしいです。どっちにしろ車で行く方は覚悟が必要です。



 今回は10月開催ということで暑さに苦しめられることはありません。7〜9月開催だとコンクリートの照り返しで死ぬほど暑いからね!ということで、モノが無くなる前にグッツ物色を行います。また、昼飯も昼時の混む前に入手しておいた方がベターですが、自分らはいつもコンビニで購入して場内では買いません。




 オープニング飛行は305SQのF−15を先頭に501SQのRF−4Eと302SQのF−4EJ改が両脇を固めデルタフォーメーションで会場上空を通過していきます。この3機種の変態・・・じゃなくて編隊を見られるのも今日が最後と思うと寂しいです。来年はここに新田原基地から来る301SQのケロヨンファントムが加わることになるんでしょうか?




 ファントムの尾翼の尾白鷲の部隊マークは302飛行隊ですね!羽・尾・脚で「三〇二」を表すようデザインされており、この302飛行隊の部隊マークだけは他の部隊マークより大きかったりしますが、これは「部隊マークは国籍標識(日の丸)より小さいサイズにしなければならない」という現行規定が、制作当時は存在しなかったためといわれています。このデザインだとこの大きさじゃないと格好良くないからなぁ〜



302SQ 【画像上】
 302SQのF−4EJ改による飛行展示ですね!このF−4EJ改は米空軍のF−4EファントムUを改造した戦闘機で、日本での運用には不必要な装備を取り除き、データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプにしたものだそうです。昭和56年度に生産は完了って殆ど自分のMkUと年式変わらんじゃないかっ!



305飛行隊 【画像上】
 梅の部隊マークが特徴の305SQの前ではパイロットスーツを着た隊員が記念撮影に応じてました。今年が最後だけに長蛇の列でしたね!中腰で浣腸のようなポーズは何なんだろう?と思っていましたが、どうやらラグビーの五郎丸選手ポーズを真似ているようです・・・でも、五郎丸選手以外がやると浣腸しているようにしか見えないのは何故だろう・・・?




 305SQの最後の飛行展示となります。しかし、今日は快晴で天気が良いのはいいのですが、空気が乾燥していてベイパーが殆ど出ないでやんの(汗) やっぱベイパーが出ないと迫力あるショットは撮れません・・・唯一左の一枚が翼端から少し出ているくらいでその他のショットはどれもいまいちでしたね(残念)
F−15J 【画像上】
 いよいよ、305SQの飛行もこれで見納めとなります。来年はファントム一色だからなぁ・・・F−15を見るには浜松か岐阜が一番近いですが、浜松は逆光で距離も遠いので。行くなら小松だろうけど、もう二度と行く機会はないだろうなぁ



501飛行隊 【画像上】
 日本唯一の戦術偵察機運用部隊の501SQですが、今年は洋上迷彩色の機体が目玉でしたね!この洋上迷彩のファントムは三沢基地でF−2が配備される前にありましたが、それに比べると明るい配色です。まぁ、もっとも三沢のファントムはRFじゃなくてEJ改だから機体そのものも違うけど・・・



RF−4E 【画像上】
 飛行展示は通常迷彩のファントムで行われ機体によってはシャークマウス塗装が施されています。このファントムのエンジンはターボファンではなくターボジェットエンジンだったりします。燃費が悪そうだな・・・着陸時のドラックシュートもファントムの特徴ですね!



地上展示 【画像上】
 地上展示機は毎回殆ど変わりませんな・・・三沢基地から飛来してきたと思われるF−2と302飛行隊の連絡用のT−4ですかね? 今年はブルーインパルスが来ないので唯一のT−4がこいつになります。




 小牧基地から来たと思われるC130Hと海上自衛隊のP3C・・・こちらは下総基地から飛来してきたものでしょうか? どうせなら厚木からP−1哨戒機を展示してくれれば良かったのに・・・と思ったら浜松基地からKC−767が来てくれました。百里の展示は初めてではないでしょうか? 目ぼしいところはこれくらいか・・・




ヘリ 【画像上】
 陸上自衛隊のAH−1SコブラとCH47Jもお約束ですな・・・う〜ん、毎回多少は展示機の入れ替えはありますが、殆ど代わり映えしませんな・・・ということで、取り敢えずは地上展示機は全部おさえます。



U−125A 【画像上】
 U−125Aは百里救難隊の機体で主に捜索用に使用されます。機体には50周年のアニバーサリーロゴが施されています。マスコットはふくろうと梅ですかね!305飛行隊もそうですが部隊マークは水戸の偕楽園の梅をイメージしたものでしょうね きっと。



UH−60J

 こちらの救難ヘリのUH−60JにもU−125A同様のアニバーサリーロゴとマスコットが描かれています。こちら機体は何故か洋上迷彩色なんだよな〜 まぁ、海での活動が多いからなんだろうけど、同じ救難隊のUH−60Jでも海上自衛隊のは白い機体なのは何でだろう♪何でだろう♪ 




 ということで、U−125AとUH−60Jの救難デモストレーションもお約束ですね! 発炎筒を焚いて救助者の位置を確認したら、UH−60Jから落下傘で救助者に向かって降下、その後はウィンチで救助者を引き上げます。その間はU−125Aは上空を旋回して救助活動を監視します。流石に毎回見ていると飽きてきた感はあるけど・・・。



A320 & B737 【画像上】
 官民共用の茨城空港となったので飛行展示の合間に民間機も離着陸します。スカイマークのB737と中国の格安航空会社の春秋航空のA320ですね!ここ茨城空港と上海を結ぶ便らしいです。しかし、茨城空港の時刻表を見ると国内外の発着便は1日20便も無いので赤字空港ですね、きっと!



 さて、ブルーインパルスの演技もないし撤収することにします。今回の駐輪場は基地外のための展示機を初めて見ることに!いつもはバイクで素通りですからね〜ということでブルーで使われていた高等練習機のT2と支援戦闘機のF1は共に三菱重工業製、画像下はロッキードのF104スターファイヤーであまりに薄くて小さな主翼に燃料を積むことができないとか・・・故ロック岩崎さんはこいつに乗って当時最新鋭だった米軍のF−15に模擬空中戦で勝ったとか!




 左上から1955年導入のノースアメリカンF―86Fセイバー、ブルーインパルス初代機で東京オリンピックにて五輪のマークを上空に描いた機体ですね!その隣は同じくF―86Dサイバードックで、米軍からの供与で1958年に導入!そして最後はT33シューティングスター、復座型のジェット練習機で2000年まで運用されていました。




 2012年の百里祭で飛行した特別塗装機におファントムも展示されています。きっと、あれが退役前の最後の雄姿だったんだろうなぁ・・・通常、特別塗装機はイベント終了後には通常塗装に戻されますからね。コックピット内部もタラップで見ることができますが流石に計器は全て外されています。エンジンレスなところも展示用のF1と同じですね。






編集後記

 今回は2年振りの百里祭でしたが、ブルーインパルスの飛行展示もなく盛りあがりに欠ける航空祭でしたが、305SQの最後の勇姿を見ようと多くのギャラリーで埋め尽くされていました。特に305SQ関係のグッズは早めに購入しないと手に入らなかったのではと思います。まぁ、ファントムファンの自分としてはあまり感慨深いものはありませんが、来年からF−15の迫力ある演技が見られないと思うと寂しいものがあります。とはいうものの無料でこれだけ1日遊べるイベントもありませんので、また来年、ケロヨンファントムの勇姿を見にこようと思います。







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