マリンフェスタ2015 in 船橋港
5/23(日)に船橋港で行われたマリンフェスタ2015に行ってきたので、その模様をご紹介したいと思います。過去に海上自衛隊の基地を見学したことはありますが、基地でもない地元の港でこんなイベントが開催されているなんて全く知りませんでした。しかも、船橋港に南極観測船しらせが係留されているなんて・・・てっきり、横須賀港に係留されているとばっかり思っていました。ということで初めてのマリンフェスタに突撃です!
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今回、マリンフェスタが行われたのは船橋港の食品コンビナートのある埠頭になります。一般の方はあまり訪れることが無い場所ですが、ここにはサッポロビール千葉工場があり、出来たてのビールやジンギンスカンを楽しむことができます。欠点は交通の便が悪く車だと酒を飲むことが出来ないことですが、駅までの送迎バスもあったりします。マリンフェスタ用の駐車場は用意されていませんが今回はバイクの為、駐輪に困ることはありませんでした。
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初代しらせ 【画像上】
3代目の南極観測船の「二代目しらせ」になります。確か引退して売りに出されたはずですが、気象会社のウェザーニューズが買い取ったとのこと。買い取ったのはいいけど、エンジンレスなので動かすことはできません。係留しておくだけでも維持費が相当掛かると思いますが大丈夫なんでしょうか? |
甲板
イベント自体は無料ですが「しらせ」の乗船には別途5百円が必要でした・・・まぁ、せっかくだし中々乗船する機会が無いのでケチらず払いますよ〜!甲板ではシンガーソングライターのミニコンサートや飲食関係の屋台も数多く出店されています。ということで、甲板にて昼食をとることにします。 |
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寝室 【画像上】
食後は船内の見学をしますが、ルートが決まっており自由に見学することは出来ません。きっと、自由に見学したら迷子になります。画像上左は乗組員用のベットで、下っ端用と思われる2段ベット、画像上右の上官用は机付きのシングルベットと随分格差があります。 |
手術室 【画像上】
南極までは当然病院も無いことから、船内には医者がいるだけでなく手術室も完備されています。手術室だけでなく歯医者の診察台も隣接して設置されていました。医者とはいえ内科から外科、歯科まで幅広く対応するオールラウンドな能力が求められます。 |
入院施設 【画像上】
手術室があれば当然入院設備も整っています。シングルベットと2段ベット、重傷者用と一般用の違いでしょうかね? 入院ベットがあれば入浴施設やトイレも専用のものが整備されており、まるで動く病院みたいです。 |
食堂&床屋 【画像上】
食堂は漁船レベルでも完備されていますが、床屋まで設けられています。でも、刈るのは誰が行うのでしょうか? 刑務所と同じで手先の器用な隊員が兼務して行うのかな〜?どっちにしろ南極観測船ならではの光景ですね。 |
操舵室 【画像上】
操舵室にも入ることができますが、スロットルレバーが3つあることから、まるでMD-11のコックピットみたいです。動力は交流発電機から直流変換してモーター駆動させています。何故、わざわざそんなことしているかというと、砕氷船の為、前進・後進の切り替えを素早く行う為だそうです。ちなみに、発電機は取り外されている為この船は動きません・・・よって外部から電力供給を受けているみたいです。 |
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当然レーダーも装備されており、操舵室から見る景色はこんな感じ! 初代の南極観測船「宗谷」と比較するといかに大きな船体なのが、お解かり頂けるかと思います。(宗谷は船の科学館に係留されており船内を見学することができます。)1982年に就役したのに2008年に引退とは船の寿命としては短い気がしますが、それだけ過酷だということでしょうか? |
甲板 【画像上】
甲板の様子はこんな感じ・・・赤十字ですかね?AEDと思われる訓練も行われていました。当然、救命ボートも装備されていますが、動力を失った船には無用の長物です。 |
マリンフェスタということなので海上自衛隊が主体かと思いきや陸・海・空の自衛隊の装備品が展示してありました。こいつは宿泊用の寝台車といったところでしょうか?3段ベットが装備され24人が泊まれるそうです。 |
自衛隊のマスコットも来ていますが、この暑い中大変だろうな・・・恐らく30分も入っていたらフラフラになりそうですが、そこは自衛隊員!体力に自信有りといったところか?その他にも、船橋署の移動交番も来ていましたが、何を行っているんでしょうかね?イベント自体は大した内容ではないのでトラブルも少なそうですが・・・ |
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航空自衛隊のパトリオットミサイルも展示してあります。こいつは習志野駐屯地から持ってきたそうで、習志野駐屯地はてっきり陸上自衛隊のみかと思いましたが、一部航空自衛隊も入っているそうです。装備品の着用もできましたが、防弾チョッキがあんなに重いとは思いませんでした。防弾チョッキというと貫通しない特殊繊維で軽いものだとばっかりお思っていました。また、バイク乗りの自分達からするとヘルメットも大変重量があります。
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画像左は短距離防空用地対空ミサイルシステムだそうです。通称SAM-1とか呼ばれているモノみたいですな・・・。画像下左は91式携帯地対空誘導弾の多連装発射装置及び観測・誘導装置を高機動車に搭載したもの・・・だそうですが何だかよく解らん(汗)画像下右は装輪装甲車で、小松製作所製なんだって!小松って重機だけかと思っていましたが自衛隊向けの車両も造っているんですね!
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2式指揮通信車 【画像下左】
6輪の装甲車は82式指揮通信車だそうです。6輪車といとタイレルP34を思い浮かべますが、タイレルというよりは走れケー100ですね(って覚えている人いるかなぁ?)主に師団司令部や普通科連隊本部、特科連隊本部で使用されているそうです。
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KLX250 【画像上右】
偵察用オートバイは我等がカワサキのKLX250ですね! 明石工場で製造されているのを見たことがあります。 偵察隊や普通科連隊、特科連隊の情報部隊などで偵察および連絡用として使用されているそうです。 |
掃海艦 【画像上】
空自と陸自の装備品が展示してあれば、マリンフェスタなので海上自衛隊の掃海艦「つしま」も係留されています。掃海・・・つまり、海を掃除する訳ですが、ゴミ拾いする船ではなく機雷を除去する船だったりします。通常、磁気機雷に対応するため船体は木造やFRP製となっていますが、こいつは日本鋼管製なので鋼板製ですかね? |
装備品 【画像上】
机の上に並べられた真空パックは自衛隊食になりますが、見た目ではとても食い物には見えませんね・・・まぁ、見た目の美味しさではなく実用重視なのでしょう! その他にも空挺団用の落下傘も展示してありました。 |
編集後記
今回初めて船橋港で行われたマリンフェスタを訪れてみましたが、イベント自体は小じんまりとしたもので、遠方からわざわざ遠征するほどの展示内容ではありませんが、地元向けのイベントとしては、こんなもんではないのでしょうか?南極観測船の初代「宗谷」は船の科学館で見学することが出来ますが、南極観測船としては4代目となる現行の南極観測船2代目「しらせ」とほぼ同規模の初代「しらせ」を見学する機会なんて中々ないしね・・・ということで、機会があれば各地で行われている地元イベント行ってみるのもいいかと思います。 |
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