第5回サクラ・オートヒストリーフォーラム 2015

 5/9(土)に佐倉の市民の森で行われた第5回サクラ・オートヒストリーフォーラムに行ってきました。例年DIC川村記念美術館で行われていたイベントですが、今年から会場が変わったみたいです。てっきりDIC川村記念美術館で行われるとばっかり思っていたので何も考えずに行ってしまいましたが、閑散としており日にち間違えたかなと思いました。まぁ、色々事情があるんでしょうな・・・ということで、新たな会場で行われた第5回サクラ・オートヒストリーフォーラムの様子をご紹介したいと思います。




さくら市民の森
 さくら市民の森は、佐倉草ぶえの丘の向かいにある市民の憩いの森で、鳥や昆虫が多くすむ雑木林の中にあり、キャンプ場やバラ園も併設されています。しかし、DIC川村記念美術館と比較すると狭くて汚いです。まぁ、民間資本で整備された施設と違うので仕方ないか・・・




スカイライン

 1967年式のプリンス・スカイライン54!GT−AとかGT−Bとかいう奴ですかね?あまり詳しくなくてすみません。エンジンは直4OHV1.5L のG型かな・・・自分の年齢とほぼ同じなのに現役で走らせているところが凄いな・・・スカイラインというとハコスカGTRばかり注目を浴びますが、この54
はコンパクトな車体なので峠を走らせたら楽しそうだよね。




箱スカ

 この手のイベントでは定番のスカイラインGTR(KPGC10通称:ハコスカGTR) 1971年式と1972年式の2台ですが、シルバーボディは定番なものの真っ赤なGTRは珍しいかと思います。スカイラインというとGTRやGTR仕様が定番ですがバンの出展は珍しいかと思います。こちらのスカイラインバンは1971年式だそうですが、綺麗にコンディションが保たれていました。



ケンメリ(KPGC110) 【画像上】
 真っ赤なケンメリGTR(1973年式)ケンメリというと白やシルバーが定番ですが真っ赤なケンメリRも格好いいよね!ホイールも定番のワタナベじゃなくて、これはこれで有りかと思います。チンスポイラーが無いのも好感印象ですね!



240ZG 【画像上】
 歴代のスカイラインシリーズがくれば当然フェアレディZも・・・ということで、1972年式の240ZGね!Gノーズと呼ばれる尖った先端が特徴的で、本来はグランドノーズと呼ばれるFRP製のフロントバンパーが装着され、エンジンは車名の通りL24を搭載。



432 【画像上】
 240ZGがあればZ432(PS30型)も展示してあります。言わずと知れたスカイラインGTRと同じS20エンジンを搭載しています。432とは4バルブ・3キャブレター・2カムシャフトの意味があるんだって!全然知らんかった・・・



 
 トヨタの最高峰スポーツカー1970年式の2000GT(MF10)も展示してあります。2000GTというと白が定番ですが、このカナブン色は珍しい・・・調べてみるとこのゴールド塗装は3台しか生産されなかったとのこと!今じゃ値上がりして億の値段がするとか(驚)ボンネット内には3M 型直6DOHCエンジンが鎮座しています。トヨタブランドですが、実際に造っていたのはヤマハなんだとか・・・当時の価格は238万円だって、大卒の初任給が2万6千円位の時代ですから、いかに高級車だったか解ります。



ダットサン&日産 【画像上】
 メジャーな国産スポーツカーだけでなく大衆車も展示されています。1959年製のダットサンと1972年製のグロリア!2ドアのレザートップというのが当時を物語っています。今じゃ2ドアハードトップの車なんて流行らないからね〜



いつかはクラウン 【画像上】
 日産があればトヨタも・・・1970年式のクラウン!ブルーメタのカラーリングがいい味だしてますな〜 コンディションもバッチリ! 1974年式スーパーサルーン(通称:クジラクラウン)は2ドアで格好いいけど、ボディにかなりヤレが見られますな・・・これも旧車の味か(苦笑)



サニー&グロリア 【画像上】
 もう少し新しい日産車も・・・1979年式サニーカルフォるニア! サニーと言えばB110やB310が定番ですがバンタイプは珍しい!1986年式のセドリックブロアム(Y31)もありますな〜 自分ら学生の頃の車もれっきとした旧車になるなんて歳を感じます。



Z31 【画像上】
 フェアレディZ 50thアニバーサリーも・・・通称Z31って奴ね!エンジンは言わずと知れたVG30ET 2シーターのTバールーフでアメリカンなイメージにベンチレーテッド風のホイールが特徴的です。こうやってあらためて見るとZ31って格好いいなぁ〜



 場内の雰囲気はこんな感じ! こうやって見ると閑静な森の中で行われているクラッシックカーイベントという雰囲気ですが、実際は田舎の雑木林の中で行われているイベントです。そう考えるとDIC川村記念美術館は良かったなぁ〜




英国車&イタ車

 いかにもクラッシックカーという葉巻型の車は1931年式アルフファロメオです。画像上は真っ白な1954年式MG-TF、そしてオースチンヒレー3000MKUです。正直言ってこの辺になるとさっぱり解りませんな・・・まぁ、興味もないんだけど(苦笑)でも、こういう車たちが欧州のクラッシックカーイベントっぽい雰囲気を演出しているから必須ですね!



英国車&イタ車 【画像上】
 1960年式オースチンヒレースピリットMkTもありますね!通称カニ目とはよく言ったもので、正面か見る姿はライトが目でグリルが腹のように見えますね(笑) アルファロメオ乗りの定番GT1300ジュニアもありますが、クローバーマークはJRのグリーン車のマークに見えるのは自分だけ?



アルピーヌA110

 1976年式のアルピーヌ・ルノーA110です。鋼管バックボーンタイプのシャシーにFRPモノコックボディを被せてあるんだと・・・日本じゃ考えられない構成ですが、フェラーリやランボルギーニもこの手の構成が多いみたいです。そのおかげで、車重は700〜800kgとかなり軽く仕上がっており、WRCにおいても活躍し初代チャンピオンマシンにもなっています。



フランス車&ドイツ車 【画像上】
 派手なスカイブルーの車体は1971年式ルノーR8 サーキット用でしょうか?RRのセダンと言う点では日野コンテッサのようですが、フロントにグリルが無いのがRRの証ですね!オレンジの車体の1975年式ゴルフは一時期ワンメイクの「ポカールレース」でも活躍しました。



ミニ&ローバー 【画像上】
 バンタイプのミニは1965年式モーリスミニトラベラーMKTで、木目の枠がいい味出してます。最近は見ないけど昔は木目調のボディやレザートップの車両があったっけ!お隣の茶色い車両は1976年式ローバーP6だそうです・・・エントリーシートを見ないと何処の国の車だか、さっぱり解りませんな(汗)




シトロエン

 フランスの迷車・・・じゃなくて名車シトロエンも展示してあります。淡いスカイブルーの2CV(1987年式)はルパン三世「カリオストロの城」でも登場していましたね!手前の餃子みたいな車両はシトロエンDS(1973年式)です。


ポルシェ 【画像上】
 ポルシェ356クーペも展示してありますが、プログラムに年式が入っていないことから、多分レプリカと思われます。緑の中を掛けて行く真っ赤なポルシェ(by山口百恵)は、1984年式の911ターボで、やっぱポルシェは永遠のスポーツカーですなぁ〜



ボルボ

 何処の国の車だか解らないスポーツカーはプログラムによると1970年式のボルボP1800Eだそうです。エンジンは130PSのB20E型でキャブではなくDジェトロのインジェクションだって!この時代にインジェクションとはやっぱ車の世界は進んでますな〜 ちなみに最高速は190km/h・0-100kmは9.5秒だそうです・・・まぁ、当時としては高性能なんでしょうな(苦笑)


 会場内はのんびりチェアーに座る出展者も見受けられます。こうやって1日愛車を眺めながら過ごすのも楽しいだろうなぁ〜 ちなみに今回の会場はDIC川村記念美術館と比較して狭いことから2つの会場に分かれています。もう一方の会場はバラ園の入場が必要で、軽自動車が主体なのでパスしました・・・




武家屋敷

 園内には茅葺の民家もありますが、これは江戸時代の佐倉城下にあった武家屋敷で、佐倉市指定有形文化財にもなっている旧但馬家住宅だそうです。まぁ、これと言って興味もないんだけど、こんな場所でイベントが開催されているということで(苦笑)



駐車場(その1) 【画像上】
 ということで、会場内の見学を終わらせたら駐車場を物色します。会場内には展示されていないフェラーリも展示してあります。ナンバーも348していますね!その他にも真っ赤なSR311も確認できます。



駐車場(その2) 【画像上】
 言わずと知れたいすゞの117クーペも来ていますね〜 そして何と言ってもスバルの名車アルシオーネも来ているじゃないか!調べてみると4WD やターボモデルもあったみたいですね!




TE27軍団

 
 カローラレビン・トレノの名車TE27 軍団も来ています!全車とも綺麗にコンディションが保たれていました。ホイールはワタナベかハヤシストリートが定番ですがトムスは珍しい・・・エンジンは言わずと知れた2TGで、キャブレターはソレックスですかね?吸気音も素晴らしく、こんなので峠を走ったら最高に楽しいね!



フォード 【画像下】
 チキチキマシーンかアメリカングラフティのようなフォードも・・・エンジンむき出しで、外装も一見ヤレているように見受けられますが、薄っすらとフレアも入れられていることから、わざとヤレているように見せているんでしょうが、いい雰囲気ですね!





編集後記

 今回、初め佐倉市民の森に会場が変わったサクラ・オートヒストリーフォーラムを訪れてみましたが、DIC川村記念美術館のロケーションが良かっただけに残念でしたね・・・しかも、一部の会場が有料というのもねぇ〜 わざわざ金払って見るほどのものでもないしね(苦笑)DIC川村記念美術館の庭園も有料になったらしいので、この辺が、会場が変わった要因でしょうか?来年、DIC川村記念美術館に会場が変わることを願いますが、DICさんもクラシックカーの価値を広めるために是非ご協力して貰いたいもんです。展示車両自体は例年と大して変りませんので、これと言って目ぼしいモノはありませんでしたが、そこそこ楽しめる内容でした。よって、皆さんも機会があれば訪れてみては如何でしょうか?って来年も行くかは微妙だけどね(苦笑)







inserted by FC2 system