オートサロン２０１５（幕張メッセ）

　今年も毎年恒例の正月明けのイベントとして大学の級友６人とオートサロン2015に行ってきました。昨今は、若者の車離れが言われて久しく経ちますが、年々、来場者が増しているような気がするんだけど･･･でも、来ているのは若者よりもいい歳したおっさんばかりだったりして（苦笑）大人に成り切れない大人たちと言ったところでしょうか？　ということで今年もオートサロンに突撃です。

　真っ赤な戦隊モノの衣装に身を包みアピールしていたのは、ロシアのラーダという車だそうです。１９７６年製のＶＡＺ２１０１というモデルで、エンジンは直列４気筒のＯＨＶ（ＤＯＨＣモデルもあるみたいです）に４速または５速ＭＴか３速ＡＴみたいです。車重は１トン切りなのでＡＥ８６と同程度か･･･車と言えば社会資本主義産業の象徴みたいですが、共産圏の車を見ることは珍しいです。

８６＆ＢＲＺ

　出展車両は相変わらず８６＆ＢＲＺが多いですが、ＪＵＮのハチロクのエンジンルームにはＶ８エンジンが納まっていました（汗）中央に８個並ぶファンネルは、まるでかつてのＦ１用エンジンフォードＤＦＶみたいです。まぁ、流石にここまでやっちゃってる（逝っちゃってる　爆）８６は珍しいですが、画像右の様にスーパーチャージャーが装着されたハチロクは結構ありましたね･･･。

ＫＵＨＬ　【画像上】
　個人的にはショーカーとして、今回のオートサロンで一番に選んだのはＫＵＨＬの３５ＧＴＲです。　オーバーフェンダーはともかく塗装技術が凄い！ボディ表面に凹凸で模様が刻まれています･･･まぁ、窪みに汚れが溜まるとか、ワックス掛けられねーじゃねーかとか実用性はともかくショーカーとしてはピカイチの仕上がりです！

ＦＤ３Ｓ　【画像上】
　生産中止になってからも根強くロータリーカスタマーに手を加えられているＦＤ３Ｓ、流石にＲＸ８じゃね･･･ＮＡなのはともかくホイールベース長いし（汗）　ということで、このＦＤはエンジンが３ローターになっています。コスモ用の２０Ｂ？まぁ、ロータリーなんて積木みたいな構造なのでエキセンさえあれば簡単に作れるか･･･

　ＦＤレーサーも展示してあります。個人的にはＦＤってあまり好きじゃないんだけど、オーバーフェンダーが付くと格好いいなぁ･･･！　そろそろマツダさんも次期ロータリースポーツを出して欲しいところですが、Ｆ１も回生システムのカーズが搭載されていることから、やっぱりハイブリッドロータリーですかね？　新しいＮＳＸも３．５Ｌツインターボにハイブリッドシステムで５５０ＰＳを発生すらしいので、もっと軽くてコンパクトなモデルを期待しています。

４ローター　【画像上】
　こちらのＦＤのボンネットに収まるのは４ローターエンジン！　しかもツインターボ！４ローターというとルマンで優勝したチャージマツダ７８７Ｂを思い出すな～　市販車ではコスモの２０Ｂエンジンの３ローターはあるけど、流石にお４ローターは無いからね･･･まだ、補機類が付いていませんがどんなサウンドを聞かせてくれるのか楽しみな一台ですね！

ＬＢ　ＧＴＲ　【画像上】
　リバティウォークの３５ＧＴＲですな･･･リバティウォークの特徴としては何と言っても、リベット止めのオーバーフェンダーです。このフェンダーを装着する為に、惜しげもなくフェンダーはサンダーでぶった切り･･･勿体無い気もするけど（汗）

トークショー

　各ブースではトークショーやサイン会も行われています。未だに人気の衰えない元祖日本一速い男ことインパルの星野一義監督や、日本人として初めてルマンで優勝したトムスの関谷正徳選手も来ていました。トヨタのブースでは石浦宏明選手と大嶋和也のトークショーも行われていましたが、これらはごく一部で、多くのドライバーが来ています。

ホンダブース　【画像上】
　ホンダブースではＡＲＴＡのスーパーＧＴの新型ＮＳＸが展示してありました。その他にはＲＣ２１３Ｖも展示してありましたが、コーナリング中を再現した珍しい展示方法です。恐らく知らない人が見たら転倒してるとしか思えないだろうな･･･

Ｒ３１スカイライン
　
　ＧＴＲが登場して陰が薄くなってしまったＲ３１スカイラインも展示してありますが、今見るとこれはこれで格好よく感じます。ＴＯ４Ｅタービンが装着されたＧＴＳ－Ｒってモデルもあったんだよね･･･エンジンはＲＢ２０ＤＥＴだったけか？　ヘッドカバーが赤いのが特徴的だったんだよ～　そう言えば、３リッターのトミーカイラもあったっけ･･･う～ん　結構いいかもＲ３１スカイライン！

旧車系

　別館では旧車系も元気ですね～　眩しいパールオレンジのＳ３０はスターロードが造った車両で、車体全体がカーボン柄なハコスカはロッキーオートと、旧車レストアの世界では大御所の車両が展示してあります。勿論、定番のＬ６エンジンもオーバーホールして展示してありますが、この渦巻き状のカットのファンネルってバイク用じゃ見かけないけど流行なんでしょうか？

スーパーカー系　【画像上】
　ド迫力なオーバーフェンダーが装着されたアヴェンタドールは愛知のリバティ・ウォークが手がけたマシンみたいですな･･･リベット止めのフェンダーを装着するために４千万もする車のフェンダーを惜しげもなくカットしてしまったのでしょうか？中々、勇気があるショップです。画像下のド派手なランボやフェラーリは諸星一家だそうです。週末に大黒ＰＡ辺りに集まる軍団ですかね？

ランボルギーニ　【画像上】
　オレンジのカラーが珍しいランボはムルシェラゴかな？車体自体はコレと言って特徴はないけれど、ＳＦチックなミラーが特徴的です。一体、どういう方向に進みたいのか解りませんが、一点豪華主義というより一点変り種主義って感じですかね？

　ガルウィングのＢＭＷはi８というプラグインハイブリッドスポーツカーだそうです。２０１３年にフランクフルとモーターショーで発表されたんだと･･･個人的には、ハイブリッドよりコルベットの迫力あるエンジンとリアビューの方が魅力的だったりします。

ハイエース　【画像上】
　ハイエース系のカスタム車両も多数展示してあります。ナローベースのこいつは内装・外装共に統一されており、完成度の高い仕上がりでしたね！無論、こんな綺麗な車両普段は使えないだろうけど･･･きっとシートはすぐ黒くなっちゃうでしょうね（泣）

　殆ど実用性の無いカスタムとしては、ドラック用かと思われる極太・大径タイヤを装着したハイエースも･･･この、ぶっといタイヤを履かせるためにタイヤハウスをカットして延長しています･･･かと思えばベッタベッタに車高を落としたペパーミントグリーンのハイエースも（汗）流石にここまで落とすと実用性は全く無いショウカーだろうな･･･それとも、エアサスで車高変更が自由自在とか？

ウーハー系

　管理人が一番疎いウーハー系のカスタム車両も展示してあります。丸いのはスピーカーなのは解りますが、四角い箱はアンプですかね？　電飾もキラキラ光って眩いばかりですが、自分にはいいんだか悪いんだかさっぱり･･･とにかく、凄いことは確かです！って全くレポートになっていません（苦笑）

アメ車系

　こちらはＧＭＣのアメリカントラックですね！車高を下げているだけに車体も長～く見えますな･･･外装もアメリカンなペイントを施されていますが、この尖がったホイールナットは何なんですかね？　コレだけはみ出ていると車検は当然通らないだろうし、正に走る凶器と言っていいでしょう！　当然、内装も外装に負けず劣らずアメリカしています。

鬼キャン系　【画像上】
　鬼キャン系カスタム車も元気ですか～！　い～ち　に～の　さ～ん　ダー！　ということで、こちらは定番の古めの４枚ＶＩＰカーをベースにするのが定番ですな･･･アリストやクラウン・セルシオといったところが人気でしょうか？

軽カー　【画像上】
　軽カーカスタムも熱いです！　毎年、出展しているピンクの軽トラはハロースペシャル！なんとガルウィング化されています。黄色いポルシェ風の車両はホンダのビートがベースみたいですな･･･こうやって見ると軽カーも結構遊べますね！

トヨタ東京自動車学校

　こちらも毎年出展してるトヨタ東京自動車学校ですが、カスタムジャンルとしては他とは全く異なる独自路線を行っています。基本は外装系の板金カスタムが殆どですが、今年は、ＮＡＳＣＡＲ風のトラックを出展！以前はライトニング・マックウィーン号も造っていましたから･･･ボディ全面にデコレーションを施した車両は女の子が造った車両でしょうか？

レプリカ系　【画像上】
　へ～　ランボルギーニ・ミウラなんてあるんだぁ･･･と思ったら何故かフロントエンジンです（汗）まぁ　所詮はレプリカですからね～　と思ってリアのカウル内を覗くと横置きのエンジンレプリカ（恐らく発砲スチロール製）が積まれていました（苦笑）　これじゃぁ、ツインエンジンじゃん！

ミニ系　【画像上】
　変わったところでは公道走行可能なカートも展示してありましたが、中国製の５０ｃｃで見てくれだけのカメマシンみたいです。ＬＢウォークに展示してあった、エイプがベースと思われるＣＢは良くできていたなぁ･･･こういうエイプだったらセカンドマシンに欲しいけど。足代わりに使うには勿体無いです。

編集後記

　今年のオートサロンは如何だったでしょうか？　今年も多くの級友が参加してくれましたが、毎年、来場者が増えているようで、完璧に見学は１人行動になってしましましたね･･･まぁ、見たい車両やブースも各々異なりますから、１人なら１人で見学した方が気が楽です。ということで、昼飯の集合と早めの撤収で駅前での宴会も行いました。近年色々なジャンルの車両が集まるオートサロンですが、モーターショーなんかより魅力的な車両が多く展示されていますので、是非皆さんも一度見学されるといいと思います。