2015MOTOGP 世界選手権シリーズ第15戦(日本グランプリ)

 10/9(金)にツインリンクもてぎで行われた世界選手権シリーズ第15戦(日本グランプリ)に行って来ました。モトGPを見に行くのは2006年以来ですので約9年ぶりになります。最近では、レース観戦というと年2回筑波サーキットで行われるT.O.Tことテイスト・オブ・ツクバだけですからね〜!ということで、久々のプロレース観戦になります。しかも、世界最高峰クラスのレースですからどんな走りが観られるか楽しみです。幸いにも天候にも恵まれ絶好のサーキット日和でした。




10/9(金)ツインリンクもてぎ 【画像下】
 今回は休日出勤の代休を利用して平日観戦です。流石に常磐道に乗るまでは通勤渋滞に巻き込まれましたが。高速に乗れば2時間足らずでサーキットに着くことができます。サーキット内の移動の手段として「もてぎ」の場合、チャリンコは必需品です! 他のサーキットと異なり周遊路が整備されていますので、チャリが無いと移動はかなり辛いです・・・って、まぁ、殆どのサーキットは徒歩オンリーなんですけどね(苦笑)


メインゲート

 駐車場の案内が悪くメインではなく北ゲートからの入場となりました。どうやら前売り駐車券がないと駐車場が異なるようです・・・それでも、平日の練習走行日のためか駐車場に入れないなんてこともありません。駐車場に車を停めたらハイエースからチャリンコを降ろして入場ゲートを目指します。入場はメインゲートだけでなく駐車場近辺にも臨時ゲートが設けられ当日観戦券の購入も可能です。




 当日観戦券は練習走行日は1300円になります!練習走行とはいえ世界最高峰の走りが1300円で観られるなんてとってもお徳です。なまじっか前売りなんか購入して当日雨なんか降ると万単位の金が無駄になりますからね(苦笑)しかも、練習走行は各クラス2セットあり、サーキット内も空いているので写真撮影に最適だったりします。また撮影ポイントで場所取りに苦労することもありません。




 場内はさすが世界選手権だけに全日本とは違った華やかな雰囲気が漂っています。(って全日本のレースに最近行ってないけど)外車勢のブースも多数出店しており、ドゥカティやKTM、アプリリアなんかのブースもあります。アプリリアのブースにあるのはRS4ベースのレーサーでしょうか? 外車にうとい管理人的にはさっぱり解り兼ねますが、食わず嫌いといったところか・・・




 ホンダブースではRC213Vが展示してあります。しかも、コーナーリング状態・・・一見すると転んでいるように見えますが、実際の走行もこれくらいバンクしています。タイヤの進化を感じますなぁ〜!ロスマンズカラーのRS250Rはフレディスペンサーのマシンでダブルタイトルを獲った時のマシンですね!今じゃ、ダブルエントリーなんて考えられませんが当時はあったんですね〜!




ヤマハブース

 ヤマハブースはR1の8耐仕様とロッシのマネキンの展示です。黄色いインターカラーのYZR750はキングケニーのマシンです。当時は500ccのYZRもこのカラーリングで田宮のプラモを中坊の頃に作った記憶があります。この頃のGPマシンはまだアルミフレームではなく鉄フレームだったんだよね〜



マスズキブース

 スズキのブースに展示されているのはGSX−RRマーベリック・ビニャーレスのマシンですかね!スズキは以前GSV−RというV型エンジンで参戦していましたが、4年振りに今シーズンからGSX−RRで再参戦しています。V型エンジンの時は音が悪かったけど並列エンジンになって随分よくなりました。成績の方はこれからといったところでしょうか? あとはカワサキだけなんだけどなぁ・・・



アライブース 【画像上】
 アライのブースに展示してあるのはベッテルとバトンのヘルメットですモトGPなのにF1用ヘルメットの展示ということで・・・その他にはケニーのレプリカヘルメットも発売されるようですが、ケニーってアライじゃなくてAGVユーザーだったはずだけど・・・



フリースタイルモトクロス

 この手のイベントではお約束のフリースタイルモトクロスも行われています。フリースタイルモトクロスはちょっとした駐車場があればできるのがメリットですね!空中で前転したりバイクから体を離したりダイナミックな演技を見せてくれました。しかし、上手いことマシンコントロールするもんですな〜 失敗する選手も1人もいなかったし・・・



モト3 【画像上】
 まず、はじめの走行はモト3クラスで、S字の切り返しを正面から・・・ このモト3クラスは以前は2サイクル125ccでしたが、現在は4サイクル250cc単気筒となっています。4サイクルになって初めて観るけど音は今一かな(苦笑)




130R

モト3クラスの130Rでの走行で、ゼッケン76番はレオパルドレーシングの尾野弘樹選手、アウト側のゼッケン27番のムサシRTハルクプロのマシンを駆るのは栗原佳祐選手でまだ18歳だって(驚)18歳でスポット参戦とはいえ世界戦とは日本のライダーのレベルも上がりましたね! レッドブルのマシンはKTMのミゲル・オリベイラ選手です。




モト2

 次はモト2クラスの走行で鮮やかなペパーミントグリーンのペトロナスのマシンはハフィス・シャーリン選手です。モト2クラスは4ストローク600ccエンジンで、ホンダのワンメイクエンジンはCBR600RRをベースに外部コンサルにてメンテ供給されイコールコンディションで争われます。



中上貴晶

 出光カラーのマシンはチームアジアの中上貴晶選手ですね!ダウンヒルエンドの90°コーナーへの進入でのショット!モテギの中でも最もマシンに近づいて撮影することができるポイントになります。速度も比較的遅いので撮影し易いのですが、角度的にはあまりいい写真ではありません。



高橋裕紀 【画像下】
 モリワキマークを背負うのは高橋裕紀選手ですね!エンジンは前述の通りワンメイクですがフレームに関してはモリワキのオリジナルになるみたいです。モリワキモンスターの時代からモリワキはオリジナルフレームを造っていますからね〜 ブルーとイエローのカラーリングも健在です。




モトGPクラス 【画像下】
 いよいよ最高峰のモトGPクラスですが、まずはヘアピンの走行シーンから・・・ホンダワークスとマルケスとペドロサのランデブー走行ですが、練習走行とはいえ完璧に肘擦ってますな・・・タイヤの進化によるところが大きいのでしぃうが、2006年に観た時とはエライ違いです。



バレンティーノ・ロッシ 【画像下】
 皇帝ロッシのヘアピンでの走りです。6度のワールドチャンピオンに輝いた皇帝もドカティでは勝てなかったようで現在はヤマハで走っています。ライダーとしては結構いい歳なのにポイントリーダーとはアッパレです。



 ゼッケン74番はドカティのアンドレア・イアンノーネ選手ですね!カウルにはウイングらしきモノが装着されているのが確認できます。その下のモンスターヤマハテック3のマシンはブラドリー・スミス選手とポル・エスパルガロ選手のヤングライダーコンビです。こちらも肘擦り走行してますな・・・。




 今シーズンから参戦しているスズキのGSXR−RRも走りますよ〜ゼッケン41番はすアレックス・エスパルガロ選手ですね!カタルニアGPではポールポジションも取ったそうで、参戦初年度の結果としては上出来でしょう!今後の活躍が楽しみなライダーです。スペインではバイクレースが盛んなようでこのクラスの1/3がスペイン人ライダーです。



 ホンダのダニ・ペドロサですがチームメイトのマルク・マルケスと同様、今シーズンは成績が振るわなかったようでホンダファンには残念なシーズンです。チュートリアルの福田は熱烈なモトGPファンで特にペドロサのファンみたいなので悔しい一年だったと思います。そんなホンダ勢の中、HRCカラーのマシンでスポット参戦したのは高橋巧選手ですね!最高峰クラスに日本人がいないのは寂しいですからな〜




 練習走行とはいえ転倒もありヘアピンで転倒したのはオーストラリアのジャック・ミラー選手です。モト3クラスからモト2クラスを飛び越えて一気に最高峰クラスに昇格したライダーみたいです。モト3とモトGPではパワーも重さも違うので乗り方も随分違うみたいで苦労している様子が伺えます。




 S字一個目を駆け上がって行くのはホルヘ・ロレンソですね!2010年と2012年のチャンプで今シーズンはチームメイトのロッシとチャンピオン争いをしています。レプソルのマシンは福田がファンのペドロサですかね? しかし、アウト側のこのショットでは殆どライダーが見えず誰だかよくわかりませんな(汗)




 イエローのヤマハインターカラーのマシンでワイルドカードにて参戦するのは、今年の8耐を制した中須賀克行選手です。やっぱ日本人が参戦してくれないと面白くないからね〜ズキのゼッケン25はGSXR−RRを駆るマーベリック・ビニャーレス選手、白いホンダはユージーン・ラバティ選手ですが130Rでも肘を擦る勢いなんて、とても正気の沙汰とは思えませんな(汗)



駐車券 【画像下】
 駐車券は前売りもありますが、当然、当日券の観戦のため駐車券も当日券です。でも、観戦券より駐車券の方が高いでやんの(汗) まぁ、二人で割れば若干安いけどね・・・しかも、案内が悪くメインゲートから入ろうとしたら北ゲートのみだそうで、北ゲート入場後もどこに停めたらいいのか解りません。この辺は今後対策して貰いたいもんですな!




編集後記

 今回は久しぶり世界最高峰レースの観戦でしたがコストパフォーマンス的には優れていたのではないでしょうか? 確かに、あまりも自分のバイクとかけ離れすぎて全く参考にはなりませんが楽しめる内容だった思います。レース人気が下降している中、全日本のレースも久しく行っていないので、どんな様子なのか解りませんが久々にエキサイティングした走りを堪能することができました。来年も上手く休みが取れれば是非行ってみたいと思いますので、皆さんも機会があれば行ってみては如何でしょうか?。 






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