F1グランプリ2011 inシンガポール(後篇)



9/25(日)オーチャード 【画像下】
 今日は決勝日ですが夕方までどこへ行くかな・・・取り合えず「るるぶ」を見てオーチャードへ行くことに、街中にはTAGのロータスエーリーゼなんかも展示してありF1開催の雰囲気が漂ってます。でも、新宿か渋谷にでも来た雰囲気で面白くないなぁ・・・買う物も特にないのでマックでアイスを食ってホテルに戻ります。


アラブストリート 【画像下】
 ホテルに戻って飯でも食いに行くかなぁと思いましたが、「るるぶ」を見て歩いて隣駅ブギスのアラブストリートへ、シルクやカーペットを扱う店が建ち並び異国情緒が漂っており、金色に輝くサルタンモスクはシンガポール最古のイスラム寺院だそうです。食堂では皆さん手で食事していたのが印象的でした。


ブギスビレッジ

 ブギスビレッジはMRTブギス駅近くに広がるマーケット街ですが、日本で言えばガード下のアメ横のイメージかなぁ・・・Tシャツや雑貨店などが所狭しと建ち並び多くの人で賑わっています。同じ若者の街でもオーチャードの洗練したイメージとは異なりゴミゴミした感じです。売ってるものは違うけど秋葉原のガード下とも似たような雰囲気が漂っています。


ホーカーセンター 【画像下】
 再度ホテルに戻って少し離れたところのホーカーセンターへ、ホテル下のフードコートは冷房も効いていてとても綺麗ですが、この際、現地人が利用する店で雰囲気を楽しみます。食事はセルフで一品$2〜3(約\120〜180)程度の激安で、タイガービールの大瓶が1本$5(約\300)程度ですから食事代よりビール代の方が高くつきます。3品頼んでビール2本で$18(約1,100)也−(笑)
ホーカーセンター 【画像上】
 肝心のお味はというと飯はいわゆるタイ米でパサパサした感じですがエスニックな味付けにはこれはこれでマッチしています。麺類に関しては、モチっとした食感が独特で日本の麺とは異なっています。やっぱ麺は「つるしこ」じゃなくっちゃね!(麺職人の稲垣吾郎より)


MRT(地下鉄) 【画像下】
 現地の足はMRTという地下鉄を主に利用します。運行は4〜5分間隔なので便利で治安も良いので安心して利用できます。切符(チケット)は日本みたいな使い捨ての物ではなくスイカのようなカードです。その為、デポジットとして運賃にプラスして$1が加算されており、乗車後に券売機にカードを挿入してデポジットを回収する仕組みになっています。
MRT(地下鉄) 【画像上】
 デポジットをいちいち回収するのが面倒なので、現地人はチャージできるスイカのようなカードを使用していますが、短期旅行者にはカード代金$5が回収できないので不利といえます。また、子供料金は年齢ではなく身長0.9m(90cm)以下で制限されています。



 サーキットの広場には映画カーズのライトニング・マックイーン号がありました(笑) また、テント内に並ぶ実車大のフェラーリはゲーム機で、こんな大掛かりなゲームは初めて見ました(汗) また、クラシックカーも多数展示されていましたが、あまり興味の無い管理人にはよく解りま千円(苦笑) ただ、こういうクラシックカーの中に日本車が無いのが残念だなぁ〜 まぁ、世界的に見れば日本車の歴史なんて浅くてクラシックのうちに入らんか・・・


パーク内 【画像上】
 まるでヤッターマンのドロンジョ様のような路上パフォーマーを発見しました! また、有名歌手によるライブなんぞも行われており、音楽には疎い管理人ですがリック・アストリーのライブだけは見たかったなぁ・・・(残念!) 今日は最終日なので余ったお金はグッズショップで全て使ってしまいます(笑)


パレード

 レース前にはドロップヘッドクーペタイプのクラシックカーに乗ったドライバーによるパレード走行があります。フェラーリのアロンソはアルファに乗って登場!ってフェラーリじゃなくていいのか? まぁ、同じ痛車・・・じゃなくてイタ車だからいいのか?(笑) 同じくフェラーリのブラジリアンドライバー、マッサも続きます。


レッドブル 【画像下】
 前年度チャンピオンのベッテルです。さすが、チャンピオンだけに「セバスチャ〜ン!」と黄色い声援が飛び交います。今年もノリノリのベッテルですが、もう1人のレッドブルドライバーのウェーバーは昨年と違って今年はあまりいいトコ無いけど頑張って貰いたいもんです。


マクラーレン 【画像下】
 マクラーレンのハミルトンもいますね〜 う〜ん、元ワールドチャンピオンですが最近は影薄めです・・・それに引き換え、ここ数戦上り調子なのが同じマクラーレンのジェンソン・バトンで、道端ジェシカの応援もあるせいかノリノリの「絶好調ぉ〜オトコ」です!


摩天楼 【画像下】
 夜のサーキットから見る摩天楼はとても美しいです。手前のライトアップされたブリッジをF1が甲高いエキゾーストノートを響かせて走っているとはとても思えません。やっぱ、シンガポールグランプリは何といってもF1と美しい夜景との融合が魅力です。


ターン12(その1) 【画像下】
 ターン12のイン側から捕らえたバージンのティモ・グロックです。コースとの距離が近く風景も公道グランプリらしいのでお勧めの観戦スポットです。レンズはマシンとの距離が近いので広角ズームを使用しており、F1では唯一の夕方での走行風景ですが画像では殆どナイトレースのように写ってしまいます(汗)


ターン12(その2) 【画像下】
 建物の谷間の照明に照らされたコースを走るF1は、いかにもシンガポールのナイトレースらしい風景です。照明の明るさはサッカースタジオの約2倍を確保しているそうですが、それでも撮影には厳しく露出アンダーになりがちです。この画像は実際の目で見た明るさに最も近いかもしれません。


ターン11(その1)

 【画像右】のターン11に進入してくるマシンはマクラーレンのバトンで、【画像下】は丁度クリッピングに向けてステアリングを切ってるウィリアムズのマルドナードです。さすがにF1の走行ともなると絶好の撮影スポットだけにポジションをキープするのが大変で、人混みの中を上手く隙間を見つけて何とか撮影出来たのがこの二枚です。


ターン11(その2)

 同じターン11でのショットですが正面の絶好ポイントから少し離れて横から撮影したものです。ガードレールの隙間からいきなり現れるマシンを捕らえるのは低速コーナーとはいえかなり難しいです。画像はスペインを本拠地としたHRT(通称ヒスパニアレーシング)で、ドライバーは第10戦からインド人ドライバーのカーケティアンに代わり参戦しているダニエル・リチャードです


マーク・ウェーバー 【画像上】
 ターン13とターン14の間のストレートを疾走するレッドブルのマーク・ウェーバーです。昼間はポルシェカップやJKレーシングで撮影練習を積んだものの、夜間での撮影は難しくISO1600のF5.6シャッタースピード1/250で何とか露出を確保している状態です(汗)



 【画像上左】はフォースインディアのディレッサ、【画像上右】はウィリアムズのマルドナードを捕らえたものですが、なんちゃって450mmレンズを命一杯使うとここまで寄せることが出来ます。【画像右】はヴァージンをターン14手前で刺すトロロッソのマシンですが、こういうシーンはいきなり訪れるので金網の支柱がある場所では支柱を外してシャッターを切るのは至難の業です(苦笑) ただのマグレ


ターン13〜14 【画像上】
 画像一番上はメルセデスGPの二コ・ロズベルグで、チームメイトのミハエルは決勝のターン8で刺さってました(汗) その様子をターン8とターン9の間で見ていましたが原因が接触だったとは帰ってから録画を見て知りました! 画像下はルノーのペトロフとロータスのトゥルーリです。


小林可夢偉 【画像上】
 シーズン前半は毎回ポイントを稼ぎ戦闘力の無いマシンなりに好成績を残している小林可夢偉ですが、ここ数戦はポイントが獲れずに厳しいレースが続いています。もう少し戦闘力のあるマシンに乗ればもっと成績が残せるとは思うのですが、当面のライバルはメルセデスとルノー、フォースインディアといったところか・・・


 ターン14に進入するヴァージンのマシンですがブレーキローターが真っ赤に焼けているのが確認出来ます。こういうシーンは昼間のレースでは中々確認できないので、ナイトレースらしい画像かと思います。ヴァージンもブラウンGP(現メルセデスGP)のスポンサーをしていた頃は上位争いしていましたが(2009年コンストラクターズチャンピオン)、現在はヒスパニアと最下位争いをしています(泣)


 ターン8とターン9の間でバージンのティモ・グロックを抜くアロンソです。本来であればこの短い直線で抜くことは出来ないので、ティモ・グロックが譲ったというところでしょうが、レース結果は予選5番手からひとつ順位をあげて4位と表彰台に今一歩届きませんでした。マクラーレンと共に中々レッドブルを攻略できませんなぁ・・・


 最近は少し影が薄めのフェリペ・マッサですが、フェラーリには2006年より在籍していてアロンソなんかよりずっとフェラーリ歴は長いんだよね(アロンソは2010年からでルノー時代が長い)マッサというと2009年にバリチェロのマシンから外れたスプリングが頭に直撃するという悲劇を連想させるけど、その事故以来、成績がパットしないように感じるのは気のせいだろうか?


マクラーレン 【画像下】
 マクラーレンのバトンとハミルトンのランデブー走行です(笑) チームはイギリスに本拠地があり、ドライバーは2人とも元ワールドチャンピオン(しかもイギリス人)という黄金チームですが、なんせレッドブルのベッテル(ドイツ)が強すぎます(汗)


この場所での動画をアップしてみたので雰囲気だけでも感じて貰えばと思います。


ベイグランド 【画像上】
 練習・予選・決勝と3日間、ず〜とフリーで観戦していましたが最後は指定席のベイグランドへ、ゴールすると目の前に花火が上がりレースのフィナーレの飾り勝者を祝福します。正面左に見えるマリナーズ・ベイ・サンズはSMAPがSoftBankのCMで使ったことで有名ですね! カモンベイビ〜♪ ドゥ〜ザ・ロコモ〜ション♪


コース

 レース終了後はコースが解放され歩くことが出来ます。コース脇にはクラッシュしたマシンの破片や大物ではひしゃげたホイールなんかも落ちていました。このコース解放はエリア1の客がエリア4に向かうために解放されているので逆らって移動することは出来ません。場所によっては既に解体作業が始められていました・・・早っ!


ディーパバリライトアップ

 サーキットの帰りにリトルインディアに立ち寄りディーパバリライトアップを見て帰ることにします。これは光が闇に勝ち、善が悪に勝つことを祝うヒンズー教のお祭りだそうで、通り沿いが綺麗にデコレーションされライトアップされています。う〜ん、ディズニ ーランドのエレクトカルパレードみたいな感じもしなくもないけど、幻想的な光の演出が何とも言えませんなぁ〜


JAL712 【画像下】
 帰りの飛行機はTV解説で来ていたと右京さんと同じ便でした。でも、周りの人は殆ど気付いてなかったなぁ〜 当然、あっちはエグゼブティブクラスだったけどね(笑) 右京さんから遅れること、ハワイアンシャツを着た川井ちゃんもやってきました。でもマッチは来なかったなぁ〜(苦笑)
JAL712

 帰りはAM8:10発のJAL712便で、夕方には成田に着けますがAM8:10発ということでホテルピックアップに来るのがAM4:30とかなり早いです(汗) 機材は行きと同じ767-300ERですが復活した鶴丸マークの機体でした(笑) 帰りの飛行ルートは沖縄上空を通過したため、眼下には綺麗な島々を見ることが出来ました。



編集後記

 今回初めてF1唯一のナイトレース・シンガポールGPを観戦してきました。公道グランプリと言えば何といってもモナコGPが有名ですが、ツアー代金がシンガポールGPの3倍にもなってしまうので、手軽に公道グランプリの雰囲気を楽しむには大変お勧めです。また、シンガポールは国土が狭く見所が少ないと一般的には言われているので(別に管理人が言ってる訳じゃありませんよ!)日中に観光の時間をとれるナイトレースはシンガポールの観光事情にマッチしたイベントと言えます。まぁ、まっ昼間からクソ暑い中レースなんか見てられるか!っていうのもありますが・・・(苦笑) よって、観光ついでにレース観戦が出来るので家族連れでも楽しめるグランプリです。欠点としては暑いことでシンガポールにゃビーチリゾートも無いしなぁ〜 よって暑いのが苦手な人は遠慮した方がいいかもしれません(苦笑) 






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