F1グランプリ2011 inシンガポール(前篇)
 
9/23(木)〜25(日)に市街地コースのマリーナベイ・ストリート・サーキットで行われたF1第14戦シンガポールグランプリを観戦してきました。シンガポールグランプリはF1全19戦中、唯一のナイトレースであり、モナコと同様にベイエリアの市街地コースで行われます。開催自体は2008年からなので歴史は浅いものの(ちなみにモナコは1929年から)カジノやマリーナベイサンズといった高級ホテルも建ち並びモナコ同様、優雅な雰囲気が漂っています。というわけで初めてのシンガポールGPへGO!




9/22(木)JAL719

 行きは10:55発のJAL719便です・・・っと言ってもツアーだから航空会社は選べないんだけどね(苦笑) 機材は767-300ERでJALは燃費の悪い747を全機退役にしてしまったので国内、国際線ともに767が主流なようです。空港へは毎度のUSAパーキングを利用し、羽田の国際線就航に伴い駐車料金を値下げしたので5日間3千円台で済みました。でもワイドボディなのでしっかり割り増し料金取られたけどね(汗)


ラベンダーVホテル 【画像下左】
 チャンギ国際空港へは定刻17:10から遅れること17:30を回ってスポットイン(汗) しかし、入国手続きはとてもスムースで18:30には現地旅行会社のバスでホテルに到着することが出来ました。まぁ、チェックイン手続きに時間が掛かり部屋に入れたのは19:00過ぎでしたが(苦笑) ちなみに両替はチャンギ空港で荷物のピックアップ待ちの間に行い間違っても日本で両替してはいけません・・・レートが一割近く違いますよ!
タクシー 【画像上右】
 部屋に荷物を置いたら速攻でホテル前からタクシーに乗りナイトサファリに向かいます。何故なら明日の夜からはレース観戦なのでナイトサファリに行けるのは今日しかないからです。まぁ、フリー走行なんて見なくていいよぉ〜って方は別ですけどね(苦笑) ちなみにタクシー料金は行き$22(約\1300)で帰りは$13(約\800)でした・・・・どうやら時間帯等によって料金体系が違うようで、どっかの国と違って料金メーターがあるのでボラれることはまずないでしょう(笑)


ナイトサファリ 【画像下】
 ナイトサファリの入園料金はトラム付チケットが大人$32(約\2,000)です。よって1人で行っても往復のタクシー代込み$70程度で済みます。まぁ、飲み食いしても2人で$150(約\9,000)もあれば十分で、某大手旅行会社のツアー代金は1人$150もしてました・・・オイオイボリ過ぎだって(汗) 赤ちゃん連れの3人家族は3人分$450(約\27,000ひぇ〜)も支払っており幼児料金も無しかよ!
トラム 【画像上】
 トラムとは【画像上右】のシマウマカラーの解説付きの乗り物で、日本語解説(少々怪しい日本語もありますが・・・)のものもあります。チケットを購入時したらインフォメーションで日本語解説のトラムの時間を調べ予約しておきます。予約するとシールをくれるので、それを服の胸に貼って集合時間にトラム乗り場に行けばOKです。それまではファイア〜ダンスショーでも見て過ごします(笑)


 ナイトサファリだけに園内の照明は暗めで、当然ですがフラッシュ撮影は禁止されております。よって比較的明るい場所の動物を撮影してみましたが、やはり生き物だけにブレてしまいます(汗) 他にもライオンやハイエナ、象やキリンといった大型動物もいましたが以上の理由で撮影できませんでした。よって見たい方は現地に行って自分の目で見て来て下さい。
 見学が終わったら食事を摂ることにします。セルフサービスなので好きなものを頼んで好きなテーブルで食べますが料金は少々高めです。ちなみにタイガービール350ml缶が$12(約\720)もしました(驚) ちなみにコンビニ価格は$3(約\180)ですので約4倍の値段です(汗) タイもそうですがホテルや観光地など観光客が利用する施設ではぼったくる傾向があるようです(苦笑)



9/23(金)バイク用品店 【画像下】
 翌日は朝から街を散策してみました。シンガポールはアジアの中でも生活水準が高いせいか意外にバイク用品店が数多くありました。主流は東南アジア諸国お得意の150ccクラスですが大型バイクや、スーパースポーツも走っており、車に関しては日本よりチューニングカーが流行っているみたいです(笑)
 そんなバイク用品店の一軒にヨシムラやコミネ、RSタイチといった日本ブランドを扱っている店を見つけました! また、ウェア関係だけでなくマルケジーニやハイパープロといったカスタムパーツも扱っていたので、日本ほどじゃないにしろカスタム需要はありそうです。


バイクショップ 【画像上】
 アライのヘルメットを扱っているお店も発見! 価格は$980(約6万弱)ですから日本で買った方安いですね・・・って当り前か(笑) 【画像上右】はバイク用品店ではなくバイクショップですが表に非常にガラのよろしい方々が大勢たむろっていました・・・(汗) まぁ、店内のパーツからしてバイク屋というよりはカスタムショップみたいです。



チャイナタウン 【画像上】
 フリー走行は15時半からなので、チャイナタウンに足を伸ばしてみました。まぁ、華僑のせいでチャイナタウンは世界中にあるんだけどね! シンガポールは淡路島ほどの大きさの国土にチャイニーズ系、マレー系、インド系、アラブ系などの人種が住む多民族国家で、高層マンションから伸びる物干し竿と洗濯物が異国情緒を感じます。


チャイナタウン 【画像上】
 チャイナタウンにある佛牙寺龍華院(ブッガジ・リュウカイン)は中国式寺院で2007年に出来たので歴史はまだ浅いです。外観は千と千尋の神隠しの油屋っぽい感じがしなくもないけどね(苦笑) また、近くにはヒンズー寺院のスリ・マリアマン寺院もあったりして多国籍なだけでなく多宗教の国でもあります。


 シンガポールは日本と同じ左側通行の国です。よって、街中の車は殆ど日本車ですが韓国車と思しき車も結構走っていました。画像はとある街中のストリートですがフェラーリ360モデナが路上駐車していました(汗) う〜ん、後ろに縦列駐車しているトヨタトラックや大衆車とのギャップが何とも言えんな・・・まぁ、近隣諸国でフェラーリが路駐している国なんてシンガポール位か?そういや別の場所ではアウディR8も路駐してたっけ(汗)


リトルインディア 【画像上】
 チャイナタウンがあればリトルインディアと呼ばれるインド人街もあります。アーケードではインドの装飾品や工芸品が売られておりインドに来た気分になれます・・・ってインドに行ったコトないんだけどね(苦笑) 【画像上右】のアブドゥル・ガッフール・モスクは南インド風のイスラム寺院です。


マーライオン

 リトルインディアから歩いてホテルへ帰り、昼食を摂ったら着替えてサーキットへ向かいます。その前にお約束のマーライオン(マラライオンでなない・・・)を見学しますが、一般的に言われる程はがっかりはしませんでした。まぁ、所詮こんなもんかな・・・と(苦笑) サーキットへはマーライオン近くのゲート6から入場します。


サーキットパス

 サーキットパスは紙製ではなくネックストラップがついたプラスチック製のパスで、金・土・日と色の異なるパスがケースに入っていてかなり格好いいです(笑) でも、一番安いベイグランド席のパスなんだけどね(苦笑) 日本GPでは予選、決勝日以外はどのスタンド席でも自由に入れたりしますが、スタンド入口や各エリアではパスを確認されるので入ることは出来ません。しかも、席まで指定だし・・・


コース 【画像上】
 う〜ん、公道サーキットだけにコンクリートと金網だらけです。しかし、昼間のサーキットは暑いなぁ〜 正直言って、日陰の無いグランド席でのレース観戦はかなり辛そうです(汗) よって、日中のスタンドはガラガラでナイトレースなのも納得です。マーシャルのハイエースは何気に格好いいです。



JKレーシング 【画像上】
 シンガポールGPの前座レースはJKレーシングとポルシェカップで、F1と共に金・土・日と三日間とも走行があります。ということで、まずはこのJKレーシングの模様から紹介したいと思いますが、画像はフリー走行、予選、決勝ごちゃまぜです(苦笑) ペトロナスは日本ではトムスのスポンサーとしてお馴染みですが、ペトロナスはマレーシアの国営石油会社だったりします。


 画像はターン13とターン14の間のストレートでの撮影したものです。場所的にはエスプラネード前あたりで、個人的にはスタンドより自由席のほうが間近で走行するマシンを観られるのでお勧めですが、場所取りするのに苦労したりします。公道サーキットだけに金網だけはどうにもなりませんが、レンズによってはかなり金網を消すことが出来ます。



 エンジンはBMWのK1200RSを使用しているそうで、455kgの車体に4気筒140馬力のエンジンだそうです。 まぁ、バイクに比べれば約2倍の車重ですが、車としては超軽量の車体にバイク用の高レスポンスのエンジンは楽しそうだなぁ〜 市販エンジンだから耐久性も心配ないし、こうゆうマシンを安価に走らせられればもっとレースも身近なものになるのになぁ〜


ターン8〜9 【画像上】
 ゲート3を入ってすぐ左手のターン8とターン9の間のストレートです。ここはターン8を立ち上がってくるマシンがターン9の進入に向けて目の前ギリギリまでマシンを寄せてくるので大変迫力があります。ちなみに、画像のブルーのマシンは接触があったのかフロントウィングが脱落していますね(苦笑)


ターン8〜9 【画像下】
 JKレーシング・アジアシリーズはフォーミュラBMWの後継のシリーズで、BMWの撤退によりインドの企業(JK Tyre)が引き継いだ名称だそうです。フォース・インディアと共に最近のインドのモータースポーツ進出は目まぐるしい・・・今年は初めてF1インドGPも開催されるしなぁ う〜む、インド人もびっくり! 



9/24(土)ユニバーサルスタジオシンガポール 【画像下】
 本日は予選日ですが、日中はユニバーサルスタジオに繰り出します。ホテル直下のラベンダー駅からMRT(地下鉄)でハーバーフロント駅まで行き、セントーサ・エキスプレス(モノレール)に乗り換えてウォータフロント駅で降りると目の前がユニバーサルスタジオです。
アメリカングラフティ

 うぉ〜 アメリカングラフティのダイナーが見事に再現されてるじゃないかぁ〜 う〜ん、ジョンの黄色いチョップドルーフのフォードも泣かせます。このパトカーはファラオ団に命令された主人公カートが鎖を引っ掛けてホーシングを取っちゃうシーンのやつね! ファラオ団が着ていた通称:ファラオジャケットが欲しかったけど売ってなくて残念だったなぁ〜。


という訳で旧き良き時代のアメリカを感じさせる動画をアップしてみました(笑)


ウォーターワールド 【画像上】
 ウォーターワールドはユニバーサルスタジオのお決まりですね!狭いセットの中をジェットスキーが走り回るシーンは大迫力ですが、どっかの水族館のショーように前列は水を被るので注意が必要です。クライマックスシーンはお約束の飛行機が飛び出してドッカ〜ン!


 シンガポールくんだりまで来てユニバーサルスタジオでもなかろうにとも思いますが、アトラクションの待ち時間が殆ど無いのが素晴らしい! 大抵は5〜15分待ちで乗れます(笑) ディズニーランドじゃ平日でも40〜50分待ちは当り前だからなぁ〜 規模が小さいせいもあるけど大半のアトラクションを制覇することが出来ました。



 さて、3時半にユニバーサルスタジオを退園してホテルに戻って着替えてMRTでサーキットへ、今日はシティーホール駅で降りてゲート3から入場しますが、セキュリティチェックが厳しいです。昨日は時間が早いせいかスムーズに入場できましたが、今日はかなり混雑しており30分以上かかりました・・・しかも、誘導が悪いから横から割り込みされ放題だったし(怒) なんだかなぁ〜
ポルシェカレラカップ 【画像上】
 シンガポールGPの前座レース(その2)は、お馴染みのポルシェカレラカップですね。撮影はターン13とターン14の間のストレートですが、夕暮れ時は逆光になってしまいます(泣) 撮影は金網があるのでマニュアルフォーカスの置きピンで、金網の支柱の間で上手くシャッターを切るのが難しいです(汗)


ターン11 【画像上】
 これはターン11に進入するところを押さえたショットですが、正面からの撮影なので金網もかなり消すことが出来ます。よって、このターン11正面の場所はアマチュアカメランの絶好ポイントで熾烈な場所取り合戦が繰り広げられていました。レンズが顔に当った当らんとかで喧嘩しとる奴もおるし・・・勿論、英語でだけどね(苦笑)


セーフティカー

 セーフティカーは通常のグランプリで使用されているメルセデス・ベンツSLS AMGです。V型8気筒6.3Lエンジンは571PSの出力を発揮するそうで、そのパワーユニットにゲトラグ製7速トランスミッションを装着して最高速は317kmを記録しているそうです。まぁ、F1のセーフティカーを努めるには並の車じゃ務まらんわな・・・(汗) FIAはF1マシンと共に空輸してきたのでしょうか?


ターン8 【画像上】
 ゲート3を入ってすぐ左側の場所でターン8を立ち上がってくる車両を捕らえた画像ですが、セーフティカー導入直後の為か熾烈なバトルが繰り広げられています。う〜ん、やっぱポルシェはカッコイイなぁ〜 画像下のターン9への進入する後ろ姿も素敵です(笑)


ターン9 【画像上】
 この場所はゲートを入ってすぐなので、入場した人はまずここを覗きにきますが、奥が気になるらしくすぐ移動してしまうので穴場です。ここほど近くにマシンを見れて比較的空いている場所は他に無いかなぁ・・・まぁ、パスの関係でエリア1とエリア2の状況は解らんけどね(苦笑)

ウィニングラン

 ウィニングランは上位3台がドアを開けて観客に手を振りながら走行しています。前座レースとはいえ、こんな大勢の観客の前で走れる晴れ舞台は中々ないだろうから、さぞかし気分がいいことだろう! しかし、このポルシェカレラカップやJKレーシングの参加者はどこから来ているんでしょうかね?



公式プログラム 【画像下】
 シンガポールグランプリの公式プログラムですが中身は当然英語です(汗) しかし、記述はF1ばっかりでJKレーシングやポルシェカレラカップについての記載が少なく、日本のレースプログラムの方が色々な情報が記載されており面白いです。


マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットコース図 【画像下】
 マリナーズ・ベイ・ストリート・サーキットのコース図ですが、モナコと違ってアップダウンは殆どありません、しかし、ライトアップされた綺麗なホテルや海沿いのコース、運河を横断するブリッジなど他のサーキットにはない独特の雰囲気とモナコと共通する優雅さと華があります。


後編へ 







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