モテギ2&4レース 2011(J-GP2編)
 
8/7(日)に栃木県のツインリンクモテギで行われた2&4レースを観戦してきました。今回の二輪クラスはJ-GP2クラスのみの開催です。このJ-GP2というクラスはあまり聞きなれませんが、ST600クラスの参加台数の増加とレベルの高さから、ST600の上位クラスとして昨年度から新たに設けられたクラスで、国内版Moto2クラス(厳密にはST600改造車、Moto2デチューン車両)といったところで、将来の世界選手権ライダーの育成を目的として設立されたクラスです。それではモテギ2&4レースのJ-GP2編です。




チケット
 今回の2&4は前売りチケット大人\3,900と大変お得となっております。また、グループ券\10,000は駐車券込みで普通乗用車なら定員以内なら何人でもOKって(汗)・・・管理人のハイエースなら10人乗りなので定員なら一人千円じゃん! よって 皆でワイワイ行くのも有りだと思います。チケットは当然、金曜の天気予報を見てコンビニで購入です。便利になったよなぁ〜(笑)


タイムスケジュール
 流石に前座レースのシビックやF3に加え、メインレースのJ-GP2とフォーミュラニッポンではスケジュール的にレース間の移動を考えるとタイトです。メインスタンドで観戦でもしない限りイベントやトークショーを見るのは難しいかな・・・


F3決勝 【画像下】
 F3決勝のペトロナストムスF308というマシンです。実はF3にはCクラスとNクラスという2つのクラスがあるそうで・・・全然知らなんだ(汗) Cクラスの方が改造制限が緩く、昔ながらの3S-Gではなく1AZ-FEエンジンを使用しています。まぁ、日産のSR20エンジンユーザーも居るけどね(苦笑)



 カーナンバー50は土曜と日曜の2ヒートを制したCクラスのマシンです。37番と12番のマシンはNクラスの車両で、見た目的にはCクラスもNクラスも同じに見えます(汗) ちなみにタイム的にはCクラスのトップが1分46秒台、Nクラスでも1分48秒台ですからどっちにしろ2輪では太刀打ちできないことは一目瞭然です(汗)


Nクラス優勝車 【画像下】
 日曜日の決勝でNクラスの優勝車両です。場所は90度コーナー入口で、2輪と4輪の違いはやっぱりブレーキングとコーナー進入速度の違いでしょうか? 一見すると車重の軽い2輪の方が立ち上がりの加速は良いように見えますが、コーナリングスピードの速い4輪に立ち上がりでいくらアクセルを開けたところで追いつくことは出来ないんだろうなぁ



コチラレーシングドリームマッチ 【画像下】
 フォーミュラ・ニッポンの監督4人によるイベントレースです。トムスの舘監督と中嶋悟監督、立川祐路監督と金石勝智監督の4人ですが、殆ど現役の立川祐二と金石勝智は反則だろう(笑) でも昨年のJAFグランプリのOBレースが面白かっただけに、たった4台のレースじゃ盛り上がりに欠けます・・・



J−GP2決勝 【画像下】
 さて、昼食をはさんで午後一番のレースはJ-GP2の決勝です。ポールポジションはHARC−PROの中上選手で、そのままホールショットを奪い独走体制を築いていきます。



チームノリック

 チームノリックのマシンは当然ヤマハのYZF-R6で、スポンサーはあのウェビックです。バイク用品の通信販売大手で管理人も何度か利用したことがあります。ただこの手の通販会社の中には廃盤商品やメーカー欠品商品を平気で出品していたり、楽○なんかは、ちっちゃな販売店を取りまとめしているだけで、対応は各店舗にお任せだったりするので注意が必要です。


アサヒナレーシング 【画像下】
 J-GP2といったらやっぱ朝比奈さんだよなぁ〜 オリジナルフレームに6Rエンジン、外装はこだわりのZ2風っていうのが最高! かつては本物のZで鈴鹿の8耐に参戦していたけれど、もはや根性でどうにかなるレベルではないし、他のエントラントに迷惑がかかってもいけないので今はオリジナルマシンで戦っています。
アサヒナレーシング 【画像上】
 そんなアサヒナZですがスタートから数周後に90度コーナーで転倒してしまったようです。よって画像はこのS字コーナーのものしかありません。ん〜残念! 130RでのアサヒナZの雄姿を撮りたかったなぁ〜



松戸フラッシュ

 チーム名から松戸のチームみたいですが、松戸と言えばドックファイトレーシングだよなぁ 管理人の世代だと船橋の市場通りにあったSSフクシマを思い出すのだが、現在は当時の従業員が名称を引き継いで活動しているそうです。ドックファイトといえばNSRのチャンバーが有名でしたが、NSRといえばjha(城北ホンダ)なんかも定番だったけどまだあんのかな・・・jha



S字コーナー

 S字コーナーの一発目で前を行くゼッケン51番のZX-6Rを捕らえようとするゼッケン3番のGSX-R600は、エスパルスドリームレーシングです。ここS字での切り返しは四輪とは異なり、まるで魚が泳いでいるかのようです。各車、綺麗に切り返していきますが残念ながら1台グラベルに捕まってしまいました。


Team TARO PLUS ONE 【画像上】
 ゼッケン15はチームプラスワンでマシン名がTSR6ということは、あのTSRが造ったMoto2マシンですかね? レース結果はというと予選2番手で決勝もそのまま2位でした。ところでTSRってテクニカルスポーツレーシングの略だって知ってた?



 ゼッケン41番と9番はYZF-R6かな、緑のゼッケン88番はMOTO BUMのCBR600RRで、MOTO・BUMといえば上野にあるホンダ系の老舗レース屋さんです。昔はBUMレーシングなんて言ってたっけ、確かHRCのレーシングキットなんかも扱っていて、管理人の同級生が筑波のSPクラスに参戦しててMOTO・BUM出入りしてたから、その昔ステッカーを貰った記憶があります。



コヤマックス 【画像上右】
 ゼッケン71はMoto2の小山知良選手(通称コヤマックス)ですね。今年はスペインロード選手権(Moto2クラス)に参戦して表彰台もゲットしています。メットはかつて所属していたSP忠男の目玉デザインですが、サイドに描かれたトランプカードが特徴的です。



130R 【画像上】
 130R立ち上がりでハニービー・レーシングのCBR600RRを追走していくGSX-R600です。でも中々、S字コーナーの突っ込みでインに入ることができません。


130R 【画像上】
 130Rでの各車のバトルの模様ですが、正直言ってレース通ではない管理人はJ-GP2のライダーなんて殆ど知らないんだよね(苦笑) このショットはモテギで最もスピードの出るコーナーで、インサイドから450mmレンズでシャッタースピード1/250ってトコかな(笑)



HARC−PRO

 優勝はポールTOウィンでHARC−PRO CBR600RRの中上貴晶選手でした。年齢はまだ19歳・・・しかも、14歳で全日本125クラス全戦全勝のシリーズチャンピオンを獲得、16歳で世界選手権参戦して昨年から全日本って・・・(汗) 凄すぎるというか十代にして濃〜い人生を送り過ぎてるような気がするけど・・・。



コース図 【画像下】
 モテギのコースはツインリンクの名の通りオーバルコースとロードコースが組み合わされています。しかも、車も走れる外周路が整備されているのでコースを巡るにはチャリンコは必需品です。はっきり言ってチャリンコ無いとキツイですよぉ〜モテギは! 筑波なら無くてもいいけどね(笑)



編集後記

 今回初めてモテギで開催された2&4レースを観戦してきましたが、今回の開催は東日本大震災の影響で全日本ロードレース選手権の筑波大会およびSUGO2&4大会が中止となってしまい、エントラントから参加機会確保の要望により急遽フォーミュラ・ニッポン第4戦に併催するかたちで行われることになりました。2&4レースは鈴鹿をはじめ、菅生やオートポリスでも開催されているようですが、関東圏では初の開催となります。筑波ではコースが狭くフォーミュラ・ニッポンは開催されておりませんし、富士はMFJではなくMCFAJなので、関東圏で全日本クラスのJAFおよびMFJ公認レースを開催できるサーキットはモテギ以外には無いかと思います。今回は皮肉にも震災による同時開催となりましたが、今後もこのようなレースが関東圏でも行われることに期待したいと思います。






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