モテギ2&4レース 2011(フォーミュラ・ニッポン編)
 
モテギ2&4観戦記としてまずJ-GP2編をご紹介しましたが、次はフォーミュラ・ニッポン編をご紹介したいと思います。2&4というと鈴鹿というイメージが強いのですが、モテギでは初めての開催となります。フォーミュラニッポンとJ-GP2のレースが同時開催という4輪と2輪レースの共演は、JAFとMFJといった異なる団体が同時に主催する珍しい形式のレースで、普段は4輪派2輪派共々互いのレースを観る機会は中々無いと思いますが、一日で両レースを楽しめる大変お得なイベントかと思います。それではモテギ2&4フォーミュラ・ニッポン編です。



 メインスタンド裏近くにはグッズショップが出展しており、良く探すと特価品なんかもあるので要チェックです。でも世界戦に比べると淋しい限りの出展ですなぁ〜 食事やドリンクもスタンド裏近辺じゃないと販売していないので移動用チャリは必需品です。コース末端から徒歩での買出しはキツイからね(汗)


 展示用のマシンも淋しいかぎりで、インディカーらしき車両とCBR1000RRの2台のみです(泣) しかも同じブルーのカラーリングからしてホンダが用意した車両かな? インディ・ジャパンに関しては今年が最後ですから、興味のある方は是非行ってみては如何でしょうか? 来年からは本国まで行かないと観られませんよぉ〜


 前座レースは今年で無くなってしまうシビックのワンメイクレースです。シビックに特別な思い入れは無いんだけど、こういう登竜門的なレースが無くなるのはモータースポーツ界の将来を考えると複雑な思いです・・・まぁ時代の流れからして仕方がないのでしょうが、お役をフィットに譲ったといったところでしょうか?


谷口信輝

 さて、そんなシビックワンメイクレースのポールは昨年までGT300クラスで雨さんちのM7ムティアラモータースRX-7を走らせてた谷口信輝選手で、今年は「初音ミク」の痛車カラーのBMW Z4 GT3でGT300クラスに参戦しています。肝心のレースはというとぶっちぎりのポールTOウィンでした・・・まぁレベル的にチョット反則っぽい気がするけどね(笑)


伊藤真一 【画像下】
 ゼッケン11のシビックは先日鈴鹿で行われた8時間耐久レースで優勝した伊藤真一選手です。しかし、伊藤真一って実は管理人と同じ歳なんだよね・・・この歳で現役バリバリってだけでも凄いのに鈴鹿8耐で優勝って(汗) 今後は2輪から4輪のレースに徐々にスイッチしていくそうです。
伊藤真一 【画像上】
 そんな、伊藤真一選手ですがヘアピン立ち上がりで他車をインからプッシュしてハーフスピンに追いやっていました(苦笑) その後はずっと結構いいポジションをキープして走行していましたが途中リタイヤとなってしまいました。う〜ん残念! 


まけないぞ日本! 【画像上】
 ワンメイクレースとは言えボディにはこんな文字が! 最近多いよねこの手のステッカーや表示・・・正直言って被災された方には大変申し訳ないのだけれど、震災のおかげで何かこう日本が一体感というか連帯意識が高まったことが嬉しく感じます。


バトル!

 流石にワンメイクレースだけに各コーナーでは激しいバトルが繰り広げられています。こういうレースは観るよりは参加型だよな〜 とはいうものの街乗りナンバー付車両で出場できるレベルではありません・・・そういうのがお望みの方にはヴィッツのワンメイクレースがあります!



シビック

 シビックのワンメイクが無くなるせいか、今回はシビックオーナーにおけるパレード走行が行われました。しかし、殆どが現行車ばっかりでちっとも面白くないなぁ〜と思っていたら後方にオレンジのRSを発見! まるでコレクションホールか抜け出してきたような2台です。



KONDOレーシング

 さてここからはフォーミュラ・ニッポンですが、まずはKONDOレーシングです。エンジンはトヨタのRV8Kだそうですが、殆ど真っ白なスポンサーレスなボディはNAKAJIMAレーシングと間違えそうです・・・まぁ、あちらは当然ホンダエンジンユーザーですけどね(苦笑) しかし、マッチも頑張ってるよなぁ〜 GT500にも参戦してるし・・・



90°コーナー

 90°コーナーに進入していく各車ですが、ゼッケン8はチームキグナスSUNOCOのお馴染み石浦選手で、監督は土屋武士さんがやってたりします。ゼッケン2番は元祖日本一速い男、星野一義率いるチームインパルの平手選手ですかね? そしてゼッケン7番はチームルマンの大嶋和也選手です。



バックストレート

 バックストレートからのブレーキング競争が激しい90°コーナーですが、おもいっきり下っているので最高速からのフルブレーキングは超ハードです(汗) そんな突っ込みバトルを繰り広げているのは、HPリアルレーシングの小林選手とペトロナス・トムスのアンドレ・ロッテラー【画像上】、武藤秀樹選手と嵯峨選手です【画像左】


チームドコモ

 ゼッケン41番はドコモ・チーム・ダンデライオン・レーシングの塚越広大選手で、エンジンはホンダのHR10Eを使用しています。チームメイトはレイブリックHSV-010でGT500に参戦している伊沢拓也選手で、塚越選手もケイヒンHSV-010でGT500に参戦していることからホンダ色が強いチーム&ドライバーですな(笑)



ナカジマレーシング

 ヨネスケ率いるナカジマレーシングの2台です。ゼッケン32番はお馴染みの小暮選手で、31番の中嶋大祐選手は実は中嶋悟監督の息子だったりします(驚) 一方、F1にウィリアムズから参戦していた兄貴の一貴選手はというと、ホンダのライバル!ペトロナス・チーム・トムスからの参戦です。



130R

 【画像上】ゼッケン33番は立川祐路が監督を務めるプロジェクトμセルモの国本選手です。もう片方のゼッケン18番はスイス人ドライバーを起用した香港拠点としたチームでだそうで、スポンサーのSGCはシンガポールのサーキットを建設している企業で、フォーミュラ・ニッポンでは珍しい国際色が強いチームです。




S字コーナー

 S字コーナーを抜けていくのはチームルマンの大島和也選手【画像上左】で、【画像上右】はチーム無限の山本尚樹選手です。【画像左】は昨年までインディカーに参戦していて、今回HPリアルレーシングからスポット参戦している武藤秀樹選手です。武藤選手は今年からARTAのホンダHSV-010でGT500に参戦しています。



ペトロナスチームトムス

 ペトロナスチームトムスのアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴の90度コーナー手前でのブレーキングですが、天候が怪しくなり雷雨でも降りそうな曇り空となったため、ローターが真っ赤に焼けているのが確認出来ます。まぁっかに燃えたぁ〜♪ ローターだからぁ〜♪ 真夏のモテギ〜♪(by美空ひばりとブルーコメッツ)


勝者!チームインパル

 優勝はチームインパルのブラジル人ドライバー、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラで、2位と3位にはペトロナス・チーム・トムスコンビのアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴選手が入りました。オリベイラは今季初優勝!でロッテラーはポイントリーダーとなりました。



公式プログラム 【画像下】
 表紙が2輪と4輪の写真ってところが珍しいよね!って2&4なんだから当り前だけどさぁ〜



編集後記

 今回、初めてモテギで開催された2&4を観戦してきました。モテギは富士とは異なりストップ&ゴーのコースですが、実はモテギのロードコースでの4輪レース観戦は今回が初めてだったりします。オーバルでは昨年インディ・ジャパンを観たけどさぁ・・・ラップタイム的には2輪は4輪に敵わないし、走り方や特徴も違うので混走することは出来ないけど、2&4はそれぞれの走りの違いや特徴を観察できる非常に興味深いイベントだと思います。観戦券も昨年のフォーミュラ・ニッポンの前売り5千円から大幅値下げしてるし、グループ券などのお得なチケットもありますから、今までサーキットに来たことがない方も今後、是非足を運んで貰いたいと思います。






inserted by FC2 system