2007 F1日本グランプリin富士レポート
 
9/28(金)〜30(日)に静岡県の富士スピードウェイで行われたF1グランプリ第15戦日本グランプリをZRXのE氏と管理人の2名で観戦してきました。富士スピードウェイでのF1開催は76‘77’以来31年振りであり「赤いペガサス」世代の自分らにとっては富士でのF1開催は感慨深いものがある。個人的には鈴鹿はどちらかというと8耐のイメージが強いのだがセナ世代にとってはF1と言えばやっぱり鈴鹿のようである。



9/28(金)AM6:30 出発【写真下左】
 今回、管理人は4月の転倒骨折により膝が十分に曲がらずスクーターしか乗れない為、セーリングメカニックの南氏のご好意により氏の通勤快速仕様のマジェスティを拝借しての参加となった。実はこのマジェスティETCも装着されておりとても快適であった。
AM8:10 道志ダム【写真上右】
 中央道相模湖ICから道志みち経由で道志の森キャンプ場へ行き、手早く設営を済ませてサーキットへ向かう。道志の森キャンプ場は受付が閉まっていても後でサイト料を払えば勝手に設営可能である。ちなみに料金はバイク駐車代込みで一人¥1,200である。


AM10:00 三国峠にて【写真下左】
 
キャンプ場からシャトルバス乗場のバイク駐車場へ三国峠経由で向う。途中眼下に山中湖を望み正面に富士山の絶景を拝む。ちなみにバイク用駐車場はR246の道の駅「ふじおか」近くの小山町生涯学習センター前でサーキットから一番近い指定駐車場である
AM10:45 サーキット着【写真上右】
 サーキットへのアクセスはシャトルバスのみで徒歩での入退場さえも許されない。実はこのことが後に大変なことになるとはこの時は想像さえしていなかった・・・! 画像はシャトルバスの乗降場(東1)でバックにはかつて使用されていた30°バンクが見える。


スピードウェイプラザ【写真下左】
 うぉぉぉっ!!これは76‘雨の日本GPを制したJPSロータス77マリオアンドレッティ車ではないか! 今のF1と比べるとスリックタイヤで前輪が小さく後輪が太くて全体的に車体が平べったく見えてカッコイイです。タイヤがオリジナルと違いグットイヤー(アメリカ)じゃなくてエイボン(イギリス)なのがちょっと残念!
続スピードウェイプラザ【写真上右】
 くぅぅぅっ!!次は長谷見が乗ったコジマエンジニアリングのKE007かよぉ〜まったく泣かせるぜ!76‘雨の日本GP予選1回目で4番手タイムを出すものの予選2回目に最終コーナーでクラッシュして大破してしまい、大和魂でマシンを徹夜で修復して決勝グリットに並べた伝説のメイドインジャパンのF1マシンである。

 う〜ん こうなるとシェクターが乗ったタイレルP34(6輪車)やハントのマクラーレンM23(76‘チャンピオン車)も並べたくなるなぁ〜 確かタイレルP34は静岡の田宮模型のショールームにマクラーレンM23は御殿場辺りの博物館にあった気がするが・・・次回は是非77‘日本GPの優勝車ジェームス・ハントのマクラーレンM26を展示して貰いたいものである。

デンソーブースにて【写真下左】
 今回はトヨタのホームコース富士スピードウェイでの開催ということでトヨタ関連のブースが目立つ。今後はホンダのホームコース鈴鹿サーキットと交互開催になるらしいが、日本を代表する自動車メーカー同士で仲良く痛み分けといったところか・・・?
トヨタブースにて【写真上右】
 トヨタブースにて来年の体制発表!!エースドライバーはなんと今年41歳の無名の日本人で契約金は推定20億円・・・なんてことあるわけないか・・ただの酔っ払いのオヤジです。ヤルノとラルフも「ど根性ガエル」並の平面ガエルじゃなく平面人間です・・・ん〜 残念!!(いわゆる通称ポップってやつね)

PM2:00 フリー走行2回目
キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)

ラルフ・シューマッハ(トヨタ)

エイドリアン・スーティル(スパイカー)

ルーベンス・バリチェロ(ホンダ) 佐藤琢磨(スーパーアグリF1チーム)

 ホンダのカラーリングはアース(地球)だそうで環境を意識したものらしいが、正直言ってあまりカッコ良くない・・・・ホンダファンの方ゴメンナサイ。スーパーアグリのカラーリングの方がよっぽどホンダらしく、コンストラクターズポイントもスーパーアグリに負けておりどっちがワークスだか分からない状態できっと天国の宗一郎さんも怒っているはず・・・?

ヘアピンでのライコネン(フェラーリ)

PM4:00〜 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン予選


PM8:00 バーベキュー【写真下左】
 ポルシェ・カレラカップの予選を見ながらシャトルバス乗り場へ向う。その後、御殿場市街のスーパーにて今晩と翌朝の食材の買い出しをしてキャンプ場に戻り近くの「道志の湯」で入浴を済ませる。その後、野郎二人で火をおこしてバーベキューをする。道志の森キャンプ場は珍しく直火可のキャンプ場であるが一応コンパクトコンロを使用。
PM11:45 来客【写真上右】
 ZZRのY氏夫妻が差し入れを持参して遊びに来てくれた。だのに〜なぁぜ〜♪(若者たちのテーマで)E氏は前夜仕事を終わらす為に徹夜したので爆睡中・・・時折、冬眠している熊のような大いびきをかいてY氏夫妻をビックリさせていた!! Y氏の予約駐車場は河口湖で遠いのにお呼びしてスミマセンでした。ちなみに奥さん美人ですハイ。


9/29(土)AM7:45 予選日【写真下左】
 「道志の森キャンプ場」はサイト中央に清流が流れ最高のロケーションである・・・が本日はあいにく早朝からの雨で出鼻をくじかれる。唯一の救いはオートキャンプ場なのでテント脇からすぐにバイクで出発できることくらいか・・・?
天然冷蔵庫【写真上右】
 テント脇の清流でドリンクを冷やす。Y氏が差入れしてくれたエ○スビールも冷え冷えなのだが雨のため体も冷え冷えである。カッパを着て指定駐車場に向うが昨日は15分でサーキットに着いたシャトルバスが今日はサーキット手前からの渋滞で1時間もかかった!


PM2:00 予選開始【画像下
 昨日はAM10:00からの第1回フリー走行に間に合わなかったのだが、今日はAM11:00からの第3回フリー走行に間に合うものの霧のため速攻で終了ぉぉ・・・昨日の十倍は人が多いので午後の予選開始まで霧雨の中をひたすら席取のためずぶ濡れで耐え忍ぶ・・ブルブル
山本左近(エティハド・アルダー・スパイカー・F1チーム)

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
ヘイキ・コバライネン(ING・ルノー)

佐藤琢磨(スーパーアグリF1チーム)

デイビット・クルサード(レッドブル)

ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)

ファンに手を振るセバスチャン・ベッテル(スクーデリア・トロロッソ)

予選結果
 ポールポジションはマクラーレンのタイガーウッズ・・・じゃなくてルイス・ハミルトン! 今年デビューした新人とは思えない走りで記念すべき富士でのポールシッターとなる。ちなみにポイントランキングでも現在トップでワールドチャンピオンに王手をかける。

1. ルイス・ハミルトン マクラーレンメルセデス 1:24.753
2. フェルナンデ・アロンソ マクラーレンメルセデス 1:24.806
3. キミ・ライコネン フェラーリ 1:24.988
7. ジェンソン・バトン ホンダ  1:25.454
14. ヤルノ・トゥルーリ トヨタ  1:26.253
21. 佐藤 琢磨 スーパーアグリ 1:28.792
22. 山本 左近  スパイカー 1:29.668

                                    以上22台 

ポールポジションのルイス・ハミルトン(ボーダフォンマクラーレンメルセデス)

PM4:00 シャトルバス乗り場(東1)【画像下】
 予選終了後はカレラカップも見ずにとっとと退散です・・・がバス停に向う人人人人の群れ!4時からバス停に並ぶがバスが全く来ない・・・なのになぜか列が進んで霧雨の中を待つこと2時間以上やっと一台バスが来ました。列が進むのは諦めて徒歩にて駐車場に向った為(本当は禁止)で列の長さは当初の1/10程度に減っていましたが、それでも1台目では乗れず結局7時過ぎにやっと3台目のバスに乗れました。原因はバスの走行路の陥没だそうですが待っている間に正式な説明は一切無し(怒) まぁ雨天の未舗装路に大型バスを大量に走行させれば当然の結果なのだが・・・ちなみにY氏は西シャトルバス乗り場で5時頃には河口湖駐車場に着いていたそうです。これでは最もサーキットに近いバイク駐車場を選択した意味がありましぇ〜ん!!ってなことでキャンプ場には9時過ぎにやっと到着(疲)

9/30(日) 決勝日
 今日も朝から雨ですが気合を入れて決勝レースを観戦しますかぁ〜・・・テレビの前で!!えっ・・・と言う訳で決勝観戦を諦めて昨夜キャンプ場を撤収して家路に向いました。当然自宅に到着した時点で日付が替わって決勝日に!!バスの走行路が一晩で回復するとは思えないし本日以上に状況が悪くなることを考えると恐ろしくて決勝を観る気になんてならないです。



1976-1977 F-1 日本グランプリ(富士スピードウェイ)
 現代のF1も好きですが70年代後半のF1マシンも大好きです。手探りの試行錯誤で速さを追求していた時代で現代よりも個性的なマシンが多かったように思います。当時、小学生高学年でしたが76‘77’の日本GPを夢中でテレビで見たのを覚えています。今見ても当時のF1マシンはカッコイイと思いますよぉ〜(まぁ乗ってるバイクが旧けりゃF1も旧車好きってか?)

編集後記

 今回は自由席での観戦でベンチが無いだけで観戦自体はコースに近く楽しめる内容でしたが、交通手段やトイレ事情等の数多くの課題を残したGPであり国際的にも恥ずかしい内容となりました。また天候も悪く体調を崩した人も少なくなかったようで、バスの中やサーキット内でトイレで困ったり戻してしまったお子さんや女性が多数いたとの情報もあり、怖くてとてもじゃないけど家族を連れては行けないと思いました。(詳しくは2ちゃんねる等の掲示板参照)77’の観客死亡事故のように以後10年間F1が鎖国された二の舞にならないよう、運営者側は今回の事態に対して十分な反省をすると共にお得意の「カイゼン」で今後の富士でのF1開催が末永く続けられるように努力されることを希望いたします。







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