北の国から2016(おまけ編)

 北の国から2016(B級スポット巡り)ではB級観光スポットを中心にご紹介しましたが、おまけ編では、今回初めて訪れた北海道の絶景スポットや、今迄のツーレポでご紹介していない場所を中心にアップしたいと思います。B級スポット編を見た方は、メインはこちらの「おまけ編」ではないか?と思うかもしれませんが、今回の旅はあくまでB級スポットをメインに巡る旅なのでこちらは「おまけ編」としてご紹介したいと思います。





7/17(日) AM9:00 戸外炉峠駐車公園 【画像下】
 B級スポット編でもご紹介した深川町の戸外炉峠になります。ネコバスで有名な戸外炉峠ですが、近くには駐車公園があり眼下には北海道らしい深川の街の景色が広がっています。
 駐車場にはトイレも完備されていますが、その他にはこれと言って何もありません。ルート的にもメイン通りから外れていますので、意図的に立ち寄らないと訪れることはないかと思いますが、でも国道とは違った道道ならでは景色を楽しむことができます。



北緯45度 PM3:30 【画像上】
 オトンルイ風力発電所を稚内に向けて少し北上すると北緯45度のモニュメントがあります。海側に利尻島を望むように建っているN形のモニュメントについては、以前のツーレポでもご紹介していますが、道路反対側の陸側にも北緯45度通過点の看板があります。北緯45度は北極点と赤道の中間と思われていますが、実際には地球は遠心力により楕円なので、この地点より16km北が中間点となるそうです。




7/18(月) AM9:30
北キツネ

 北海道では野良猫より多く見かける北キツネです。車の通行が少ない道で見かけることが多いので、ツアーなんかだと見る機会は稀かと思います。北キツネの他にもエゾ鹿なんかも生息しており、場所によっては車との接触事故も多々あるようです。しかし鹿は昼間に見かけることは少なく、夕方から早朝にかけて出没することが多いようです。



7/19(火) AM6:30 和琴温泉キャンプ場 【画像上】
 屈斜路湖に突き出た和琴半島にある和琴温泉キャンプ場を今回初めて利用しました。通常のキャンプ場は芝生が殆どですが、ここは湖畔の砂地がキャンプサイトとなっており、近くには無料の露天風呂もあり、とってもロケーションの良いキャンプ場になります。欠点としては近くに買出しに行く商店が無いことです。




コタン湯 AM6:30

 屈斜路湖畔にあるコタン湯になります。ここも無料の露天風呂で白鳥なんかもいて大変ロケーションのいい温泉になります。ただ、和琴温泉の露天風呂と比較すると、とっても小さいので早朝の人の少ない時間帯の入浴がお勧めです。その他にも屈斜路湖畔には以前のツーレポでも紹介した池の湯などもありますが、これらの露天風呂は全て混浴になります・・・まぁ、気持ち程度の脱衣所や衝立はあるけどね(苦笑)



7/19(火) PM8:30 阿寒湖温泉 【画像上】
 今回のツーリングで唯一民宿に宿泊した阿寒湖の温泉街になります。ここはアイヌ民族の木彫りの店が連なっており、夜ともなると風情のある通りに変貌します。宿の下駄を鳴らしながら歩く温泉街ならではの光景はキャンプでは味わえない雰囲気です。ちなみに宿は以前にも宿泊した「民宿桐」で檜の湯船がとってもいい宿です。



イコロ PM9:00 【画像上】
 アイヌコタンにあるシアター「イコロ」ではアイヌの古式舞踊を楽しむことができます。特に夜9時から始まる最終のショーでは火祭りが見ることができ、ショー終盤にはお客さんも参加して一緒にアイヌ舞踊を踊ることができます。




 北海道観光の定番の摩周湖・ナイタイ牧場・三国峠ですが、あまり天候には恵まれなかったにも拘らず見ることができました。ちなみに霧の摩周湖と呼ばれる摩周湖は湖面が見えると婚期が遅れるなんて言われていますが、初めて来て摩周湖の湖面とナイタイ高原の地平線が見えるなんて独身の後輩は婚期が遅れるかもしれませんね・・・自分とO氏はどっちも初めて来た時は見られませんでしたから(苦笑)



7/20(水) AM11:30 大函 【画像上】
 層雲峡近くの大函は柱状節理の巨大な岩の壁が屏風のように並んでいます。層雲峡と比較すると人気は薄いようでバイクを並べて記念撮影をすることができました。まぁ、平日だったせいもあるけどね(笑)




7/21(木) AM7:30

 明野ヶ丘公園の丘の頂上には何故か小学校の教室にあるような椅子が眼下を見下ろすように置かれていました。雰囲気としては映画「おくり人」にて土手で椅子に座りチェロを弾くシーンが連想されます。この明野ヶ丘公園はスキーリフトが設置されていることから冬にはゲレンデとなるみたいです。まぁ、リフト一本しかないゲレンデですから地元の体育授業用ゲレンデって感じですかね?



ファーム富田 PM1:30 【画像上】
 富良野ラベンダー畑の定番のファーム富田ですが、年々規模が大きくなっているようで裏山の斜面も綺麗なストライプのじゅうたんと化しています。しかし、観光客の殆どは中国人でまるで異国にいるようです。中国での北海道人気が伺えますな・・・



美瑛 PM15:30 

 今年の北海道はとても寒く最高気温が20℃に届かない日が続きましたが、富良野と美瑛だけは気温が高く半袖で走れる気温でした。おかげで真っ青な空と緑の大地のコントラストが綺麗に映えます。天気によって風景も随分変わります。



青池 PM4:30 【画像上】
 白ひげの滝から少し下ったところにある青池ですが、相変わらず砂利敷きの駐車場にも拘らず多くの人で賑わっています。ここも、富良野・美瑛と同様に中国人観光客ばかりで、湖畔の遊歩道は自撮り棒を持った人で埋め尽くされています(汗)




白ひげの滝 PM5:00

 白金温泉郷にある白ひげの滝は美瑛川にかかる橋の上から見ることができます。通常、滝というと見上げるものですが、ここの滝は見下ろすようになります。落差は約60mで断崖のすき間から細く流れ落ちる水が白ひげのように見えることから白ひげの滝と呼ばれているそうですが。各地にある白糸の滝とはどう違うのか?と思ったのは自分だけでしょうか(苦笑)




 旭岳へは山麗駅にバイクを置いてロープウェイにて上ります。有料駐車場はバイク不可とのことなので少し離れた無料町営駐車場に駐輪します。旭岳ロープウェイは標高1,100mの山麗駅から標高1,600mの姿見駅まで約10分で上っていきます。往復の料金は2,900円と少々高めですが払うだけの価値があります。山麗駅では曇っていたものの、姿見駅は雲の上で快晴となっており眼下には雲海が広がっています。



7/22(金) AM8:30 旭岳 【画像上】
 森林限界のせいか周りには樹木は殆どなく、その代わり綺麗な花が沢山咲いていました。夏の高山植物シーズン真っ盛りということで、年配のお客さんが数多く訪れており、ライダールックの自分らは少々浮いた存在です。まぁ、姿見駅からあまり遠くまで行かなければ普段着でもOKでしょうか(笑)



 ここは大雪山系登山の入口となっており大雪山系を縦走する登山者も多くおり、トムラウシ山遭難事故において低体温症で多数の死者を出した登山ツアーもこの姿見駅から最終目的地のトムラウシ温泉を目指しました。夏山でも天候不良により死に至ることがあるので登山する場合は注意が必要です。



涙岩 AM10:00 【画像上】
 天人峡温泉にある涙岩は巨大な一枚岩から天女の涙といわれる地下水がしみ出ています。ここも大雪山国立公園内にあり登山拠点のひとつとなっているみたいですが、山奥にあるため秘境の感じがします。一方、旭岳ロープウェイを少し下ったところにある旭岳温泉はソチオリンピックスノーボードで銀メダルを獲った竹内選手の実家が経営する旅館があります。




7/23(土) AM7:30

登別温泉
 
 道内最終日ともなると不測の事態によりフェリーに乗り遅れたりすると困るので、必然的に安全にフェリー乗り場に行けるところをウロウロすることになります。苫小牧からだと登別や洞爺湖、せいぜいニセコまでがいいところか・・・これらの場所だと最悪、高速を使って時間短縮することもできるので、そういったことも考えて行き先を決めます。




カニ御殿 PM12:30

 今回の北海道では旨いものを全く食べていませんが、諸事情により最終日は自分だけ途中から別行動をとることになったので、一人でカニ御殿へ立ち寄りました。国道36号線沿いのドライブインは廃墟となっているところも多いですが、でっかいカニの看板と屋根の大きな熊はインパクトあります。



羊蹄山

 自分と別行動した後輩たちは羊蹄山方面へ向かいました。あまり天候の良くなかった洞爺湖周辺とは異なり天気も良かったみたいです。真狩村の細川たかし像や羊蹄山の湧き水を堪能してきたそうです。その後は支笏湖経由で札幌の滝野霊園を目指し、そこで合流することになります。




支笏湖 PM2:00

 支笏湖は何度も来ていますが快晴の支笏湖は初めてです。湖畔北側を走行していると無線が入ってきました。どうやら対岸の南側湖畔を走行しているようで、湖の周遊道路は障害物がないので無線がよく届きます。直線距離で10kmは離れているでしょうか?ルート的には約20km後方を走行しているみたいです。




滝野霊園 PM3:00

 北海道観光の最後の〆が霊園とは何だかな〜という感じですが、滝野霊園はモアイ像の他にもイギリスのストーンヘンジを真似たと思われる石柱や巨大な石造の大仏などもあり、霊園ながら多数の観光客が訪れています。あくまで霊園ですから無料で誰でも見学することができますが、ラベンダー維持の為お気持ちを入れて下さいとのことでした。




 北海道を走るライダーをホッカイダーなんて呼んだりしますが、そんなホッカイダーをホクレンがフラッグにしました。このホクレンフラッグは道内を4エリアに区分し、青・赤・黄・緑の4種類がありますが、今回は全色をゲットしました。ちなみに、以前は無料で配布されていましたが、現在は一本150円で販売されています。(3年前は100円だったのになぁ・・・)また、最北端のホクレンフラッグはステッカー付だったりします。





編集後記

 北の国から2016「おまけ編」は如何だったでしょうか?北海道の定番観光スポットについては大体巡ってしまいましたが、今回は天候に恵まれず絶景を拝めなかったことから、今迄ご紹介した場所はなるべく割愛させて頂きました。しかし、初めて訪れた旭岳は天候にも恵まれたことから、絶景を見ることができて最大の収穫でした。まぁ、北海道定番観光ツーリングスポットというよりは登山・トレッキングの定番スポットですけどね(苦笑)今回の北海道ツーリングではB級スポットを制覇してしまったので、今度また訪れる機会があれば牧場の廃墟や倉庫代わりに使用している廃棄バスなど何気ない景色を探す旅に行ってみたいと思います。ということで北海道の楽しみ方は、まだまだ無限の可能性がありそうです。







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