北の国から2016(B級スポット巡り)後編





7/19(火)PM12;00 標津サーモン科学館
 本日は朝から雨〜 とはいうものの撤収時は降られなかったのでヨシとしますか・・・一日中降られたのは道内上陸後初めてです。ただでさえ寒いのに追い討ちを掛けるような寒さですな(泣)まぁ、偶然にも今夜は阿寒湖に宿を予約してあるのでラッキーですけどね!

 本来なら知床を巡る予定でしたが、生憎の雨のため斜里からショートカットして標津サーモン科学館へ ここは秋になると遡上してくる鮭の様子を見ることができる施設になりますが、季節的に見ることはできません。鮭の稚魚やアラスカのキングサーモンなら見ることができますが、何故かチョウザメやアロワナ等の日本固有ではない淡水魚が多数展示されていました。雨に打たれ寒いのでここで食事も済ませてしまいます。




 本日もお約束の鉄道資料館を巡りますよ〜 ということで悪天候の為、開陽台や野付もスルーして別海町の鉄道記念公園へ ここも資料館が併設されていますが鍵が掛かって入館できません(怒)来館者が少ないことから盗難や破壊されることを嫌って入館を拒んでいるのでしょうか?それとも、どうせ誰も見に来ないと思っているのでしょうか?展示車両のSLもド派手にペイントされており雰囲気台無しですな(泣)



7/20(水) AM7:30 相生鉄道公園 【画像上】
 本日も朝一発目から鉄道公園巡り〜 先輩二人相手じゃ文句も言えず付いていくしかない後輩が一名(苦笑)相生鉄道公園は道の駅に併設された公園で白樺並木が美しい場所です。しかも、ライダーハウスにもなっており車両に宿泊することができ、駅舎ではパンの販売もされています。




ふるさと銀河線りくべつ
鉄道
  AM9:00

 日本一寒い街の陸別町へ!7月だというのに気温は16℃ですからね・・・関東の3月並ですな(苦笑)ここ「りくべつ」の道の駅には保存鉄道が残されており、動態保存されている数少ない鉄道展示施設になります。廃線は2006年で北海道ちほく高原鉄道のCR70形気動車が動態保存されているだけでなく本線も一部保存され走行することができます。
 本日は運休日ということで駅構内だけでなく線路に下りて見学することができました。運転日には動態保存されている車両で構内や本線を運転することができるので、O氏はマジでこの後の予定を全てすっとばして気動車を運転しようとしていたのには笑いました。流石にこれには一番下の後輩も苦笑いですね!




山の水族館 AM10:00

 鉄道施設見学の後は北見の山の水族館へ ここではイトウなどの希少な大型淡水魚を見ることができますが、サーモンパーク同様にアマゾン川の熱帯魚などの日本以外の淡水魚も多数展示されています。サーモンパークも遡上時期は面白そうですが、それ以外の時期であれば山の水族館の方が展示方法が工夫されており面白いかと思います。



北きつね牧場 AM10:30 【画像上】
 山の水族館の裏手にある北きつね牧場へ 北きつねなんてツーリング中に遭遇するのは珍しくないのですが、ツアー客だと見かける機会が少ないのでこのような施設があるのだろう・・・自然界ではありえませんが施設内ではキツネとタヌキが同居していたりして(苦笑)また、熊の毛皮(22万円)が売っていたりして昭和の雰囲気プンプンの施設です(笑)



アーチ橋 PM1:00 【画像上】
 旧国鉄士幌線のコーンクリートアーチ橋梁群で最も有名なのはタウシュベツ川橋梁になりますが、今回は残念ながら水位が高く水没しており、その勇姿を見ることはできませんでした。よって士幌線の旧幌加駅や他のアーチ橋を見学しますが、タウシュベツ川橋梁と比較するとショボイです(苦笑)




上士幌鉄道資料館

 鉄道資料館巡りはまだまだ続きますよ〜!ということで上士幌鉄道資料館へ 屋外の展示車両は車掌車くらいしかありませんが、資料館では旧国鉄士幌線のコーンクリートアーチ橋梁群の案内図の販売や情報提供などを行っています。規模的には大した大きさではありませんが入館料に100円が必要です。よって興味の無い方にはお勧めできません(NG)




虫類鉄道資料館

 まだまだ鉄道資料館巡りは続きますが、この前にはちゃ〜んと旧愛国駅や旧幸福駅など観光スポット・・・ではなく鉄道スポットに立ち寄っています(苦笑) 虫類鉄道資料館は線路に貨車や車掌車しか展示されていませんが、駅舎は当時のまま残されています。通常は鍵が掛けられており駅舎の中を見学することはできませんが、たまたま管理者の人が来たので中を見せてもらうことができました。



5/6(木) AM7:30 明野ヶ丘公園 【画像上】
 本日の一発目のB級スポットは幕別町にある明野ヶ丘公園内にあるピラ・リ!幕別町100年を記念して造られたそうで、アイヌ語で偉大なる崖という意味があるそうです。朝一番だったせいもありますが、自分らの他には誰もいませんでした。さすがB級スポットですね!




狩勝高原エコトロッコ鉄道

 池田から高速に乗り十勝清水で降りて狩勝高原のエコトロッコ鉄道へ ここは旧根室本線新内駅構内の全長800mの線路を保線用軌道自転車で走ることが出来る施設になります。朝一ということでまだ営業開始前でしたが、C59蒸気機関車と連結されたブルートレイン車両を見ることができました。しかし、お世辞にも保存状態が良いとは言えませんな(汗)




財津病院 PM1:00

 狩勝峠から幾寅→麗郷と見学して富良野市街へ ドラマ「北の国から」で五郎さんが「子供がまだ食ってるでしょうがっ!」と怒った三日月食堂を探したところ更地になっていました。その代わり、蛍ちゃんが看護学校を卒業して準看護士の資格を取得したら就職させようと五郎さんが企てていた財津病院を見つけました。



ふくだめろん PM2:00 【画像上】
 ライダーハウスで有名?な富良野のふくだめろんへ O氏によると宿泊するとメロン食べ放題なのだとか!勿論、宿泊しなくても食べられますが冷蔵庫にて冷やしてあり熟し具合も最適でしたね!ちなみに1/4カット250円なのにタクシーで乗りつけて食べにきていた親子がいたのはちょっと驚きましたが・・・タクシー代の方が高くつくな(苦笑)



土の博物館 PM2:30 【画像上】
 富良野にある知る人ぞ知るB級スポット土の博物館「土の館」へ ここには国内外で製造された数多くのトラクターが展示されており、中にはポルシェやフィアット製のものあります。ランボルギーニも元々はトラクター屋さんだったらしいしね!しかも、展示案内がどこぞの誰それが購入してどこぞの牧場で使われていたどこぞのトラクターになりますといらない情報満載で笑えます。




7/22(金) PM2:00
振内鉄道記念館

 平取町の振内鉄道記念館は旧国鉄富内線の振内駅構内に模型やD51蒸気機関車を展示しています。客車はライダーハウスとして使われており、シャワーも完備されていますが、車両のコンディションは決して良くはありません。それに引き換えD51蒸気機関車は大変よく維持管理されていますが、除煙板のプレートから個人所有の車両かもしれませんな?



安平町鉄道記念館 PM3:00 【画像上】
 振内鉄道記念館の後は安平町鉄道記念館へ 鉄道資料館巡りもこれで最後となります。ここはボランティアと思われる鉄道マニアのおじさんが機関士の制服を身に纏い、貨車の中で鉄道模型を走らせており、ウィンクベストをステレオでガンガン流していたのは笑いましたwww 個人的には鉄道記念館を私物化してるようにも思えたけど楽しそうだったの許しましょう!



7/23(土) AM8:30 登別くま牧場 【画像上】
 泣いても笑っても道内最終日の一発目は登別の「くま牧場」へ ゴンドラで山の上まで上ると多数の熊が待っています。餌やりもできますが、調教されているせいか手を上げてアピールする熊や頭上で手を叩く熊までいて着ぐるみのようです。まぁ、調教すれば何でもできるな・・・ボリショイサーカスの熊なんてバイクも乗るし(苦笑)



天華園 AM9:15 【画像上】
 廃墟マニアには有名な登別のテーマパーク天華園へ ここは1992年に中国風テーマパークとして開業し本格的な中華料理なんかも楽しめる施設だったらしいが、1999年に経営難から閉園して現在は廃墟となっています。一時期には西遊記のロケでも使われていたらしいけどね(苦笑)




洞爺湖サミット記念館

 2008年に洞爺湖脇の山頂にあるウィンザーホテルで開催された洞爺湖サミットを記念して造られた施設になり、サミットで使われたテーブルや椅子などが展示されています。当時は田舎町で国際的な会議が開かれるということで町興しになりました。事実、この年の夏に北海道ツーリングで洞爺湖を訪れましたが、ウィンザーホテルは観光客で大変混雑していました。今となっては・・・寂しい限りですな(苦笑)



洞爺火山科学館 AM10:30 【画像上】
 洞爺湖サミット記念館の近くにある洞爺火山科学館は2000年に起きた有珠山の噴火の様子や被害の状況を伝える施設で、館内では記録ビデオの上映だけでなく壊れた軽トラックや曲がった線路が展示されており火山の恐ろしさを伝えています




滝野霊園 PM2:30
 
 知る人ぞ知る北海道のB級スポット滝野霊園へ ここは霊園にも関わらずツーリングマップルにも掲載される観光スポットになり、訪れているのは観光客の方が多いのでは?と思われる霊園です。このモアイ像の他にもストーンサークルや大仏といったモニュメントもあります。う〜ん、北海道観光の最終が霊園とは何とも皮肉ですがB級スポット巡りもこれで最後となります。





編集後記

 さて、北の国から2016(B級スポット巡り)は如何だったでしょうか?北海道は自然が生み出す雄大な景色が魅力的ではありますが、自然以外にも人工的に造られた北海道ならではのB級観光スポットが多数点在しています。今回はこれらB級観光スポットを中心に巡ったので、かなりマニアックなツーレポとなってしまいました。北海道はかつての国鉄民営化に伴う廃線が多く、各地に鉄道資料館が点在しており、今回は道内の鉄道資料館をほぼ全部制覇したと言っても過言ではありません。よって、このツーレポだけを見ると鉄道オタクの鉄道資料館巡りの旅にしか見えないかもしれませんが、実はメジャー観光スポットもちゃんと巡っていたりします。その中でも初めて訪れた場所や今迄のツーレポでご紹介していない場所を中心に「おまけ編」としてまとめましたので、こちらも参照して頂ければと思います。






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