‘08紅葉廃墟ツーリング

 11/15(土)奥多摩・秩父方面へ総勢4台(+α)で紅葉廃墟ツーリングに行って来ました。10年近く前からこの時期になると訪れているお気に入りのコースですが、温暖化のせいか近年紅葉の時期が遅くなっているように感じる。天気が良いと紅葉がより綺麗に赤く染まるのですが、毎回天候に恵まれるわけもなく道中険しい場所もあり、過去にはガケ崩れによる通行止めで引き返したことも何回かあります。ただ、条件さえ揃えば紅葉を見ながらワインディングを楽しめるのでこの時期にはお勧めのツーリングコースのひとつです。

AM7:00 石川PA【写真上】
 市川組の3台はAM6:00に待ち合わせをして石川PAでZRXのbar‐berと合流します。紅葉のシーズンはいつも渋滞しているのですが、今回はいつもより時間が早いので多少混雑しているものの比較的スムーズに来ることが出来ました。時間的にも余裕があるのでしばしの休憩です。



AM8:50 川野駐車場【写真下左】
 奥多摩周辺の紅葉は今がシーズンみたいです。途中おまわりさんが土曜の朝にもかかわらず熱心に「ねずみ取り」を設置していました。旧料金所に到着するもののまだゲートオープン前で、てっきりAM8:00オープンだと思っていましたが冬期(10月〜3月)はAM9:00オープンだそうです。

AM9:00 川野駐車場【写真上右】
 ゲートオープンまで途中のセブイレブンから合流した馬鹿っ速っ!の地元SPLのZ1乗りと会話します。セパハン・ジェロニモ・集合以外はノーマルなのに速いこと速いこと!自分はbar‐berにお任せして後ろに下がりましたが、革パンの膝が擦りそうでとてもカッコ良かったです。


AM10:00 奥多摩街道【写真下】
 奥多摩街道を塩山に向かって走ります。曇っていた空も青空が広がり紅葉も綺麗です。渓谷沿いのワインディングをテンポ良くひとつひとつコーナーをクリアーしていきますが、この時期はコーナーを抜けると道路脇で紅葉の写真を撮っている人がいたりするので要注意です!



AM10:30 柳沢峠茶屋【写真下】
 柳沢峠の展望台です。正面には富士山が見えるのですが・・・画像だと残念ながら逆光で判りませんねぇ・・今日は天気も良いのでここを基点に大菩薩峠を登山する中高年が数多く訪れています。茶屋の前の駐車場は狭く混雑していますが、後ろには広い駐車場とトイレがあります。



AM10:50 大菩薩ライン【写真下】
 大菩薩ラインを下って行きますが、途中工事している場所もありダンプが落としたと思われる砂が浮いているので注意が必要です。bar‐berはこの砂に乗ってコケそうになっていました。大菩薩の湯手前にあるループ橋は景色も良く道路も綺麗なので気持ち良く走れます。


AM11:00 GSにて【写真下】
 出発してから初めての給油です。そこに奥さんの実家に帰省していたZRXのT氏が借り物のバイクで登場!どうやら途中で待ち伏せをしていたみたいです。「大菩薩の湯」付近で見つけて追いかけて来たらしいのですが、くたびれた400で追いかけるのは大変だったみたいです。



AM11:20 松永園【写真下左】
 T氏の奥さんの実家の「松永園」です。7月〜10月は「もも」と「ブドウ」の直販もやっています。もちろん全国宅配発送もOKなのでお近くに来た時は是非お寄り下さい! R411青梅街道(大菩薩ライン)沿い神金郵便局近くのバス停「二子山入口」前の松永園!松永園ですよぉ〜!

AM11:30 松永園【写真上右】
 T氏の双子の子供と奥さんの「まっちゃん」です。小柄な奥さんですが実は大型二輪免許を持っており、子供が生まれる前にTR250に乗っていた頃は何回か一緒にツーリングに行きました。今回はいきなり柄の悪いおっさんが多数押しかけて済みませんでした。缶コーヒーご馳走さんで〜す!



AM11:45 フルーツライン【写真下左】
 松永園からフルーツライン経由で今回の昼食場所の「民芸茶屋清水」を目指します。T氏は食事のみ参加のプチツーリングですが、一番後ろから「くたびれたドラッグスター?」でついて来るのはかなり辛そうです。T氏曰く「もう二度とアメリカンには乗りたくない」そうです。(後日談)

PM12:00 民芸茶屋清水【写真上右】
 
R140雁坂街道沿いの広瀬ダム手前にある「民芸茶屋清水」は「いのぶた」料理を食べさせてくれるお店です。「いのぶた」とは?その名の通り「猪」と「豚」の合いの子で、まぁ「元祖天才バカボン」的に言えば「ウナギいぬ」って感じですかね? レレレーのレー!
(注:「民芸茶屋清水」は漫画「美味しんぼ」の80巻で紹介されているらしいです・・・知らんかった)
 


PM12:15 いのぶた料理【写真下】
 各々好きな物を頼みます。鍋やバーベキュー、丼物に麺類、その他には「ほうとう」もメニューにありました。予算はこの中で一番高い鍋定食でも\1,850程度で、麺類や丼物は単品千円未満なので2品頼んでも\2,000もかかりません。ちなみに私が食べたバーベキュー定食は\1、365でした。

いのぶた鍋定食 いのぶたバーベキュー


いのぶた丼&いのぶたラーメン いのぶたうどん


PM12:15 いのぶたバーベキュー【写真下】
 いのぶたバーベキューは鉄板ではなく石板の上で焼きます。この石板は富士山の溶岩から作られているそうで、表面には軽石のように無数の穴が開いており、お土産としても購入することが出来ます。



PM12:30 食事中【写真下】
 早朝から何も食べていないのでお腹ペコペコです!Tさんは生肉相手にかなりアブナイ人になっています。朝からずっと走りっぱなしでしたがバイクを忘れて束の間の休憩です。



PM1:00 畜舎【写真下左】
 食後は「いのぶた」の畜舎を見学します。店に掲示してある由来によると、昭和47年頃に変わった仔豚が3頭生まれたので調べてみると、豚舎に侵入した野生の猪と交配して出来た豚ということが判ったそうです。 それって豚ちゃんがイノシシに犯されちゃったってことですかぁ〜? 恐るべし強姦猪!

PM1:00 いのぶた村【写真上右】
 お腹も一杯になり畜舎で寝ていた「いのぶた」のように仲良くみんなで寝ています。しかし、まぁいい歳したおっさんが揃いも揃って馬鹿ですねぇ〜!でも個人的にはこういうノリは大好きだったりします!


PM1:15 西沢渓谷と雁坂トンネル料金所PA【写真下】
 西沢渓谷は紅葉がとても綺麗でシーズン中(11月初旬まで)はこの道も大渋滞しますが、流石にシーズンも終盤で道路も空いています。例年混雑している道の駅を避けて雁坂トンネル料金所のパーキングにて紅葉を満喫するのですが、山は既に葉が落ち「和田勉」のようになっています。



PM1:30 雁坂トンネル【写真下】
 雁坂トンネルは山梨と秩父を結ぶ全長6.625kmの一般国道の山岳トンネルとしては日本最長の長さを誇ります。このトンネルのおかげで山梨と秩父方面の両方を楽しめる欲張りなツーリングが可能になりますが、ETCが使えないのが唯一の欠点です。ちなみに料金は二輪\560でした。



PM1:45 栃本関所【写真下】
 秩父往還の栃本関所にて休憩です。Y氏が実家にRZのレアパーツがごっそりあるはずという話になりヤフオクの話題で盛り上がります。数十万円の価値があると読んだ私とbar‐berに対して半信半疑のY氏ですが、後日確認すると既に姉貴にネットオークションで処分されていたそうです・・・涙


PM2:30 秩父湖【写真下】
 秩父湖畔の道には車一台分の幅しかないトンネルがあり、交互通行のため信号機が設置されています。待ち時間が長いので信号機の横には待ち時間が表示されるようになっており、工事中の道路に設置してある仮設の信号機ではよく見かけるものの、本設では他に見たことがありません。


PM2:40 滝沢ダムループ橋【写真下】
 
滝沢ダムのループ橋です。滝沢ダムは高さ140mにもなる雄大な建造物で1999年に着工し現在は試験湛水中です。このダムを建設するのにあたり112戸の住戸が水没し故郷を失うことになりました・・・まるで映画トラック野郎の一番星こと星桃次郎の故郷みたいです。
 


PM3:00 中津峡と雁掛トンネル【写真下】
 綺麗に染まる紅葉を見ながら中津峡のワインディングを楽しみます。中津峡は山間の渓谷であまり陽が差し込まないものの、この時期の紅葉は素晴らしいものがあります。中津峡を抜けてタイムトンネルのような雁掛トンネルを抜けると、そこには時間が止まった空間が広がっています。



PM3:15 日窒鉱山【写真下】
 かつて日窒鉱山は鉄鉱石や銅・金を採掘していましたが、現在は石灰石のみを採掘しているそうです。最盛期には2000人もの人が鉱山で働いていたそうですが現在は40人程しか従事していないようです。ここにはかつて栄えていた頃の廃墟が残り当時の面影を忍ぶことが出来ます。



PM3:15 秩父鉱山簡易郵便局【写真下】
 秩父鉱山簡易郵便局です。簡易郵便局とは窓口業務を地方公共団体や組合・個人に委託している郵便局で、ここは多分鉱山を運営している潟jッチツに委託していると思われます。かつて栄えていた頃は山間で銀行も無いことから、ここはお金を出し入れできる唯一の場所だったのではないでしょうか?


PM3:15 廃墟【写真下】
 画像は購買と丹岫寮跡です。購買の窓にはFANTA(ファンタ)のステッカーが貼ってあったりして時代を感じます。最近は横浜のラーメン博物館やお台場の台場1丁目商店街等、昭和30年代の街を再現した場所も多いですが、ここには創りものでは無い当時のままの建物が残っています。



PM4:10 恐竜の足跡【写真下】
 神流町のR299沿いにある恐竜の足跡です。足跡という位だから地面にあるものだと思っていましたが道路沿いの崖の壁面にあります。しかもどう見ても恐竜の足跡には見えません!一番上の二つの穴も足跡らしいのですが、みんなの感想としてはケツの穴・・しかも岩肌から象のケツの穴にしか見えないと・・・マンモスのケツの穴の化石ってことは無いですよね?


PM5:00 セイコーマート【写真下左】
 コンビニにて休憩です。北海道で最もメジャーなコンビ二「セイコーマート」ですが、調べてみると本州では埼玉県と茨城県にしかありません。もし見つけたらラッキーで、セイコーマートブランドの商品は激安です!そういえば夏に「もて耐」に行った時に途中に一軒在りました。
PM6:45 三芳PA【写真左】
 本庄児玉ICから関越道で帰ります。途中、パラパラと雨が降ってきましたが、降ったり止んだりで路面も薄っすら濡れる程度で合羽を着るか悩みます。取り合えず合羽を着ないで三芳PAまで来ることが出来ましたが、ここで解散した後の外環道では本降りとなりました。



編集後記

 今回は紅葉廃墟ツーリングとして奥多摩・秩父方面のワインディングを中心に走ってきました。日窒鉱山では2年前に訪れた時(‘06紅葉ツーリング参照)にはあった鉱山住宅が何棟か解体されており残念でした。このような廃墟は無くなることはあっても今後増えることはありません。かつて北海道の夕張炭鉱に斜面を埋め尽くす様にあった炭鉱住宅も、老朽化から解体され今は綺麗な更地になっています。時間と共に解体されるのは止むを得ないと思いますが、崩壊の危険があるのにもかかわらず、不法侵入をする者が後を絶たないということも解体される要因のひとつになっているのかもしれません。(注:日窒鉱山の建物は潟jッチツの管理下にあります!)もし皆さんも今後訪れる機会があったとしたら、決して中には入らず外から静かに見守るようにしましょう。







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