南の国から 2015 (九州道中記) 後編




日之影キャンプ場
 九州初日のキャンプは日之影キャンプ場ですが、その前に本日の入浴場でもある日之影温泉に立ち寄ります。ここは、廃線になった駅にかつて走っていた車両を改造して造った宿泊施設があったりします。鉄っちゃんには堪らない宿泊施設ですね。
TR列車の宿 PM4:45 【画像上】
 流石にシルバーウィークだけに満室でしたが普段はガラガラだそうです。オーナーさんと宿泊するソロライダーさんが部屋を見せてくれました。お値段は1人部屋で3千円、2人部屋で6千円、4人部屋で1万円とリーズナブルなので空部屋があれば全然有りですね!




高千穂神社

 日之影キャンプ場で設営を終わらせたら高千穂神社に向かいます。高千穂 神社境内の神楽殿では夜8時より1時間、三十三番の神楽の中から代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」を見ることができます。連休中のため多くの人が訪れており外国人観光客も見受けられましたが、ギュウギュウ詰めで少し可哀想でしたね・・・




9/20(日)AM8:30 高千穂峡 【画像上】
 翌朝は早起きして高千穂峡に向かいます。ここのボートは有名ですが昨日は朝7時の時点で30名程待っていたそうな・・・ということで、6時半に行ったものの60名程の行列が(汗)しかも、列が動き出すと駐車場の車から人が出てきて1.5倍に増えてやんの!なんとか2時間待ちで乗ることが出来ましたが、帰る頃には200名程になっていたでしょうか(驚)




あまてらす鉄道


 高千穂峡の後は速攻で「あまてらす鉄道」へ ここは廃線になった線路を軽トラを改造したトロッコで走ることが出来ます。途中の鉄橋は水面からの高さ105メートル、橋長352.5メートルもあります。本来は10時からのはずが連休の為9時台の走行もありました。しかし、タッチの差で10時の便が満席になり2時間ほど待つはめに・・・ 
動画(その1)
 (その2)



第3五ヶ瀬川橋梁&八戸観音滝 AM11:30 【画像上】
 日之影温泉から五ヶ瀬川沿いに神話街道を下って行くと廃線となった高千穂線の第3五ヶ瀬川橋梁があり、湖面に反射して映る鉄橋は哀愁が漂っています。その下流には八戸観音滝がありますが草ぼうぼうで見にくる物好きはいなそうな雰囲気です。


馬ヶ背 PM1:00 【画像上】
 日之影バイパスを下って南国日向へ 海岸沿いはいかにも南国っぽい雰囲気の景色が広がっており、その中でも日向岬の馬ヶ背は日豊海岸国定公園を代表する観光地で、駐車場から少し歩かなければならないのが難点ですか眼下には綺麗な大海原が広がっています。




青島 PM3:00

 日向から高速で南下して青島へ 青島に来るのは高校の修学旅行以来だなぁ・・・確かホテルは青島の近くで、夜の青島でタバコ吸ったっけ(苦笑) しかし、今ではそのホテルも廃墟となっています。青島までは結構歩くのでタイのトゥクトゥクがタクシー代わりに運行されており、島内中心には青島神社があります。



 
 青島の海岸も鬼の洗濯岩のうよな海岸が広がっていますが、本来の鬼の洗濯岩は青島から少し南下したところにあります。近くのサンメッセ日南にはイースター島の長老会から特別許可を得て完全復刻されたモアイ像があります。まぁ、モアイ像以外はこれと言って見る所がない施設ですが、連休の為多くの人で賑わっていました。入場待ちの車をすり抜けてチョンボしましたが、車だったったら入場するまでどの位掛かるか解りません。



鵜戸神宮 PM4:30 【画像上】
 サンメッセ日南の後は鵜戸神宮へ ここは海の断崖絶壁に本殿があり、海の岩の穴に男性は左手、女性は右手で願いを込めた「運玉」を投げ入れることで願いが叶うと言われています。O氏が挑戦しましたが残念ながら入らず・・・元野球部だけに自信があったのかな?



9/21(月)AM9:00 佐多岬 【画像上】
 昨日は「くにの松原キャンプ場」で野営して朝一で佐多岬を目指します。途中、JAXAのロケットセンターがありますが、見学時間前なので軽くスルーします。しかし、佐多岬は遠かった(汗) よって、ちゃっちゃっと見て指宿に渡るフェリー乗り場を目指します。



フェリーなんきゅう PM12:30 【画像上】
 なんとかフェリー出港の30分前に根占のフェリー乗り場に辿り着くものの、連休の為、残念ながら満員でした(泣) 普段は客も少ないことから本数が少なく次の便まで3時間待ちです(汗) まぁ、陸路で回り道するよりは待っていた方が早く着きそうなので、早めの昼飯を済ませて時間を潰します。



知覧武家屋敷 PM3:00 【画像上】
 山川港から池田湖を経由して指宿有料道路で知覧の武家屋敷へ 今迄、いろいろ武家屋敷を見てきましたが、知覧の武家屋敷はスケールも大きく綺麗に整備されており大変お勧めです。あまり知名度が無かったようなので期待していなかったのですがお勧めスポットです。



知覧特攻平和会館 PM3:30 【画像上】
 武家屋敷の後はお約束の知覧特攻平和会館へ 知覧と言えば特攻基地として有名ですが、館内には家族に宛てた手紙などが多数展示されており涙ぐみながら見入る方も見受けられました。自分も、真剣に見ると涙が出そうになったので軽く流して知覧特攻平和会館を後にします。



長崎鼻 PM5:15 【画像上】
 知覧からは速攻で指宿に戻り山川砂むし温泉を目指します。何でも今日は連休で2時間待ちも当り前だとか・・・でも、受付時間さえ間に合えば入れるとのこと!ということで、受付を済ませたら長崎鼻を見学します。




最南端の駅 PM5:30


 長崎鼻の後はJR日本最南端の駅の西大山駅へ 流石に鉄っちゃんは良く知ってるね!夕日を背に開聞岳がいい雰囲気ですが、北海道の東根室駅にも同じような最東端の駅の木標があります。周辺の道路もフェニックス木(本当はカナリーヤシと言うらしい・・・)が立ち並び南国っぽくていい雰囲気です。




砂むし温泉 PM6:15
 
 1時間半待ちで何とか日が暮れる前に入浴することができました。浴衣の下はパンツも履いていませんから、女の子だとスコップで砂をかける時に引っ掛けて見られちゃったりしないのだろうかと思ったり(苦笑) でも、こいつら朝から休憩も取らずに一日中スコップ持っているためかヘトヘトだなぁ(汗) まぁ、高校生のバイトっぽいけど・・・





9/22(火)AM7:00 
池田湖


 池田湖はイッシーという謎の生物がいると言われていることで有名ですが、今時そんなことを信じている人はいないわな・・・ネス湖のネッシーを真似たんだろうけど、自分らがガキの頃は川口宏の探検隊なんかが流行っていて皆食い入るようにテレビを見たもんさ・・・勿論、謎の生物なんて毎回見つからないんだけどね(苦笑)




湯之平展望所 AM8:45
 
 鹿児島からフェリーに乗って桜島へ、国道224号線の海上区間なっているせいか便数も多く運賃もとってもリーズナブルです。桜島の湯之平展望所は目の前に迫力ある御岳の景色が広がっています。この桜島は数々の噴火を繰り返しており、火山灰に埋まってしまった埋没鳥居も残っています。まぁ、火山灰の上に土が積もって噴火で埋もれたようには見えないんだけどね(苦笑)



丸池湧水&霧島神宮 【画像上】
 桜島の後は高速で霧島へ向かいます。ここ霧島山麓丸池湧水はU字工事もテレビ番組で訪れておりとても綺麗な湧き水の池です。その後は霧島観光の定番の霧島神宮へ 賽銭箱の前にはお参り待ちの長蛇の列が・・・ということで神様には申し訳ありませんが先を急がせて貰います。



えびの高原 PM1:30 【画像上】
 霧島神宮の後はえびの高原へ 駐車場はどこも満車ですがバイクならどこでも停められます(笑) えびの高原には鹿も生息していますが、この日は糞しか発見できませんでした。よって賽の河原まで登って韓国岳をの絶景を拝みます。




陰陽石&照葉大吊橋
生目古墳

 えびの高原からはヒワイな形の岩がある陰陽石へ その後はかつて日本一の高さを誇る照葉大吊橋へ行きますが、九州初日に行った九重"夢"大吊橋に破られています。でも日本一の石碑はそのままなんだよね(苦笑) その後は生目古墳を見て九州刊行は終了となります。でも、古墳って地上で見ると形が解らないんだよね(汗)




宮崎カーフェリー


 帰りは宮崎カーフェリーで神戸に向かいます。しかし、初日の東名以外、九州では全く雨に降られることがありませんでしたが、フェリーターミナルで乗船待ちに雷雨が・・・まったくついてないけど乗船時には小降りになり合羽を着ることなく乗船することができました。名残惜しいですが九州の旅もこれで終わりになります。






編集後記

 今回、2回目の九州ツーリングでしたが、前回巡れなかった南九州を中心に巡ってみました。夏の九州は暑そうなので時期的にもシルバーウィークの九州ツーリングはベストシーズンかと思います。まぁ、行き帰りでは雨にも降られましたが現地での天候は良かったのでいい旅だったのではないでしょうか?まぁ、大阪まで自走で行かなくてはならないのが難点ですが、フェリー代も北海道と比較して約半額で行けるのも九州のいいところですね!次回はいつ行けるか分かりませんが、皆さん機会があれば一度行ってみては如何だろうか?







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