行くぜ、東北。2015夏(リベンジ編)

 昨年も「行くぜ、東北。2014夏」として東北を巡ってきましたが、トラブルや天候不良もあり、予定半ばで続行を断念したことから、今年も「行くぜ、東北。2015夏」(リベンジ編)として巡ってきました。ルートとしては昨年を踏襲しつつ巡れなかった場所を中心に夏の東北を満喫してきました。昨年に比べればピーカンの天気とはなりませんでしたが、この時期の東北は涼しくて夏のツーリング先としては最適です。それでは「行くぜ、東北2015夏」(リベンジ編)のはじまりです。





8/1(土)AM2:30 三芳SA 【画像下】
 今回の待ち合わせも関越三芳SAですが、昨年は終盤に巻きとなってしまったことから、30分ほど集合時間を早めて出発します。快調に走れたことから昨年と同様に関越経由で新潟まで行き、そこから日本海沿いに北上します。
国道345 AM8:30 【画像上】
 国道345号線では右手に羽越本線、左に日本海を眺めながら走るご機嫌なルートです。しかし、どんより雲が掛かって昨年の様な海の青さは感じられませんでした。途中、ルート間違えてしまったので、海沿いではなく庄内平野を突き抜けて酒田を目指します。



山居倉庫 AM9:30 【画像上】
 昨年は素通りしてしまった酒田の山居倉庫!明治時代に酒田米穀取引所の付属倉庫として旧庄内藩酒井家により建設されたものですが、現在もJA全農庄内により運用されているそうです。表面より裏面のほうがけやき並木があって、とても風情がります。



 酒田と言えば映画「おくり人」の舞台となった場所で有名ですが、主人公が勤める葬儀屋NKエージェントの事務所として使われたのが、こちらの建物となります。いかにも古めかしい怪しい雰囲気の建物ですが、実際は割烹料理屋の一部だったりします。こっちからのアングルだとそうは見えませんが反対側から見ると、とても葬儀屋事務所には見えません。映画は上手く撮影するもんです。  



 
 秘境の湯として有名な乳頭温泉へ 土曜日ということで多くの人で賑わっており秘境という雰囲気ではありませんが、乳白色の露天風呂はとても風情があります。混浴と男湯、女湯と分かれていますが、某氏が平日の朝一に行ったら外国人女性客がスッポンポンで入っていたそうな・・・日本人より外国人の方が羞恥心がないのかもしれませんね! 因みに混浴はそうゆう目的の場所ではありませんので誤解しないように!




 本日の宿泊地の田沢湖になります。黄金の「たつこ像」はお約束の撮影ポイントですね!このたつこ像の回りには魚がうじゃうじゃいて、どうやらウグイらしいですね・・・塩焼きにして食べられなくもないらしいですが、あまり美味しくないみたいです。ちなみに捕まえようとすると売店のおばちゃんに叱られますので、餌付けと見るだけにしましょう。ということで本日のキャンプ場は仙北市営田沢湖キャンプ場



8/2(日)AM8:00 玉川温泉 【画像上】
 2日目一発の目は玉川温泉で岩盤浴!ござ(1200円也)を購入して岩盤浴場へと向かいます。放射能を有すラジウム温泉の一種のため、藁にもすがる思いのガン患者が占領しており、そこに混じって岩盤浴するのは、ちょっとヒンシュクでしたかね・・・しかも、雪崩で死亡事故まで起きている曰く付きの場所だし(汗)



十和田湖 AM10:30 【画像上】
 玉川温泉の後は十和田湖へ ここで、O氏のZRXを発見!電話すると遊覧船に乗船中とのこと!よって、某氏が観光中に十和田バラ焼定食を食します。しかし、流石は雨男!某氏と合流した途端に雨とはついています(苦笑)



奥入瀬 PM12:30 【画像上】
 食後は3台で奥入瀬へ向かいます。ここは綺麗な渓流沿いのご機嫌なルートですが、観光バスが多く駐車するのは至難の技ですが、バイクなら全く問題ありません。雨上がりの緑の臭いとマイナスイオンが充満しており、都会の雑踏を忘れさせてくれる癒しスポットです。



睡蓮沼&地獄沼 PM1:30 【画像上】
 奥入瀬の後は定番の睡蓮沼へ ピーカンの絶景とはいかないものの雲が途切れ八甲田山の山頂まで見ることができました。その後は、本日のキャンプ地である酸ヶ湯へ 途中、じごく沼に立ち寄ります。



八甲田ロープウェイ PM2:30 【画像上】
 昨年乗れなかった八甲田ロープウェイへ しかし、山頂はさっきまでとは異なり白い雲が覆っています。案の定、山頂は真っ白で何も見えませんでした。快晴なら絶景が拝めるのですが残念です。ということで、雨に降られながら酸ヶ湯キャン場へ向かいますが、雨の設営は辛いものがあります。



 
 設営後は青森市内へと繰り出します。昨年、目の前にしながら行けなかった八甲田丸メモリアルシップへ 一部改修中でしたが、北国の哀愁漂う展示物が泣かせる施設です。車両甲板では何故かディーゼル特急のキハ82が・・・道内で活躍した特急車両ではありますが、性感・・・じゃなくて青函連絡船には搭載することは無かったはずなんだけどなぁ・・・この辺の展示物はリアルティに欠けます。



ねぶた PM7:30 【画像上】
 八甲田丸の次はねぶた祭りに繰り出します。天候が不安定でビニールの養生が残念ですが、特徴的な山車がとても綺麗です。祭り終盤になると、次から次へと大手企業がスポンサーの大きな山車がやってきて、いつまでも経っても帰る踏ん切りがつきませんでした。流石、東北三大祭りのひとつで一見の価値はあります。




8/3(月) AM7:00
城ケ倉大橋

 昨夜の雨も上がり、ここからまたO氏とは別行動になります。O氏と別れた途端に快晴とはやっぱり雨男なんですなぁ〜!ということで、東北道の黒石ICを目指します。途中にある城ケ倉大橋は城ケ倉渓流の掛かる長さ360mの上路式アーチ橋で、谷底からの高さは122mもあるそうです。 



城弘前城 AM7:30 【画像上】
 黒石ICに向かっていると弘前城の看板を見つけ悪い虫が騒ぎます。せっかくなので、立ち寄ることに・・・しかし、超ショボくて時間の無駄でしたね(泣)途中の田んぼの中にあった弘前城をモチーフにしたと思われる民家と大差ありません。



ふけの湯 AM10:30 【画像上】
 八幡平アスピーテラインを登って展望台をから見下ろすと何やら秘境の湯っぽい温泉を発見!また、悪い虫が騒ぎ立ち寄ることに・・・酸ヶ湯にも入れなかったしね(苦笑)ふけの湯という温泉で大自然の中開放感があり混浴でしたが貸切り状態でしたね・・・無線のアンテナとまるトンボが秋の訪れを感じます。



廃墟 AM11:15 【画像上】
 八幡平を岩手方面に下っていくと眼下に廃墟が確認できます。2005年の東北ツーリングで見つけましたが、廃墟マニアには有名な建物みたいです。主に硫黄などを採掘していた松雄鉱山の跡になります。軍艦島ほどではないにしろ当時としては近代的なアパート群が広がっています。



盛岡 PM12:00 【画像上】
 東北道を南下して盛岡へ 盛岡というと盛岡冷麺が有名なので盛岡ICを下りて探していると・・・焼肉屋を見つけたので迷わず入ります。焼肉と冷麺がセットで約千円で食べられとってもリーズナブルです。勿論、ライスは追加しましたけどね(笑)



道の駅 PM1:00 【画像上】
 国道455線は交通量が少なく快適に走れますが、途中に廃校となった校舎をりようしたような道の駅を発見したので休憩することに!軒裏にはツバメが巣を作っており、廃校となった校舎と相まっていい雰囲気の道の駅でした。


龍泉洞 PM2:30 【画像上】
 日本三大鍾乳洞のひとつ龍泉洞へ 道は空いていたものの多くの人で賑わっています。ここは地底湖のある鍾乳洞で、ライトアップの効果もあって幻想的な演出がされています。まぁ、ちょっと人工的ではありますが見応えのある鍾乳洞で、とってもお勧めです。



8/4(火)AM8:30 滝観洞 【画像上】
 時間が押せ押せになり拝観時間に間に合わなかったことから、遠野のホテルに泊まり朝一で滝観洞へ ここは落差29mの滝があることで有名で、全長は880mもあります。内部はとても寒くて狭い為、ヘルメットとウィンドブレーカーを貸してくれて、洞窟探検の雰囲気が楽しめます。



 今回の旅も最終日になり、太平洋側沿いに南下して仙台を目指します。震災の爪跡はまだ残っていますが、巨大な堤防を築造していました。国道45線の松島基地付近では、かつてのブルーインパルスT2が展示されています。その後は、松島で昼食をとり高速にて帰路につきます。全線開通した常磐道は対面通行でペースがあがりませんが、東北道・磐越道経由より50km近く距離が短く便利です。。




編集後記

 さて、行くぜ、東北!2015(リベンジ編)は如何だったでしょうか? 今回は前回回れなかったところを中心に巡りましたが、なかなか見応えのある内容でした。幹線道路を選ばなければ道路の渋滞も殆ど無く快適に走れるのが東北の魅力ですが、太平洋側の海沿いの国道は復興車両も多くペースが上がらないのでお勧めは出来ません。昨年と異なりあまり天気には恵まれませんでしたが、それでもカッパを着ることなく帰れたので結果オーライだったのではないでしょうか?まぁ、途中パトカーに停められたりもありましたが良い旅でした。といいうことで皆さんも機会があれば東北へ出かけてみては如何でしょうか?







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