佐渡ツーリング2014(空冷オヤジの春物語)

 今年のGWは最大4連休ということで、自分の人事異動も重なったため短めの日程で行ける佐渡へ空冷軍団3台で行ってきました。佐渡といえば5年前にフェリーの往復格安キャンペーンにて家族で訪れて以来となります。まぁ、一回行ってるので大体の勝手は解るし、バイクで行くのは初めてなのではいいかな・・・と 心配なのは天候がですが佐渡汽船は乗船までキャンセル料が掛からないことから、一週間前にフェリーを押さえ天候も快晴とはいかないものの大丈夫そうなので決行することにしました。それでは佐渡ツーリング2014(元祖おっさん春物語)のはじまりです。




5/3(土)AM3:00 箱崎PA
 直行で行けば直江津港はすぐですが、それではツマラナイので遠回りするために早朝に出発です。Z1000Rの某氏は朝早過ぎるので直接直江津港に行くとのこと・・・ ということで2台で中央高速経由で松本ICを目指します。しかし、早朝の為、渋滞はないものの寒いのなんのって(汗) 談合坂SAに緊急ピットインして厚着することに・・・



奈川渡ダム AM6:50 【画像上】
 松本ICで下りてR158通称:野麦街道で安房峠を目指します。でも、IC降りてすぐの2車線道路でネズミ捕りやってやんの! GWの初日の早朝からまったく(怒)まぁ、光電管式だったのでブレーキングしてセーフだったからいいものの・・・ とうことで無事クリアして奈川渡ダムへ ここで左に行けば乗鞍方面、右に行けば上高地方面になります。



安房トンネル AM7:15 【画像上】
 安房トンネルを抜けて富山県側へ 正式には安房峠道路というそうで1997年に供用開始したそうな・・・以前は大型車がすれ違うことが困難な安房峠しかなかったから大変だったんだよね〜 今回初めて通りましたがETCも使えてとっても便利でした。料金所の向うに見える雪の被った山々がこの峠の険しさを物語っています。



親不知 AM9:50 【画像上】
 安房トンネルからは国道471で富山ICから北陸道に乗って時間短縮を図ります。朝日ICで降りたら国道8号線で海沿いに親不知海岸へ 断崖沿いに国道8号線と北陸道が並走する海岸で、いかにも北国の海岸といった雰囲気があります。夏には結構、海水浴客で賑わいますがシーズンオフで観光客もまばらです。



ヒスイ王国館 AM10:15 【画像上】
 親不知海岸の後は糸魚川駅横のヒスイ王国館糸魚川観光物産センターへ、糸魚川と言えばヒスイが有名ですが海岸でヒスイ拾って大金を手にしたる者もいるとかいないとか・・・まぁ、自分的には価値は全く解りませんが何十万もする石が幾つも売られていました。その他にも地元名産が売られていますが内容的にはあまりぱっとしませんな・・・



弁天岩 AM10:45

 糸魚川駅から直江津方面へ国道8号線を走ると弁天岩があります。流石にこどもの日が近いだけあって空には鯉のぼりが泳いでいます。この弁天岩には赤い橋で渡ることが出来ますが竜宮城の入り口があるとかないとか・・・確かにそれっぽいイメージはあるにはあるけど本当かどうかは不明です。
 




マリンドりーム能生 
 弁天岩の先にはマリンドリーム能生(道の駅)があります。ここでは紅ズワイガニが販売されており、皆さん桶を囲んでムシャムシャ食べており食べなきゃいけない雰囲気があります。まけてくれると言うおばちゃん曰く千円の蟹が食べ頃とのことなので、それに決めると何と5杯もくれました・・・2千円で5杯って高いのか安いのか解りませんが、蟹は結構食べるのが面倒臭いので十分なボリューム的です。




直江津港 PM1:20 【画像下】
 直江津港にてY氏と合流しますが、流石に遅出の関越道は大渋滞だったようです。随分早く着いちゃったみたいなのでマリンドーム能生まで来れば一緒に蟹を食えたのに・・・乗船手続きを済ませたら立ち食いラーメンで腹ごしらえして乗船します。



 小木港到着後は既に夕暮れですが宿根木に立ち寄ります。ここは昔ながらの佐渡の街並みが保存されてり風情ある街並みを見ることができます。ここは新潟県唯一の重要伝統的建築物保存地区に指定されており板張りの外壁が特徴的です。街の真ん中には小川が流れ、屋根に風対策用の石が乗せてあり個人的には漫画「明日のジョー」を思い出します・・・丹下ジムは泪橋の下のバラックだけど屋根には確か石が乗っかっていたと思うんだよな〜




姫崎キャンプ場 【画像下】
 佐渡でのキャンプ地は姫崎キャンプ場です。街から離れているとローケーションは最高でも買出しや風呂で苦労するからね・・・でも、両津港に近くても外食するところやコンビニが殆ど見当たらず他のキャンパー聞かなきゃ見つけるのは苦労したと思います。この日は風がとても強く本来のテントサイトではない灯台館の裏に設営しました。本来は車両乗り入れ禁止みたいですが、この日は10台ほどのバイクが乗り入れられておりライダーで賑わっていました。



妙宣寺 AM8:15 【画像下】
 佐渡二日目の観光は妙宣寺から・・・ここは五重塔がある閑静なお寺ですが、境内は綺麗に整備されており観光客も自分ら以外にはホワイトカブのライダーが1人しかいませんでした。 う〜ん 佐渡観光を検索すると必ずヒットするんだけどなぁ・・・人だらけの観光地もどうかと思うけどあまり閑散としているのも寂しい気がします。
 妙宣寺の庫裏(クリ)になります。クリといっても性のお豆を想ではなく、寺の住居部分のこと庫裏と言います。立派な大黒柱と梁は圧巻で、正に大黒柱の名の通り黒くて極太の・・・って、庫裏といい表現がいやらしいけど、全部まじめな話です。



夫婦岩 AM9:15 【画像下】
 全国どこにでもある夫婦岩ですが佐渡にもあります。正直言って佐渡は見所は少ないですのにも拘わらず。尖閣湾は、ただの自然の入り江なのに入場料だけで550円も取りやがんの(怒)しかも、遊覧船は海が荒れているので欠航だし!当然、入場することはやめました。 こんなことやっているようじゃ佐渡の観光産業は終わりだな・・・



産業遺産 AM9:30 【画像下】
 佐渡最大の観光名所の佐渡金山ですが、ここは近代鉱山の廃墟になり火力発電所や浮遊選鉱場や洗練所跡を見ることが出来ます。う〜ん 廃墟マニアに堪らない迫力ある景色ですな〜 夜にはライトアップもされるようですからきっと幻想的な風景を見ることができることでしょう。



佐渡金山 AM9:40 【画像下】
 佐渡金山の坑道見学は近代坑道の道遊坑コースと江戸時代の宗太夫坑コースの2種類があり、片方だと900円ですが両方見ると1400円で済みます。でも、片方で40分、両方見ると90分とのことですが、さらりと回るだけならこんなに時間は掛かりません。
宗太夫坑コース PM9:50 【画像下】
 
ということで悩んだ末に時間の関係もあり定番の宗太夫坑コースにしましたが、内容的には土肥金山や足尾銅山と大して変わらないので道遊坑コースにすれば良かったかな・・・と少し後悔しました。坑夫のマネキンの「あ〜ぁ 馴染みの女に逢いてぇなぁ〜」が笑えましたが個人てきには「ヤリてぇなぁ〜」としか聞こえませんでした。
 金山だけに小判も沢山展示してあります。その他にも直に触れる金塊もあったりしますが、某氏は腕が太くてアクリルケースの穴にハマって周囲から笑われていました。この辺の金塊展示は土肥金山と同じだな・・・また、ソフトクリームは金箔がまぶしてありましたが金は味がしないから歯の詰め物に使われるので見た目有りがたみだけです。



海府大橋 PM12:15 【画像下】
 金4年前に来た時より周遊部は随分道路事情が良くなっていました。そのひとつがこの海府大橋です。下は断崖絶壁ですがネットで検索するとこんなところが観光スポットとしてヒットしてしまうところが佐渡観光を物語っています。しかも、観光バスはすれ違い困難な道幅・・・通りで通行車両が少ない訳だ(汗)



大野亀 PM12:30 【画像下】
 佐渡最大の観光スポットの大野亀になります。島の北部先端付近にあるハゲ山というか半島と言うか・・・何も無いっちゃ何もないんだけど初夏になるとトビシマカンゾウが一斉に咲き誇り山肌を黄色く染めるみたいです。今回は時期相応で見頃は6月中旬ぐらいみたいですな・・・



大野亀 PM1:00 【画像下】
 大野亀の北側の景色はまるで礼文島を思い出させるような景色です。木も生えない草原が連なっており、礼文島の場合は標高が低いにも拘わらずも北に位置するため森林限界で高木が生えないんだとか・・・そのせいで普段見ることが出来ない高山植物を多数観ることが出来きて多くの植物ファンが訪れるそうです。



 大野亀の先には二つの山が連続した二つ亀があります。大野亀は登る事が出来ますが二つ亀は島に行くことは出来ても登る事は出来ません。看板によると北海道まで km 能登半島まで km ウラジオストックまでは kmだそうです。本来予定していた尖閣湾での遊覧と観光が出来なかったので、二つ亀にて3亀頭でまったりと海を眺めてのんびりした時間を過ごしました。たまにはこうやって海を見ながらボーっとするのもいいやね



 
 佐渡といえば何と言ってもトキでしょう! ということで佐渡観光の最後はトキの森へ トキって1種類しかいないのかと思ったらペリカン目のトキ科の鳥で東アジアに広く分布しているそうな トキといえば真っ白い羽に赤い頭、長いくちばしが特徴的で羽根を広げると下面がピンク色しているもんだと思っていましたが、飼育されているのはグレーで綺麗じゃない・・・ゴメンナサイ まぁ、国産のトキは絶命してしまって剥製しか残っていないから仕方ないか・・・



姫崎キャンプ場 PM6:30 【画像上】
 佐渡は小さい島なので今回は姫崎キャンプ場にテントを張りっぱなしにしたので、二日目は早めの買出しと風呂を済ませて明るいうちに宴会開始 昨日は肉オンリーでしたが今日はさざえや刺身も買い込んで佐渡最後の宴会を楽しみました。立地的には本当はもっと美味しい海鮮が多数あるはずなんだけど、その手の店や市場が見当たらなかったので全部スーパーで仕入れた食材です。



 帰りのフェリーはキャンプ場がら近い両津港から新潟港へ 9時15分発のときわ丸は4月に就航したばかりの新造船でまだペンキの臭いがしました。バイクの乗船は一番最初なので雑魚寝の2等船室は場所取りにとっても有利です。後から乗船した方は席が無くて廊下に新聞紙を広げて座っている人もいたからね・・・でも席を外すといつの間にか場所を乗っ取られちゃうんだけどね(汗) 甲板では並走して泳ぐイルカの群れを見ることができました。



 新潟港到着後は国道49号線で会津方面から那須まで行く予定でしたが、雨も降ったり止んだりで時間的にも押していたので、渋滞を避けるために西会津ICから磐越道に乗り常磐経由で早めの帰路に着きました。それでも自宅に到着したのは7時近かったので結果よい選択だったと思います。




編集後記

 さて、佐渡ツーリング2014(空冷軍団の春物語)は如何だったでしょうか? 今回は初めてバイクで佐渡を訪れてみましたが、佐渡は周囲262。7kmの小さな島ですからただ一周するだけなら1日あれば一周できてしまう広さです。今回は島一周とはいきませんでしたが、主な観光スポットは巡る事が出来ました。見所が少ない島なのでバイクなら1日あれば十分かと思います。それよりも海が綺麗なので観光よりは磯釣りや海水浴に適した場所という印象でした。でも、真夏のキャンプ場は暑いだろうな・・・ また、買出しや風呂・外食の場所が少なく、せっかく佐渡に来たのだから美味しい磯料理でも食べたかったのですが残念ながら皆無でした。海鮮市場みたいのも見当たらなかったし まるで佐渡の観光産業を物語っているような・・・ ということで一度行けば十分な気もしますが機会があれば皆さんも訪れてみては如何でしょうか?







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