南信ツーリング2013(日本のチロル訪問記)

 9/14(土)〜15(日)に1100RのN氏とZRXのE氏の空冷・水冷合同メンバーで南信ツーリングに行ってきました。今まで北信方面は数え切れないほど訪れていますが、南信方面は今まで殆ど訪れたことがありません。個人的には長野県は関東から近く見所も沢山あるのでお気に入りのツーリング先ですが、今回は新たな信州の魅力を発見するために南信方面に足を伸ばしてみることにしました。まだ、残暑が残る9月の信州はどんな景色を見せてくれるだろう・・・それでは南信ツーリング2013(日本のチロル訪問記)のはじまりです。




 今回訪れる長野県は周囲8県に隣接し、面積は都道府県としては日本で4番目の広さがあるため、北信と南信ではその文化にも違いが見られるようです。今回は駒ケ岳の千畳敷カールを皮切りにしらびそ峠を抜けて日本のチロルを訪ねてみることにしました。


9/14(土)AM5:45 八ヶ岳 【画像上】
 首都高速の箱崎PAで待ち合わせて中央高速で駒ヶ根を目指します。いつものことですが、途中からN氏とE氏はバヒューンと行ってしまいました。あのー、そんなに飛ばすと燃料がヤバイんですけど・・・案の定、諏訪湖の手前でリザーブになってしまいました(汗) レーシングキャブは開けると急激に燃費が悪くなるからなぁ・・・




駒ケ岳ロープウェイ
 千畳敷カールへは菅の台バスセンターにバイクを置いてしらび平駅からロープウェイで千畳敷駅まで上っていきます。マイカー規制されてシャトルバスが運行しているところは上高地と同じですが、しらび平駅までは約30分掛かります。気になる料金はというとバスとロープウェイの往復セットが¥3,800也―・・・って結構いい値段するなぁ これでショボイ景色だったら言いだしっぺの自分の立場がないです。



千畳敷駅 AM8:30 【画像上】
 標高1662mのしらび平駅から標高2642mの千畳敷駅には7分30秒で一気に上っていきます。そこから見た景色はというと・・・うぉ〜!っと叫びたくなるような絶景でした。大パノラマとは正にこのことで、画像ではこの雄大さ伝えるのは不可能だろうなぁ・・・なんか遠近感がおかしくなる感覚っていうのかな・・・




 千畳敷駅から山を見るとアリンコのように登山道を登っていく人達が見えます。せっかくここまで来たので少し登ってみることにしました。しかし、酸素が薄いせいもあるのか結構しんどいです。途中、超〜綺麗な山ガールを見つけたので一緒に記念撮影しました・・・でも、最初は露骨に引いてたけどね(苦笑) きっと登山家の皆さんは自分らと違って紳士なのでしょう!




 流石にここまで登ってくると山登りの装備した人しかいないな・・・それもそのはず遥か下の登山道で、ここから先は登山装備でない方は危険ですって看板あったもんなぁ すれ違う人み〜んな革ジャンで登る自分らに驚いていました(苦笑) 中には「ロックンローラーだっ!」なんて言う方もいたりして・・・ロックンローラーじゃないんだけどなぁ そんなこと言われたのは初めてなんだけど・・・(笑)



 山って行けども行けどもキリがないのね!まるで、当たりの出ないクジを引き続けるような・・・頂に辿り着いても、その先にある頂を目指したくなって、いつまで行っても終わりがない。なんか登山する人の気持ちが少し解ったような気がしました。ちなみにトレッキング用バイクシューズだと豪語していたE氏は遥か下でリタイヤしてました。しかも、後にゲロっていたことが判明(汗)



千畳敷カール AM11:00 【画像上】
 さて、軽装な装備(無謀な装備とも言えるが・・・)で登頂?を終えて千畳敷駅近くへと戻ってきました。ん〜 もう季節は秋ですなぁ・・・あと半月も経てばここも真っ赤なじゅうたんへと変貌することだろう・・・さて、名残惜しいですが帰りのロープウェイが混む前に撤収します。何でも午後になると2時間待ちも当り前らしいので・・・



シャトルバス PM12:00 【画像上右】
 行きのロープウェイではよく見ることができなかった滝も帰りはよく見ることができました。また、シャトルバスはバスセンターまでの道が狭くすれ違えないため、常に無線で連絡して現在位置を確認しながら待避所にて最小の待ち時間ですれ違うように運行していました。



野猿 PM12:00 【画像上左】
 シャトルバスで下ってくる途中、道路を野生のサルが占拠していました。そんな車中で山小屋で買ったペットボルのお茶を見るとペシャンコになっていました。これでいかに気圧の変化があるか解ると思います。ちなみに下界のものを山頂へ持っていくとパンパンに膨れてしまいます。



菅の台バスセンター PM12:30 【画像上】
 菅の台バスセンターまで戻ってきたので取り敢えず昼食にします。駐車場のおじさんに教えてもらった最近できたらしい「すが野」さんへ 自分以外の二人はカツカレー(N氏は画像の大盛り)、よく食えるなぁ あまり食欲ないんだけど・・・自分はさらりとたぬきそばで済ませました。



 昼食をとりながら作戦会議をして、まだ時間も早いので先に進むことにします。本当は駒ヶ根で早めにテント張るつもりでしたが昼過ぎじゃいくらんでも早すぎるので! ということで国道152号を南下・・・途中、大鹿村でE氏に何とかいう小説に出てくる橋だとか説明されましたがさっぱり解りませんでした。個人的にはその先にある廃墟らしき民家の方が興味ありました(苦笑)




しらびそ峠 PM2:50

 先週の台風の影響か国道とは名ばかりの酷道をひたすら走り「しらびそ峠」へ ここはE氏のお気に入りのお勧めツーリングコースらしいのだが、千畳敷カールの景色があまりに綺麗だったので見劣りするって嘆いていました。そりゃあ、仕方ないよね! メインディッシュを一番最初に食っちゃったんだから・・・その後に前菜を食ったところでねぇ(苦笑)




ハイランドしらびそ PM3:00 【画像下】
 南アルプス・中央アルプス・北アルプスの大パノラマが楽しめるハイランドしらびそです。ここはレストランと宿泊施設が整った施設でE氏曰く蕎麦が美味いとか?建物のデザインは高原にありがちですが、工事用のトロッコ列車も展示してある他は特に何もありません。



日本のチロル PM3:00 

 ここが、日本のチロルと呼ばれているところらしいです。個人的にはチロルというよりは四国の山奥で見た景色と変わらないような気がしますが・・・また、隕石が落下した山肌とかいう場所もありましたが見た感じでは全く解らないですね・・・しかし、9月になって随分日が短くなったなぁ・・・早くしないとキャンプ場に着くまで日が暮れちまう(汗)





かじかの湯 PM8:00 【画像下】
 本日のキャンプ場はかじかの湯キャンプ場です。ここは川のほとりあるキャンプ場で徒歩圏内に温泉施設もありとっても便利です。場内では地元青年団主催のバーベキュー大会も行われており大変盛り上がっていました。ちなみに、自分らはオヤジのみで焼肉を堪能しました。



9/15(日)AM8;00 天竜川
 ファミリーキャンパーが寝静まっている早朝・・・ごそごそと身支度して7時には出発します。取り敢えず国道152まで戻り、さらに南下して新東名の浜松北ICを目指します。天竜川沿いの国道152はこれといって何もないけれど川に沿ってのんびり走れて個人的には結構好きだったりします。



ドライブインもちや

 新東名でバヒューンと新富士までワープして朝霧高原にあるドライブインもちやへ ここは知る人ぞ知る場所でかつてはBG主催のZミーティングも開催されていました。また、二輪車館(入館500円)では貴重なバイクを見ることが出来ます。しかも、入館券には250円の金券付き よってソフトクリームが食べられますが自分のよもぎソフトの盛が大きいことに不満気味の二人です。



フェアリーテイル PM1:30 【画像下】
 朝霧高原に来たなら三好礼子のフェアリーテイルに行くでしょ!ということで初めて訪れてみました。どうやら、本日は予約のお客優先ということで三好礼子信者と思われる女性ライダーやら犬好きの方たちが大勢占拠していました。ということで写真のみ押さえて撤収〜



忍野八海 PM3:00 【画像下】
 青木ケ原樹海を抜けて初めて忍野八海へ来ました。今まで山中湖方面は何回も来ているのに全く知りませんでした。ここは富士山の雪解け水が湧き出る8つの泉があり綺麗な水の中ではマスが泳いでいます。ちなみに一番深い泉は水深8mだそうです。でも、トレビの泉じゃないんだからコインを投げ入れたりしないように!
 その後は、中央道経由で帰路につきましたが混んでましたね〜 正直言って連休の関東近辺の観光地は訪れるものではありません。富士宮から忍野八海までは車では身動きできないくらい・・・ていうかバイクでも走りたくないほど混んでいました。



編集後記

 さて、南信ツーリング2013(日本のチロル訪問記)は如何だったでしょうか? 今回は千畳敷カールをメインに日本のチロルを訪ねて南信州を巡ってみました。本来は、2泊3日の延泊も視野にいれた予定でしたが、意外と早く巡ることができたので早めに切り上げて2日間で帰ってくることが出来ました。今回のツーリングの最大の収穫は何と言っても千畳敷カールで、あんなに綺麗な場所だとは思いませんでした。登山に興味のない方でも一見の価値がある景色です。まぁ、峠道をガンガン走るのも楽しいけど日本にはまだまだ綺麗な場所が沢山あります。少し足を伸ばせば見ることができるのに見ないで終わってしまうのは勿体無いと思います。ということで皆さんも機会があれば南信ツーリングへ出かけてみては如何でしょうか?







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