8/6(水)AM8:00 池の湯【写真下左】
 屈斜路湖畔にある池の湯である。地図には表示されているものの、入口に案内板も無く探すのに苦労しました。浴槽はとても大きくて温泉というよりは池のようで、底には藻が発生してヌルヌルしておりお世辞にも綺麗とは言えない。ただロケーションは最高なので興味のある方は探してみてはどうだろうか?
AM8:20 国道243号【写真上右】
 朝の冷たい風を体中に感じながら美幌峠に向かって国道243号を上って行く。気分は「あいつとララバイ」の研二君で「いっけ〜 俺のゼッツゥ〜」じゃなくて「俺のマ〜クツゥ〜」って感じですかね!どうです?おじさんのMKUカッコイイでしょう!


AM9:00 美幌峠【写真下】
 今日は快晴のため美幌峠も絶景である。そういえば「幸福の黄色いハンカチ」では健さんと武田鉄矢がこの碑の前で記念撮影してたっけ。また、阿寒の温泉宿では健さんが、桃井かおり夜這いをかけた武田鉄矢に「おまえみたいのを草野球のキャッチャーと言うんだ! ミットも無い↓」とくだらない駄洒落で叱ったりします。


AM10:00 網走刑務所【写真下左】
 健さんが人殺しをして収監されていた網走刑務所です。20数年前に訪れた時はバイクブーム真っ盛りで、土産屋の前に何十台ものバイクが止まって活気に満ちていたものですが、今は土産屋のシャッターも降り訪れる人も少なく寂れています。屏の外では模範囚と思われる囚人が花壇の手入れをしていました。
AM10:30 原生花園駅【写真上右】
 
小清水原生花園は目の前に馬が放牧された草原が広がっており、丘の上の展望台からはオホーツク海を見ることが出来る。「幸福の黄色いハンカチ」では、この丘の展望台から下ってくる時に武田鉄矢が足を石にぶつけて「あた〜しゅっ! あた〜しゅっ!」と叫ぶのですが、今は階段等で綺麗に整備されています。


AM10:25 北浜駅【写真下】
 
原生花園駅の隣りの北浜駅はオホーツク海に一番近い駅です。駅舎には幸福駅の様に観光客の貼った名刺等で溢れており、駅事務室を改装した喫茶店「停車場」からは冬には流氷が見えるそうで、ホームには展望台も設置されています。画像右は偶然にも通り掛かった「快速しれとこ」です。


PM2:10 カムイワッカの滝【写真下左】
 カムイワッカの滝は知床の硫黄山を源流とした温泉の川で、いくつもの連続した滝壺が天然露天風呂となっている。かつては川の下までバイクで来ることが出来たのですが、現在はシャトルバスでしか来ることが出来ません。海パンにバスの乗車券を入れたまま入湯してしまい、帰りに粉々になった乗車券見せて運転手に笑われてしまいました。
PM2:15 カムイワッカの滝【写真上右】
 数十年前は秘境の湯として訪れる人も少なく全裸で入湯したものですが、現在はシャトルバスのおかげで家族連れも多く訪れるようになり、とても全裸になれる雰囲気ではない。湯温は上の方行く程熱くなるが、3年前の崖崩れにより第一の滝までで規制されて登ることが出来なかった。泉質は強酸性で目や傷口が凄〜く染みます。


PM4:00 知床【写真下左】
 知床自然センターから知床五湖へ向かう道では、鹿やキタキツネを数多く見ることが出来る。特に鹿は飼っているのでは?と勘違いするほどいて、まるでサファリパークの様です。しかし、車との衝突事故が多く道内各地で注意を呼びかける看板を見かけ、特に夜間の事故が多いので注意が必要です。
PM4:15 知床五湖【写真上右】
 熊出没のために二湖までで規制されています。二湖に向って歩いていると前方をテレビカメラを背負ったスタッフ達が歩いている。そういえば、アメリカンバイクの走行シーンをオープンカーで後ろから撮影しているのをシャトルバスから見かけたが、週間バイクTVの取材でも来てるのか?


PM4:45 知床五湖駐車場【写真下左】
 げっ本物の草太兄ちゃん(岩城滉一さんです)!気さくにも話しかけてくれて、今月末の「もて耐」に参戦するそうです。サーキット走行についてレクチャーしてくれて、最後に「茂木で会おう」と言ってくれました。北海道で草太兄ちゃんと出会えるなんて感激です。でも危なかったぁ〜 さっきまで散々草太兄ちゃんの物真似やってたからなぁ 聞かれたらヤバかったです。てっきり末飛登でも来てるのかと思った。(※このロケの様子はテレビ東京の「いい旅夢気分 スペシャル」で放送されました。後ろのドラッグスターも金子昇さんという俳優らしいです!)
PM5:00 知床横断道路【写真上右】
 岩城さん達が出発するのを待って後ろを着いて行きます。しかし、途中で取材車と共に停車してしまったので、取材の邪魔になるので追い抜いて先に行きました。出来れば岩城さんとランデブー走行したかったです・・・と言う訳で知床峠のワインディングを楽しむことにしました。


PM5:15 羅臼岳【写真下】
 知床横断道路はウトロと羅臼を結ぶ知床を横断する道で、北海道のお勧めの峠のひとつです。天気が良いとウトロ側・羅臼側ともに眼下に海が広がって見えます。また、頂上付近では羅臼岳の絶景を目の前にすることが出来ます。


APM5:45 羅臼温泉国設キャンプ場【写真下左】
 羅臼温泉国設キャンプ場は鹿が徘徊しており、7/20には熊が出没して、就寝中の中学生がぶつかってきた妹と勘違いして熊を蹴飛ばして撃退したことで有名なキャンプ場で、この騒動で最近まで閉鎖されていました。近くには無料の熊の湯温泉がありロングステイのキャンパーが数多くいます。
PM6:30 熊の穴【写真上右】
 相泊にある民宿「熊の穴」ではトド料理や熊料理を食べさせてくれます。相泊は羅臼から国道87号線を知床半島の先端に向かった終点にあります。ここから先の知床半島には海からしかアプローチ出来ず、まさに陸の孤島と言えます。


PM6:45 熊の穴【(写真下】
 トド焼定食(画像左)と熊鍋(画像右)です。どちらも癖は無いのですが熊肉は固いのでどちらかと言えばトド焼きの方がお勧めで、食べた証に証明書を貰えます。相泊まで行けない方は道の駅「らうす・知床」隣の「たかさご」でトド料理が食べられます。学生時代はこちらで食べて証明書を貰いました。


8/7(木)AM8:00 相泊温泉【写真下】
 本当はセセキ温泉に入りたかったのですが、潮の関係で入れないので相泊温泉に入ることにしました。「まえはうぅ〜み〜 うしろぉはぁ〜ハトヤのぉ♪」ってな感じですが、海の方に行くとベニアで仕切られた女湯が丸見えなので要注意です。今回は女湯に誰も居なかったの「デバガメ」にならずに済みました。


AM8:10 瀬石温泉【写真下左】
 「北の国から」で純とトドが入ったことで有名なセセキ温泉です。残念ながら干潮ではなく入ることが出来ませんでした。「はよぉ〜入って来んかぁ〜誰もおまえのチ○ポなど見やせん!」じゃなくて「おまえの服など持っていきやせん!」とトドの物真似で「北の国から」ごっこしたかったなぁ〜
AM8:40 純の番屋【写真上右】
 「北の国から」で純が住んでいた番屋です。ドラマでは目の前がすぐ海だったので移築されたかものかレプリカと思われます。中は飲食店兼土産屋になっており「北の国から」の写真も展示されています。そう言えば富良野の石の家には最初の家のレプリカがありました。


AM10:10 トドワラ【写真下】
 今日は快晴なので開陽台も絶景と思われますが、パスして初めて野付半島にやって来ました。トドワラはトドマツが海水の浸食により枯れて白く風化したもので木の墓場のようです。トドワラを見るにはネイチャーセンター(ネーチャンセンターではない)から30分程歩く必要があります。


AM9:40 ナラワラ【写真下左】
 ナラワラはネイチャーセンターに行く途中の国道950沿いにあります。トドワラとどう違うのかと言えば、どっちも枯れて白く風化した木に違いはないのですが木の種類が違うみたいです。ナラワラはミズナラという木が立ち枯れて出来た風景みたいです。
AM10:50 ネイチャーセンター【写真上右】
 ネイチャーセンターでネーチャンに声掛けられました。珍しく管理人ご指名で、なんと小学校の新任の先生達だそうです。教員研修で来ておりアンケートに協力して欲しいとの事でした。しかし、最近はこんな可愛い先生がいるんだぁ〜 もう一度小学生に戻りたいと思うのは自分だけでしょうか?


PM12:30 根室駅前【写真下左】
 根室駅前で花咲蟹を食う。「なんだ!大将下痢か?」「さっきの蟹に当たったみたいです」「やぁねぇ〜あんなトコでうーんこなんかしてぇ」と「幸福の黄色いハンカチ」の物真似で盛り上がります。花咲蟹は蟹という名ですが、実は蟹ではなくヤドカリの仲間だったりします。
PM1:20 東根室駅【写真上右】
 日本最東端の東根室駅ですが、有人駅の最東端は根室駅になります。根室駅では何故か東根室駅の入場券も販売していました。東根室駅は無人駅なので入場券は必要ないと思うのですが記念切符の代わりといったトコなのでしょう。ちなみに切符は昔ながらの硬券です。



PM2:20 納沙布岬【写真下左】
 日本最東端の納沙布岬です。根室市役所前には右翼の街宣車が並び、納沙布岬に向かう道には北方領土返還の不気味な看板が多数設置されている。納沙布岬から僅か3.7km先は国境で、蟹捕り漁船の船員が銃撃され死亡した事件は記憶に新しい。この地では50年以上経っても戦争が終わっていないことを感じさせる。
PM3:15 落石【写真上右】
 落石は「北の国から」で蛍ちゃんが勤務先の病院の先生(大竹しのぶの旦那)と駆け落ちした場所で、下に見える海岸は庄吉君が会いに来た浜松海岸です。蛍ちゃんと庄吉君が会話した廃船もあるみたいですが、海岸に下りる道がダートの為にパスすることにました。


PM4:15 霧多布岬【写真下左】
 霧多布岬は目の前が断崖絶壁で、近くにはアゼチの岬もある。しかし、地元の人でも初めて来たという位に寂れた場所で観光客もほとんど居ない。かつては多くのライダーや観光客で賑わった北海道も、時代の変化か国道沿いには廃墟と化したドライブインを数多く目にする。
PM4:45 霧多布湿原【写真上右】
 霧多布湿原は釧路湿原、サロベツ原野に続く日本で三番目の大きさを誇る湿原です。国道808号MGロードは霧多布湿原を貫くように通っており、途中には入場無料の霧多布湿原センターもあります。湿原センターには望遠鏡も設置されており野生動物も観察することが出来きます。


8/8(金)AM8:10 釧路湿原【写真下】
 細岡展望台から見た釧路湿原は川が蛇のように曲がりくねっている様子が良く分かります。釧路湿原では動力付の船は禁止されておりカヌーで川を下るツアーが人気のようです。細岡展望台の近くにはサルボ展望台もありこちらもお勧めです。


PM12:00 黄金道路【写真下左】
 襟裳岬に続くこの道を造るにはいくつもの困難を極め、開通するまでに巨額の資金が投入され、まるで黄金を敷き詰めているように大金が掛かったことから黄金道路と呼ばれている。未だに長いトンネル工事をしている箇所もあり、この道路は完成していない。
PM1:00 襟裳岬【写真上右】
 「北のぉぉ〜 街ではぁ〜 もう〜をうをぅ〜♪ かなぁしみをぉ〜 暖炉にぃ〜♪」の森進一の襟裳岬である。しかし前略、森さん、襟裳は春だけじゃなく夏も何も無い夏です。でも思ったより土産屋や観光客も多く意外と活気がありましたよ、襟裳岬!


8/9(土)AM9:40 羊蹄山【写真下】
 今日も朝からピーカンの快晴です。今まで何度も羊蹄山を見ていますが、こんなに綺麗な羊蹄山を見るのは初めてです。今日は道内最終日で、長いようであっという間の一週間でした。駆け足で巡ってきましたが残念ながら今日で北海道ともお別れです。


AM9:10 真狩村【写真下】
 細川たかしの生まれ故郷真狩村です。E氏がトウキビ片手に「北酒場」を歌っています。トウキビは近くの土産屋の調子イイオヤジが「もうトウキビ食べたか〜い これ食べて旨くなかったら精神科行った方がいいよ〜」と言って売りつけていました。「たかしせんべい」と「たかしまんじゅう」も好評発売中!近くには名水「羊蹄山の湧き水」もあります。 


AM11:15 ニセコ【写真下左】
 ニセコにある神仙沼は駐車場から木道を15分ほど歩く必要があります。O氏が正面に山がなかったっけと言っていましたが、前回O氏と来た時は雨で何も見えませんでした。正面に山があるのは東北は奥入瀬渓谷の「睡蓮沼」で確かにこの景色と良く似ています。
PM2:00 洞爺湖付近(写真上右)
 洞爺湖のウィンザーホテル近く草原です。ウィンザーホテルは洞爺湖サミットが開かれたことで有名になり、多くの観光客が訪れるようになりました。今年から無くなったホクレンフラッグですが、洞爺湖のホクレンではサミット限定フラッグを頂きました


PM2:40 オロフレ峠【写真下左】
 洞爺湖から登別に行く途中にあるオロフレ峠です。ここも前回来た時は霧で何も見えませんでした。天気が良いと太平洋まで見えるなんて知りませんでした。今回の北海道ツーリングは天気がいいだけでなく、霧やガスで見られないトコも無くとてもラッキーでした。
PM3:20 登別温泉【写真上右】
 登別カルルスの登別温泉です。そういえば亡くなられた伊丹十三さんがツムラの温泉シリーズの入浴剤のCMで宣伝してたっけ。登別温泉は温泉の効能である美肌効果に吸い寄せられて集まってくるのか、女性の観光客が多いように感じるのですが気のせいでしょうか?


PM6:45 苫小牧港【写真下左】
 商船三井の大洗便が取れずに太平洋フェリーの仙台便です。フェリーターミナルで乗船手続きをしてお土産を買い込んで乗船したらビール片手に甲板で出航を待ちます。夕暮れの甲板はとても寒く北国の短い夏が終わろうとしていることを予感させ、すぐそこまで秋が迫っていることを感じさせます。
8/10(日)AM9:30 仙台港【写真上右】
 サンダルをバイクに忘れ船内で購入することに・・・がっ25.5cmの自分の足が半分しか入らない。しばらく我慢して履きましたが、ネーチャンに文句を言って同値段のレンタル品と交換して貰った。隣に居たおばちゃんも笑っちゃう位ちっちゃなサンダルです。頭にきたのでレンタル用のサンダルは股間にゴシゴシ擦り付けて返してやろうかと思いました。というわけで東北・磐越道を飛ばして帰りPM1:00に市川着となりました。

編集後記

 今回は天候に恵まれたこともあり、一昨年に引き続き2回目の北海道ツーリングを経験したZRXのE氏は、今から来年も行くことを決心してしまう程の入れ込みようで、北のライダーの異名「ホッカイダー」と呼ばれる日もそう遠くは無いと思われる。今回は全行程9日間4000kmにも及ぶロングツーリングの為、とても全てをご紹介することは出来ず、前回の北海道ツーレポでご紹介した場所は割愛させて戴いた。もし前回の北海道ツーレポをご覧になられていない方は是非こちらも参照されることをお勧めする(北海道はでっかいどー前編・後編)。そして今後の北海道ツーリングに役立てて戴ければと思うと共に、行かれない方も北の大地を走る醍醐味を少しでも感じて戴ければ幸いである。











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