‘09 寸又峡ツーリング

 天気が良いので11/7(土)に秋晴れの中、ZRXオーナーでもあるGSX-RのE氏と静岡県の寸又峡まで初めて足を伸ばしてみました。寸又峡の名前は聞くものの距離的には一泊するには物足りなく、日帰りで行くには少し遠いこともあって今まで行く
機会がありませんでした。今回は高速料金の割引もあることから、朝早く出発して日帰りの強行軍にて寸又峡方面を巡ってみる事にしました。だんだん寒くなって遠出のツーリングに行くには辛い季節になってきましたが、静岡方面は気候も温暖で暖かいので寒い時期のツーリングには最適です。


11/7(金)出発 AM5:30
 
金谷駅10:02発のSLを見るために、金谷駅に10:00前に到着できるように余裕を持ってAM5:30にE氏宅に待ち合わせして東名吉田ICを目指します。流石にこの時期のこの時間はまだ日の出前で寒いです。特に御殿場付近はまるで冷蔵庫の中を走っているようでした。
ブルブル おー寒っ!

由比 AM7:40 【画像上】
 
由比付近は東名の中でも海を見ながら走れて最高なんだよねぇ〜! 天気も良いのでこの辺まで来ると随分暖かくなりまた。由比PAは便所と自動販売機しかありませんが、トイレ棟は綺麗に改修されており、屋上の展望台からは富士山の絶景を望むことが出来ました。


大井川 AM8:40 【画像上】
 
吉田ICで高速を降りて大井川沿いに蓬莱橋を目指します。当初は直接金谷駅に向かう予定でしたが、せっかくここまで来たので少し散策して蓬莱橋と富士山静岡空港に寄り道してから金谷駅に行くことにします。そのために少し早めの5時半に出発しました。


蓬莱橋 AM9:00 【画像上】
 蓬莱橋は大井川に掛かる全長897.4mの世界一長い木造橋でギネスブックにも登録されているそうです。通行料は\100ですが残念ながらバイクでは通行出来ない歩道橋です。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と歌われた江戸時代には存在せず明治12(1879)年に架けられたそうで、台風で何度か被災しているもののその度に復旧させているみたいです。


富士山静岡空港 AM9:25 【画像上】
 
立ち木問題で知事が辞職したことで有名な富士山静岡空港です。流石は県内唯一の空港で滑走路脇の公園の東屋はギャラリーで賑わっています。さて・・と、まだ見たこと無いフジドリームエアライン(FDS)でも見学しますかね・・・ってFDSどころかスポットに飛行機が1機も居ないじゃないかっ!なのに何でこんなにギャラリーが居るんだぁ? 飛行機が全く居ない空港程ツマラナイ所はない・・・ここで一句「これでいいのか静岡空港 !」


金谷駅 AM9:45【画像上】
 
金谷駅は大井川鉄道のSLの始発駅でJR東海道本線との乗継駅でもあります。駅はSLの乗客で混雑しており、入場券を購入してSLを見学しようしたら隣の新金谷駅に行くように案内されました。よって速攻でバイクに跨り新金谷駅を目指しますが果たして間に合うのかっ!


新金谷駅 AM10:00 【画像上】
 新金谷駅には駐車場が完備されておりマイカー客はここに車を停めてSLに乗るようで、日帰りだけでなく宿泊駐車も可能なようです。でも駅構内見学のみのバイクでもしっかり駐輪料金\300取られたけどね(苦笑) ちなみに入場券は\150也−で駐輪料金と合わせて\450のSL見学料だす。(by風大左衛門)


C56 AM10:05 【画像上】
 
待望のSLの入線です!って側面に安っぽく735と番号が書かれてて何か格好悪いなぁ〜 ちょっと思い抱いていたイメージと違うんですけど・・・仕方ないけど発車まで見送ると最後尾に電気機関車が連結されてやんのっ!「なんやっ 後押しのチョンボかいなぁ〜」と言ったら駅員がジロっと見てたっけ! って図星じゃんっ!


SLストーカー AM11:15 【画像上】
 「汽車は行く行くあなたは来ない」と遠くに汽笛を聞きながらSLを見送ると、給油を済ませてSLを追撃です。15分程遅れて追撃したにも関わらずなんとか途中で追い付くことが出来ました。しかしなぁ〜「機関車トーマス」に出てくるヘンリーを真似たんだか知らんけど、中途半端にボイラーやバンパーを緑や赤に塗ったくることないのにっ! 所詮は日本の蒸気機関車!色変えたって英国の機関車ヘンリーにはならんと思うけど・・・


千頭駅 AM11:35 【画像上】
 大井川鉄道の終着駅の千頭(せんず)駅に到着です。誰だぁ”せんず”の後ろに”り”を付けてるのはっ! 千頭駅には何故だか近鉄特急の車両も停車しており、どうやら大井川鉄道は同業他社の払い下げ車両で運行している寄せ集め鉄道みたいですなぁ〜


そば処 PM12:00 【画像上】
 取り合えず乗り継ぎの「南アルプスあぷとライン」のトロッコ列車の発車や、次のSL到着まで少し時間があるので駅前の蕎麦屋で腹ごしらえします。管理人は鳥蕎麦\850−を食べましたが、Eさんはここの蕎麦にとても満足したようです。まいう〜(by石ちゃん)


南アルプスあぷとライン PM12:15【画像上】
 この千頭駅から先は大井まで「南アルプスあぷとライン」というトロッコ列車で結ばれています。この「南アルプスあぷとライン」は元々ダムや発電所建設の為の資材運搬用の専用線として建設され、平成6年まで資材輸送を行いその後は旅客列車として運行されています。


C11 PM12:25 【画像上】
 
千頭駅12:30着の第2便のSLを迎撃するために来た道を少し戻ります。川に架かる赤茶けた鉄橋を渡るSLは懐かしい日本の風景を思い出すなぁ〜 ってSLを懐かしむ歳でもないけどね! この景色こそ管理人達が見たかった風景で大井川くんだりまで機関車トーマス・・・じゃなくてヘンリーを見に来た訳じゃありません。


県77 PM12:45 【画像上】
 
寸又峡へ行くには県道77号線の一本道を通らなければなりません。しかぁしっ!この道は道幅が狭く大型車のすれ違いが出来ません。よってバスを通行させるために交互通行しているのですが、その待ち時間の長いこと長いことっ! はっきり言ってメット被って待つのがアホらしい位です。でもモミジは綺麗に紅葉してたけどね・・・


寸又峡 PM1:20 画像上】
 素股峡・・・じゃなくて寸又峡って何があるのか知らずに来てしまったけどホント何も無いのね・・・ これだったら有料のネーチャンの素股峡の方がいいなぁ〜(笑) 観光客はオバちゃんばっかりだしさぁ(苦笑) しかも”夢の吊橋”ってキャッチフレーズは無いだろうにっ!


夢の吊橋 PM1:30 【画像上】
 これが噂の”夢の吊橋”かいなっ! この橋が寸又峡観光の目玉ってトコが凄いなぁ〜 こんなショボい吊橋見る為にここまで来たのかぁ? しかも一方通行で橋の定員は10人なので一周して駐車場に戻るのに1時間半もかかるなんてTMR(Team Metabo Racing)にはシンド過ぎます。何でこんなトコに観光客が沢山来るかなぁ〜???


長島ダム PM3:15 【画像上】
 
長島ダムは2002年に竣工した重力式コンクリートダムで、重力式コンクリートダムとはその名の通りコンクリートの自重で水圧に耐える構造のダムのことです。近くには「南アルプスあぷとライン」の駅もあり、ダム下には吊橋も設けられており間近に迫力ある放水を見ることが出来ます。


井川駅 PM4:00 【画像上】
 
井川駅は「南アルプスあぷとライン」の終着駅です。ところでこの「南アルプスあぷとライン」のトロッコ列車は画像を見ての通りかなり小さくミニチュア鉄道みたいですが、軌道幅はJR在来線と同じ狭軌(1,067mm)だったりします。また、アプトとは急勾配を登る為に線路の間のラックと車両のピニオンの双方のギアで滑らないように駆動を伝える方式のことです。


井川ダム PM4:05 【画像上】
 
井川駅から徒歩5分程度の所にある井川ダムは1957年に完成した重力式中空コンクリートダムだそうで、当時は中部電力初の堤高100m級の最大ダムだったそうな ダムには井川展示館という水力発電の仕組みを展示した施設も併設されているが、今回は時間の関係でパスすることにしました。


富士見峠 PM4:20 【画像上】
 
富士見峠は県52号線にある眺望地点です。標高1,184mの展望台からは早くも雪景色の南アルプス連邦の山並みを見ることができました・・・というのは嘘で曇って何も見えなかったので看板を接写したものです。晴れるとこんな景色が見られるみたいですが峠道はとんでもないウンコ道です。


由比町 PM6:00 【画像上】
 
日が暮れてしまったので三保の松原は諦めて静清バイパスで由比町に行きます。由比町は桜海老が有名で10/26に秋漁が解禁になったばかりです。バイパス沿いの「さくら屋」さんはカウンターしかありませんがとてもリーズナブルな値段でさくら海老を食べさせてくれるお店です。
さくら屋 PM6:00 【画像上】
 
「お勧めは”さくらや定食”[画像上左]だそうで、マグロ刺身・ボイル&生桜海老・かき揚げに蕎麦が付いてご飯お替り自由の\1,280で、管理人はマグロ漬・しらす・ボイル&生桜海老の丼に蕎麦がついた”てんこ盛り丼”[画像上右]\880を頼みます。はっきり言って不漁で高値がついているのにこの値段は儲け無しでは?と思ってしまいます。さくら屋さんご馳走様でした。腹を満たしたところで気合を入れて富士ICから東名に乗って9時過ぎに帰宅となりました。



編集後記

 今回、初めて寸又峡を訪れてみて、寸又峡といえば「金嬉老事件」とSLやトロッコ列車が有名ですが、はっきり言ってコレと言った見所は・・無い・・・SLの終着駅から寸又峡は離れているし、その寸又峡自体も夢の吊橋?位しか見所は無い・・・また、トロッコ列車の終着駅にも井川ダムしかなく、乗り物が面白い割りには見所が少なく拍子抜けしたというのが正直な感想である。まぁ元来この井川線は工事資材の運搬が目的で観光目的の路線ではないので致し方ないのかもしれないが、専ら南アルプスへの登山ルートと考えた方が良いのかもしれない。SLに関して言えば川沿いに走って風情があるものの、距離の割には時間が掛かり観光用にチンタラ走っている感がある。バイクの機動力なら少し無理して飛ばせば簡単に追い付くので、先回りしてSLストーカーするのも面白いかもしれません。でも、その先の寸又峡はあまりお勧めできないけどね・・・(苦笑)















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