南の国から 2009 後編



9/23(水)トトンネルの駅 AM9:30 【画像下】】
 
高千穂峡の近くにあるトンネルの駅です。ここは旧国鉄において九州横断鉄道が計画されていた場所で、工事途中で中断になったトンネルを高千穂町が払い下げを受け、神楽坂酒造が借り受け麦焼酎の貯蔵庫として使用しています。一見するとワイン樽のように見えますが焼酎樽ってところが九州らしいよね(笑)


高千穂峡 AM10:00 【画像下】
 
高千穂峡はこの時間でも駐車場が満車なのでバイクで良かったぁ〜 でも予定していた手漕ぎ(手コキではない)ボートは2時間待ちで却下となりました。もっとボートを増やせば儲かるのだろうけど、狭い渓谷にボートがひしめき合って、きっと芋洗い状態になって風情もへったくれも無くなるから隻数制限しているのだろう・・


通潤橋 AM11:15 【画像下】
 
通潤橋は江戸時代に造られた水路橋だそうです。近くではアマチュア(アマチャンではない)カメラマンと思しき人達が大勢「清子文楽」の撮影会をしていました。文楽とは日本の伝統芸能である操り人形です。誰だっ!腹話術とか言ってる奴は!いこっく堂と一緒にするなっ いっこく堂と!


通潤橋 PM11:30 【画像下】
 
通潤橋は常時放水しているのかと思ったら、いっこく堂(文楽だっちゅうに!)を見ているうちに放水が止まってしまった・・仕方ないので、橋上で自前の放水してやろうかと思いましたが欄干が無いのね・・・チ○コ丸出しで落ちたら格好悪いのであくまでフリだけです(苦笑)


えびの高原 PM2:30 【画像下】
 松橋ICから九州自動車道を南下して霧島へ向かいます。小林ICから霧島スカイラインのワインディングを抜けると不動池があり、その先には「賽の河原」があって青森県は下北半島の恐山に似た風景だなぁ・・と思ったら「賽の河原」とは三途の川の河原のことらしいです・・・よって恐山も「賽の河原」とのこと。


つつじヶ丘 PM3:00 【画像下】
 
つつじヶ丘は霧島山系に広がる遊歩道が整備された公園で、近くにはキャンプ場もあったりします。園内では野生の鹿もいたりして、そこら中に鹿の豆糞が落ちています。でも鹿だったら奈良公園の方が凄いかな・・・北海道の知床にもエゾ鹿がウジャウジャいたりするけどね


樹海トンネルから御池 PM3:30 【画像下】
 つつじヶ丘から県104・480の樹海ロードを抜けて霧島神宮方面に向かいます。樹海ロードは自然の木で囲まれたトンネルの道で太陽が遮られ昼間でも暗いです。時間的に今日は余裕があるので予定には無い御池まで足を伸ばしてみました。正面に高千穂峰を望む綺麗な湖だったけどね。


霧島神宮 PM4:45 【画像下】
 御池からR223を戻って霧島神宮へ行きます。霧島神宮の展望台からは桜島を見ることができて桜島って近いんだなぁ〜と思うと同時に随分遠くまで来たんだなぁと実感します。思えばぁ遠ぉくへ〜♪来たぁも〜んだぁ〜♪(by海援隊) 最後は、定期観光バスの集合写真に紛れて写り本日の観光は終了です!


霧島高原国民休養地 PM8:30 【画像下左】
 本日のキャンプ場の霧島高原国民休養地は温泉(\200)も併設されているオートキャンプ場です。しかし、管理人の体調は絶不調でなんだか熱っぽいです。さっき霧島神宮で定観バスの記念写真に紛れたのがバチ当ったかなぁ〜 という訳でEさんは黒豚を食いたがってましたがコンビニ弁当で済ませて早めの就寝です・・zzz
九州自動車道 AM8:30 【画像上右】
 本日は予定に無い熊本城を見る為にAM5:30に起床して出発の準備をしますが、関東に比べて日の出の時間が遅く外は真っ暗です。その分、夕方は日が長いんだけどね!昨夜はどうなることかと思った体調もなんとか回復してAM7:30前にはキャンプ場を後にして九州自動車道を北上します。途中では変わった自衛隊車両が走っていました。


熊本城 AM9:30 【画像下】
 熊本市内は路面電車が走っている風情のある街です。そういえば路面電車って四国・中国・九州地方に多く残っているってように思うのですが何でですかね?バスも走っているのに少し不思議です。肝心の熊本城はというと時間と入場料の関係もあって外堀からさらりと流して先を急ぎます。


国道266号線 AM10:30 【画像下】
 国道266号線を八代海の綺麗な海を横目に見ながら天草方面へ向かいます。いかにも南国といった景色のご機嫌な道で、左手には静かな内海が広がっています。途中、年老いた漁師がかいを漕いで沖に向かっていたのは風情があったなぁ 老人と海(ヘミングウェイ)のイメージとは違うけどね(笑)


鬼池港 AM12:00 【画像下】
 ここ鬼池港からフェリーに乗り長崎県の島原半島に渡ります。次の船まで1時間近くあるので港近くのお店で昼飯にします。まぁチャンポンと言えば長崎ですが、今回はフェリーで30分隔てた熊本チャンポンということで・・・ボリューム満点のおにぎり付\700で美味しかったですよ!


道の駅みずなし PM2:00【画像下】
 
島原に渡ったらR251沿いに島原方面へ北上し「道の駅みずなし」で休憩します。ここは水無川河口近くにある道の駅で、雲仙岳噴火の影響による土石流により被災した家屋が当時のまま保存されています。天災の恐ろしさを伝える為に被災した自分の家屋を提供するなんて家主の心情を考えると複雑な思いです。


水無川PM3:00【画像下】
 
まゆやまロード沿いにある無料の平成新山ネイチャーセンター(管理人は有料のネーチャンセンターの方が好きだけどね!)を見学した後は、再び水無川方面に戻ります。水無川に沿って上流に上って行くと、火砕流で被災した思われる学校がそのままの状態で残されていました。あの噴火から20年・・・未だに水無川では河川工事が行われています。


仁田峠 PM3:30 【画像下】
 
仁田峠循環道はかつて有料道路であった一方通行の循環道路です。Eさんが一方通行なのを知らない事をいいことに道幅一杯使ってコーナーリングしてみました。案の定Eさんは不思議に思っていたそうです。途中の展望台では普賢岳の迫力ある頂を目の前にすることが出来ます。



雲仙ロープウェイ PM3:45 【画像下】
 
駐車場から妙見岳山頂へは雲仙ロープウェイ(往復\1,220)により約3分で結ばれており、仁田峠駅には記念メダルの機械がありました。これって完璧に昭和の代物だよね!昔は観光地に行くと必ずあったものですが今もあるトコが凄いな・・・どうせ名前を刻印するならドックタグにすればいいのにと思うのは自分だけでしょうか?


妙見岳 PM4:00 【画像下左】
 
妙見岳では四国から来た夫妻と会話します。「千葉から走って来てお尻痛くならない?」と聞かれたので、Eさんが「割れそうに痛いです。最初から割れてるけど」と答えたので、管理人が「九州着いたらケツ四つ位に割れてますよ!」と言ったら爆笑していました。知らない人と会話するのも旅の楽しみだったりします。


雲仙地獄 PM4:45 【画像下左】
 
妙見岳からR57を島原とは逆方向に少し下ると雲仙地獄があります。雲仙地獄は温泉街の一角にあり水蒸気が立ち上り硫黄の臭いが漂っています。歩道は木板で出来ており板の隙間からも水蒸気が立ち上っており、木板の上を歩いているとまるで蒸される温泉饅頭の気分になります。
島原鉄道鉄 PM5:10 【画像上右】
 
画像は島原外港駅に停車する島原鉄道の列車です。島原外港駅は島原鉄道の終着駅でここから諫早までを結んでおり、本日の宿泊地である島原YHが近くにあったりします。(実は後で気付いたんだけどね)今日乗ったフェリーも島鉄フェリーだから島原鉄道グループみたいだけどね!


島原市街 PM5:30 【画像下】
 
夕暮れ時ですがせっかくなので足早に島原市街を巡ります。島原市街には島原城や武家屋敷などがありますが、島原は名水100選にも選ばれる水の都で、綺麗な湧き水が流れる水路に鯉が泳いでいます。でも神田川を見れば分かるけど本当は汚いドブ川でも鯉は棲めるんだけどね(苦笑)


ふなや PM6:30 【画像下】
 
夕食場所を探してバイクで海岸沿いに走っていると怪しげな店を発見!魚屋の隣に食事処の看板がある番屋のような掘っ立て小屋が・・・しかも魚屋のあんちゃんずっとこっち見てるし・・・聞くと居酒屋とのことなので、中に入ってみると廃船を利用したカウンターがいい味出しています。壁にはメグロの写真が掛けられており、オーナーは相当なバイク好きのようです。
ふなや PM7:00 【画像上】
 
流石、魚屋がやってる居酒屋で10種類程のさし盛りにかんぱちのフライ・ぶりカマ・タコから・厚揚げ・茄子焼等6品程頼んでソフトドリンク2杯ずつ飲んで計\4500って安すぎ!(ライダー価格か?)しかも、勘定済ませたら外で大将が待っておりバイク談義に花が咲きます。現在はライラックをレストアしてる旧車フリークだそうです。こんな店が管理人の地元にあったら毎週通うのになぁ〜 島原最高!

島原YH PM8:30 【画像下】
 
今日の宿は島原YH(素泊まり\1,950)です。ユースホステルと言えば金の無い若者が泊まる宿で、夜はミーティングがあったりして男女の出会いの場だったりします。今晩は久々に俺のバットが火を噴くぜっ!(って何か勘違いしているような・・・ちなみにユースはそのような場所ではありません)と期待に胸膨らませて突撃っ〜!
9/24(木)島原YH  AM8:15 【画像上】
 
「千葉から来たおっさん二人組みです。今日は素敵な女性を探しにやって来ました宜しくお願いしまぁ〜す!」なんてフィーリングカップル5対5風の自己紹介まで考えてきたのに、女どころか出張ついでの観光のおっさんしか居ねぇでやんの!やっぱ時代に合わないのかなぁ 体育会系の合宿所のノリだもんなぁ〜(by空振り三振)


諫早干拓堤防道路 AM9:10 【画像下】
 
かつて様々な物議を醸し出した諫早干拓事業における潮受堤防の上に構築された道である。左手には閉鎖された諫早湾を見ながら走れるが、右手は小高い堤防があり有明海を見ることは出来ない。気持ちよく走れる道には違いないが、この事業の紛争を考えると複雑な思いである。
めかりPA AM11:50 【画像上右】
 
Eさんは高速乗って最初の給油SAで早くも首が痛くなったので先行してくれとのことなので、次の給油SAで待ち合わせをすることに!そんなことで一人走行していましたが関門海峡脇の「めかりPA」に寄り道です。しかし関門橋を見ているうちにEさんに抜かれてしまったようで、このことがきっかけにEさんと別々の走行が続くことに・・・


中国自動車道 PM12:45 【画像下左】
 
中国自動車道は交通量が少なく・・・っていうか前後どころか対向車も殆ど走っていないじゃないかっ!高速コーナーが続く道はまるで貸切サーキットのようです。でも、アップダウンが多く調子に乗って飛ばすと燃費が悪くなるんだよね(苦笑) さて・・とEさんと待ち合わせの鹿野SAで給油して昼飯にしましょうかね・・・って・・えっ???
鹿野SA PM1:50 【画像上右】
 何ぃぃぃ〜サービスエリアなのにガソリンスタンドが無いぃぃぃ!(北の国から第1話より)
純:「ガソリンスタンドが無ければ走れませんよぉ!」 五郎:「走れなくなったら押すんです!」 純:「疲れて押せなくなったらどうするのぉ」 五郎:「押せなくなったら寝るんです!」 純:「アチャー」ってSAなのにGS無いのは反則ですよぉ しかも次のSAにも無いなんてナメてます(怒) 結局JAFのお世話になることに・・・


広島県警覆面パト PM3:20 【画像下左】
 
EさんはGSのある安佐SAまで先行しており次の七塚原SAまで進んで貰い、追いつくべく猛チャージするもの前方に後席スモーク貼りの白いセダンが!!並走して確認すると案の定メット被った青い制服の二人組が乗っています。仕方なく追走していると品川ナンバーの商業バンが御用となりました。しかし、先程勢いよく抜いた管理人がゆっくり走っていて疑問に思わないのかねぇ〜?
BT016 PM4:00 【画像上右】
 
行く手を阻む覆面もいなくなり高速コーナーが続く道を○○○kmで飛ばします。でも飛ばすと管理人のZはリッター10kmも走らねぇでやんの!結局七塚原SAまでガスがもたなそうなので、安佐SAで給油してEさんには次の大佐SAに進んで貰い、そこで5時間振りの再会となりました。タイヤはまるでサーキット走行したようになっており、その後は、名神→京滋バイパス→新名神→伊勢湾自動車道→東名と順調に走り午前1時半には自宅到着となりました。



編集後記

 南の国から2009はどうだったでしょうか?本当は連休初日に出発して連休最終日に帰宅する予定でしたが、20数年振りのクラス会の予定が入ってしまい、出発日を遅らせた為に渋滞に合うことも殆どありませんでした。(GWはえらい目に合った・・)しかし、土曜日には子供の運動会があるのでそれまでに帰る必要が・・・しかし前日(平日の金曜)に帰るとETC割引が利かないっ!ということで東京ICを午前零時過ぎに通過するという苦肉の策です。そんなピンポイントの計画でしたが雨に降られることもなく無事九州ツーリングを終えることが出来ました。しかし、島原の居酒屋「ふなや」は良かったなぁ〜 また行きたいけど居酒屋目当てに1,300kmは走れないしなぁ 関東からは早くて安いフェリー航路も無いしなぁ・・・って結局九州の一番の思い出は居酒屋かいっ!ということで初めての九州ツーリングで九州の良さをお伝え出来なくてスミマセン。















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