‘08 熊野路道中記

 GWの連休を利用して管理人とZRXのE氏・NINJAのO氏で紀伊半島ツーリングに行ってきました。紀伊半島には世界遺産にも登録された熊野古道をはじめ南紀白浜や那智の滝など見所満載で、管理人にとっては昨年の怪我から一年振りの復活ロングツーリングとなりました。果たして今回はどんなツーリングになることやら・・・


5/3(土)AM5:00 足柄SA【写真下左】
 ETCの早朝割引の恩恵を受けるために東京ICのAM4:00通過を目指し雨の首都高をひた走る・・・が、3号線が事故渋滞!しかもJAF車にブロックされスリ抜けが出来ないっ!なんとかパスして用賀から全開ぎりぎりセーフです。ふぅ〜ヤバかった〜
AM7:50 浜名湖SA【写真上右】
 雨の東名高速を西へ向かうが、結局青空を拝めたのは伊勢湾自動車道に入ってからだった。その後、名阪国道で天理ICを目指すが、まるで高速道路のようでとても快適な走行が出来る反面覆面パトには要注意です。一瞬抜きかけるがO氏発見により無事セーフ!


PM12:00 石舞台古墳【写真左】
 
奈良県明日香村にある石舞台古墳は7世紀初頭に巨石で作られた玄室である。なんか小学生の時に社会の教科書で見たような気もするが、なんせ30年も前のことなので定かでない・・・?!今度セガレの教科書でも見てみるか・・・
PM12:00 玄室【写真上】
 玄室の内部も見学出来るようになっている。どのようにしてこんな巨石を積み上げたのか土木技師であるO氏は興味津々である。他にも飛鳥地方には数多くの古墳が残るが、あまりに巨大で真近で観ても形状が分からなそうなのでパスさせて貰った。


PM3:00 谷瀬の吊橋【写真下左】
 日本一の吊橋だそうである。この橋は一方通行で対岸からの帰りはシャトルバスで帰ってくるシステムになっている。普段は通学路にも使用されているそうだが毎日この橋で通学するのは大変である・・って言うかうちの子供にゃ絶対無理だ!


国道168号【写真下】 
 熊野本宮大社に向けて山の中のコーナーをこんな感じでクリヤーしていく。国道168号は道幅の狭いところもあるがGWの割には交通量が少なめでワインディングを楽しむことが出来る。


PM4:30 熊野本宮大社【写真下】
 熊野本宮大社と言えば八咫烏が有名であるが、八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークに用いられており、日本代表のチームの紋章にもなっている。境内では日本代表チームの紋章と同じデザインのサッカーお守りなるものも売られている。


PM4:45 社殿【写真下】
 社殿は三棟から成り立っており、第一殿・第二殿が相殿のため大きいですが中央の第三殿に主神を祀っており本社だそうです。知らなかったので一番大きな相殿でお参りしてしまいました。なんだか「舌切り雀」で大きなつづらを選んだおばあさんみたいです・・・


PM6:45 熊野瀬温泉キャンプ場【写真下】
 今晩の食事はバーベキューです。手早く設営を済ませて買い出しに行こうとすると、綺麗なお姉さん(若妻?)が牛肉と手羽先、エリンギや焼肉のたれ、挙句の果てには炭まで差し入れしてくれました。よってお約束のお姉さんとの記念撮影です。


PM7:15 宴会【写真下】
 貰った食材で豪華な宴会です。今までキャンプしていてこんな事は初めてです。やはりガラの悪さが原因か、それとも関西人特有のノリの良さのせいか?そう言えばいつも話し掛けられるのはO氏のような気が・・・そんな管理人ですが実は意外に固い職業だったりします。


PM9:00 露天風呂【写真下左】
 熊野瀬温泉キャンプ場は民宿も兼ねており風呂は24時間入浴可能である。しかし、お湯がめちゃめちゃ熱くまるで「熱湯コマーシャル」状態です。隣の女湯からも先程のお姉さんらしき「めっちゃ熱い」との悲鳴が聞こえてきます。


5/4(日)AM8:30 熊野古道【写真下】
 熊野古道は世界遺産に登録されているが、道だけに場所はすべて線でありどこが見所といったポイントが無い。バイクで走っていてもそこら中に熊野古道との看板だらけである。しかし、せっかく来たので少し歩いてみることにしました。


AM10:00 とれとれ市場【写真下】
 白浜の「とれてとれ市場」にて今晩のバーベキュー用の買い出しをする。中ではマグロの解体ショーもやっており活気に満ちている。買った食材は発泡スチロールに氷を入れて詰めてくれるのでO氏のニンジャは即席クール宅急便となる。


AM10:50 白浜海岸【写真下】
 白浜とはよく言ったもので、文字の通り砂が真っ白でどっかの名前だけの白浜とは大違いです。この砂の白さはハワイや沖縄以上ではないかと思います。また砂が白いだけでなく水の透明度も高く湾になっているので波も無く海水浴に最適です。


AM11:10 千畳敷【写真下左】
 白浜近くの千畳敷は、雰囲気がハワイはオアフ島のハナウマ湾近くのハロナ潮吹き岩付近の景色に似ている。しかし、この岩は軟らかいので簡単に落書きが出来るらしく、そこら中に無数の落書きがされているのにはちょっと幻滅した。
国道42号【写真上右】
 国道42号線を潮岬に向けて南下する。晴天の中いかにも南国らしい海岸通りを流すのはとても気持ちいい。しかし、管理人のMKUが昨日からのガス欠のような症状が再発・・・燃料コックが原因か?コックをPRIにしたりしてみるが今一すっきりとしない。


PM12:40 潮岬【写真下】
 本州最南端の潮岬である。この灯台は海上保安庁第5管区の管轄らしく、受付にて拝観料を払らって見学する。今日は快晴なので青い空と海に真っ白な灯台が美しく、灯台の上に登ると遥か彼方の海や海岸線まで見渡すことが出来る。


PM1:40 橋杭岩【写真下】
 串本の橋杭岩にて食事をする。橋杭岩は大小40もの岩が連続してそり立っており、橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれていて、国の天然記念物にも指定されている。丁度干潮だったようで弁天島付近まで歩いて行くことが出来た。


PM3:00 那智の滝【写真下】
 那智の滝は日本三名瀑の一つで真下から観ることも出来るが、どちらかと言うと三重の塔との景色の方が有名である。ただしこの景色を観る為にはかなり階段を登らなければならず、バイクに乗れば水を得た魚のメタボレーシングにはかなり辛い。


PM3:45 那智熊野大社【写真下】
 ここにも八咫烏が・・・八咫烏とは日本神話にも登場する3本足のカラスで、熊野三山においては神使として信仰されている。そう言えばどっかのバイクチームのシンボルマークにもなっていたような気がするが・・・ヤタガラス。


PM9:15 宴会【写真下】
 とれとれ市場で購入した食材で海鮮バーベキューです。昨日は肉だったので飽きないように今日は海鮮にしました。魚が無いのが少し残念ですが、昨日に引き続きかなり豪勢な宴会です。特にサザエの壺焼は最高!で、これでまたメタボレーシングまっしぐらです。


5/5(月)AM6:00 古里キャンプ場【写真下】
 昨夕に満タンにも関わらずガス欠症状が出たMKUを修理するため早起きをする。負圧ホースのエアー漏れもなくコックから燃料は供給されている・・・となると原因は燃料フィルターしかない!ということで水道の蛇口でフィルターを逆洗して完了。


AM10:00 伊勢神宮【写真下】
 今日は朝からの雨が止みそうにないので最短ルートで伊勢神宮へ向かう。まずは外宮から観るが雰囲気としては明治神宮に似ている。静かな外宮に比べ内宮はどっから湧いてきたのかと思う程の人の波で、初詣かと勘違いする程であった。


AM10:45 内宮参道【写真下】
 参道は活気に満ちていて裏路地も含めて古い町並みが形成されており、散策するのはとても楽しい。そんな中で一時期世間を賑わせたあのお店を発見!「お土産に賞味期限の切れた赤福でも買って帰るかぁ〜」と悪たれをついて買って帰る。


PM12:45 鳥羽フェリー乗り場【写真下】
 鳥羽からフェリーにて伊勢湾をショートカットして伊良湖へ渡る。時間と料金を考えると高速道路と大差無いかもしれないが、雨の中を渋滞している高速道路を走るより、確実に1時間休憩出来るので雨天走行の疲労回復には丁度良い。


PM6:30 足柄SA【写真右】
 伊良湖から浜名バイパスを経由して浜松西ICより東名高速に乗る。途中20km程度の渋滞箇所もありましたが無事足柄SAに到着・・・がMKUのウィンカーリレーが死にました。その後、給油を済ませて市川までいっき走りでPM9:00前に自宅到着となりました。


編集後記

 今回は初めての紀伊半島ツーリングでしたが、和歌山方面はGWの割には道が空いており見所も多く楽しめる内容でした。今回は週間天気予報に反して初日と最終日に雨に降られて寒暖の差が大きかったのですが、天気が良ければ気候的にも今の時期は丁度良いのではと思います。関東近郊からだと2泊3日の日程で丁度良いので、機会があれば一度訪れてみてはどうでしょうか。
 また、昨年の転倒骨折により1年間MKUに乗れませんでしたが、まだ少し足が痛むものの無事復活することが出来ました。入院中には沢山の方々にお見舞いに来ていただき有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。






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